INFINITE・GREASE   作:オーマピジョン

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葛城「てぇん才物理学者の葛城巧は難波重工の手先であるリモコンブロス、エンジンブロスによりパラレルボトルを奪われてしまう」

一海「一方、この俺仮面ライダーグリスこと猿渡一海は三羽ガラスと共に謎の敵に遭遇することになった」

アンノウン「……なぁ、もうそろそろ名前明かしても良いと思うんだけど」

葛城「いやぁ、まだ本編で名前出てないし……ゴメンね?」

一海「てかコイツ三羽ガラスをボコボコにした張本人じゃねぇか!そんな奴にくれてやる権利なんてねぇ!」

アンノウン「辛辣すぎやしないか!?」

葛城「兎も角、天才と天災による第36話を……」

3人「スタート!」

一海「……あれ、俺抜き?」

アンノウン「当たり前じゃん」


ジーニアス達の激闘

……さて、人生初の一人称だ。読者の皆には粗相のないようにしないとね。

やぁ諸君、葛城巧だ。現在僕は謎の敵……ここは『アンノウン』と呼ばせてもらおう。アンノウンと戦う事になっていた。

 

「君の相手は僕だ。これ以上、一海くん達の学校で暴れられても困るからね。それに……パラレルボトルを何故狙ったのかも知りたいし」

 

彼らは確実に難波の奴らだ。僕がコイツらを倒して情報を聞き出すしかない。

 

「マスター!」

「大丈夫だ。俺が相手をする」

 

相手の方はタイマンを選んできたようだ。一海くんが苦戦するような相手だろうし、好都合だ。

 

「そのドライバー、ビルドドライバーだろ?」

「難波の人間である君が、わざわざ確認するかい?」

 

遠回しだが、一応肯定はしておこう。ま、龍我くんみたいなバカではなさそうだ。僕はホークガトリンガーを構える。

 

「さて、行かせてもらうよ!」

「良いぜ。来い!」

『GatlingArm Activate』

 

アンノウンはカードキーをベルトのスロットに装填すると、左腕にガトリング砲が装着された。

 

「「ッ!!」」

 

同時にガトリングによる連射を始める。互いの弾丸を互いの弾丸で撃ち落としながら移動を行う。

 

「くっ、埒が明かない!コレで!」

『ゴリラ!ダイヤモンド!ベストマッチ!』

「ベスト……マッチ!?そんなのがあったのか」

 

ビルドドライバーは知っているのに、ベストマッチは知らない?変わったヤツだね。

 

『Are you ready?』

「ビルドアップ!」

『輝きのデストロイヤー!ゴリラモンド!イェイ!』

 

僕はゴリラモンドフォームに姿を変える。アンノウンは警戒しながら僕を見ていたが、このフォームは後攻の方が強い。

 

「パワータイプなのに攻撃してこない……確かめる価値はあるな。フッ!」

 

アンノウンが何か言っているが、僕は警戒するふりだけをしておく。すると、狙い通りアンノウンはガトリング弾を放った。

 

「狙い……通り!」

 

僕は弾丸に手を掲げると、弾丸は僕に当たる前に全てダイヤモンドへと変化する。

 

「カウンター狙いか!」

「ご明察!」

 

僕は右腕の『サドンデストロイヤー』でダイヤモンドを砕くと、拡散弾のように放たれてアンノウンに向かっていく。

 

「回避は難しいか……なら!」

『ShellBullitt Activate』

 

すると、アンノウンは別種のカードキーをスロットに装填すると、左腕がオレンジの篭手となり、左肩には3枚の特徴的な羽が出来た。

 

「特攻上等!衝撃の、ファーストブリットォォォォォォ!!」

 

すると、左肩の1番大きな羽が消滅し、大きな旋風を起こして加速する。アンノウンは左腕を突き出すと、篭手の装甲が展開し、ダイヤモンドの猛攻に自分から突っ込んで行った。

 

「くっ、特攻ってやはりそう言う事か!」

『Ready、Go!』

 

多分だが、アンノウンはダイヤモンドの雨をそのまま突き抜けて僕を殴ろうとするのだろう。それは流石にまずそうだと判断した僕はレバーを即座に回す。

 

「当たれ!撃滅の、セカンドブリットォォォォォォォ!!」

『ボルテックフィニッシュ!イェーイ!』

「喰らうかァァァァァ!!」

 

互いの拳がぶつかり合う。大きな衝撃を起こすと、互いに吹っ飛ばされてしまったが、互いに即座に体勢を立て直す。

 

「セカンドが防がれたか……」

「思った以上に強い……だけど!」

 

