INFINITE・GREASE   作:オーマピジョン

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一海「仮面ライダーグリスとしてファウストと戦う猿渡一海はナイトローグの正体が氷室幻徳である事を知る。更に、スクラッシュ計画と言う計画に俺が関わっていた事を聞いてショックを受けていたが、一夏のおかげで立ち直り、幻徳との決戦を迎えようとしていた!」

????「なんか凄い展開えげつなくないか?」

一海「もう驚かないぞ、お前は誰だ!」

カミツレ「俺の中の俺〜って、歌わせるな!……ったく、杉山カミツレだ」

一海「おうおう、ウェルカム!」

カミツレ「完全に慣れてるな……」

一海「そりゃ、沢山お客が来たからな。人のドライバーを分解しようとしたり、全身筋肉だったり、オカマ連れて来たり、礼儀の良い奴だったり、徹〇の部屋したり、コーヒーがクソマズだったり、まだドライバー分解しようとしたり、人が飛んでるのにわざわざ連絡してきたり、預言者だったり……大変だったんだぞ!」

カミツレ「いや、知らねぇよ……で、今回はナイトローグって奴と決着をつけるのか」

一海「おう、俺VSナイトローグだ!どうなる、第18話!」


さらば、ナイトローグ

俺は三羽ガラスや葛城さんと浜辺で仲間を待っていた。

 

「カシラ、本当に幻徳と……」

 

勝が俺に聞いてきた。

俺は、幻徳とこれから戦う。俺は仮面ライダーグリスとして、幻徳はナイトローグとして。

 

「あぁ、するさ。その為に今それを見届ける為の仲間を待ってんだよ」

 

すると、空の彼方から仲間達が飛んで戻ってきた。一夏達だ。

 

「あ、一夏達だ!おーい!」

 

全員無事に戻って来てくれた。鈴の腕には福音の操縦者がいた。

 

「お帰り……って、何か見た目変わってねぇか?」

「おう、パワーアップしたのさ」

 

一夏のISはかなり変わっていた。腕がデカい。

 

「とりあえず千冬姉にバレないように」

「ほう、誰にバレないようにするんだ?」

 

俺と三羽ガラス以外が凍りつく。専用機持ちが恐る恐るそちらを見ると、我らが織斑先生と山田先生がいた。あれ、内海さんは?

 

「ち、千冬姉、これは……」

「織斑先生だ。全く……処罰は後だ。今は猿渡についていけ」

 

織斑先生が呆れたように言うと、専用機持ちは頭に?を浮かべた。一応言うが、見逃された訳では無い。

 

「って事で、経緯を話しながら移動するぞ」

「カシラ、一体何処に行くのだ?」

 

俺が行こうとすると、ラウラが質問してきた。まぁ、本題に入れる訳だし、言っておこう。

 

「氷室と、ケリつけに行く」

 

***

 

旅館よりも少し離れた浜辺で猿渡一海と氷室幻徳は向き合っていた。専用機持ち達や、三羽ガラス、教師2人と葛城がそれを見ている。

 

「ボトルを全て出せ」

 

幻徳の言葉で一海と葛城はフルボトルを全て出す。幻徳もフルボトル10本全てを出した。

 

「ここにあるボトル全てを賭けて勝負だ。変身解除、戦闘不能で決着だ」

 

そう言うと、幻徳はトランスチームガンとバットフルボトルを取り出した。

 

「スクラッシュ計画をきっかけに、俺達の運命は変わった。戦う運命だけを背負わされた、そうだろう!」

「……あぁ、そうなのかもな。けどよ、それがどうした!俺は俺自身の掲げたもんの為に戦うだけだ!」

 

一海もスクラッシュドライバーとロボットスクラッシュゼリーを取り出した。一海はスクラッシュドライバーを腰に巻く。

 

『ロボットゼリー!』

『バット……!』

 

一海はドライバーにゼリーをセットし、幻徳はボトルをトランスチームガンに装填する。

 

「……変身」

「蒸血」

『潰れる!流れる!溢れ出る!』

『ミスト・マッチ……!』

 

一海がレンチを下ろすと、ビーカーが現れる。幻徳はトランスチームガンの引き金を引いて、煙を撒いた。

 

『ロボット・イン・グリス!ブラァ!』

『バット……バッ、バット……ファイア!』

 

互いの変身が完了した。沈黙し合い、見つめ合う2人。先に動いたのは、グリスだった。

 

「オラァ!」

「フッ!」

 

グリスのパンチをローグは受け流す。隙の出来たグリスの背中に回し蹴りを放つローグだったが、すぐに向き直ったグリスはそれを屈んで避けた。

 

「ッラァ!」

 

立ち上がったグリスの右ストレートをローグは手で受け止めた。ローグが右ストレートを放つが、グリスがそれを手で受け止める。

 

