深海棲艦と遊ぼう   作:真・鬼才太郎

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艦娘交流期 その3

この前遠征から帰ってきた天龍を褒めたら何故か引かれてしまった。

最近は褒めるだけでもセクハラ扱いになってしまうらしい、そこでアプローチ方法を変えてみることにした。

今度は竜田が帰ってきたので、喜びを体で表現、軽くステップしてみたら、苦笑いされた。

終わり



軽巡棲鬼とスフレパンケーキ

深海サイド

 

戦艦水鬼「皆さん、ご無沙汰しております。悶絶軽巡専属調教師のミズキと申します。

今回の、【捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦】はいかがでしたでしょうか?

悶絶海域甲作戦は、比較的オーソドックスな航空プレイがたくさん盛り込まれていたかと思います。(制空値114514)

これからお見せする撮り下ろし映像も、基本的な航空戦(制空値45450720)をお見せしたいと思います。

今回改造する少女は軽巡棲鬼チャン。キュートなマスクと、均整のとれた体。まだ17歳(?)のこの少女は、私のちょう、改造に耐える事が出来るでしょうか?それでは、ご覧下さい。」

 

軽巡棲鬼「今絶対調教ッテ言ッタヨネ!?」(椅子に縛られている)

 

戦水「違ウヨ、超改造ッテ言ッタンダヨ」

 

軽「嘘ツケ!」

 

戦水「ウルサイワネェ、チョット眠ッテロ!」(トライアングルチョーク)

 

軽「チョ、ヤメ、ムギュゥ~~」

 

(締め技を仕掛けているというよりも、単に抱きしめているだけである)

 

戦水「オラァ!」(腹パン)

 

(腹パンと言っても単にお腹を撫でまわしているだけである)

 

軽「ヒャア!ドコ触ッテンノヨ!クスグッタイジャナイ!」

 

戦水「落チタナ」

 

(全く落ちていない)

 

戦艦棲鬼「何シテルンダ?」

 

戦水「あ、姉さん、ご無沙汰じゃないですか!」

 

戦姫「喋リガ、普通ニナッテルワヨ」

 

戦水「今ビデオ撮ッテタ所ナノヨ」

 

戦姫「ビデオ?」

 

戦水「ホラ、ウチサア、戦闘力デハ奴ラニ勝ッテルケド、技術面ダト明ラカニ負ケテルジャナイ。ダカラコノビデオヲ見ルコトニヨッテ、ソノ技術面ヲ鍛エルタメノ・・・、ソウ、教材ヨ、教材!」

 

軽「改装トカ言ッテ私ノ裸ガミタイダケナンデショ、コノクソ戦艦!」

 

戦水「ソウワヨ(便乗)」

 

軽「ハァ!?」

 

戦姫「何考エテンノヨ!アンタッテ娘ハー」

 

鬼「ソウヨ!言ッテヤリナサイ!」

 

戦姫「俺モ仲間ニ入レテクレヨー」

 

鬼「何ダコノオバサン!」

 

戦姫「デモ改造ッテナニヲスレバイイノ?私達工作艦ジャナイカラヨクワカラナイワ」

 

戦水「トリアエズ形カラ入ッテミヨウカ」

 

戦姫「トイウト?」

 

戦水「ヲ級カラ服ヲ借リテキタ」

 

ヲ級「アウ~服返シテ~」(バスタオル1枚)

 

戦姫「ソレジャア、ウレシハズカシオ着換エターイム!」

 

戦水「サア、軽巡解体ショーノハジマリヤ」

 

軽「ライダー助ケテ!」

 

?「俺モ仲間ニ入レテクレヨー」

 

戦水「誰ダ、コノオバサン!?」

 

空母棲姫「私、参上!オバサンハオマエダロ!イイカゲンニシロ!」

 

戦水「何ダトコラー!邪魔スル気カ!?」

 

戦姫「3人ニ勝テルワケナイダロ!」

 

ヲ級「エエッ!モシカシテ数ニ入レラレテル!?」

 

空母「イヤイヤ君タチハ実ニ運ガイイ、今日ハ特別デネ、モウ一人来テイルンダ」

 

レ級「どうもこんばんは、土井義春です」

 

空母「違ウダロォ!?」

 

戦姫「アンタハ5-5ニイタハズジャア・・・」

 

空母「私ガ呼ンダノヨ、アンタ達ミタイナ野獣ヲ抑エラレルノハ、コノ子グライシカイナイカラネ」

 