ここで簡単に食い下がる訳にはいかない。僕は一海から貰っていたローズフルボトルと、ヘリコプターフルボトルを取り出す。

 

「今度は何が来るんだ?」

「見てからの、お楽しみさ!」

『ローズ!ヘリコプター!ベストマッチ!』

 

僕はレバーを回すと、ガラス管がランナーのように伸びてハーフボディを形成する。

 

『Are you ready?』

「ビルドアップ!」

『情熱の扇風機!ローズコプター!イェーイ!』

 

ハーフボディが僕に装着される。赤い薔薇の様なハーフボディと青緑のヘリコプターの様なハーフボディをしたローズコプターフォームである。

 

「どんだけ飛ぶ形態が好きなんだよ!」

「適材適所と呼んでくれ!ハッ!」

 

僕は背中の『バトローターブレード』を回転させると、浮遊による飛行を行う。アンノウンの上を取った僕は右手から黒い茨を出して攻撃を行う。

 

「クッ、カードキーを変える隙を与えないつもりか!」

「これ以上厄介なものを使われると嫌だからね!」

 

茨による連撃を僕は止めるつもりは無い。すると、アンノウンは銃を取り出して茨を弾いた。

 

「なっ!?」

「今だ!」

『MissileArm Activate』

 

アンノウンは隙をついて左腕にミサイルが装備される。射程距離から離脱を図るが、その前にミサイルが放たれて命中してしまう。

 

「うわああああああああ!!」

 

爆発が僕を襲う。空中から落下し、地面に堕ちてしまった。

 

「空飛ぶんだから対策されるのは当然だろ」

「だからって、ここで負ける訳にはいかないんだ!」

『Ready、Go!』

 

僕はレバーを回すと、バラの茨をブレードに巻き付けて再び空を飛んで突進を仕掛ける。

 

「予想通りの攻撃だっての!」

 

アンノウンは突進を避けると、ミサイルを放つ。僕はミサイルを避けようとするが、追尾式だったのか、命中してしまう。

 

「グアアッ!!」

 

僕は再びミサイルに命中してしまう。しかし、ここで挫ける訳にはいかない。僕はブレードを掴むとアンノウンに振り下ろす。

 

「取り外し、可能ォォォォォォォ!!」

「そんなのアリかよ!?グアッ!」

 

見事ブレードはアンノウンに命中する。アンノウンは後ろへ下がった。

 

「まさか、プロペラが武器だったとはな……」

「ビルドを、舐めないで欲しいね……」

 

ダメージを与えることは出来たが、こちらの方が大きい方だ。反撃の一手にはなっていない。いや、可能性が1つある。

 

「逆転の法則は……決まった!」

『キリン!扇風機!ベストマッチ!』

 

僕は黄色のキリンフルボトルと空色の扇風機フルボトルを取り出すと、ドライバーにセットしてレバーを回した。

 

『Are you ready?』

「ビルドアップ……!」

『嵐を呼ぶ巨塔!キリンサイクロン!』

 

ハーフボディが装着される。右腕にキリンの首が装備されたボディと左手に大きなファンが装備されたボディで出来ているキリンサイクロンフォームである。

 

「また空でも飛ぶのか?」

「さあね……見れば分かるさ」

 

アンノウンは様子見なのかミサイルを放ってきた。僕は左手のファンをミサイルに向けると、ファンは高速回転をして、ミサイルを吹き飛ばした。

 

「嘘だろ、なんつー風力なんだ!?」

 

ミサイルは放物線上に吹き飛ぶとアンノウンの元に落下する。アンノウンはすぐに回避してミサイルの爆発を避けるが、避けたところに僕はファンを向けた。

 

「グゥッ、この風力は……まずい!」

「風だけがキリンサイクロンと思わない方がいいよ!」

 

僕はキリンの首のようなアームを構えると、首を伸ばしてアンノウンに攻撃をする。

 

「結局叩かれるのかよ!」

「呑気な事言ってる暇は無いと思たまえ!」

 

風邪で圧倒はしているが、アンノウンは頭がかなりキレる。すぐに対策を練ってこの状況を突破されるだろう。僕は敢えてそれをさせる為と対策の対策をする為にレバーを回す。

 

「クッ、やるしかないか……!」

『SpiralArm Activate』

 

アンノウンもきっとソレを察して左腕にドリルを装備した。だがそれで良い。

 

『SpiralArm FullDrive』

『Ready、Go!ボルテックフィニッシュ!イェーイ!』

 

アンノウンはスロットにアイテムを差し込むと突風を切り裂いてこちらへと突き進んでいく。僕もそれと同時にキリンのアームをぶつけた。

 

