龍我「今回でラストなんだろ!?どうすんだよ!」
一海「ここはICとIGで丸々『ドルヲタ、推しと付き合うってよ』をするしかないな!」
龍我「もう手遅れだよ!」
一海「なんだと!?じゃあ、どうすんだ!」
龍我「知るかよバカ!」
一海「何だと筋肉バカ……!」
2人「ぐぬぬぬぬぬ……!」
楯無「どうなる、第27話!」
2人「あっ、また……」
一海「まぁ、楯無さんだから許すんだけどな」
龍我「またそれかよ……」
『ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!!』
合体したクローンヘルブロスが咆哮をあげる。そのあまりの大きさに空気がビリビリと振動し、特別棟の窓ガラスが粉々に砕け散った。
「う、嘘だろオイ……」
龍我の絶望的な声があがる。そりゃそうだ。タダでさえ強敵だったのがまたピンピンして強くなって現れたのだから。
『グォォ……!』
クローンヘルブロスがブレた瞬間、ラウラ、鈴、シャルロットを吹き飛ばした。速すぎる。龍我もクローンヘルブロスの攻撃を受け流すが肩のアーマーが砕けてしまう。
俺はギリギリ見れたが、一夏は対応できずにいる。
「龍我ァ!テメェ今の見えたか!」
「ギリギリな……来るぞ!」
クローンヘルブロスは龍我に迫る。やはりその速度は異常なもので、俺でも対処しきれない。
「グッ!?」
アッパーを喰らってしまう龍我だったが、両腕でクローンヘルブロスの腕をガッチリと掴んでいた。
「へへっ、逃がさねェぞコノヤロウ……ッ!?」
動こうとする龍我だったが、クローンヘルブロスの体から歯車が射出され龍我に迫る。
「マズッ……」
「龍我ァ!逃げろォォォォォ!!!」
俺は叫ぶが時既に遅し。2つの歯車は龍我をしっかりと捕らえた。
「ギャアアアアァァァァ!?」
変身が解除され、爆発を起こしながら吹っ飛ばされる。ドライバーは弾け飛んで行った。
「ガァァァァァァァァァァァァァ!?!?!?」
「「「り、龍我ァ!!!」」」
修也、聖吉、俺は龍我に駆け寄った。血のラインが走っており、出血も酷い。
「一海くん、龍我くんをお願い!」
「ここは俺達に!」
「すまねぇ、楯無さん、勝!」
俺は2人にクローンヘルブロスを任せて龍我の元へと向かう。
「おい!しっかりしろ龍我!」
「そうだよ!ほら、龍我!」
修也と聖吉が必死に龍我を呼びかける。俺は龍我を揺らして起こそうとしていた。すると、龍我の目が赤く染まる。
「ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙!!!」
その瞬間、龍我が叫び、俺を無理矢理引き剥がした。手をまさぐりだし、落ちていた鉄パイプを拾う。……って、マジかよ。コイツ重体のまま戦う気か!?