レ級「デモ裸ニナルマデマッテタ方ガヨカ」

 

空母「は?」

 

レ級「ごめんなさい」

 

レ級「ナカノチャンノピンチト聞イテ駆ケ付ケタ、教材ビデオ等ト称シテAV撮影シヨウトハモウ許セルゾオイ!戦艦ノ葛餅ガコノヤロウ、アトビデオハ後デヨコセ」

 

軽「ナンナノヨ葛餅ッテ」

 

レ級「人ニ向カッテ屑トカイッチャアダメダロ!」

 

空母「ナンデソコダケ真面目ナノヨ」

 

軽「5-5ハドウシタノヨ?」

 

レ級「代ワリニ泊地棲姫ヲ置イテキタ」

 

軽「アンタ何シテンノヨ!?アレ?、泊地棲姫ノスペックッテ確カ・・・」

 

艦載機「火力も装甲も耐久も戦艦棲鬼さんに負けてます」

 

レ級「出番クレルンダッタラタダデモ喜ンデヤルゼェッテ言ッテタカラ」

 

戦水「オイオイ死ヌワアイツ・・・」

 

レ級「スペックダケナラナ」

 

戦姫「?」

 

レ級「ソレハトモカク」

 

レ級「コイヨ変態姉妹!怖イノカ?」

 

戦姫「16inch三連装砲ナンテ必要ネー。へへへへ、12.5inch連装副砲ニハモウ用ハネー!へへへへ、電探モ必要ネーヤ。へへへへ、誰ガテメーナンカ。テメーナンカ恐カネェ!!」

 

戦水「野郎オブクラッシャー!」

 

空母「アーモウメチャクチャダヨ」

 

ヲ級「服、カエシテー!」

 

?「ナカノ、コッチデス」

 

軽「ア、アンタは・・・」

 

 

 

鬼「帰ッテキテタノネ、深通」

 

軽巡棲姫「ツイ今シガタ、ソレヨリココハ今カラ戦場ニナル。アナタハハココカラ早ク逃ゲタ方ガイイ」

 

軽「逃ゲルッテ言ッタッテ、ドコニ行ケバイイノヨ!?」

 

深通「ココニ行クトイイ」(地図を渡す)

 

軽「ワタシハイツマデ逃ゲ続ケレバイイノ?」

 

深通「落チ着イタラ迎エヲヨコシマス、サア早ク!」

 

 

 

提督サイド

 

「この前は楽しかったな、深海棲艦とはいえ女の子と料理したなんて初めてだったからな、また来てくれないかなー」

 

俺はいつものように堤防のベンチで黄昏ていた。

 

提督としてこの対応は間違っているとは思うのだが、普段の俺に対する艦娘の塩対応っぷりからすると仕方のないことだと思う。

 

すると、海の向こうから何かがこちらへ向かってくるのが見えた。

 

まさかこんなにも早く願いが叶うとは思ってもみなかった。

 

「ゼェ、アンタガ、ゼェ、古鬼、ノ、言ッテ、ゼェ、タ、テイトク、ゼェ、ナノ?、ナンダカ、冴エ、ナイワ、ネェ、ハァハァ」

 

なんだかよくわからないが何かに追われてきたのだろうか?人を罵倒する余裕はあるようだ。

 

「お茶でも飲んでリラックスしなよ」

 

とりあえず俺は、持っていたお茶を渡してやると、そいつは一気に飲み干した。

 

「ゴクゴクゴク、プハーッ、ア~生キ返ルワ~」

 

「アリガトウ助カッタワ、噂通リノイイ人ソウデヨカッタワ」

 

「それはどうも」

 

落ち着いたところで、ベンチに座って話を聞くことに。

 

改めてそいつの容姿を確認してみる。

 

頭は腰のあたりまで伸びた黒い髪の上にお団子が乗っており、気の強そうな青い眼に、阿賀野型を彷彿とさせる黒のセーラー服、

 

「そういうお前は軽巡棲鬼だな?」

 

「アラ、私ノコト知ッテルノネ、光栄ダワ」

 

「そりゃ鬼クラスの深海棲艦だからな、それよりも・・・」

 

俺が気になったのは、下半身のスラっと伸びている長い脚だ。

 

「ドコ見テンノヨ、エッチ!」

 

「いやそういうつもりじゃ、っていうかお前足があったのか?」

 

