・気になる場所
ロイドと話したことでスッキリしてスレイを追いかけたミクリオが、ガラハドでスレイ達に追い付き神依をしている頃。
ロイドはレディレイクを出てレイクピロー高地を歩いていた。
憑魔は霊応力が高いものを襲う。ロイドも例外ではなかったが、この辺りの憑魔ならば片手間でも相手できる。そもそももっと手強い相手ならば、それこそ世界再生の旅で何度相手にしたことか。
目指しているのは東側。ちょうど、湖の反対側の方だ。
(ロイド、どこに向かっている?)
「ちょっと、あっちの方が気になって」
イズチとは正反対。だが、イズチに居た頃からロイドはそちらの方向をずっと気にしていた。レディレイクよりもさらに東。手に入れた地図によればなにもない、小さな半島のような場所。
「オリジン、何か感じるか?」
(………いや、何も感じられない。しかし今の私はあの世界よりも力が落ちている。感じられないのはその可能性もあるだろう。お前が気になるのならば何かあるのかもしれん)
「そうか」
オリジンは精霊だ。マナが少なければ力も出ないのかもしれない。
(ロイド、今からでは恐らくスレイ達が戻ってくるのが先だろう。行くのは構わないが、日を改めた方が良いのではないか?)
「んー………そうだな。なんなら今度スレイたちと一緒に行けばいいか」
そう結論付けてレディレイクに引き返したロイドは、途中でミクリオが輿入れしたことで倒れたスレイとそれを必死に運ぶミクリオやアリーシャに出会した。
スレイをロイドが背負ってレディレイクの宿屋に戻る。
スレイが起きたのは、次の日の事である。
――――――
地図で言うと、黒くなってる湖の対岸の辺り。
ゼスティリアとベルセリアのワールドマップを見比べると、イズチとかの辺りは元々海なんですが、うっすらと島らしき影が地図にありますし、タリエシンで『海に沈んだ遺跡郡』の話が聞けるのと、あの辺りに『イカヅチ諸島』と呼ぶ島々があるのが分かります。ねこにんの里もタリエシンから行けましたし、ゼスティリアだとハイランドの北側にありますし。なのでイズチの辺りやゼスティリアで行き来できるのは多分ベルセリアでは海と、プルナハ湖の反対側の湖畔なのでしょう。
となると、ベルセリアで行動できた場所はゼスティリアでは行けない辺りではないかと思われます。
って考えると湖から海まで繋がってる部分が変わってることになるのですが、『流入湖であるプルナハ湖畔に水が流れ出る場所を作ってやれば水位が下がるのでは』なんて言ってたあの若者達が頑張った結果として、また空白の千年の大地の隆起で水の流れが変化した―――と考えられると思います。
本当に、ローランスとハイランドの行動圏の差がありすぎる。もっとハイランドを冒険したかったよ! アニメでちらっといくつかの集落が出てきましたが場所が分からないのと『アニメとは別時空』と割り切ってるので、ハイランド側に関しては捏造だらけになります。
『この作者の解釈はこんなんなんだな~』とゆるーく受け止めて頂ければ。
――――――
………………
・スレイは目覚めて司祭の元を訪れ、天族を祀ることをお願いする。
・グリフレット橋に行き、憑魔化した天族ウーノを浄化。レディレイクの加護を頼む。
・スレイに王宮から招待状が届き、アリーシャと共に向かう。ロイドはここで待ってるよ、と宿で待機する。
………………
・王宮に巣くう闇
待ってるとは言ったものの、やはり気にはなるし、心配でもある。
ロイドは知っているからだ。ゼロスやリーガル、コレットや、マルタが苦しんでいたこと。テセアラの、特にメルトキオで向けられた数々の嫌み。笑顔で握手しながら後ろ手に武器を突きつけるようなやり取り。
ロイドにはとても出来ないことで、マルタもコレットも慣れないことに戸惑い、悩んでいた。
そして今回の招待。
「やっぱり、嫌な予感しかしないんだよなぁ………」
招待状を持ってきた奴からして、気に食わない。ロイドが嫌いなタイプの人間だ。そしてアリーシャの反応。穢れの塊があるという場所の近く。
気になって、街を歩いていたら。
(………ん?)