「お、おい龍我!どうした!」
「ウルセェェェェェェェェエエエエエッ!!!」
「グッ!テメェ……!」
俺は慌てて龍我を羽交い締めするが、龍我はそれを解いて鉄パイプで殴った。生身の攻撃なのとライダーに変身していたので平気ではあるが。
「クソッ……身体が……」
龍我は前のめりに倒れてしまう。
「龍我!クソッ……デタラメに強ェ……!」
「勝ち筋が見つからないわね……」
勝と楯無さんが下がってこちらに来た。二人揃って疲労が激しい。
「黄羽!とりあえず龍我を安全な場所に避難させてやれ!」
「わ、分かったよ!青ちゃん!」
聖吉は修也の指示で龍我を連れて飛んで行く。 俺達4人はクローンヘルブロスの方を見た。
「どうするんすか、カシラ……?」
「聞くな。今考えてんだよ」
どう頑張っても勝ち目が無い。一夏の攻撃で多分攻撃は通用するだろうが、その前にやられ返される。
「一海……もう一度、零落白夜を使おう」
「一夏!でも、エネルギーは……」
すると、一夏がこちらに来ながら提案してきた。しかし、それだと一夏にリスクがある。
「あぁ、使ったら即尽きるだろうな……」
「そんなの危ねぇよ!」
「分かってる。でも、やるしかねぇんだ。まだまだ未熟者で、皆の役に立てるのなんてコレっぽっちしか無い。頼む、やらせてくれ」
一夏の目には覚悟があった。多分、言っても聞かない。
「何辛気臭いこと言ってんのよ」
「そうですわ。一夏さんは皆に支えられてこその一夏さんですから」
すると、鈴とセシリアがやって来た。
「嫁の為なら力になるさ」
「僕も力になるよ!」
ラウラとシャルロットもやって来た。一夏はビックリしたような顔をしている。
「一夏!」
「箒!」
すると、箒もやって来た。俺はそこでピンと思い付く。
「箒と一夏、紅椿と白式……ベストマッチじゃねぇか。箒、ワンオフ、使えるか?」
「絢爛舞踏か?……使えるか分からないが、やってみよう!」
「よし!となれば実行だな。……行くぜ」
三羽ガラスが先攻する。3方向から3色の光を纏って一気に突進を行った。
「答えてくれ、紅椿……絢爛舞踏!」
紅椿が黄金に光り、専用機持ちにエネルギーが渡っていく。
「皆、頼む!」
「任せて!竜砲!」
「ブルーティアーズ!」
「嫁とカシラに答える時!」
一夏の言葉に応じる様に鈴、セシリア、ラウラがクローンヘルブロスに一斉掃射する。
「盾殺し!」
「ミストルティンの槍!」
「ハァァァァ!」
シャルロット、楯無さん、箒が次々と攻撃を当てていく。目まぐるしい攻撃にクローンヘルブロスは対応出来ずにいた。
「一夏ァ!」
「オオオオ!」
俺が一夏を呼ぶと、一夏は再び零落白夜を発動し、クローンヘルブロスを切り裂いた。火花が散っていく。
「一海ィ!」
「任せなゴラァァァァァ!!」
『スクラップフィニッシュ!』
一夏が俺を呼ぶのでそれに答えながら蹴りを放つ。蹴りはクローンヘルブロスの胸部に命中する。
ガシッ!
「ーーなっ!?」
しかし、クローンヘルブロスは俺の足を掴むと銃口を俺に向けた。
『ファンキーフィニッシュ!』
「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁ!!??」
光弾は俺に直撃してしまい、地面を何回かバウンドすると、転がる。
「「「カシラァ!!」」」
三羽ガラスが呼ぶが返事をする事が出来ない。すると、クローンヘルブロスの後ろの物陰からとある人物が現れた。
「残念でしたね。完全となったクローンヘルブロスに勝ち目はありませんよ」
「う、内海さん……」
眼鏡をかけたスーツの男。元IS学園の教師にして、現在は難波重工の1人ーーつまりは敵となった内海さんだった。
「貴方達がどんな手を使おうと、今のクローンヘルブロスはそれを凌駕できる。ISを学習し、ハードスマッシュを学習し、仮面ライダーを学習したクローンヘルブロスなら」
つまり、弱点は無い。完膚なきまでに敵を倒す戦闘マシーン。それが今のクローンヘルブロスと言う事である。
「諦める事だな。勝ち目なんて、無かったのだからな。……殺れ、クローンヘルブロス」
『ギアエンジン!ファンキードライブ!ギアリエンジン!』
俺達に銃口を向けるクローンヘルブロス。銃口からエネルギー弾が放たれ、俺達に迫ろうとする。
『海賊電車……発射!』
すると、後ろからエネルギー弾が放たれ、クローンヘルブロスの一撃と衝突すると互いに爆発を起こした。
「……貴方ですか、葛城博士」
「内海さん……」
後ろを向くと、海賊レッシャーのビルドに変身した葛城さんだった。
「貴方の、難波の思い通りにはさせない。クローンヘルブロスは……ここで倒す!」