「アア、ソウイヤアッチノ姿シカ見タコトナインダッケ」

 

「アレハネ、膝ヲ曲ゲテイル状態デ艤装二収マッテタノヨ」

 

「ダイタイ足ガナカッタラ生活ニ不便ジャナイ」

 

「お、おう・・・」『なんでそんなところだけ現実的なんだ』

 

「ソレニ、コウデモシナイト私ノファンガ増エスギチャッテ困チャウカラネ」

 

「それはそうだな、お前結構美少女だしな」

 

「バババッバババ、バッカジャナイノ!、アンタ、ア、頭オカシインジャナイノ////」

 

「自分で言ったんですがそれは」

 

うちの艦娘にこんなことを言うと、顔をしかめるか塩対応されるだけに、この対応はなんだか新鮮で嬉しい。

 

「ところで何をそんなに急いでたんだ?」

 

「実ハネ・・・」

 

 

少女説明中

 

 

「なんだよモテモテじゃないか」

 

「チットモ嬉シクナイワヨ!」

 

軽巡棲鬼は腕をぶんぶん振り回して抗議する。

 

「いや、すまん、単純にうらやましいなと思っただけだよ。」

 

「ソッカ、アナタ捨テラレタンダッタヨネ」

 

俺はずっこけた。

 

「古鬼のやつそんなことまで話したのかよ・・・」

 

この話題はあまり続けたくなかったので強引に話題を変えることにした。

 

「それにしてもよくこの場所がわかったな」

 

「地図ヲ読ンダノヨ、困ッタコトガアレバココニ行ケッテネ」

 

ふと俺は奴の持っていた地図に注目した、すると後ろに何か書いてあるのを見つけた。

 

「ん?後ろに何か書いてあるぞ」

 

「アラ、気がツカナカッタワ」

 

二人で地図の裏側をのぞき込んでみると、

 

『この次は甘いものをよろしくね 空母棲鬼』

 

と流暢な日本語で書かれていた。

 

「チャッカリシテルワネー、私ヲココニ寄越シタノモ空母棲姫ノ差シ金ダッタノネ」

 

「っていうか深海棲艦中に俺の名前が知れ渡ってるのかよ」

 

「アナタノトコロニイケバオイシイモノガ食ベラレルッテ評判ヨ」

 

「うちはレストランじゃないんだがな」

 

「ジャア作ッテクレナイノ?」

 

「いや、別にいいけどもさ」

 

「ジャア早ク行マショウ」

 

そういうとさっさと歩き始める軽巡棲鬼。

 

「なんだかなぁ・・・」

 

 

 

「ソレニシテモ殺風景ナ部屋ネ」

 

部屋に入るなり、軽巡棲鬼がそんなことをのたまわりやがってくれました。

 

「執務室なんてだいたいこんなもんだと思うけど?」

 

今この部屋には、提督机と作戦のための資料や参考資料が入った本棚、今はほとんど使われていない秘書机、この部屋にそぐわないシステムキッチンが置かれている。

 

こうしてみるとキッチンの場違い感が際立っている。

 

キッチンは前の提督が設置した、いわゆる家具ではないため、撤去するのも面倒なのでそのままの状態だ。

 

「ダッテ話ニキイテタノト全然違ウンダモノ」

 

「というと?」

 

「室内ナノニ海辺ガアッタリ、サンマ焼イテタリ、カボチャノ馬車ガ置イテイタリスルンデショ?」

 

「そういうのを置くのはたいていここに遊びに来る艦娘のためだからなぁ、俺には縁のないものだよ、っていうかカボチャの馬車ってなんだよ」

 

前の提督は艦娘のリクエストに応えて、ここに色々置いていたみたいだが、今のところ俺にそういう要望が来たことは一度もない。

 

「ソッカ、ナンカゴメンネ」

 

「いいよ別に気にしてないから、艦娘の要望がないから、お前の要望に応えることができるけど?」

 

「イイノ?」

 

「また来てくれるならな」

 

地味にすごいこと言ってるような気がする。

 

「ジャアコタツッテイウモノガ欲シイワ、ナンダカヨクワカラナイケド温カイモノナンデショ?」

 

「海はまだ寒いのか?」

 

「冬ノ海ナンテ最悪ヨ!モウ逃ゲ場ナンテナインダカラ!」

 

「わかった、次に来る時までに用意しておこう」

 

