テニスのお弟子様   作:テニス歴0年 HORIO

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19・守りたい その身体

 

「えっ!? シードの柿ノ木中が負けた?」

 

 掲示板を見に言った部員からの報告に青学のメンバー達が驚いている

 

「まさか?都大会出場候補だぜ?」

 

 原作マンガを読んでいる俺はむしろ柿ノ木中を知らない…シード校なんだな って言う前情報くらいだ

 

「で決勝はどこになった?」

 

「不動峰中 ノーシードです」

 

 はい…知ってました、俺 不動峰のメンバー大好きです…いいよねなんかあの「下克上」感…氷帝の日吉さんより似合ってると思う

 

「不動峰中?昨年の新人戦前に暴力事件で出場を辞退したあの?」

 

「オレあそこの顧問キライ…エラそうで」

 

 俺はポーカーフェースを維持したまま原作マンガを思い出す…暴力事件のサイドストーリー…あの時は読んでて不動峰を応援したくなったな~

 

 

「試合を見てきたがまったくの別物だったよ」

 

「選手は全員新レギュラー、部長意外はすべて2年生 顧問も変わったらしい、鍵を握るのは実質的に監督も兼任している部長の橘と言う男だな…」

 

 実は九州で凄い人物なんですよ~と言える訳もなくポーカーフェースをキープする…

 

 そんな感じで頑張って顔の形をキープするなかMr.堀尾がまたいつもみたいな発言をする…

 

「でも青学ならそんな新参者余裕ッスよ! ブッチギリで優勝ッス」

 

 発言の直後 ザッザッザッっと地面を踏み鳴らし現れる不動峰のメンバー…さすがMr.堀尾タイミングが完璧だ

 

「わわっ!不っ…不動峰!」

 

 のけぞるくらい驚く堀尾君…そんなにビビるんなら始めから言わなきゃいいのに…

 

「おいでなすった みてーだな」

 

 不動峰のメンバーの中から部長の橘さんが前に出てうちの手塚部長と対峙する

 

「手塚だな…俺は不動峰の部長 橘だ!、いい試合をしよう」

 

「ああ」

 

 少しの沈黙のあと部長同士の握手…落ち着いた二人の内なる闘志…絵になるな、でもあえてそこに俺はツッコミたい、本当にあなた方は中学生ですかと…

 

「ふはー…ビックリした、一触即発かと思った…」

 

「2人共 落ち着いた大人(中学生)だから大丈夫だよ」

 

 堀尾君の問いに何気無く答える俺…

 

「二人?達宮…手塚はともかく不動峰の橘を知ってるのか?」

 

 乾先輩…そこは気にしない方向でお願いします…原作知識なんですよ…

 

「…そこはなんとなく雰囲気で…」

 

「ん?そうか…何かのデータになると思ったんだが」

 

 実際は原作知識(データ)の宝庫なんですけどね…俺自身どこまで言って良いのかがわからない…慎重に考えていこうと思う

 

 ーーーーー

 

 不動峰の選手達と別れたあと青学のメンバーは顧問の竜崎先生の前に集まっていた、いよいよ決勝戦のオーダーの発表だ

 

「いいかい決勝の不動峰戦今までと同じと思うんじゃないよ、優勝候補の柿ノ木中を全く寄せ付けなかった程のチームだからね」

 

「「「はい」」」

 

「じゃあ 決勝のオーダー!」

「ダブルス2 河村 達宮 先手必勝かましてきな!」

「ダブルス1 大石 菊丸 しっかり頼むよ」

「シングルス 3 桃城 暴れておいで」

「シングルス 2 不二 期待してるよ」

「そして、シングルス1 手塚!」

 

 「さあ お前達行っておいで!」

 

 ーーーーー

 

 「ダブルスよろしくお願いしますタカ先輩」

 

 「みんなみたいにタカさんでいいよ」

 

 笑顔で答えてくれるタカさんこと河村隆先輩 、ついでに普段はこんな感じで温厚で大人しい人柄だが、テニスラケットを持つと人格が豹変し、バーニング!とか叫ぶ豪快でアグレッシブなキャラになる人だ

 

 一番記憶(原作知識)にある試合は氷帝の樺地戦と四天宝寺の石田銀との試合、正攻法では太刀打ちできない格上の相手と対決するタカさん、そんな相手との試合で負けない為に彼が取った戦法は「自分より先に相手の腕を壊して試合続行不可能にする」というものであった

 

樺地戦では波動球の撃ち合いに持ち込み、互いに試合続行不可能の引き分けに持ち込むという成果を残し、

  銀戦では108式まである波動球と相手の波動球無効化能力によってフルボッコ(大怪我)にされるも、最後の執念で放った一球で銀の腕を折り逆転勝利を収めている、いや~あの試合は胸アツだったな~

 

誰よりも仲間がいる青学が勝つことに執念を燃やしており、その為なら自分を犠牲にしてでも青学に勝利をもたらそうとしている尊敬出来る人なのだ…

 

 だがしかし…ここは現実…マンガ越しに見ていたから胸アツなのであって目の前で見るとなると話は変わる…

 

 こんなにいい人が血塗れになって良いわけがない、殺人寿司屋なんて呼ばれて良いわけがない

 

 俺だって梁山泊で変われたんだ、きっとタカさんには別の成長の仕方があるはずだ、純粋なパワーテニスで四天宝寺の石田銀との試合してほしい

 

 最初に彼の歯車が狂ったのはこの不動峰戦の諸刃の剣…「波動球」からだ

 

だから俺はタカさんを守る!!

 

 「タカさん…頑張りましょうね」

 

 「?…うん よろしくね 達宮」

 

 

 決勝戦、Vs不動峰の幕が上がる

 




・(大怪我) 肋骨3本にヒビ、大腿骨損傷、踵骨損傷、頚部挫傷、右足首の捻挫…etc.…信じられるか…これテニスの試合で出来た怪我なんだぜΣ(゜Д゜)
・タカさん改造計画実行します、今後どんな成長をとげるのかはお楽しみに、原作のタカさんも大好きなんですがタカさん改造はこの小説を書いた時から決めてました…自己犠牲の胸アツなタカさんは偉大な原作「テニスの王子様」でお楽しみください
・お気に入り2000超え、そしてたくさんの感想等ありがとうございます大変嬉しいです。これからも皆様のご期待に少しでも答えれるようにゆっくり頑張っていきます(*´ー`*)
・次回投稿は8/13になります鈍筆で申し訳ありません(´・ω・`)

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