葛城さんは走り出すと、クローンヘルブロスと戦闘を始める。葛城さんは海賊ハッシャーを振り下ろすが、クローンヘルブロスの腕で受け止められた。すると、葛城さんは俺の方を向く。
「葛城博士、何故貴方は戦うのですか?理由なんて無いのに」
「そんなの、決まってますよ!父さんが掲げてくれた、ラブ&ピースの為だ!」
それを聞いた俺は葛城さんの方を向いた。愛と、平和の為……俺なんかじゃ掲げれない、大層なものだった。
「だが、葛城忍はスクラッシュ計画の張本人。人体実験を行ったんだぞ?」
「確かにそうだ。一海くんや、氷室くんの運命を狂わせてしまった。だが、スクラッシュ計画で副作用を起こした人物や死者は現れてない。父さんの真意は分からないーーでも、僕は父さんを信じる!一海くん、ドラゴンゼリーを!」
俺は近くに落ちていたドラゴンゼリーを掴むと、崩れた壁を支えに立ち上がった。
「ちくしょお……葛城さん、龍我、どうやら俺は、アンタらに毒されちまったようだ……」
俺は壁にもたれて体のバランスを保とうとする。
「やられて、たまるかよ……戦いが世界規模になろうと、相手が誰であろうと関係ねぇ……!戦ってやろうじゃねぇか……!」
俺はドラゴンゼリーの蓋を正面に合わせると、ドライバーにセットした。
『ドラゴンゼリー!』
「ぐぁぁぁぁぁぁ!!??があああああ!?」
体から青い炎が放たれ、全身に苦痛が走る。成程、楯無さんも痛がる訳だよ……!
けどなァ!そんな事どォでも良いンだよ……!龍我、俺はお前が言ってくれたようにしてみるぜ!
「オオオオオオオ!オォォォォォォ!!」
『ツインブレイカー!』
俺の守りたいものの為に!葛城さんの掲げているーー
「愛と、平和の、為にィィィィィ!!」
俺の両腕にツインブレイカーが装備される。体中に力が湧いて出てきて……まだ、動ける!
「一海くん!」
「オォォォォォラァ!!」
葛城さんがクローンヘルブロスから離れると、俺は片方のツインブレイカーでクローンヘルブロスに一撃お見舞いしてやった。
「舐めンじゃねェぞゴラァァァ!!」
両方のツインブレイカーでクローンヘルブロスに連撃を当てる。クローンヘルブロスの体から火花が散り、怯んでいた。
「こ、攻撃が、通用しているだと……!?」
内海さんが驚いているが、そんな事どうでもいい。今はクローンヘルブロスが重要だ。
「足ンねェなぁ!全ッ然足ンねェなぁ!」
回し踵蹴りをクローンヘルブロスの顔面に直撃させると、一気に踏み込んでツインブレイカーで一撃を当てる。
「融合!友情!激昴!誰が俺を満たしてくれンだよォォォォォォォォ!!?」
『ビームモード!』
クローンヘルブロスを掴んで持ち上げると、ビームモードにしたツインブレイカーを連射させる。宙に浮いたクローンヘルブロスをアタックモードのままにしているツインブレイカーで攻撃した。
「心火を燃やしてー」
ぶっ飛ばされたクローンヘルブロス。俺はレンチを下ろした。
「ぶっ潰ゥゥゥゥゥす!!」
『スクラップブレイク!』
立ち上がったクローンヘルブロスを俺は2つのツインブレイカーで×を描くように斬り裂いた。しかし、倒すまでには至らない。
「オォラァァァァァ!!」
すると、後ろから龍我がビートクローザーで×の交差点を刺し貫こうとするが、装甲の硬さなのか貫けてない。
「龍我ァ!」
俺はツインブレイカーを捨てると、ビートクローザーを掴む。
「「オオオオオオオオ!!」」
2人がかりで押し込むと、ビートクローザーはクローンヘルブロスの体を貫いた。
俺達はビートクローザーを引き抜くと、後ろに下がる。
『オ"オ"オ"オ'オ"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!??』
クローンヘルブロスが断末魔を上げると、倒れて爆発を起こした。爆風で近くにいた俺達は吹っ飛ばされてしまい。俺は変身が解けてしまう。
「クローンヘルブロスが……!?クッ!」
内海さんはその隙にトランスチームガンで煙をまいて消えていった。
「はぁ……はぁ……今度こそ……やっただろ……!」
絶え絶えの息を整えようとしながらクローンヘルブロスの方を見る。クローンヘルブロスのいた場所には残骸だけだった。
「ああ、そうみてェだな」
龍我の一言をきっかけに皆が笑い出す。俺も釣られて笑ってしまった。
「そう言えば龍我!お前怪我はどうしたんだよ!?」
今更だが、龍我の体はボロボロなはずだ。動けない訳が無い。
「ンー、俺も良くわかんねェんだけど、スタークが触ったら治った」
『スターク!?』
龍我の一言を聞いて箒以外がビックリして声を上げる。え、スタークって敵じゃねぇの!?
