テニスのお弟子様   作:テニス歴0年 HORIO

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11・ランキング戦 開始 と 動きだす闇

 ー 校内ランキング戦 ー

 

 それは毎月 2・3年生 全員を4ブロックに分けてリーグ戦を行い、各ブロックの上位2名 計8名がレギュラーとして 各種大会への切符を手にする 戦いである

 

 だが 今回のランキング戦はかつてない空気につつまれていた…一人の1年生の参加によって

 

ーーーーー

 

シュタンッ

 

 相手のコートに俺のスマッシュが綺麗に決まる

 

「おおーっ いったぁー!!」

 

 応援に来てくれている堀尾君とカツオが 俺以上に勝利を喜んでくれる

 

 「ゲームセット ウォンバイ達宮 6 - 0」

 

 審判のコールの後に二人が駆け寄ってくる、同じ1年の俺が頑張ってるのがうれしいんだろうな

 

 「スゲェ!2連勝じゃん、やったな達宮!」

 

 「お疲れ様 達宮君 昼食の後今日は残り一試合…レギュラーの海堂先輩とだよ」

 

 カツオ君がDブロックの表を俺に見せながら言ってくる、一方堀尾君は…

 

「3年のレギュラーには無理かもしれないけど2年のレギュラーなら勝てたりしてな」

 

 幸い今は周りに人がいなかったけど 、やめてくれ 堀尾君…先輩に睨まれる発言はもう駄目ゼッタイ、ランキング戦に名前の書かれた 俺は もう普通の可愛い後輩に戻るつもりだ

 

 試合結果を報告するため 各ブロックの表が書かれている受付に足を運ぶ、今担当してるのは大石先輩だった

 

 「Dブロック 達宮 将人 6-0 で勝ちました」

 

 その言葉を聞いて Dブロックの表に6-0という文字が書かれる

 

 「よし OK、次の試合は昼食休憩の後だ、頑張れ応援してるよ」

 

 まさかの大石先輩の応援してるよ の言葉にテンションが上がる、ちょろい?違うピュアなんだよ俺!

 

 「ありがとうございます、俺 頑張ります」

 

 ーーーーー

 

 昼食休憩をしている最中も堀尾君のマシンガントークは止まらない

 

「ランキング戦に達宮が入ってる時はビックリしたけど 、2連勝ってのもビックリだよな」

 

 ただ食べながらはやめて欲しい、ご飯粒がマシンガンのように口から飛び出してくる…

 

「堀尾君…メシ食うかしゃべるかどっちかにしようか」

 

 俺の注意を受けた堀尾君は箸を置く…あー しゃべるのね

 

「でもよー1年の達宮がレギュラーを取れたりしたら、テニス歴2年の俺にだってチャンスが…」

 

 食うよりしゃべるを優先した堀尾君の自分語りは止まら

 

「あー ないない」

 

 カツオ君の声もきっと聞こえて無いんだろう

 

 

 

「いた! 達宮君ー」

 

 昼食を食べてた俺たちに向かってカチロー君が走って近づいてくる

 

「ん?、カチロー君どうしたその目?」

 

 赤く腫れ上がったような右目付近…あー思い出したそう言えば原作で海堂先輩にぶつけられたやつだっけか?

 

「気にしないで、ちょっとがんばりすぎてボールが…そんな事より、撮ってきたよ達宮君の次の対戦相手…海堂先輩の試合」

 

 右手に持ってるビデオカメラを俺に見せてくる、俺の為に…カチロー君 めっちゃいい子

 

「でかしたじゃん、達宮の試合と重なってたから見逃しちゃったもんな」

 

 そう言って堀尾君も覗き込む…そう言えばリョーマ君はこの映像無視してたよね、こんな好意 無下にする事は俺には無理、内容は原作でほぼ知っているがの撮った映像をありがたく見せてもらう

 

「…何だこれ…こんなの見たことないぜ!?」

 

「このプレースタイルから海堂先輩は「マムシ」って呼ばれてるんだって」

 

 一通りプレーを見た頃 カメラに映る海堂先輩がこちらを睨んでくる… あー… バシッ

どうやらこのタイミングでカチロー君は顔にテニスボールをぶつけられたたようだ…

 