「ぐっ、つえぇ……!」

「スペックとハザードレベルの差など、技術の差でどうにでもなれる。場数なら、俺の方が上だ!」

 

ローグはグリスの腕を振り払うと、腹に膝蹴りを入れた。くの字に曲がるグリス。ローグは頭を掴むと、顔面に膝蹴りを再び入れた。

 

「グァッ……!」

 

仰け反るグリス。ローグはトランスチームガンを取り出すと、グリスに銃口を向けた。

 

『スチームブレイク!バット……!』

「倒れろ…!」

「ガアァァァァ!」

 

紫のエネルギー弾がグリスに直撃する。グリスは地面に転がって倒れてしまった。

 

「一海!」

「「「カシラァ!」」」

 

一夏や三羽ガラスの声が聞こえる。グリスはそれを聞いて立ち上がる。

 

「俺はどんなに苦しくても戦った!人を殺した!戦場で傷ついた、傷つけた!平和ボケしていたお前とは違う!俺は独りで戦ってきたんだ!フンッ!」

 

ローグの背中から大きな羽が生えた。ローグはグリス目掛けて突進してくる。グリスは避けようとするが、大きな羽に当たってしまった。

 

「グアッ」

「まだだ!」

 

ローグは上空からトランスチームガンを放ってきた。グリスはそれを避けながらボトルの元まで走り出す。前転しながらボトルを1本拾うと、ドライバーにセットした。

 

『ディスチャージボトル!』

 

グリスはレンチを下ろすと、下ろした手とは反対の手を上へと向けた。

 

『潰れな〜い!ディスチャージクラッシュ!ヘリコプター!』

 

掲げた手から黒い液体がヘリコプターの羽を創り出していく。羽は高速で回転すると、グリスの体を浮かした。

 

『ツインブレイカー!』

 

グリスはツインブレイカーを呼び出すと、ビームモードにしてローグを狙う。ローグもそれを避けながら銃撃する。

 

「素早いか!だったら……!」

『アタックモード!』

 

グリスは器用にレイジングビーマーの方向を変えてアタックモードへと変形させた。グリスはローグに接近を行う。

 

「来るか……!」

『アイススチーム!』

 

ローグもスチームブレードを取り出してバルブを回転させて待ち構える。

グリスはヘリコプターで接近すると、ヘリコプターを掴んでいた手を離した。

 

「何っ!?」

「オォォォォォ!!」

『シングル!シングルブレイク!』

 

ローグに飛び込んだグリスはツインブレイカーにロボットゼリーを装填すると、ツインブレイカーをローグに向ける。

グリスのパイルとローグのブレードが互いに直撃した。

 

「ぐぁあっ!」

「グウッ……!」

 

グリスとローグは地面へと落下する。地面に叩きつけられた両者はすぐに立ち上がった。

 

「独りで戦う事しか出来ない苦しみなんて、分かるまい!」

『エレキスチーム!』

 

ローグはブレードのバルブを回転させると、グリスに接近する。グリスはカブトムシフルボトルを拾うと、ツインブレイカーに装填した。

 

『シングル!』

「独りなんかじゃねぇだろ……!テメェにも、仲間がいるじゃねぇか!」

『シングルブレイク!』

 

グリスのカブトムシの角の形をしたエネルギーを纏った一突きとローグの電撃の一振がぶつかり合い、爆発を起こした。爆風に晒されて吹き飛ばされる両者。

 

「ファウストは所詮世界に復讐心を持った奴らの集まり。ただの利害一致だ!」

「ホントにそれだけかよ!だったら、チェスの時のアレは何だ!?本当にお前の言う程度しか思ってなかったのか!?」

 

グリスはローグの元へ走り出すと、左ストレートを放つが、ローグがそれを受け止めた。ローグは右の拳を放った瞬間。

 

ドカァ!

 

グリスの拳がローグの顔面に直撃した。クロスカウンターである。

 

「な、何が……!?」

「自分の心と向き合えよ!」

 

グリスはローグを掴むと、レンチを下ろした。

 

『スクラップフィニッシュ!』

「逃げてんじゃ、ねぇぇぇぇぇ!!」

 

ゼリーがロボットアーム状に腕に纏うと、グリスはローグの胴体にスクラップフィニッシュを放った。

 

「グアァァァァ!!」

 

砂浜を転がるローグ。それでもナイトローグは立ち上がった。

 

「タフすぎでしょ……!」

「だが既に限界なはずだ」

「それはカシラも同じなようだがな……カシラ頑張ってくれー!」

 

鈴、箒、ラウラが話をする。箒の言う通り、互いに限界が来ていた。

 

「………」

 

