龍我「俺の活躍だけを見てくれよな!」
一海「おい待てゴラ。何勝手に自分だけの活躍の場みたいな事言ってんだよ。コッチだって苦労してんだぞ!」
龍我「コッチだって辛い目なんてアホみたいにあったわ!」
一海「折角だし、これまでのあらすじを紹介していくぜ!農家の大地主の一人息子である猿渡一海はISを動かしてしまいIS学園に入学する事になる」
龍我「お前農家なのかよ」
一海「良いから黙っとけ。……で、IS学園で自身が一年前にネビュラガスを注入された事を知り。その注入を行ったファウストと戦う覚悟を決める」
龍我「ネビュ……何だそれ?」
一海「バカは黙っとけって言ってただろ!ったく!一海は仮面ライダーグリスに変身しハードスマッシュに変身する三羽ガラスと共に、ファウストのナイトローグやハードスマッシュ達と戦っていく」
龍我「この世界にもローグがいんのかよ……」
一海「お前もローグ知ってんのかよ。で、臨海学校にてナイトローグとタイマンで戦って勝利を収めた一海だったが、ファウストは難波重工に乗っ取られてしまう」
龍我「マジかよ、難波って所マジヤベーイな!」
一海「語彙力のねぇ感想言ってんじゃねぇ!この筋肉バカ!」
龍我「んだとこの田舎モン!」
2人「ぐぬぬぬぬぬ……!」
美空&楯無「第19話、始まるよ!」
バカ×2「あ、セリフ取られた……」
一海「まぁ、みーたんと楯無さんだから許すけど」
龍我「許すのかよ!」
ビジターは突然に
難波重工。
世界屈指の兵器生産を行う大規模企業。全ての兵器に携わる程の技術力。故に現在、全世界に展開している。しかし、その正体はファウストとしてIS学園を狙う謎と闇の多い組織である。
難波重工の日本支部では内海がある物を創り出していた。
「完成したのか?」
「えぇ、後はライダー2人からデータを取るだけです」
くつろぎながら内海を見ているのは難波重工の主「難波重三郎」である。堂々としつつも浮世離れした態度をしている様子は誰もが退くだろう。
「クローンヘルブロス。カイザーシステムを改良し創り上げたブロスシステムを無人で動かす兵器です」
「これで、IS学園の餓鬼共を倒せると言う訳だな」
ニヤリと妖しく笑う重三郎。内海はタブレットを操作してクローンヘルブロスの調整をするだけだ。
「これも全て、平行世界とか言う所から来たあの女のおかげだな」
「直に彼女も来るでしょう。その時こそ、計画の開始です」
突如として現れた平行世界の天災。彼女がもたらした技術はブロスシステムの完成へと繋がった。
「これで、ワシら難波重工の技術力を証明出来る。もう、ISの必要が無い世界へと進出する。ふふ、フハハハ……!」
重三郎は高笑いをすると、たい焼きを頬張った。
不穏は、確かに近づこうとする。
***
IS学園の一角にて、猿渡一海は呑気に日陰で寝そべっていた。
「あー、平和って最高だぜ……あ、もう少しでみーたんのLIVE配信だ!」
一海は急いでスマホを取り出す。ハードタイプのスマホカバーはみーたんこと石動美空の写真がイラストされた物だった。
「後5分後……みーたん、待ってろよ!」
一海がニヤニヤしながら配信を待っていると、待機形態のグリスコートに連絡が入った。
『聞こえるかい、一海くん!』
「うす、どうしたんすか、葛城さん」
連絡してきたのは葛城である。臨海学校以来、拠点を隠れ家に移したそうだ。ファウストから逃げ出して以降隠れ家を持ったらしい。
『スマッシュがIS学園に出現した。至急向かってほしい!』
「マジかよ……分かりました!」
一海は連絡を切ると、送られてきた出現ポイントまで向かう。
「みーたんのLIVEが見れないなんて……スマッシュめ、ゆ"る"ざん"!」
怒りに震える一海はスマッシュの元へと到着した。
そこに居たのは毒々しい紫や緑の色合いと頭から生えているサソリの尻尾が特徴的なスコーピオンスマッシュとクラゲの様な見た目をしたアイススマッシュである。
