ーー地区予選試合会場ーー
地区予選→都大会→関東 そして 全国 ー
1年に一回きりの全国大会への道を目指し各校の選手が集結した
「おい…来たぞ」 「いよいよおでましか」
第一シードである彼らは 主役は遅れてやってくる と言わんばかりに青と白のジャージを着たメンバーが受け付けに堂々とその姿を現す
「青春学園中等部レギュラー八名の受け付けをお願いします」
「青学だ…」「今年も強そうだなぁ…」「キャー手塚さーん」
登場のみでこの注目度…手塚部長含めレギュラー達のオーラが半端ない、そんな中
「なんだ…あのチビレギュラーのジャージ着てるぞ」「あの身長どうみても1年じゃねーか!」「あんなちっちゃい子使うとか余裕だね青学は…」
ーーーーー
聞こえてます…ちっちゃいだのチビだの ミジンコだのって1つだけ言っておく俺は中1の平均な身長だ!周りがでかいだけ、あと桃ちゃん先輩笑わないで
「はは そう睨むなって達宮、お前のペアみたいに常時そんな顔になんのも嫌だろ」
「…チッ」
「おーこわいこわい」
地区大会はじめにあたる対戦相手「玉林中」原作のテニスの王子様ではリョーマ君と桃ちゃん先輩がダブルスを組み「阿吽戦法」や「二人シングルス」をやっていた記憶がある…なんでこうなったし…
先程乾先輩に渡された登録オーダーの紙に目をやる
ダブルスNO.2
・海堂 薫 (2年)
・達宮 将人 (1年)
ダブルスNO.1
・大石 秀一郎(3年)
・菊丸 英二 (3年)
シングルスNO.3
・桃城 武(2年)
シングルスNO.2
・河村 隆(3年)
シングルスNO.1
・不二 周助(3年)
はじめはなんで?ってなったけどよく考えると原因が見えてくる…
ちょっと前の話だが桃ちゃん先輩とハンバーガーを食べに行ったことがある、そこまでは多分原作通り…その後に別れてしまい、俺が梁山泊に修行しに行ってしまった為 玉林のダブルス ペアと会わなかった→つまりフラグが立ってないって事だろう
このオーダー表…手塚部長が出ないのは知ってた、秋雨先生が完全治療を施すって言ってたし、フラグ立ててないから桃ちゃん先輩とのダブルスが無いのも納得しよう…でもなんで海堂先輩…
「…頑張りマショウネ海堂先輩…ははは」
「…チッ」
俺の悩みを聞いてくださいダブルスのパートナーの返事の七割が舌打ちです(´・ω・`)
ーーSide 乾ーー
「達宮と海堂先輩がダブルス!?」
オーダー表を応援席に持ち帰って、応援の部員達に見せたら1年生の3人含め殆どの部員が驚いた、正直この采配は俺でも驚いた
「竜崎先生も直前まで悩んでいたそうだが、達宮のダブルスの実践投入と海堂の成長を考えてだそうだ…」
まあ実際達宮のダブルス適正は悪くない、海堂のヤツも達宮を意識してスタミナ技術共に急成長をしている…しかしそれをダブルスで混ぜるとなると…
チラリとダブルスのコートに目を向ける、隣にいるゴールデンペアとの対比が面白い
「英二」と大石が菊丸の名前を呼んだだけでそれを察してタオルを渡したり何も言わずにドリンクを渡してとさすがと言ったところだ
一方
「…海堂先輩よかったらこれどうぞ」
「…おう」
「海堂先輩、た タオルを持ってきますね」
「…」
「海堂先輩、これ修行場所の人が作ってくれたレモンの蜂蜜付けなんですが…」
「…チッ」
ボスとそのパシりみたいな関係性だな…テニス中にはあんなに挑発的になれるのに普段はかなり気が小さいようだ、いいデータが取れた
若干の心配はあるが達宮は試合になると肝が座る…大丈夫だろう
そろそろ試合が始まるな
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「ーシングルス 1、青学 不二、玉林 鈴木 以上 、5試合中3勝した方が勝ち進めます、なおこの試合は青学が初戦の為決着がついても5試合すべて行います」
審判による説明がおわりようやく試合が始まろうとしていたネット越しに対峙する玉林のペア、布川と泉
「よかったゴールデンペアじゃないようだ、しかも見てみろよチビの方 舎弟みたいにペコペコしてやがる試合にビビってるんじゃねーのか」
「言ってやるなよ、ダッセー猫のテニスバック持ってたぜ心も お子様なんだよきっと、でも手塚を温存してあんなちっこいのを出すなんて顧問も判断ミスだな」
………だから聞こえてるっつうの誰が豆粒ドチビだ!しかもテニスバックダサいって言ったな長老に殴られろマジで…
「海堂先輩1つお願いが…」
「…」
「あのヘラヘラした顔…全力で叩き潰しましょうね」
「…あたりまえだ」
青学テニス部全国大会へ向けての第一歩が踏み出される
お気に入り、感想等ありがとうございます大変嬉しいです。これからも皆様のご期待に少しでも答えれるようにゆっくり頑張っていきます(*´ー`*)
※次回投稿は7/16です、筆が遅くて申し訳ありません(´・ω・`)