シャルロットはただそれを見つめるだけで何も言わない。それは、何を意味しているのかは、誰にも分からない。

 

「どぉやら、お互いに次が最後になりそうだな……行くぜ」

「上等だ……!お前を倒し、ファウストとして世界を変えていくんだ!ハアァッ!」

 

ローグは翼を広げると、上空まで飛ぶ。そして翼に煙を纏わせて翼をドリル状にすると、グリス目掛けて急降下していった。

 

「「「カシラァ!」」」

 

三羽ガラスはグリスを呼ぶと、3人のボトルをグリスに投げ渡した。それに気づいたグリスはそれを受け取ると、キャッスルをドライバーに、他の2本をツインブレイカーにセットした。

 

『ディスチャージボトル!』

『シングル!ツイン!』

 

レイジングパイルに赤、青、黄の3色が纏われる。グリスはレンチを下ろすと、ツインブレイカーの一撃を放った。

 

『潰れな〜い!ディスチャージクラッシュ!』

『ツインブレイク!』

 

ローグとグリスの必殺技がぶつかり合う。

 

「オオオオオォォォォォ!!」

「ハァァァァァァァ!!」

 

強い衝撃が周りに広がり、観戦していた三羽ガラス達は風圧で吹き飛ばされそうになる。

 

「オオオオオオ!!心火を燃やして、ぶっ潰すゥゥゥゥゥ!!」

 

爆発が起こる。爆煙の中から吹っ飛ばされたのはーーローグだった。

 

「グァァァァッ!グゥ……!」

 

変身が解除され、倒れる氷室。グリスはツインブレイカーを構えた体勢を止めると、変身を解除させた。

 

「やったー!カシラが勝ったー!」

「ヒヤヒヤさせんなよ、ったく」

「バンザーイ!バンザーイ!」

「うぉぉ、胴上げは止めろ!体が痛いんだよ!あ、イタタタ……」

 

三羽ガラスが飛び跳ねながら一海の元へ向かうと、胴上げをする。他の仲間達も一海の元へ向かっていった。

 

「これで一件落着、ですわね」

「おっと、お前達。処罰の事を忘れるなよ」

 

セシリアが安堵の言葉を言っていると、後ろから千冬が言葉を挟んだ。それを聞いて顔を青くする専用機持ち。それを見て一海は笑った。

 

「……負けちゃったね」

「いつから気づいたんだ?」

 

倒れる幻徳の元にシャルロットが現れた。

 

「初めて僕の前にナイトローグとして現れた時かな。素の雰囲気と似てたような気がして」

「そんな理由で正体がバレるなんて……最悪だ」

 

頭を抱える幻徳をシャルロットは微笑むだけだった。

全員が安堵する中、葛城だけが神妙な顔をしていた。葛城の様子に麻耶が気づく。

 

「どうかしましたか?葛城博士」

「おかしい……何故1対1で勝負を仕掛けようとしたんだ?それに、他のメンバーの姿が無い……まるで、誰かに仕組まれているような……」

 

葛城が疑問点を全員が『あ』と疑問に気づき、幻徳の表情が真剣な物になる。

 

「そこに気づくとは、流石だねぇ。天才物理学者の名は伊達じゃないか!」

 

渋い声が聞こえる。煙が放たれると、3人の影が姿が表した。

ブラッドスターク、クロム、そしてーー

 

「スターク、チェス!それに……」

「う、内海先生……!?」

 

スタークの傍にいたのは内海だった。内海は何も言わずにメガネをかけ直すだけだった。

 

「一海、ファウストは、難波に乗っ取られた……!それだけじゃない。スクラッシュ計画やお前にネビュラガスを注入したのも、難波だ……!」

「嘘だろ……!?」

 

誰もがスターク達を見る。スタークは面白そうに笑うだけだった。

 

「そうさ。俺達難波こそが真のファウストなのさ!これからは、俺達が敵だ」

「ッ!全員下がれ!」

「彼らは僕達が!」

『ロボット・イン・グリス!』

『ロケットパンダ!イェーイ!』

 

一海と三羽ガラス、葛城が前に出てグリス、ハードスマッシュ、ビルド・ロケットパンダフォームに変身する。すると、クロムがチェスフルボトルを取り出して、チェスハードスマッシュへと変貌した。

 

「貴方達の相手は私だ」

 

チェスは耐久力のあるポーンを差し向ける。乱闘が起こる中、スタークはスライディングしながらグリス、ハードスマッシュ、ビルドに触れた。

 

「ハザードレベル……グリス、4.2!キャッスル、3.8!スタッグ、3.7!オウル、3.6!葛城、3.4!良いねぇ、成長してくれてなによりだ。そしてぇ!」

「ッ!シャルロット!」

「キャア!」

 

