長田君もそうだけど口調に違和感出てるかも。
イタい妄想見せびらかすクソみてーな変態野郎だなとでも蔑んでおいてください。
○○月××日―――――
あなたはずいぶんとご無沙汰になっていた日課に久しぶりに手を出した。
家で過ごす穏やかな日々が退屈だったわけではない。
しかし旅の中で散々と味わった新鮮味に欠けていたのも事実だった。
昨日と変わらない今日。波乱に満ちていた道中よりは尊いのは理解できるし以前と変わらない日々を以前と変わらない母と過ごすのも悪くはなかった。
……今更だが母は何故ああも変わらないのだろうか。あなたは不意に世界の神秘について思考を巡らせる。
旅の最中に筆が止まることはなく、睡眠に当てる時間すら削ってしまいそうになるくらいびっしりと書き込んでいた日記帳は日に日に空欄が埋まる速度が遅くなり、ついには0となり。
いつしか開くことも少なくなった日常。その頃からだろうか。妙に落ち着かなかったり、体中がむずむずとしたり、遠くを眺める時間が増えたのは。
父と共に世界を救ったあの日、父が何も残さずに放浪の旅に出た気持ちが少しわかったような気がして、あなたは何とはなしに嬉しくなった。
―――――――出立する直前のことを思い返しながら、今日の分を書き終えたあなたはペンを置く。
再び旅に出るにあたって新調した日記帳は、以前を越える分厚さのものを用意した。
平和になった世界を周るこの旅が、きっと、もっと楽しくなることを予感したから。
「ふいー、今日も疲れたなー」
あなた達はテントを張り終えたのち、焚き火を囲んで一息ついていた。
「旅なんてあの時以来だったけどさ、思ってたより早く建てられて良かったよな」
あなたはこっくりと頷いた。
「……へへへ」
長田君がなにやら笑っている。
>何か拾い食いでもした?
「ちっげーよ!?相棒の思う俺って一体どんな奴なのよ!?」
ぺちぺちぺちぺち。長田君があなたの足を叩いてくる。
「そーじゃなくてさー…こうやって二人だけで旅って本当に最初の最初だけだったじゃん?なんか懐かしくってさ」
長田君の言葉を受けてあなたは思い出を振り返る。
………確かに、長田君との二人旅はほんのわずかな間だった。
目の前の明らかな厄介事に怯える長田君を無視して鳥葬にされていたドッスとワッスを助け、二人が恩返しとして旅に同行を始めるまでの、ほんのわずか。
当時の長田君は旅に出たてのあなたに食料をねだり、あなたをソウルフレンド認定し、初対面なのに馴れ馴れしく、あなたの後ろをひょこひょこ付いてくるハニワ臭いハニワだった。
「なんかすごい馬鹿にされてる気がする…」
あなたはふるふると首を横に振る。
長田君は鋭いようだ。
「ま、とにかく…山賊退治から始まった俺らの旅が魔王退治に繋がるなんて夢にも思ってなかったんだよなー」
そう言いながら枯れ枝を火の中に放り込む。
確かに長田君の言うとおりだった。
あなたの旅は目的こそ魔王の子を集め、力を合わせて魔王を退治するというものだったが……そもそも魔王の子とは、魔王とは―――――何もかもがわからないことだらけで、ふわふわとしていた。
旅の間の世話を申し出てくれたロッキーと共に翔竜山を登り、紆余曲折を経て魔王ランスと出遭いその脅威を知り。
シャングリラで志津香やナギ、そしてリセットと出会い、そこからザンス、ウズメ、乱義―――――皆と知り合って「魔王の子」という記号でなく一人一人を認識して。
そこではじめて旅の終着点を見定めることができたように思う。
「本当に色々あったよなー。今でも昨日のように思い返せるぜ、なぁ相棒」
あなたはこくこくと頷く。
「最初の山賊の時はビビッて逃げ出しちゃったけどさ、ここまで相棒と一緒についてきてよかったと思ってるよ。へへっ、ソウルフレンドここにありってな」
照れくさそうに笑う長田君に、あなたは―――――――
>ありがとう
「へっ?」
>自分についてきてくれて、傍にいてくれて。
>――――自分の相棒になってくれて。
笑顔でそう告げた。
「…………相棒ってさ、ホントこっ恥ずかしいこと素面で言うよな。ダークランスさんそっくりだぜそういうとこ」
・・・・・・。
「あんっ!」
長田君を粉々にした。
「照れ隠しで俺割るのいい加減止めよう?もう慣れたけどさあ…」
長田君は割られ慣れたらしい。
番号付けはしているもののこれで終わりかもしれないし続くかもしれない。
そもそも次の話を投稿するならプロット通りとっとこ過去世界に突入しろって話である。
あと今更ながらうちのエール君の容姿は男Bです。
もっと長めの文章アウトプットできるようになりたい…。