始めまして、ハルマチと申します。小説を書くのは初めてですので、誤字脱字や間違えなど多いと思いますが、暖かく見守って頂いたら幸いです。またどんな感想でもいいので書いて頂いたら嬉しいです。
「やはり貴方は一人を選ぶのね。さよなら私の大好きな人。」
「ヒッキー、バイバイ大好きだよ。」
卒業式、俺は奉仕部の女の子二人に告白された。それも俺なんかと釣り合わない素敵な女の子。
どちらか片方を選ぶなんて考えることはできず、二人ともお断りをし、一人都内の文系の大学に進学した。
大学までは、一時間半程度と通えない距離ではなかったが、俺を除く家族会議の結果、満場一致で一人暮らしを選択せざるを得なかった。家族会議にさえ参加できないなんてさすが俺。キングオブボッチの称号をもらうのも遠くないな。
まあ、今年で18歳だし、選挙権ももらったし、家賃は貰えるらしいし、家事の腕を磨けるし悪くないかもしれない、むしろよかったまである。
嘘です、めっちゃくちゃ寂しい、、、
小町に会えなくなる、、、
「すいません。この段ボールでラストです。」
小町ロスに浸っていると、引越し業者のお兄さんに声をかけられた。
「あっ、ありがとうございます。お疲れ様です」
若干きょどりながらも返事することができた。これはもう友達100人できる日も遠くないな。いや待て、小学生ぐらいの年頃だったため山に登っておにぎり食べるというアウトドアイベントだったが、大学生ともなるとウエーイって言いながらお酒飲むことになるんじゃないか。やっぱ友達いらないわ。
「ふーーー。お疲れさまでした」
「今日このマンションの引越し二件目ですよ。四月忙しいっすね」
「あざした。またのご利用お願いします」
いつの間にか引っ越しのお兄さんも帰っていて、家の真ん中でポツンと立っていた。
ふと、窓の外を見ると綺麗な桜が咲いていた。そういえば、不動産屋の人が春は綺麗な桜が見えますって言ってたな。
あの時は聞き流したが、いざこの風景を見るとこの物件は当たりだったかもしれない。やだ俺単純。
なんて考えているとあたりも暗くなってきた。明日には入学式なため早く寝なくてはならない。
入学式だるいな、、仕方ない早く寝るか、、、
百人の日本人に日本の良いところを聞くと、おそらく二十人ぐらいは「四季があるところ」と答えるだろう。
その四季の象徴として春の桜が挙げられる。そんな桜だが個人的に一番好きなのは色だ。濃ゆすぎて自己主張が激しすぎるわけでもなく、薄過ぎて自分を持ってないわけでもないそんな絶妙な色の桜が昔から好きだったりする。
突然デスゲームが始まるわけでもなく、劣等生と呼ばれることもなくいろんな人の話を聞いて三度寝の目が冷めた頃入学式は終わっていた。
この後、友達がたくさんいる人なんかは写真をとったり、ご飯に行くのだろうが生憎一人なため、真っ直ぐ家に帰ろうと建物を出ると
「フットサルサークルはどうですか〜」
「旅行に興味ない?一緒に旅行いかない」
「マネージャー大募集」
サークル勧誘が行われていた、、、、、
どのサークルも新入生獲得するため必死で、人の目から逃げることには定評がある俺でさえチラシを何枚も渡され、何度も捕まっていた。これは無事に帰れるのか、、、
「や、やめてください、テニスに興味ないんで、」
案の定女の子が、茶髪のthis is チャラ男みたいな先輩に捕まっていた。女の子は嫌がっていたが、無理矢理腕を捕まれ抵抗も為す術もなさそうだった。
「良いじゃん。良いじゃん。今日新歓あるからそれだけでも参加してよ。無料でお酒が飲めるよ。」
「未成年だし、お酒なんて飲めません。それにこの後予定あるのに、」
「そんな固いこと言わずにね?」
「さすがに無理矢理連れて行くのはやばいんじゃないんですか?」
思わず、女の子を連れて行こうとする先輩の腕をつかんでいた。