一海「どうも、猿渡一海です。今回のゲストは……って、何だよ、コレ!思っきし○子の○屋じゃねぇか!」
??「どうも、『INFINITE・ROGUE』から来た氷室幻徳です、よろしくお願いします」
一海「テメェもテメェでノリノリになんなよ!ってか、コッチの作品にも同名がいるからややこしいんだよ!」
幻徳「じゃあ、げんとくんと呼んでくれ」
一海「何勝手に某奈良県のマスコットっぽい愛称で呼ばれようとしてんだよ!あれ、俺ってツッコミポジだっけ!?」
幻徳「そうかっかするな。フィジットキューブでもして落ち着くといい」パチパチパチパチ
一海「テメェがやってたら本末転倒だろうに!あー、クソ!誰かあらすじ終わらせてー!」
幻徳「第13話、スタート」
一海「お前が終わらせんな!」
幻徳「そう言えば、あらすじは出来たのか?」
一海「……あ」
「テメェら!あれは何だ!」
「青い空!」
「白い雲!」
「輝くビーチ!」
「「「そして……」」」
「海だゴラァァァァァ!!」
バスの中で俺は思いっきり叫ぶ。その直後に後頭部に強い衝撃が走った。後ろを見ると、出席簿を持った織斑先生がいる。ってか、ここでも持ってるんだな……。
「バスの中だ。静かにしろ」
「ウス……」
俺は織斑先生の言う通りにその場に着席する。現在、俺達を含む一年生は臨海学校へ向かっていた。目的は合宿……なのだが1日目は完全にフリー。明日から本格化するらしい。
「海行ったら何する?」
「泳ぐに決まってんだろ!」
「おいおい、ビーチバレーに決まってんだろ!」
三羽ガラスが海の事で考えがいっぱいらしい。楽しそうでなによりだ。微笑ましい。他のクラスメイト達もとても賑やかだ。
「そろそろ目的地だ。全員座っておけ」
織斑先生の一言で全員が大人しくなる。相変わらず凄いな。影響力マジパネェ。
「昨日は苦労したなぁ……」
俺は昨日の事を思い出す。
『簪ちゃんが行くのなら私も行く!』
『ダメっすよ!アンタ2年でしょ!?』
『大丈夫!生徒会長権限ーー』
『まさかの職権乱用!?させませんよ、そんな事!』
『ぶー、お願いー』
『ダメです!言う事聞かずに来たら、当分楯無さんの事無視しますからね!』
『ぶー……ハーイ』
「本当に辛かった……」
「一海、お前今凄い遠い目をしてるぞ」
一夏の指摘で俺はハッとする。いかんな。折角楽しいムードなのにそんな目してたら白けてしまう。
こうして、俺達を乗せたバスは旅館に到着。俺は1度伸びをすると、バスを降りた。
「それでは、ここが今日から三日間お世話になる花月荘だ。全員、従業員の仕事を増やさないように注意しろ」
『お願いしまーす』
「「「オナシャァァァッス!」」」
「テメェらちゃんと挨拶しろや」
三羽ガラスの挨拶にツッコミを入れながら俺も旅館の女将さんに頭を下げる。
「はい、こちらこそ。今年の一年生も、元気があってよろしいですね」
女将さんはとても丁寧に頭を下げる。長年やってるのが見てわかる。30くらいなのに凄いな。
「あら、こちらが噂の……?」
女将さんは俺達男子を見る。多分知られてるのは一夏、氷室、俺だけで、三羽ガラスは知られてないのだろう。俺が後で言わなければ。
「 ええ、まあ。今年は6人男子がいるせいで浴場分けが難しくなってしまって申し訳ありません」
「いえいえ、そんな。それに、いい男の子達じゃないですか。どの子も……しっかりしてそうな印象を受けますよ」
おお、褒めれた。嬉しいぜ。……三羽ガラスを見て少し言おうか悩んでた様にも見えたが。
「感じがするだけですよ。ほら、挨拶しろ」
「織斑一夏です」
「猿渡一海っス」
「氷室幻徳と申します」
「大山勝でーす!」
「相河修也です」
「三原聖吉デース!」
うん、こうして見ると男子多いな。女将さん、迷惑かけます。
「うふふ、ご丁寧にどうも。清洲景子です」
女将さんは再び丁寧に頭を下げる。気品のあるそれは男子の俺にはとてもドキッとする物だった。……って、落ち着け猿渡一海。俺には楯無さんが……ん?何で俺真っ先に楯無を思い浮かべた?俺ならみーたんを思うはずなのに。
「そー言えばセンセー、部屋はどうなるの?」
俺がうーん、うーんと唸っている内に聖吉が先生に部屋についての質問をしていた。
「織斑は私とだ。氷室は山田先生と、猿渡は三羽ガラスと同室になる。猿渡、お前が連れてきたんだ。いつも通り面倒を見ておけ」
「うーす」
織斑先生の言う通りだろう。3人は俺が見ておかないと何が起こるか分からない。馬鹿だからな。
「よし、荷物置いたらすぐ海だ。いくぞ、テメェら!」
「「「おー!」」」
俺達は早歩きで旅館の中へ入った。走ったら怒られるからな。
***
「来てくれたよな?大丈夫だよな?」
「赤ちゃん心配しすぎ」
ビーチにて勝が辺りをウロウロしてとある人物を待っていた。楯無さんの妹、簪である。この前、勝と俺に会わせる事を約束したらしい。
「おい、アイツが簪って奴じゃねーの?」
修也が指さす方を見ると、こちらに来る女子が2人。水色の髪を見てすぐにそいつが簪だと分かった。もう1人は……のほほんさん?