「ウォオオオオ!!」
「テメェのせいでこちとら迷惑してんだ!覚悟してもらうぜ!」
『ロボットゼリー!』
一海はスクラッシュドライバーを腰に巻いてゼリーをセットすると、ポーズを決めてからレンチを下ろした。
「変身!」
『潰れる!流れる!溢れ出る!ロボット・イン・グリス!ブラァ!』
挑発するように指を曲げると、グリスに変身をした。拳を握って胸を叩く。
「心火を燃やして、ぶっ潰す!」
『ツインブレイカー!』
グリスはツインブレイカーを呼び出すと、走り出してアイススマッシュを殴った。ツインブレイカーのレイジングパイルが体を削る。
「ウォオオ!」
「おっと、ドラッ!」
スコーピオンの攻撃をグリスは容易く避けると、ツインブレイカーで攻撃する。
後ろからアイスが氷柱状の矢「アイシクルチルアロー」を放つ。
「うおっ、あぶねっ!」
それに気づいたグリスは背中の穴から黒い液体を放出しながらスライディングをして避ける。立ち上がった所をスコーピオンの尻尾がグリスを襲った。
「ちょ、連続は、ずるいぞ!ぐわっ!」
尻尾の連撃についてこれなくなったグリスは尻尾の突きを直撃する。後ろへ下がってしまった所をアイスの矢が当たってしまった。
「ぐっ、連携プレーとは、やるな。けどよ、こっちはまだ満足したりねぇんだよ……!」
グリスは消防車フルボトルを取り出すと、ドライバーにセットした。
『ディスチャージボトル!』
スコーピオンが接近をし、アイスがその後ろで矢の援護射撃を行う。しかし、グリスは動じること無くレンチを下ろした。
『潰れな〜い!ディスチャージクラッシュ!消防車!』
すると、腕に消防車を模したような放水銃「マルチデリュージガン」が左腕に装備される。
「おら行くぞー!ハッ!」
マルチデリュージガンをスコーピオンに向けると、勢い良く水が放出し、スコーピオンを遠くへと飛ばした。更に、火炎放射機のように炎を放って氷の矢を溶かしてしまう。
「消防車なのに火ィ出すかフツー……まぁ、良いか!」
『ビームモード!』
グリスはロケットフルボトルとスパイダーフルボトルを取り出すと、ツインブレイカーをビームモードにして、装填した。
『シングル!ツイン!』
「さてと、捕まっときな!」
『ツインフィニッシュ!』
グリスがトリガーを押すと、ロケットが放たれた。アイスがアイシクルチルアローを放ってロケットを撃ち落とすと、中から蜘蛛の糸が放たれてアイスとスコーピオンを捉えてしまう。
「仲良く2人で、倒されちまいな!」
『スクラップフィニッシュ!』
グリスは身動きの出来ないアイスとスコーピオンをスクラップフィニッシュで倒した。エンプティボトルでスマッシュの成分を抜くと、学園の生徒に戻った。
「また生徒かよ……」
グリスはスマッシュを倒した事を伝えようと葛城に通信を繋ごうとする。
「あ、葛城さんっすか?スマッシュを倒したんすけど……」
『大変だ!三羽ガラスが何者かに襲撃を受けている!』
「なっ……!?」
葛城からの情報に驚いていると、エネルギー弾がグリスを襲った。
グリスが放たれた方を見ると、キングになったチェスとポーンがプロモーションしてビショップになっていた。
「残念ですが、三羽ガラスの元には行かせませんよ」
「チェス……!邪魔すんじゃねぇ!」
チェスはすぐにその場を立ち去るが、ビショップ達はグリスにエネルギー弾を連射した。
***
一海がスマッシュと戦う少し前。
先に葛城から連絡を三羽ガラスは別の場所で現れたストロング、ニードル、ファングスマッシュを相手にしていた。
「フッ、ハァ!」
「テリャァァ!」
スタッグが2本の刀でファングを切り裂き、オウルがニードルを攻撃する。
「ドルァァァァ!」
キャッスルはストロングを殴り飛ばした。
「青羽、黄羽!例のヤツ行くぞ!」
「連携技か!」
「了解、赤ちゃん!」