ハザードレベルを測定したスタークは幻徳に一瞬で近づく。幻徳はシャルロットを押し返すと、スタークは幻徳の胸ぐらを掴んで持ち上げた。

 

「ハザードレベル……4.0!既に覚醒していたか!ハッハッハッ!お前を利用して正解だった!」

 

トランスチームガンを拾った内海とチェスがスタークの元へ集まる。グリスやビルドや三羽ガラスが向かおうとするが、チェスのルーク達が足止めしてくる。

 

「幻徳!」

「氷室ォ!」

 

シャルロットとグリスが呼びかける。幻徳はシャルロットの方を向いた。

 

「シャル、ロット……!後は、任せた……また、会おう」

 

スタークはトランスチームガンを取り出して、立ち去ろうとする。

 

「じゃあな。今度は難波のファウストとして会おうじゃないか!」

 

シャルロットが手を伸ばし、グリスは駆け出した。

 

「幻徳ぅぅぅ!!」

「氷室ぉぉぉ!!」

 

煙が撒かれていく。グリスが煙に突っ込むが、何一つ触れること無く煙を突き抜けた。伸ばした手が震える。

 

「掴めた、はずなのに……ちくしょう、クソォ……!」

「そんな、幻徳……」

 

何も掴めなかった手を強く握りしめるグリス。シャルロットは伸ばしても届かなかった手を見つめるだけだった。

 

***

 

「…………」

 

俺は何も言わずただバスの景色を見つめる。あの後、専用機持ちは処罰を下され、事を終えた……のだが、全員暗い顔をしていた。特に、シャルロットは。

 

「カシラ、もう少しで学校だよ!」

「おう、そうだな……」

 

バスは学園に到着する。集まって話を聞いた後、寮に戻る。

 

「戻りました……」

「お帰り、一海くん」

 

俺が部屋に戻ると、楯無さんがいつも通りいた。

 

「話、聞いたわよ。……大変だったわね」

「あぁ、ハイ……。大丈夫ッスよ、俺!平気です!」

 

俺が笑って返事すると、楯無さんは「そう」と安心する。俺から立ち去ろうとする楯無の後ろ姿を俺は見ていると、無意識に動いてしまった。

楯無さんを後ろから抱きしめてしまう。

 

「えっ、一海、くん……?」

「すみません。もう少し、こうしていたいです……」

 

自分の体の事や、氷室の事を思い出してしまう。悲しい事に、大切な仲間を失ってしまった事で気づいた。

 

ーー俺が、楯無さんの事が好きな事。

 

***

 

一海と幻徳の死闘が終わった砂浜。

誰も居なくなったはずのその場に、とある二人が……いや、一人が満足そうな様子で立っていた。

 

「いやぁ〜、X座標もY座標もいじらないで、Z座標だけをいじった限りなく近い平行世界でまさか、同じライダーシステムがあるとはねぇ〜♪」

『参戦しなくても、良かったのか?』

 

一人の怪物から、二人の声が聞こえてくる。

一人は若い女の声で、もう一人は渋い大人な男の声だ。

 

「まあね〜。こっちの世界のことに干渉しようとは思わないかな〜?」

『他の世界に干渉は、もうコリゴリか?』

「ん、まぁね〜…」

 

女の方の声が、嫌なことを思い出したような声になる。

 

「前回のあそこで自分自身の干渉はもうしないって決めたから、今回はとある案を用意してあるんだよ」

『ほう…?』

「ま、今は良いよね。あとは、この世界のガスを万城龍我にぶっかければおしまいだね〜」

 

『…殺すなよ?』

「嫌だなぁ、私を誰だと思ってるの?」

『天災、だろう?』

「正解!」

 

怪物はそう言うと、どこからともなく取り出したフルボトルをトランスチームガンに挿入する。

 

「さぁ〜て…?データ、取らさせてもらうよ〜」

『Parallel!』

 

そんな音声と共にトランスチームガンから銀色の煙が噴き出し、怪物の身体を包み込む。

 

怪人…もとい、二人目のブラッドスタークの身体を。




今回の前書きには魔女っ子アルト姫さんの「私のIS 苦難の力」のカミツレくんに来てもらいました。ありがとうございます!

さて、次回は〜、何と〜、麦ちゃさんの「INFINITE・CROSS-Z」とコラボでございます!
わー、*\(^o^)/*バンザーイ!ビルド本編同様の一海と龍我の凸凹コンビの活躍を是非見てください!

そして!ハードスマッシュ募集はついに残り一体のなりました!今こそがチャンスでございます!勿論、スマッシュ募集もしてます!

今回、次回予告はございません。あらすじもコラボが完結するまでゲストは出ません。

では、次回まで、ヾ('ω'⊂ )))Σ≡サラバ
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