「あれ?何でのほほんさんが?」
俺の疑問を代わりに聖吉が代わりに聞いてくれた。のほほんさんはいつも通りふわふわ〜と答える。
「うーんとね、私はかんちゃんの付き人だからだよ〜」
「へー、そいや布仏の人は更識の人に仕えている云々とか言ってたな」
のほほんさんの解説に修也が頷く。確かに楯無さんがそれっぽい事前に言ってたな。
「来てくれてありがとな、簪!」
「う、うん、どういたしまして?」
一方勝は簪と話をしていた。目的は簪と俺が会うことだったな。俺は勝と簪の元へと行く。
「アンタが簪か?俺が猿渡一海だ。よろしく頼むぜ」
「あ、更識簪です。よろしく……」
俺が手を伸ばすと、簪も遠慮がちに手を伸ばしてくれたので俺はそれを掴んで握手をした。嫌がっている様子は無い。良かった。
「なぁ、カシラ!変身してくれよ、変身!」
「あ?俺が?良いぜ、見せてやるよ」
俺がスクラッシュドライバーを取り出すと、簪が目を輝かせる。余っ程見たかったんだな…。ま、期待には答えねぇと!
『スクラッシュドライバー!』
「行くぜ」
『ロボットゼリー!』
ゼリーのフタを正面に合わせて、ドライバーにセットすると、待機音が流れ出す。俺はいつも通りポーズを決めてレンチを下ろした。
「変身」
『潰れる!流れる!溢れ出る!ロボット・イン・グリス!ブラァ!』
変身が完了すると、俺は左胸に拳を当てながらいつもの決め台詞を言う。
「心火を燃やして、ぶっ潰す…!」
『おー』
俺を除く5人が感嘆の声を上げながら拍手をする。何か、気恥しいな。すると、簪がカメラを構えだした。
「撮って…いい?」
「ん、良いぜ。カッコよく撮ってくれよな」
俺はそう言いながらポーズを決める。パンチだったり、キックだったり、決めポーズだったり、ツインブレイカーを出して構えたり。とりあえず出来るやつはトコトンした。
「カズミン凄いノリノリ〜」
「カシラ期待には答えたくなっちゃう性分なんだよ」
「カシラらいっちゃらしいが……」
のほほん、聖吉、修也がヒソヒソと話をしている。気になるが、敢えてスルーしよう。まずは目の前の撮影だ。
「十分撮れた……ありがとう」
「お、どーいたしまして」
ぺこりと頭を下げる簪。俺は変身を解除すると、撮影を終えたのに気づいた三羽ガラスとのほほんさんがやって来る。
「良かったな、簪!」
「う、うん。じゃあ、私はこれで……」
簪が帰ろうとすると、勝は簪を持ち上げてしまった。宙に浮いた簪はバタバタとしているだけである。
「は、離して……!」
「えー、折角来たのに勿体ねーだろ。こんなに似合う水着を着てるのに」
簪が来ているのは水色の肩がむき出しになっているオフショルビキニと言う物だ。
……ファームにファッションに詳しい奴いると、詳しくなってしまう。まぁ、ファームの皆の趣味とかの話は覚えてしまう俺も俺だが。
「赤羽っちの言う通りだよー?一緒に遊ぼうよ?」
「頼む!」
頭を下げる勝。簪はそれに困っている様子だった。
「え……じゃあ、少しだけ…」
「ホントか!?バンザーイ!」
「ばんざーい」
勝とのほほんさんがぴょんぴょん飛んで喜ぶ。良かったな勝。新しい友達が出来て。
「じゃあ、僕ものほほんさん達と遊ぶよ。カシラと青ちゃんはどうする?」
聖吉が俺達に聞いてきた。まぁ、俺は行く宛はそれなりにあるから、心配させない程度に言っておくか。
「俺達なら大丈夫だ。ほら、遊んできな」
「俺はカシラについて行くぜ」
「了解!じゃ!」
俺と修也が答えると、聖吉は3人の元へと走っていった。……さて、他の奴らの元に行くとするか。
***
一海達とは離れたビーチでシャルロットはとある人物が来るのを待っていた。
「シャル、お待たせ」
「あ、幻徳、遅かった……ね……」
やって来たのは幻徳である……のだが、シャルロットは彼を見て一瞬でフリーズした。シャルロットの目は幻徳の海パンに固定されている。
「幻徳、ソレ……」
「ん?あぁ、どうかな?似合ってるかい?」
幻徳の口調は素の状態ではなく、好青年的な口調だ。しかし、シャルロットはそんな事は気にせずに幻徳の海パンを指さした。
幻徳の海パンにはデカデカと「常在戦場」と書かれた物だった。
「いや、似合ってる以前の問題だよ!?何その服のセンス!ダサすぎるよ!」
「だ、ダサ……!?」
シャルロットの指摘に衝撃を受ける幻徳。突然の出来事に幻徳は頭を抱えてしまった。