「ホント?アリガト、楽シミニシテルワネ♪」

 

じゃあそのカッコやめればいいのに、というツッコミはあえてしないでおいた。

 

「それじゃあ早速リクエストの甘いものをつくっていくか」

 

「何ヲツクルノ?」

 

「今回はスフレパンケーキを作ります」

 

「パンケーキ?聞イタコトナイワネ」

 

「今回使う材料はこちら」

 

 

材 料(1人分(3枚人分))

 

卵               1個

グラニュー糖          10g

薄力粉or強力粉         15g

ベーキングパウダー       1g

牛乳              10g

 

 

「材料はあらかじめ計量しておいたぞ」

 

「大マカナ量ジャダメナノ?」

 

「お菓子作りは計量が命だからな、少しでも量を間違えると大変なことになるからな」

 

「フーン、結構難シイノネ」

 

①卵を卵白と卵黄に分けて、卵白は冷凍庫に入れておく。

 

「コレヲ割ルノネ」というと軽巡棲鬼は卵を上に掲げてそのまま振り下ろそうとしたので慌てて止めに入った。

 

「待て待て待て、そんなダイナミックにやったら殻が入ってしまうぞ」

 

「コレジャアダメナノ?」

 

「卵の真ん中あたりを軽くぶつけてヒビを入れて、二つに割って」

 

「コウ?」

 

今度は弱めの力で卵をボウルの角にたたきつけるも、卵は割れない。

 

「もうちょっと強く!」

 

「コウ?」

 

今度は、卵の真ん中にひびが入った。

 

「そこから手でぱかっとやっちゃって」

 

「ア、デキタデキタ、中ニ透明ナノト黄色ナノガアルワネ、コレガ”卵黄”ト”卵白”ナノネ」

 

「卵白はこっちのボウルに入れてくれ、冷凍庫に入れるから」

 

「次に卵黄と牛乳と薄力粉(強力粉)とベーキングパウダーを混ぜ合わせるぞ、粉っぽくなくなったらOK」

 

 

 

②冷凍庫から卵白を取り出しメレンゲを作る

 

「冷凍庫ニ入レテタノハ何カ意味ガアルノ?」

 

「こうしておくとメレンゲが作りやすくなるんだって」

 

「フーン、トコロデメレンゲッテ何?」

 

「白くてフワフワしたもの、まあとりあえず作ればわかるか」

 

そういうと俺は、あるものを取り出した。

 

「ナニコレ?ドリル?ミタイノガクッツイテイルワネ」

 

「それは泡だて器ってやつだ、そこのスイッチを押してみな」

 

「ココ?」ギュイイイイイイン「ウワッナンカ回リハジメタワヨ!」

 

「それを卵白のボウルに入れてみな」

 

「スッゴーイ、ナニコレ、スッゴイ混ザッテルンデスケド!?」

 

「ここにグラニュー糖を3回に分けて加えながらそのままずっと混ぜ続けてると」

 

「アッ、ナンカフワフワシハジメタワヨ」

 

「それがメレンゲだ」

 

 

③①の生地に③のメレンゲを混ぜ合わせる

 

「ここは一気に混ぜ合わせるのではなく、3回に分けないとだめらしい」

 

「マッタリ?モッタリ?フッサリ?シテルワネ、コノ時点デオイシソウ」

 

「わかる、つい舐めたくなっちゃうんだよなあ」

 

 

④フライパンに油を薄く敷いて温めて、濡れ布巾でフライパンを冷やしたのち生地をこんもりのせる

 

「スプーンで1か所に2回ずつ乗せていくんだ」

 

軽巡棲鬼にスプーンを渡してやり、二人で生地を乗せていく。

 

「デキタデキタ、コンナ感ジデドウ?」

 

同じ生地の塊が6つ出来上がった。

 

「あ~いいっすね、ここに熱湯を注ぎ、蓋をして弱火で2分ほど焼きます」

 

 

2分後

 

 

⑤ひっくり返したのち、再度お湯を入れて蒸気焼きをする。

 

「ひっくり返してみるか」

 

「エッ、イイノ?」

 

「はい、これ」軽巡棲鬼にフライ返しを渡してやる。

 

「ゆっくりでいいからな」

 

「セーノッ、ヤッタヒックリカエッタ!ケド、ホカノ生地ニクッツイチャッタ!」

 

「大丈夫、おーいい色だな」

 

「ソウネ、ナンカ高クナッテルヨウナ気モスルワネ」

 