キャッスルの合図に反応するスタッグとオウル。3体のハードスマッシュは攻撃してスマッシュを一纏めにさせると、3方向からの突進攻撃を放った。
「「「オラァァァァァ!!」」」
「「「ウォオオオオ!?」」」
スマッシュ×3は緑色の爆発を起こした後、倒れる。ハードスマッシュ達はエンプティボトルで成分を抜き取った。
「よしっ、終わったー!」
「さっさと帰ろうぜ」
「カシラとご飯食べに行こー!」
ハードスマッシュの姿のままで会話をする三羽ガラス。ーーそれを見ている人影に気づかぬまま。
その直後、三羽ガラスは何者かに襲撃を受ける。
***
「うぉおおおおおおお!!」
スライディングでエネルギー弾を避けるグリス。ビームモードのツインブレイカーで応戦。当たりはするが、倒せは出来なかった。
「くっ、時間がねぇのに!そうだ、アレなら……!」
グリスはガトリングフルボトルを取り出すと、ドライバーに装填してレンチを下ろした。
『ディスチャージボトル!潰れな〜い!ディスチャージクラッシュ!ガトリング!』
『ホークガトリンガー!』
すると、黒い液体が形を作る。タカの意匠を取り入れられた機関銃「ホークガトリンガー」である。
「葛城さんが発明した武器、使わせてもらうぜ!」
『10!20!30!……』
グリスはガトリンガーの中心部にあるリボルバレルを回転させると、10発ずつ装填されていき、その度にエネルギーが収束していく。
『70!80!90!100!フルバレット!』
「今だ!」
『ディスチャージボトル!潰れな〜い!ディスチャージクラッシュ!ヘリコプター!』
最大装填数の100に到達させたグリスはドライバーにヘリコプターフルボトルをセットさせてレンチを下ろす。ヘリコプターの羽が展開し、グリスはビショップ達の真上まで飛んだ。
「喰らいやがれぇぇぇぇ!」
グリスが引き金を引くと、次々と弾丸が発射されてビショップ達を蜂の巣にしていく。100発撃ちきる時にはビショップは全て倒されていた。
「喜ぶ暇なんて無さそうだな。アイツらの元に行かねぇと!」
グリスは三羽ガラスの元へ走り出していった。
***
グリスは三羽ガラスが戦っていたポイントに向かっていた。
「アイツら、無事でいてくれ……!」
少しづつ戦闘音が聞こえてきた。三羽ガラスを追い詰める程の実力である。只者では無いだろう。
「それでも構わねぇ!俺がアイツらを、助ける!」
すると、三羽ガラスの姿が見つかった。そこにはシルバーの戦士がいた。シルバーの戦士の腰には自身と同じスクラッシュドライバーが巻かれていた。
「なっーーー!?」
思い出されるのはスタークに連れ去られる幻徳とスタークの姿。
『ハザードレベル……4.0!既に覚醒していたか!ハッハッハッ!お前を利用して正解だった!』
葛城曰く、スタークは既にスクラッシュドライバーのデータを手に入れているらしい。もしかしたら、シルバーの戦士は難波のライダーなのかもしれない。ーー幻徳と言う可能性もあった。
「待ちやがれ!コノヤロォォォォォ!!」
跳躍したグリスはシルバーのライダーを掴むと、敵ライダー共々何度か地面を転がった。
「「「か、カシラァ!」」」
グリスの事を呼ぶ三羽ガラス。敵ライダーから離れると、立ち上がる。敵ライダーも立ち上がる。
「突然なんだよお前!」
「……仮面ライダーグリスだ。コイツらの面倒見てるんだよ」
グリスはツインブレイカーを呼び出すと、構えた。
「コイツらを痛めつけた分、全部返してやんよ……!心火を燃やして、ぶっ潰す!」
これこそが、仮面ライダーグリスの変身者・猿渡一海と平行世界のライダー、クローズの変身者・万城龍我の出会いである。
スコーピオンスマッシュは月とスッポンさんのアイデアです!ありがとうございます!
そして!遂にコラボ第1回です!凹凸コンビの活躍をよろしくお願いします!
勿論今回も次回予告はありません。
次回もお楽しみに!
第20話 燃えるドラゴン