夕方、日が落ちてこれからどんどん暗くなるという時間帯。薄暗くなってきた中で、ロイドは屋根を跳び移る集団を見掛けた。
気になって、追いかけ、路地裏に入る―――
「!」
入った瞬間に降り注いだ短剣を、ロイドは咄嗟に抜いた剣で弾き返した。
周囲に視線を走らせると、音もなく着地した怪しげな人間が四人、うち一人はロイドが弾いた短剣を空中でキャッチしながらの着地である。………ロイドは、スレイ達から聞いた話を思い出した。
「お前たち、アリーシャを狙ってるとか言う………」
「我らはもうアリーシャ姫を狙うことはない。確かに一度は依頼された仕事ではあるが、あれは我らの身内が先走った結果だ。始末は我らでつける」
「狙いがアリーシャじゃないなら、何をしに行くんだ? そっちは王宮だろ」
今、王宮にはアリーシャだけではない、スレイがいるのだ。
互いに構えを解かない。緊張が高まって―――
「案ずるな。我らは矜持に反する殺しはしない」
「矜持?」
「そう。我ら“風の骨”の信念。………徒に民を混乱させ、民衆に害をなす者でなければ、我らは矜持に従い殺しはしない。今は、お前の連れにも、アリーシャ姫にも手出しはしない」
女の声は低く、仮面で籠って年代が分からない。だが言葉ははっきりとして、その端々に確かな誇りが感じられた。矜持、というだけあるらしい。
「―――なら、いい」
ロイドが剣を納めると、男がすこしばかり驚いたような声を出した。
「随分と素直に信じるのだな」
「信じるさ。『騙すより騙されろ』、『人に頼るな己で歩け』。親父に教わった、俺が死ぬまで貫くと決めてる信念だ」
例え死んでも、生まれ変わっても、やり直せたとしても。この道を選び続ける、この選択をし続ける。それが、あの悲しい英雄に勝ったロイドの決意だ。
お前は間違ってると、否定した相手。ロイドはあれからの数年でその気持ちも分かるようになった。自分には何一つ恥じるところがなかったとしても、向けられる憎悪や嘲笑。それに折れそうになる気持ちはとても良くわかる。
だとしても、ロイドは選んだ。父親と相対しても、一度は友達と呼んだ相手と戦っても。それでも認められなかった、守りたかったもののために、ロイドは諦めるのではなく進む道を選んだから。
「俺は、俺が信じると決めたものを信じる。お前たちはスレイを助けてくれた。スレイとアリーシャに手出ししないと宣言してくれた。だから信じる」
「今は、と言ったはずだが」
「その時はその時、今は今だ」
剣にはもう手を伸ばさない。真っ直ぐに立って視線を受け続けていると。
「っ、ふふ、あはははは!」
最初の女の声が、堪えきれぬとばかりに笑い出した。
「良いだろう。その姿勢に応じて、良いことを教えてやる。ついてこい」
身を翻し、駆け出す四人。その身のこなしはとても普通の人間とは思えない。
屋根の上を跳び移り、路地裏を駆け抜け、辿り着いたのは、地下水道への入り口だった。
「ここは王宮に繋がっている。アリーシャ姫が噂通りの人間ならば、奴等はここから出てくるはずだ」
「あんたたちはここから入るんじゃないのか?」
その問いには答えず、四人は飛び上がり、姿を消した。ロイドは目で追うが、本格的に暗くなってきた今はあの夜闇に紛れそうな四人を見付けるのは不可能だろう。それほど身体能力が高かった。
(………行くのか、ロイド?)