「それじゃ片面も焼くぞ」

 

 

⑥完成!盛り付け

 

側面をへらで触ってみる、生地はついてこない、こんなところかな。

 

「よし、それじゃ盛り付けていくか、皿持ってきて」

 

「ハイ、コレ」

 

「ここに粉砂糖を振りかけていきます」

 

「ワー、キレイ」

 

「そこにはちみつをかけて、完成だ!」

 

「ワー、オイシソウ!」

 

 

試食タイム

 

「それではいただきまーす『イタダキマース』」

 

軽巡棲鬼がパンケーキにナイフを入れると、しゅわしゅわした生地が飛び出してきた。

 

「ハグッ、モグモグ、中もフワシュワデオイシー、コノハチミツッテノモナカナカイケルワネ!」

 

食べているときの軽巡棲鬼の顔は、本当にいい顔をしている。

 

どうやら女の子が甘いもの好きというのは深海棲艦でも同じらしい。

 

「それじゃあこんなのはどうかな」

 

そこで俺はホイップクリームと、チョコクリームと、イチゴソースを取り出した。

 

ちなみにホイップクリームは作るのが面倒なので市販のものだ。

 

「チョット!ソンナモノダスナンテ卑怯ヨ!、コレハ証拠物件トシテ没収スルカラナ~ムシャムシャ」

 

そういうと軽巡棲鬼は残りのパンケーキにそれぞれのクリームをかけ、あっという間に平らげてしまった。

 

「アーオイシカッター、デモモウチョット欲シイカモ」

 

「それじゃもう一回作ってみるか?お土産の分もつくらないといけないし」

 

「ソウネ、ソノコトスッカリワスレテイタワ」

 

「それじゃチャッチャとやってしまいますか」

 

 

 

その後は、ホットプレートも使ってひたすらパンケーキを作り続け気が付くと

 

「うおっ!エライことになってるな」

 

「エッ、ナニナニ、ナンカマズイコトデモアッタノ!?」

 

「これを見ろ」

 

そういって俺は時計を軽巡棲鬼に見せた。

 

「モウコンナ時間ナノ!?、夢中ニナッテテチットモ気ガツカナカッタワ」

 

時刻は9時、3時ごろから作り始めたので、すでに6時間も経っていることになる。

 

「デモ結構作ッタワネー」

 

「あ、お前さ、棲鬼さ、連絡っていうのはいつ来るんだ?」

 

「ン?、ソウイエバ・・・・ゲッ!」

 

急に軽巡棲鬼の顔が青くなった。

 

「おい、どうした?」

 

「2時間前カラ、ズット通信ハイッテタノ気ヅカナカッタワ」

 

「早く連絡した方がいいんじゃないのか、それは」

 

「ソ、ソウネ!」

 

あわてて、仲間に連絡を入れる軽巡棲鬼。

 

「ア、私ヨ軽巡棲鬼ヨ、連絡ガ遅レテゴメン、ソレデ今ドコニイルノ?、防波堤ノ近ク?、ワカッタワ今ソッチニイクカラ」

 

どうやら話はまとまったらしい。

 

「迎エガキタミタイダカラ、私モウ行クネ」

 

「そうか、それならお土産の準備をしないとな」

 

それから二人で大慌てで、出来上がったパンケーキをタッパに詰めて、ホイップクリームとイチゴソースとチョコレートソースもついでに入れて、それらを袋に入れると急いで防波堤のところまで走っていった。

 

防波堤まで近づいたきた時、二つの人影が見えた。

 

「ア、悪雨サン、来マシタヨ」

 

「オ姉サマ!」

 

「ゴメンゴメン遅クナッチャッタワ」

 

人影の正体は重巡リ級と駆逐棲姫だった。口ぶりから察するに、軽巡棲鬼と駆逐棲姫は姉妹で、リ級はその付き添いといったところか。

 

「連絡ガナカッタンデ心配シマシタヨ」

 

「ツイ楽シクナッチャッテ時間ヲ忘レテタワ」

 

「オネエサマガ楽シソウデナニヨリデス」

 

二人は俺の存在に気付くと、こちらに話しかけてきた。

 

「アナタガ提督サンデスネ、オネエサマガオ世話ニナッタミタイデアリガトウゴザイマシタ」

 

駆逐棲姫、見た目が春雨に似ていることから悪雨と呼ばれているが、なんだか気の弱そうな、優しそうな目をしている。

 