「いやいや!スタークって、お前を倒そうとしてるんじゃねぇのか!?」
「まァそうだと思うんだけどな。ま、よく分からんけど生きてたから今回だけは感謝だな」
「馬鹿ね……」
楯無さんが呆れたように言う。今更っすよ、楯無さん。
「そう言えば龍我君!君、帰れるかもしれないよ!」
「「はァ!?」」
俺と龍我の声が重なる。まさか帰る方法が見つかるなんて……
「いや。今日の朝、IS学園に匿名で封筒が届いてね。中を見たら銀色のフルボトルが入っていて。解析をしたら君の元いた世界の座標が入っていたんだよ」
「マジかよ!?」
あまりの呆気ない簡潔に龍我は悲鳴を上げる。うん、今回は泣いていいぞ。二つの意味で。
「良かったな、龍我!」
「ああ!」
一夏が手を出してきたので、龍我はそれに応えてハイタッチをする。
「恐らくこのフルボトルの中身を君に振りかければ帰れると思うから────」
「あ、ちょっと待ってもらっていいっすか?葛城さん」
今にも試したいと目を輝かせる葛城さんだが、俺は龍我に用があるので止めてもらう。
「……そうだね。色々言いたい事もあるだろうしね」
「ありがとうございます。おい龍我!」
「あ?ンだよ」
俺はポケットからある物を取り出すと、こちらを向いた龍我に投げ渡した。
「おっと。ンだコレ?」
「見てわかんねーのか?ドッグタグだよ」
俺が龍我に渡したのは群青のドックタグである。龍我が来た翌日に故郷のドックタグ作りが出来る奴に頼んで作ってもらったのだ。
「どっくたぐ……?」
「はぁ……ほら!ここ見ろ!ローマ字で万城龍我って書いてあるだろ!」
ドックタグには万城龍我とローマ字で彫られており、下には20180813と彫られている。
「俺、英語読めねェんだけど……」
「はぁ!?お前、記憶喪失にしても色々失いすぎだろ!このエビフライ引きちぎるぞ!」
俺は龍我のエビフライを掴むと、グワングワンと振り回す。
「や……やめろ!ジャガイモ!」
「2人共満身創痍で喧嘩しない!」
楯無さんが俺と龍我の頭にゲンコツを喰らわせる。結構痛い。
「ッてぇ〜……それより!テメーこのドッグタグ無くすなよ!」
俺はそう言いながら自分のポケットから黒いドッグタグを出す。後ろでは勝、修也、聖吉も色違いのドックタグを出して掲げている。
「………分かってるよ。バーカ」
そっぽを向いてしまう龍我。あ、少し赤かったな。照れてやんのー。
「そうだ!僕からは、この世界のスクラッシュドライバーのデータの入ったUSBメモリをあげるよ。君には使えないかもしれないけど、そっちの世界で誰か使える人がいると思うから、その人に使ってもらって!」
すると、葛城さんがUSBメモリを取り出して龍我の手に置いた。
「あ、ありがとよ……」
「あと、俺からは全員を代表して言うよ。短い間だったけど、楽しかったぜ。龍我」
「……ああ。俺もだぜ」
一夏が龍我と握手する。何だかんだ言って、龍我は最後に盛大に見送られるって訳か。
「また会えたら会おうな!」
「ああ!」
「それじゃあ、そろそろ元の世界に戻るために────」
『その必要は無いよ』
その瞬間、後ろからスタークが唐突に現れて龍我を気絶させた。
「龍我!……スタァァァァァァク!!」
『やぁ、猿渡一海。さっきの戦い、素晴らしかったぜ。こっちの世界に欲しいくらいだ』
スタークは龍我を掴みながら俺達を見る。
「スターク、お前がこれをくれたのかい?」