「ああ。遅くなるんなら、迎えに行ってやらなくちゃな」
昔からそうだった。
遺跡で迷って帰りが遅くなったときも。森で怪我して動けなくなったときも。ケンカをして家を飛び出し、帰ってこなかったときも。
何かあったら迎えに行くと、ジイジとも、スレイとミクリオとも、約束したのだ。
――――――
アリーシャ暗殺依頼は、恐らく風の骨に依頼されたというよりも、ルナールが個人的に受けたものだと思う。ルールを破って勝手な依頼を受けて、先走って。
聖剣祭で『掟を忘れたか?』と言う台詞は『矜持に反する殺しはしない』という風の骨の掟を破り、勝手なことをしたからだと思ってます。
つまりアリーシャ暗殺依頼は風の骨が正式に受けた依頼ではないが、風の骨の一員であるルナールが受けた依頼なので、風の骨が始末をつけに来た、ということかと。
………アニメとは別時空別時空!
風の骨はあの燭台の仕掛けをどうやって解いてたんだろうかと思ってたら、ベルセリアやって納得。
レディレイクの地下水道はベルセリアの百年前、アスガード初期の遺跡。つまりは同じく熱に反応する仕掛けであって、ライラの炎がないと通れないと言うわけではない。
………まぁ、ロイドは火をつける道具は持ってるけど、王宮地下から地下水道へ抜けるための仕掛けは王宮側にあるので、地下で少し待ってる羽目になったのですが。
――――――
・出来ることを
「また、起こっちゃいましたわね。一騒動」
宿に戻って、服を乾かし休んで。
「おかげで穢れが祓えた」
「かなり結果論だけどな」
「やっぱり王宮に憑魔がいたのか?」
「ううん。居たのは王宮の地下にあった牢屋だったよ」
スレイはロイドに説明した。
王宮の厨房が、地下牢に繋がっていたこと。地下には強力な憑魔がいたこと。その憑魔は深い恨みを持っていたということ。
………そして言わないが、スレイは察しがついていた。地下水道が封印されていたのは、おそらくはその歴史を隠したかったこともあるのだろう。長らく使われていないはずなのに穢れが溢れ憑魔が溢れていたことを考えれば、その恨みはさぞ深いものであっただろう。
「でも、良かった。これで思い残すことはない」
「そんな、最期みたいに」
「最期なのです」
固い声。震えた声。
疫病の街マーリンドへ行かねばならない、と。その命令がアリーシャを陥れるのが目的であったとしても、命令そのものは正式なものであり、民が苦しんでいるのは事実。
「私は出来ることをしたいんだ。ハイランドのために」
アリーシャが従士になったのも、その為だった。それがアリーシャの夢だから、その夢はスレイの夢と繋がっていたから。
―――なら、アリーシャの夢はスレイの夢でもある。
「オレも一緒にいく」
「ダメだ、私に関わっては。さっきだって巻き込んでしまった」
さっき、というのはバルトロ大臣との食事会の事を言っているのだろう。アリーシャと仲良くしているのが、何かを企んでいるのだろうと決めつけて掛かっていた。アリーシャではなく自分達につけと、あの時の言葉はそういう意味だ。
その会話を、スレイはロイドとアリーシャに伝えていない。なのにアリーシャは話の内容を察しているらしかった。
「でも、どうやってマーリンドに行くの? 橋は流されちゃってる」
「………なんとかする」
アリーシャもたいがい頑固だ。なんとか出来るものではないだろうに。
「アリーシャ。巻き込んでいいんだぞ?」
「え?」
それまで黙っていたロイドがいきなり口を開いた。
「仲間なんだろ、俺達。なら、迷惑かけるとかそんなの気にするな。迷惑かけたなら別の事で相手を助ければいい。それにそもそも、迷惑かけられたなんて思ってないよ。なぁ?」
ロイドの問いには、スレイもミクリオもライラも笑顔で応じた。
「人間、出来ることと出来ないことがある。だから助け合って一緒に生きるんだろ。アリーシャはアリーシャが出来ることをやればいい。何もかも一人でやらなくちゃいけないなんて背負い込むことはないんだ。ドワーフの誓い第1番―――」