とても艦娘を苦しめ続けてきたとは思えない。

 

「夕べハオ楽シミデシタネ」

 

人懐っこい、いや、ゲスイ笑顔を浮かべながら黒いビキニ姿でショートヘアの少女、重巡リ級が話しかけてきた。一体どこでそんなネタを仕入れてくるのやら。

 

「夕べじゃねえよ!日帰りだよ!・・・俺は何を言ってるんだよ!そういうことじゃねえよ!」

 

「ソウイウコトッテドウイウコトナンデスカ~~?」

 

「うぜぇ!」

 

「アンタネェ、妹ノ前デ下ネタハヤメナサイ!」

 

「アノ、一体何ノコトナノデショウカ・・・?」

 

「「「そんなこと知らなくていいから」」」

 

「ハ、ハァ・・・」

 

若干気まずい空気になったので、俺は話題を変えることにした。

 

「そっちの騒ぎは片付いたのか?」

 

「基地ガメチャクチャニナッテ、今3人ソロッテ中枢棲姫様ニオ説教食ラッテルトコロダ」

 

「え、何それは・・・(ドン引き)」

 

「ハァ~~~(クソデカため息)」

 

これには軽巡棲鬼もあきれ気味だったが、意を決したように言い放った。

 

「私ガ(基地を)立タシテヤルカ、ショウガネエナァ(孫悟空)」

 

「私モオ手伝イシマス、オ姉サマ!」

 

「イイゾ~コレ、二人トモソノ意気デスヨ」

 

基地が壊れた理由がアホな理由なのに何で盛り上がってるんだろう、という言葉を飲み込みつつ俺はそんな3人に向かって持っていた袋を差し出した。

 

「アノ、コレハ一体?」

 

「俺と軽巡棲鬼で作ったんだ、よかったらみんなで食べてくれ」

 

「味ハ私ガ保証スルワヨ!」

 

軽巡棲鬼が胸を張って言った。

 

「俺も作ったんだけどな」

 

「アリガトウゴザイマス、提督サン」

 

「世話ニナッタワネ」

 

「イロイロアリガトナー」

 

3人はそれぞれお礼を言いながら去っていった。

 

そうして見送りが終わったところで俺は重大な問題に気が付いた。

 

「あ、そういや料理に夢中で碌に執務できてなかった」

 

どうやら今夜は徹夜になりそうだ。

 

若干うんざりした気分で俺は帰路についた。

 

 

 

深海サイド

 

戦姫「・・・・・」(正座中)

 

戦水「・・・・・」(正座中)

 

レ級「・・・・・」(正座中)

 

中枢棲姫「ドウイウコトカワカッテンデショウネ」

 

戦姫「イイジャンヨー、ドウセこのssシリアス入レル気ナインダカラサー」

 

戦水「ソウワヨ!(便乗)次回ニハ何事モナカッタヨウニ戻ッテルッテ」

 

中枢「メメタァ!ソウイウ問題ジャナイデショ!ヲ級チャンニマデ迷惑カケテ!」

 

レ級「ヲ級ノ服奪ッタノコイツラジャナイカー、僕関係ナイジャン!」

 

中枢「全員同罪!」

 

ヲ級(タオル1枚)「アノ、私ハモウ気ニシテナイカラ許シテアゲテ・・・」

 

中枢「ソウネェ・・・、ヲ級チャンニ免ジテ今回ハ許シテアゲルワ」

 

  「タダシ!」

 

  「基地ノ修理ニ必要ナ資材ハ全部アンタタチデ集メテクルノヨ!」

 

3人「ソンナァ~」

 

軽巡棲鬼「タダイマー今帰ッタワヨー、ッテ本当ニメチャクチャニナッテルワネ」

 

駆逐棲姫「遅クナッテシマッテ申シ訳アリマセン」

 

重巡リ級「ヤルコトガ派手デスネ~」

 

中枢「オカエリー、提督ノトコロハ楽シカッタ?」

 

軽「エエ、オカゲサマデネ」

 

 「ソウソウ、ミンナニオ土産ヲ持ッテキタノヨ」

 

中枢「ヘェ、甘クテイイ匂イガスルワナェ」

 

軽「勿論ヨ、ナンテッテタッテ私ノ手作リダカラネ!」

 

戦姫「ダニィ!?」

 

戦水「ナカノチャンノ」

 