「何故だ……いや、待てよ?この前出かける際にも仲間にあれを着ろこれを着ろと言われた気がする……僕に服を選ばせないためだったのか……?」
ブツブツと呟く幻徳。イケメンで(表向きは)好青年な幻徳だったが、ファッションセンスは壊滅的だった。
「お、氷室じゃねぇか。どうしたんだよ……って、何だその水着。ダセぇな」
更に一海と青羽もやって来て水着の指摘をし始める。突然の追撃に幻徳は膝をついてしまった。
「ぐ……う、うるさい!僕は、僕はこのファッションセンスを貫いていくぞォォォォォ!!」
「げ、幻徳ー!」
「……何が何だか分かんねぇが、付いて行くか」
「ウス」
例えハートフルボッコされても猫を被る幻徳は涙目でビーチを走り出す。一海と青羽もついていった。
***
「うぅ、僕の何が間違っているんだ……」
「分かったから、もう何も言わないから拗ねないで、ね?」
「うぅ、シャぁるぅ……」
ビニールシートの上で寝そべっている氷室はシャルロットによって宥められていた。
「カシラ、幻徳の奴幼児退行してねーか?」
「気のせいだ。氷室の為にもそれは言っちゃダメだ」
修也が余計な事を言う前に口を閉じてもらうと、俺は氷室の元へ歩いていく。
「まぁ、俺も悪かったよ。氷室は氷室の好きな服着な。文句言う奴は黙らしてやるからよ。……暴力じゃないからな」
「か、一海くん……」
氷室の側でしゃがんで、俺も一応フォローしておく。くそう、涙目でもイケメンなのはぶれないんだな。
「あ、一海くーん!バレーしなーい?」
「真夏の決闘!そう、即ち」
「「デュエル!」」
デュエリストは帰ってくれ……と言いたい所だが、バレーは面白そうだ。スポーツは好きだならな。熱くなれる。
「俺はするつもりだが……氷室はするか?」
「……シャルがやるなら」
「と、言ってるがどうする?」
「うん、僕もするよ」
氷室とシャルも参戦が決定した。青羽も「俺もするぜ!」と後ろで言っているので4人だな。氷室を立たせて、4人でそちらへ向かった。
「って、一夏とラウラもいるのかよ」
「あ、一海。お前もするのか」
「カシラ!良く来てくれたな。歓迎するぞ」
バレーのコートには一夏とラウラもいた。ラウラは目を輝かせて喜んでいる。懐かれたなぁ、俺も。
「6人……3対3って感じかな。専用機持ちが丁度3人もいるから、その3人で組もう」
氷室の提案で一夏、シャルロット、ラウラの専用機チームと、俺、氷室、青羽のそうじゃないチームで組まれた。
試合を始める為にコートに立つと、ウズウズが止まらなくなる。
「いい感じに滾ってきたァ……! 心火を燃やして、ぶっ潰す!」
「いや潰しちゃダメだから」
氷室から的確なツッコミが飛んできた。いや、比喩だよ、比喩。実際にはしねぇから。
「いくぞー」
青羽が一声聞くと、サーブを放った。
「よっと」
「ラウラ!」
「うむ、任せろ!」
一夏がレシーブで前に飛ばすと、シャルロットがトスでネットの少し上まで上げる。そこにラウラが跳躍してアタックの体勢に入った。
しかし、俺が何もしない訳が無い。俺はネットの前まで走って跳躍した。丁度ラウラと向き合っている。
「ふ、やはり来るか、カシラ!」
「ったりめーだよ!俺達のビーチバレーは、これからだ!」
ラウラのアタックと俺のブロックが衝突した。
「……打ち切り漫画?」
言うな氷室。俺だって薄々そう思ってたんだよ。
前回場面が多くてあらすじするの面倒だったなんて口が裂けても言えない。
あ、今回は鉄の字さんの『INFINITE・ROGUE』の主人公・氷室幻徳を出させて頂きました!ありがとうございます!作品は笑ってしまう要素があり、とても読んでて楽しかったです。
そして、そして!皆さん、重大発表です!な、な、なんと!
INFINITE・GREASEが初コラボでございます!
*\(^o^)/*バンザーイ!パチパチパチー!
これを見て「この人なのでは……!?」などの感想は書いてはダメですよ。コラボ本編までお待ちしてください。
なお、コラボはこの臨海学校編を終えてからとなります。しばしお待ちください。
では、次回予告へ……フウッ!(ゲンム風に)
***
次回、INFINITE・GREASE!
ついに登場!?天災、篠ノ之束!
束「やっほー!束さんだよー!終わり」
更に、一海に専用機が!?
葛城「君の専用機、グリスコートだ!」
一海「これが、俺の……!」
そして、一海VS箒!?
箒「いくぞ、一海!」
一海「へっ、来いよゴラァ!」
第14話 衝突するジーニアス達