「やばいよ 達宮、やっぱり1年がレギュラーなんて 無理かも…」

 

 さっきまで調子に乗ってた堀尾君が動揺している、そんな堀尾君を余所に

 

 「さーて、メシ食ったしアップしてくる、カチロー君 映像ありがとう 、お礼は試合でね」

 

 そう言って俺は何事も無かったかのように 試合前のアップの為コートに向かう俺、可愛い後輩はもう少しお預けかな? 顔面にテニスボールって痛いんだよ 海堂 先輩

 

 ーーーーー

 

「大石、交替するからメシ行っていいよ」

 

 試合を終えて来た 乾が記録係の交替を告げる

 

 「乾、どうだい?試合の調子は」

 

 ある程度の結果を予測しながら俺は乾が書き込んでいるDブロックの対戦表の目をやる 6-0 、 予想通りだ 危なげ無い試合したんだろう

 

「ああ、ほぼイメージ通りに勝てているよ、でもあの1年予想以上にやるな まだ1ゲームも落としてない」

 

 乾が言っているのは達宮の事だろう2試合とも6-0、彼のおかげでランキング戦や部活全体に緊張感がでて副部長としてはありがたい限りだ でも…

 

「乾と同じDブロックだったな、 あの子も かわいそうに…」

 

 乾の持っているノートを見ながら自然とその言葉が出てくる、乾もその視線に気づいたのかそっとノートを近づけてくる

 

  「おっと そのノートあんまり近づけないでくれ 苦手でね」

 

 ほんとに苦手だから やめて欲しい

 

「ふふ…でも俺よりも前に やっかいな相手の試合があるだろう 、かわいそうに 」

 

 「…ケンカ売ってんスか…先輩」

 

 近くにある木の影から声が聞こえ目線を向ける…そうかDブロックには海堂もいるんだったな…もうすぐ二人の試合か…かわいそうに

 

 

 

 ーーーーー

 

 

 殺人拳 と 活人拳。

 

 決して相いれないこの2つの武術思想は長い歴史の中で常にせめぎあってきた、 殺人拳こそが真の武術たる証明をするには、活人拳を象徴する梁山泊を滅ぼす意外の方法は無い

 

 (水)「見事にグレーゾーンじゃな」

 

 (炎)「ええ、彼は梁山泊の弟子でありながら武術家ではなく スポーツマン…」

 

 (王)「カカカ そんな児戯をしとるワッパの事などほっておけばいいわいの」

 

 画面に映される9つの顔、一影九拳のメンバーが協調性の欠片も無く言葉を交わしている、今回の議題「梁山泊の二人目の弟子」について

 

 (流)「 闇の 目的の一つ 、次世代を担う 梁山泊 最強の弟子を 私達いずれかの闇の弟子(YOMI)が倒し 殺人拳が真の武術だと証明する事…武術家 意外が相手となると殺人拳の品位を下げる…予定通りYOMIのターゲットは白浜兼一のみ、それで皆さんよろしいですか?」

 

 反対意見も出ずにこの議題は早々と終了した

 

 (鋼)「アーッハッハ、流石は無敵超人 ここまで考えてあんな形で弟子をとるとは もはや笑うしかないな」

 

 (水)「じゃが あやつの考え通り事を運ぶのも癪じゃな」

 

 (無) 「うむ、そう言えば 妖拳の女宿 殿は無敵超人 殿と因縁があるのでしたな」

 

 (流)「幸い “久遠の落日”まで時間はあります、どうでしょう 、闇の弟子育成能力と梁山泊の弟子育成能力 、テニスというモノであれ 比べてみるのも一興かと…」

 

 暇をもて余した闇の達人達の暇潰し…この暇潰しが今年の全国大会に一波乱起こすことになる

 

 

 

 

 




暇をもて余した神々(達人)の遊び!

お気に入り1400越え本当にありがとうございます。
感想等もいただき大変嬉しいです。これからも皆様のご期待に少しでも答えれるようにゆっくり頑張っていきます(*´ー`*)。
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