葛城さんが銀色のボトルをスタークに見せた。スタークはそのボトルを見ると、考え出した。
「多分それを送り付けたのはアンタらの世界のスタークだろ。ここの世界のスタークは相当俺の事を嫌ってたからなぁ」
スタークはトランスチームガンに葛城さんの持っているのと同じ銀色のボトルを装填した。
『パラレル!』
『では、お別れさせてもらおう』
「龍我ァァァァッ!!」
俺は龍我へと走り出すが、その前にスタークが銀色の煙を巻いて姿を覆った。俺が煙に手を伸ばしていた頃には既に誰もいなかった。
「ちく、しょう……!また、また……!」
俺は床に拳をぶつけるしか出来なかった。こうして、クローンヘルブロスと龍我の1件は幕を閉じた。
***
「結局、龍我は無事なのかなぁ……」
俺は6日前の様に木の陰で寝転んでいた。あの後の始末は葛城さんが手伝ってくれたおかげで疲れていた俺達の疲労は加算されずに済んだ。
「コレ使ったら確か向こうの世界に行けるんだよな……?」
試しにボトルを振ってみるが、何も起こらない。
『ンだよ、……つもりか?まァ……けどよ』
『いや、それ……が……』
すると、ボトルから何か聞こえてきた。何処かで聞いた事のある声だ。俺は耳にボトルを近づける。
『とにかく!!!』
『うおっ!?』
聞こえてきたのは何と龍我とシャルロットの声だった。……もしかして、龍我と向こうの世界のシャルロット?
『2人で行くの!か、か、か……彼女の言う事くらい聞いてよ!』
『え、ああ。なら2人で行くか』
会話を聞いてみると、とても微笑ましいものだった。
「んだよ、結構仲良いじゃねぇか」
俺はついつい吹き出してしまう。俺は銀色のボトルをポケットにしまうと、寮へと向かった。
***
「すみません、クローンヘルブロスは倒されてしまいました」
難波重三郎に頭を下げる内海。椅子に腰掛けて内海に背を向ける重三郎の表情は余裕な物だった。
「問題は無い。クローンヘルブロスをきっかけに世界中は難波の技術力に目を向けるだろう。ブロスシステムは、彼らに託そう」
すると、部屋に2人の男が現れる。片方は坊主の強面。片方は地味めな青年だった。
「我々難波重工の実力部隊、『ブロス部隊』の鷲尾兄弟にな」
新たなる刺客が現れようとしていた。
to be continued→
てな訳でコラボは完結でごさいます。
麦ちゃさん、ありがとうございます!皆さん、良かったら麦ちゃさんの『INFINITE・CROSS-Z』も見てください!
そして!IGは新章前のイベント沢山でございます!新章に繋がる事も書かれるのでお楽しみに!
と言うわけで、次回もお楽しみに!
「そう言えば、葛城博士」
事後処理中、千冬は葛城に声をかけた。葛城は「はい?」と返事をする。
「何故万城が平行世界から来たと分かったのです?特殊な力とは言え、平行世界を繋げる時に起こるとなぜ気づけた?」
葛城は困った様に頭をかく。しかし、直ぐに口を開いた。
「難波重工にいた時にとある方の助手をしていました。その方が平行世界に関して研究していました」
「名を伺っても?」
葛城はその名を思い出しながらその名を告げた。
「『最上魁星』。平行世界を繋ぐ装置ととあるウイルスとネビュラガスを融合させた技術を作ろうとしていました」
「そのウイルス、とは?」
葛城は暗い表情を浮かべながら口に出す。
「そのウイルスの名はーー『バグスターウイルス 』」