「『平和な世界が生まれるように皆で努力しよう』」
スレイとミクリオの声が揃った。もう小さな頃から都度あるごとにロイドが口にしている言葉だ。ドワーフの誓いを、教わったわけでもないのにスレイとミクリオの二人は暗唱することができた。
「皆で、一緒になんとかしよう」
「その方が早くなんとかなりますわ」
「どのみち、僕らにも橋は必要だしね」
ミクリオの言葉は遠回しにアリーシャのためだけではない、と言っている。自分のためなら固辞してしまうであろうアリーシャが気にすることではない、と。
「みんな………」
ああ、やっと笑ってくれた。
マオクス=アメッカ―――笑顔のアリーシャ。スレイの願い。
だからスレイは、世界を救いたいと願うのだ。
………………
・グリフレット橋に着くが、川の流れが強すぎて復興が進まない。根本的な解決をするため、地の天族に協力してもらうことを思い付くスレイ。ライラの知り合いの天族に会うため、スレイ達は霊峰レイフォルクを目指す。
アリーシャは橋の復興のために残ると言い出す。
そこに、霊峰に行くと聞いたマーリンドのネイフトが『八天竜の伝説』のことを語り、霊峰には立ち入らない方がいいと言ってきた。
………………
ロイドにとって、ドラゴンは厄介な相手ではあるが、倒せない敵ではない。あの世界では間違いなくただの、強くはあっても普通の魔物だったから。
だからドラゴンが住んでいると言われてもへぇと思っただけで、ただドラゴンは憑魔が見えない人でも見えるんだなぁとそんなことを考えた。でなければドラゴン伝承なんて残らない。
八天竜の伝説についてはアリーシャが知っていた。世界各地に残る、天族を裏切り地獄に落ちたという八匹の竜の伝説。
「でも、天遺見聞録にはそんなこと………」
「かの書物がすべての伝承について記しているとは限らないのではないですかな」
ネイフトの言葉に、ロイドは深く頷いた。
「伝説とか言い伝えなんてその地方にしか残ってなくて一般には知られてないとかざらにあるし、そもそも伝承は変わるからなぁ」
その最たるものが、世界再生伝説だった。真実を伝え残してきたのはエルフの語り部だけだったし、一般に知られていたマーテル教の世界再生伝説はクルシスによって歴史が歪められたもの。
「伝えない方がいい真実ってのも、中にはあるし………」
「え、ロイド、聞こえなかった。今なんて?」
「なんでもない。ただ本に書いてあることが真実だとは限らないって言っただけだ」
スレイはほんの少し考え込むように視線を落とし。
「忠告ありがとう、ネイフトさん。でも、行かなくちゃならないんだ」
「スレイ………」
「大丈夫。ちょっと行ってくるね」
心配そうな目線を向けるアリーシャにもう一度大丈夫、と返して、スレイは霊峰に向かって行った。
それを見送ったロイドに、話し掛けてきたのはネイフトだった。
「………心配ですかな?」
「そりゃ、家族だから。―――なぁネイフトさん。そのドラゴンの伝説って、昔からあるのか?」
「レイフォルクのドラゴンの言い伝えは、儂の祖母が子供だった頃からある話。それにここらではレイフォルクの雷はドラゴンの仕業だと言い伝えられておりましてな」
ネイフトの言葉をアリーシャが継ぐ。
「ドラゴンが出なかったとしても、崩落などの事故が耐えないのも確かだ。ハイランド軍は一般人の出入りを禁じる布令を出しているのだが………」
「兵士を置いて出入りを監視してるわけじゃないんだな。………ネイフトさん、ドラゴンが霊峰から降りてくる事はないのか? マーリンドはこの近くなんだろう? ドラゴンに襲われたりとか」
「不思議なことに、レイフォルクのドラゴンは霊峰から降りてきたという言い伝えはありませぬ。時折空を飛ぶ竜の影を見たという者もおりますが、それも霊峰の近く、それも人間が霊峰に近付いた時のみ。我らが霊峰に干渉しなければ、ドラゴンも霊峰からは出てこないのです」