レ級「手料理ダッテーー!」

 

軽「ナ、ナニヨ・・・」

 

戦姫「オ願イシマス!私ニソレヲオ恵ミクダサイ!」

 

軽「エードウシヨッカナー、アンタタチニハ散々迷惑カケラレテルワケダシー」

 

戦姫『ソウカ、ナカノチャンハ誠意ヲミセロトイッテルンダワ、ダトスルトヤルコトハ一ツ!』

 

戦姫「ナカノ様足ヲオ舐メシマス!」

 

戦水「私ハ手ヲオ舐メシマス!」

 

レ級「僕ハ鎖骨ヲ」

 

軽「チョ、何シテンノヨアンタタチ!ヤメ、ソンナ所舐メテンジャナイワヨ!」

 

?「待チナサイ!勝手な真似ハサセナイワヨ!」

 

軽「鶴棲姫!助ケニキテクレタノネ!」

 

タ級「ワタシハ耳ヲオ舐メシマス!」

 

ル級「ワタシハ脇ヲオ舐メシマス!」

 

鶴「ワタシハクチヲオ舐メシマス!」

 

軽「ギャー!助ケテー!!!」

 

駆「キャー!オ姉様ーーー////////」

 

リ級『キャー!トカ言イナガラ手ノ間カラバッチリ見テル・・・』

 

 

げんこつ×6

 

 

中枢「イイカゲンニシナサイ」

 

6バカ「ドウモスイマセンデシタ」

 

?「随分ニギヤカネ、ナカノチャンガ帰ッテキテルノ?」

 

中枢「空母棲姫、アンタ今マデドコニイタノヨ、コノ大変ナ時ニ」

 

空「チョットネ」

 

中枢「アー、サテハメンドクサクナッテ逃ゲ」

 

空「マアマア、細カイコトハイイジャナイノ、ソレヨリナカノチャン例ノアレハ?」

 

リ級『レ級サン呼ンダ空母棲姫サンニモ問題ガアルヨウナ気ガスルンダケドナア』

 

軽「アタシヲ提督ノ所ニ差し向ケタノモアンタノ差シ金ダッタトハネ、マッタク」

 

空「悪カッタワヨ、ドウシテモ甘イモノガ欲シクナッタノヨ、アナタタチモソンナトコロニ座ッテナイデミンナデ食ベマショ」

 

軽「ショウガナイワネェ・・・」

 

 

 

駆逐古鬼「提督ガマタオイシイモノヲツクッタト聞イテ」

 

駆逐古姫「シュワフワシテウマイナ」

 

深海鶴棲姫「ヤッパナカノチャンノ手料理ハ最高ヤナ!」

 

タ級「ハフハフハフッ!」

 

ル級「モッチャモッチャ、ンンフーーー!!」

 

レ級「シュワフワスパークLOVE☆」

 

戦姫「(満腹中枢を)モット突イテクレヨ、オラァン!」

 

戦水「(うますぎて)逝キスギィ!」

 

軽「キモイ食べ方シテンジャナイワヨ!」

 

離島棲鬼「紅茶淹レタワヨ」

 

駆逐棲姫「アリガトウゴザイマス、紅茶トヨクアイマスネ」

 

ヲ級(タオル1枚)「コレヲツケテ食ベルトモットオイシイデスヨ」

 

軽巡棲姫「ナンデヲ級サンハタオル1枚ナンデスカ?」

 

ヲ級「サッキノ騒ギデ燃エチャッタ、ウゥ~~」

 

北方棲姫「ワタシコノ白イフワフワシタヤツガ好キ!」

 

潜水新棲姫「ワタシハチョコガイイナ」

 

集積地棲姫「私ハコノイチゴソーストイウノガイイナ、コノ甘酸ッパイノガ気ニイッタ」

 

リ級「ヤッパリワタシハ王道ヲ行クハチミツ系デスカ」

 

空母棲姫「ウン!オイシイ、ウチニハ甘イモノナイカラアリガタイワネー」

 

中枢「コレハ是非オ礼ヲシナクッチャイケナイワネェ」

 

 

 

その後も大勢の深海棲艦が押し寄せ、

 

軽「ア、モウナクナッチャッタ」

 

戦姫「エエーーー!!」

 

戦水「ヤダー!」

 

レ級「モット食ベタイーーー!」

 

軽「ソンナコトイッタッテナイモノハショウガナイジャナイ」

 