「ぐわあっ!」

「グッ!」

 

互いに攻撃を相殺した両者は吹っ飛ばされてしまう。僕の方は転がってしまうが、アンノウンは空中で体勢を立て直していた。

 

「やはり、使うしかないか……!」

 

僕は赤いアイテム……ハザードトリガーを取り出した。それを見た一海くんは焦りを見せる。

 

「やめろ、葛城さん!」

「構わない!……ここでコイツらを、倒すんだ!」

 

僕がハザードトリガーを構えると、アンノウンは驚きの表情を見せる。アンノウンもハザードトリガーを知っているのだろう。

 

「ハザード、トリガー……!?まずい、止めろ!」

「敵の制止を、聞くと思うかい!」

『ハザードオン!』

 

僕はハザードトリガーの蓋を開けて、ボタンを押す。ドライバーにセットしているボトルを引き抜くと、トリガーをドライバーにセットして2本のボトルを装填する。

 

『ウルフ!スマホ!スーパーベストマッチ!ドンテンカン!ドンテンカン!ドンテンカン!ドンテンカン!』

 

僕はレバーを掴むと、回しだした。

 

『ガタガタゴットン!ズッタンズタン!ガタガタゴットン!ズッタンズタン!Are you ready?』

 

ドライバーの音声は僕に問いかけをしているようだった……『覚悟は出来ているか?』と。

 

「……ビルドアップ!」

 

展開されたプレートが僕を挟み込むと、その姿を変える。両目はフマホウルフのものと同じだが、それ以外は完全なハザードフォームである。

 

『アンコントロールスイッチ!ブラックハザード!ヤベーイ!』

 

僕はアンノウンに視線を向ける。アンノウンはかなり警戒心を僕に向けていた。まぁ、東京基地で結構猛威を奮ったからね。

 

「トリガーはヤバいっての!」

『RollerLeg Activate』

 

アンノウンは左腕をドリルからローラーレッグへと変えると、全速力で下がりながら射撃をしてくる。

 

「時間が無い……短期決戦で行かせてもらおう!」

「それはこっちも同じだ!」

 

僕は迫り来る弾丸をアプリを放ち相殺させながらアンノウンに迫る。

 

「やっぱりハザードはレベルが違うな……なら!」

『ShieldArm Activate』

 

アンノウンはローラーレッグからシールドへと変える。

 

「これでも食らってろ!」

 

勢い良く迫るシールド。しかし、今の僕には遅く見えた。僕は勢いよく振られたシールドをガッチリと掴む。

 

「だよなぁ……!」

「ハッ!」

「グフッ!」

 

アンノウンは想定していたそうだが、僕はお構い無しにアンノウンを殴る。容易く吹っ飛ばされるアンノウンだったが、体勢を立て直した。

 

「コレで、どうだ!」

 

アンノウンは着地と同時にシールドをブーメランの容量で投げた。僕はそれを受け止めると、投げ捨てる。

 

「これで武器はない。今なら畳み掛け……ヅッ!?」

 

攻撃をする為に迫ろうとした瞬間、頭に頭痛が走る。グワングワンとして意識が朦朧としてきた。

 

「まずい、暴走か!」

「葛城さん!!」

 

アンノウンや一海くんが焦りを本格的に見せるが、気にかける暇がない。

意識が遠のいていき、そのまま僕は……

 

意識がブラックアウトした。




Count the bottles!
現在、各陣営が持つボトルは……

葛城
ラビット、タンク、ゴリラ、ダイヤモンド、タカ、ガトリング、忍者、コミック、海賊、電車、ウルフ、スマホ、ローズ、ヘリコプター、トラ、UFO、キリン、扇風機、クジラ、ジェット

一海
フェニックス、ロボット、クマ、テレビ、ユニコーン、消しゴム、カブトムシ、カメラ、スパイダー、冷蔵庫、スコーピオン、ゴールド、パンダ、ロケット、

難波
シカ、ピラミッド、ペンギン、スケボー、ハチ、潜水艦、サメ、バイク、オバケ、マグネット、サイ、ドライヤー、バット、エンジン、ライオン、掃除機、オクトパス、ライト、ドック、マイク、タートル、ウォッチ

***

今回から所持ボトルの把握のためにcount the bottlesさせていただきます。毎回するので変化が無いことも多くなりますが、よろしくお願いします。

さて、今回のハザードはスマホウルフでした。7つのベストマッチ以来の登場でございます。
次回はハザードによって暴走してしまった天才とそれを食い止めようとする天災の第3ラウンドです。お楽しみに!

次回 第37話 ハザードを食い止めろ!
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