ハリー・ポッターと空から降ってきた女の子 作:にゃんこ(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎
グリフィンドールの談話室は静まり返っている。
談話室にはリンとハリーとロン、3人だけ。
3人ともソファーに腰掛けている。最もリンは眠り続けているが。
クィレルの部屋からここまではロンがリンをおんぶして連れてきた。
「ふぅ、やっと落ち着いたぜ。」
「リンがそんなに重かったの?」
「うん。米俵のようだね。米俵なんて持ったことないけど。」
「君ってたまにマイナーな知識を披露する時があるよね。」
「なんてったってあんなに兄がいるんだぜ。あっ、そういや君のためにアクシオを練習してた時にさ、パーシーとフレッドとジョージのパンツを練習として呼び寄せたんだよ。」
「君の性癖は僕が思っていた以上に特殊だね。」
「いや、面白半分だから?!」
「あと、僕がすごい気になることはね、そのパンツってご本人様が履いてたのを呼び寄せられたのかな?それとも、タンスの中にある洗濯されて畳まれたものが呼び寄せられたのかな?」
「僕…いままで後者だとおもってたんだけど。」
「…」
「…」
「誰がなんのパンツ履いてるのか分かるの?」
「ママに罰として家族全員の洗濯をやらされたことがあるから分かるよ。黒地にに鍋の刺繍が施されているのがパーシー。白と黒のしましまがフレッド。白のフリルがついてるのがジョージ。」
「誰が得するの?!」
「君が得するのかと思って。」
「ふざけた話はこれまでにしよう。」
「それもそうだね。」
「今日の事件。僕とリンはクィレルに攫われたということだよね。」
「今日じゃなくて、もう昨日だよ。」
「そうなのか。では、どうやって対処した方がいいと思う?」
ロンは自分の赤毛を手ぐしでときはじめた。
「ない。先生達は僕達のことを信じないだろう。」
「同感だよ。クィレルはターバン巻きののにんにく頭だが、教員のため最低限の信頼があるのさ。それに…リンが言うに、そいつはヴォルデモートなのだそうだ。」
「ひぇ?!そりゃたまげた。」
「僕は…信じられないんだ。クィレルがヴォルデモートだなんて。」
「僕も。」
男子寮の階段からドタドタ音が聞こえてきた。
やがてパーシーが倒れるかのように談話室に入ってきた。
「ロン?!探したぞこのバカ!」
「げ?!」
続けて双子も談話室にとびこんできた。
「「俺たちのパンツどこへやったーー!」」
ロンはパーシーに思いっきり頬をひっぱられた。
「や、やぁ、お、お兄様方!!」
「なにがお兄様方だ!君もノーパンにしてやる!」
「ご、ご勘弁を!ハリー!見てないで助けて!」
「原作の主人公である僕が下着泥棒に助ける義理なし。」
「何言ってるのー!」
「あと、パーシー。」
「なんだいハリー。」
「君はノーパンのままいまここにいるのかい?」
「そうだとも。」
「普通パンツ履いてから駆けつけるよね。」
「「安心してください。(俺たちフレッドとジョージは)履いてますよ。」」
「ロンよ。パンツはどこに置いといたんだい?」
「あ、自分の領域にあるのが嫌だったからハリーのベッドにおいといた。」
ハリーはソファーから飛び起きた。
「今夜は君のベッドで寝るから君は罰として僕のベッドで寝てくれ!」
「もう夜が明けるよ?今寝たら遅刻しちゃうよ!」
「寝不足はお肌に悪いってリンが言ってた!」
談話室から出て自室へ向かったら、本当にパンツ3つが自分のベッドに置かれていた。
3人が自分のを持って各自ベッドに戻った。
「正直いま寝るのはもう気が進まない。一緒にオールしようぜ。」
「いえーい。」
自分たちの部屋だとルームメイトが起きてまうかもしれないから、談話室でチェスをした。
リンが起きるまでそうしていた。
夏休みの宿題が終わらないがなんかこういう時に限って小説を投稿している。