鶴「ソウヨ!ナカノチャンノ料理ガナケレバナカノチャンヲ食ベレバイイジャナイ!」

 

6バカ「ソレダ!」

 

軽「ソレダ!ジャナイワヨ!」

 

ル級「チョウドココニハチミツモアルコトデスシ」

 

タ級「私ハホイップクリームノ方ガイイナ」

 

軽「フザケンナ!ヤメロバカ!」

 

駆「アレ?袋ノ中ニマダ何カ入ッテマスヨ?」

 

悪雨が袋の中を探ると、クラッカーと手紙が出てきた。

 

『あまったホイップクリームやハチミツはこれにつけて食べるといいぞ  提督』

 

空母「味ナ真似ヲシテクレルジャナイ」

 

ワルサメ「コレデマダ美味シク食ベラレマスネ」

 

レ級「僕ハソレヨリモナカノチャンヲ食ベタイナー」

 

軽「ダマレ!」

 

離島「ソウヨ!食ベルンナラ私ヲ食ベナサイヨ!」

 

6バカ「オマエハイラン!」

 

離島「ナンデダヨ!」

 

 

 

提督「あいつら喜んでくれくれてるかなー」

 

俺は遠く離れた深海棲艦に思いをはせながら、真夜中の執務に取り掛かるのであった。

 

もちろん手伝ってくれる奴はいない。

 

 

 

試食タイム終了後

 

中枢「ソレジャアイタダククトスルカイッヒッヒ」

 

空母「ヤッパリソウイウコトダッタノネ」

 

中枢「ナ、何ノコトヨ」

 

空母「ビデオ、マダ回ッタママダッタノヨネェ」

 

中枢「シ、シラナイワヨ!」

 

空母「ポチットナ」(再生ボタン)

 

ビデオ「チョ、何シテンノヨアンタタチ!ヤメ、ソンナ所舐メテンジャナイワヨ!」

 

空母「ナンナンダァ、今ノハ?」

 

中枢「イヤ、コレハ、ソノ、イ、オ前ト一緒ニ視聴スル準備ダァ!」

 

空母「一人用ノパッドデカァ?」

 

中枢「ヤメロォ!空母棲姫!落チツケェ!」

 

空母「出来ヌゥ!!」(空母カットイン)

 

中枢「自分ノ娘(?)ニ殺サレルトハ、コレモ深海棲艦ノ定メカ・・・」

 

 

 

艦載機「やっぱり中枢棲姫様もHENTAIの一人だったということですね」

 

憲兵「空いた口がふさがりませんな」

 

北方棲姫「カエレ!」

 

 

5-5

 

泊地棲姫「ドォリャアアアア!!」

 

※グラーフ「おおっ!見事なコブラツイスト!」

 

※ビスマルク「ギャアアアアアア!グラーフ!感心してないで助けなさいよ!!」(大破)

 

※グラーフ「助けろって言われたって・・・」

 

泊地「ソウハサセルカ!」

 

※グラーフ「ぎええええええっ!」

 

※泊地「見タカ、会心ノジャーマンスープレックス!」

 

※グラーフ「ぐえっ、まいった・・・」(大破)

 

泊地「ダッシャア!!」

 

※瑞鶴「まともに戦いなさいよ!砲撃戦とか航空戦とか夜戦とか!」

 

泊地「砲撃戦トカ航空戦デ勝テルワケナイダロ!イイカゲンニシロ!」

 

※飛龍「ええ・・・」

 

泊地「ワタシダッテナァ、好キデ低スペックジャナインダヨオオオオオオ!」(号泣)

 

(※がついているのは別の鎮守府の艦娘だということです。)




遅くなり申し訳ございません。
5周年ということで1万字超えという大ボリューム(無駄に長いだけともいう)になりました。
しかし、今回もほぼ深海棲艦メインになってしまいました。
こっちのほうが書いてて楽しいから、仕方ないね。
軽巡棲鬼の呼び方は、色々調べていると那珂+阿賀野でナカノというのがあったので参考にさせていただきました。
軽巡棲姫の呼び方も深通にしてみましたがいかがでしたでしょうか?
それは嫌だという意見があれば、普通に軽巡棲鬼、軽巡棲姫と呼ぶようにします。
あと、行間を1行ずつ開けるようにしているのですが、詰めたほうがいいですか?
読みにくいていうのであれば、次からできるだけ詰めて書くようにしたいと思います。



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