霊峰レイフォルクとはひとつの山ではなく、あの辺り一帯を指す言葉。険しい山が多いそこは元々人が立ち入ることもあまりなかったらしい。
………心配は、きっと必要ない。だっていくらドラゴンが相手でも、スレイにはライラとミクリオがついている。最悪の場合でも逃げるくらいは出来るはずなのだ。
だというのに、嫌な予感が消えない。
政治やら難しいことは苦手なロイドである。
アリーシャの仕事は手伝えないし、憑魔もあまり現れず。ただ立っているのも気が引けて、ロイドは橋を作ろうと悪戦苦闘している職人たちの中に入り込んだ。
ロイドの養父はドワーフだ。宝飾、鍛冶だけでなく建築にも通じていた養父から、ロイドは様々なことを教わった。………その知識がなぜ勉強に活かされないのだろうかと、教師である親友の姉は頭を抱えていたけれど。
「へー、そんなやり方があるのか」
「ここをこうしておくと、柱が長持ちするんだ。それからここと、ここの部分は壊れやすいから―――」
「待ってください、それじゃバランスが………」
「いや、それならいっそここの中を―――」
雨で作業が進まないため、出来るのは精々が瓦礫の片付けや、あとは新しい橋の設計くらいのもの。
図面をチラリと見たロイドがうっかり「ここではそういうやり方なのか」なんて口を滑らせたのが、半時ほど前。そこから、一体どうしてこうなったのか、もう完全に職人たちに馴染んで議論を交わすほどになった。
職人は頑固だ。だが自分の知らない技術や自分よりも優れた相手にはきちんと敬意を示し、それを吸収しようとする柔軟さもある。
それとロイドの元々の性格も合わさって、アリーシャが苦戦していた職人はロイドをすっかり気に入ったらしかった。
ロイドが解放されたのは、スレイ達が霊峰に向かってから半日ほど経った、昼すぎになってからだった。
休憩のため、アリーシャが岩に腰かけてカップに入ったスープを飲む。ロイドはその近くに生えた木に背を預けて、同じようにスープを口にする。
「凄いな、ロイドは。あんな技術を知っているなんて」
「俺の親父がそういう仕事をしてたからな。これで次の橋は今までよりずっと丈夫になる筈だ。………俺よりアリーシャの方がすごいと思うぜ。ああやって皆に指示を出して、国を動かして」
と、アリーシャが明らかに顔を曇らせた。
「私は………なにも出来ないお飾りの姫だ。騎士としても、王家に連なる者としても、まだまだ未熟でなんの力もない」
ぐっとアリーシャの手に力が入った、直後。
「そんなことないぞ」
「え………?」
呆然とアリーシャがロイドを見上げる。
「聖剣祭が開催出来たのはアリーシャのお陰だろ。地の主とそれを祀る人が見付けられたのも、アリーシャがこの国の人をよく見て、知ってたからだ」
アリーシャがハイランドを想う姫だから出来たことだ。市勢に通じ、民に寄り添う姫だからこそ。
「アリーシャは無力なんかじゃない。俺たちは何度もアリーシャに助けてもらってる」
「………ふふ、ありがとう、ロイド。おかげで元気が出たよ」
「よかった。やっぱり笑ってるのが一番良いからな」
スレイが地の天族エドナを連れて山を降りてきたのは、その日の夜のことだった。
――――――
というわけで、ドワーフ直伝の技術がグリンウッドに持ち込まれました。これ以降、ハイランドの職人の間ではロイドは一目置かれるようになります。実はレディレイクで売り払ったロイド作の宝飾品は、裏では目が確かな人たちの間を回り回って高値がついてる。
次に売るときには大騒ぎになる。けどロイドは「自分の腕は親父には遠く及ばない、大したことではない」と思っているので本当に金に困っていない限りは売らないので………『幻の職人』扱いされてたりする。
――――――
………………
・戻ってきたスレイはその場で橋の基礎を作ろうとするがライラに止められ、夜を待つ。
・エドナの力で川底を隆起させる。ネイフトから薬を受け取り、ミクリオの力でマーリンドへ。
………………