テニスのお弟子様   作:テニス歴0年 HORIO

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23 ギアの入る音

「桃ちゃん先輩…お疲れ様です」

 

 

 コートの真ん中にいつまでも大の字になり寝転がって空を見ている桃ちゃん先輩、それを回収してこいと手塚部長に言われ俺がコートへと派遣されてきた

 

「おう…達宮か…」

 

 同学年相手に負けたのがショックなのか元気が無いし、極度の集中の反動なのか反応も鈍い、かなり落ち込んでる様子だ…よし発破をかけるか

 

 

 「次の試合始まるんで向こう行きますよ、よっこらせっと」

 

 

 桃ちゃん先輩を軽々と お姫様抱っこ してベンチ後ろの方に向かって運び始める

 

「ッやめろ達宮、流石にハズかしいっての」

 

 反応が鈍く元気が無くても羞恥心はあったみたいだ、疲れきった体をじたばたさせて降りようともがく

 

 「なんだ…まだ元気あるみたいじゃないですか、根性とスタミナ足りて無いんじゃないですか?海堂先輩に笑われますよ」

 

 そっと海堂先輩の方に目線を向け確認…聞こえるハズの無い距離なのに「フッ」っと鼻で笑う音が聞こえた(不思議だな~)

 

 「ぜってー…殺す」

 

 桃ちゃん先輩がはメラメラの実でも喰ったの?ってくらい燃えてる、もう大丈夫 この世界の住人だし、この発破だけで後は勝手に強くなるだろう…俺は地獄の修行でやっとこさなのにな…(涙)

 

 抵抗を受けながらもメラメラ燃える可燃物をお姫様抱っこのままベンチに運びきることに成功した、動けない所を助けたのにも関わらず文句しか言わない先輩を放置しながら俺は次の楽しみが待つコート方に目を向ける

 

 

 「シングル2の選手は前へ」

 

 

 審判の掛け声により2人の選手がコートに入っていく、この試合は一言で言うなら 青学の天才 VS 不動峰の天才 の戦いって所かな?うん めっちゃ楽しみだ

 

 

 「シングル2 青学 不二 、不動峰 伊武」

 

 

 2人共 無口なままコート中央へと向かう、先ほどの試合では桃ちゃん先輩 と神尾さんが試合前に言い争っていたがまさに真逆な雰囲気である、もちろん2人が冷めている訳では無いだろう、だってさっきの試合を見て燃えないテニスプレイヤーはいないだろうから…

 

 

 「ザ・ベスト・オブ・1セットマッチ 青学サービスプレイ!」

 

 

 不二先輩のサーブから始まるこの試合、原作の 越前 対 伊武 の試合では主人公の王子様がいきなりお得意のツイストサーブをかまして相手のド肝を抜き「スッゲェー、何アノ1年ツエェー」をしていたが 、この試合では

そんな派手な始まりは無く言ってしまえば普通…そんな静かな始まりだった

 

 流れは圧倒的に不二先輩のペース、打ち合いが続くと2人の実力差がわかりやすい、徐々に伊武さんがペースが乱され点差が広がっていく

 

 

 「ゲームカウント 1ー0」

 

 

 ほぼストレートにて青学の天才 不二先輩が1ゲームを先勝する 、しかし会場は原作程の異様な盛り上がりは無い、概ね観客達の予想通りの結果なのだろう何せ相手は無名中学 しかも2年生、ただ原作知識持ちの俺は1人の視聴者としてワクワクしながらこの試合を観戦する、梁山泊で無理やり鍛えられた聴覚が教えてくれたのだ、

 

その無名の2年生のギアが入った音を…

 

 

「いいよな…いい環境にいて… 周りからの評価され… 天才…もっと苦労すべきだろ…」

 

 「いいよなぁ… ムカつくよなぁ… ぶっ倒そ…」

 

 

 

 

 




皆様お久しぶりでございますテニス歴0年HORIOです、長い間だ投稿出来なくて、本当にすみませんでした、スマホが溺死してしまい パスワードがわからずログイン出来ませんでした、つい先日大掃除の際パスワードのメモ達が出てきたので無事ログインすることが出来ました
しかしキャラ設定やプロットなどが全部消えている為、まだしばらく次の投稿が出来ません…今回短いですが思い出しつつ書いてみましたがキャラ(達宮)等にかなりのブレがあります…現在も「テニスのお弟子様」の続きを気力振り絞りながら執筆中です…頑張ります…

○同時にパスワードが見つかり2年ぶりにログイン出来た「小説家になろう」に「PIGRO」の名前で上げていた過去作品を掲載させていただきます…「高性能な愛車と異世界で最高の一杯を!」です お暇潰しに少しでもその作品を楽しんでいただけたら幸せです
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