夢月の冒険録   作:まべるん

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やっぱり夢月が主人公ですから…「うぐ~」を使っていきたいですよね。




きっかけ

私は今、ギルダーツという人間の後を追っている。どうやらこの人間は私に人間よりうまいものを食べさせてくれるらしい。だが、もしうまくなかったら、私はこの人間を喰うつもりである。

 

「…着いたぞ。」

「…?ここは?」

「レストランだ。」

「れすとらん?」

「まあ、簡単に言うとうまいもんがある店だ。」

 

どうやらここにうまいものがあるらしい。中に入ってみると人間が私たちをむかいいれた。一瞬あれが食べ物かと思ったが、先程ギルダーツに人間を食ってはいけないと言われたので違うだろう。

私は人間に指定されたところに座る。メニューがなんとか言っているが、メニューとはなんだ。

 

「さて、好きなものを選べ。おごってやる。」

 

そういい、ギルダーツは私に紙を渡してきた。その紙には写真が載せられていて、ハンバーグ、パスタなど聞いたことがない単語があった。一体何を選べばいいのだ。

 

「さて、そろそろ決まったか?」

「いや…そもそも…」

「…?おーい、夢月?」

「いや、だっ……何?」

「決まったか?」

「え?あ、えーと、う、ん?」

「いや、何だよその返事。まあ、いいや。すみませーん。」

 

しまった。何も選んでないのについ「うん」と言ってしまった。しばらくすると、人間がこちらによってきて、「ご注文はお決まりでしょうか?」と言ってきた。

 

「俺はこのチーズハンバーグ。ライス大盛りな。」

「そちらのお嬢さんは?」

「え?えっと…同じので?」

「おい、夢月。お前ライス大盛りも食えねえだろう。中盛りにしとけ。あ、食後バニラアイス2つ。」

「かしこまりました。」

 

注文を終えると人間はどこかえと去ってしまった。ギルダーツの注文の仕方で分かったがなるほど。ああやって注文するのか。ああ、どちらかというとパスタの方が良かった。夢月、一生の不覚。

 

「うぐ~」

「!?」

 

ギルダーツがいきなり私を見て目を丸くした。

 

「…何よ。」

「い…」

「い?」

「今のもう一回やってくれないか?」

「…は?いや、何を?」

「ほら、うぐ~ってやつ。」

 

コイツは一体私に何を求めているのだ。何を求めているのかは知らないが、なんともいえない嫌な感覚に襲われる。念の為私はギルダーツを鋭い目で睨む。するとギルダーツはまずいと思ったのか「すまん、何でもない。」と一言言ってしばらく黙ってしまった。…そこまで睨んでいなかったし冗談半分でっやたつもりっだったが結構効いた。私はしばらくした後ギルダーツを睨むのをやめた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

危なかった。ギルダーツは自分の発言にまずいと感じた。仮にも今、自分の目の前にいる夢月は、100年クエストになるほどの実力の持ち主だ。見た目で惑わされてはいけない。ギルダーツが夢月に対して調子に乗っていたら、突然夢月の目つきが変化した。先程森で出会った時よりも目が鋭い。ギルダーツはやはり夢月はただものではないと感じた。ギルダーツがすぐ謝ると、夢月はしばらくしてから、また先程と同じ雰囲気に戻った。一応ギルダーツは周りに被害が及んでないか確認したが、特に問題はなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お待たせいたしました。」

 

しばらくすると人間が次は変なものを持ってきてやってきた。それはギルダーツの目の前と私の目の前に置かれる。恐らくこれが食べ物なのだろう。

 

「んじゃ、いっただきまーす!」

 

ギルダーツは食べ始めたが私は食べ始めない。いや、その言い方は違う。

どうやって食べろというのだ。手で食べるというのはなんというか違う気がする。フォークとスプーンとやらがあるらしいが、我が人生でフォークとスプーンなんてものは1度も使ったことはない。

 

「ん、夢月どうしたんだ?」

「え、えーと…」

 

この後ギルダーツから、注文の仕方や食べ物の食べ方、最低限のマナーなど色々教えてもらった。そして何よりもこの店の料理はギルダーツの言ったとおり人間より美味しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……とてもおいしゅうございました。」

 

信じられない。まさかこの世にはここまで美味しいものがあったとは。…先ほどのアイスも美味だった。

 

「さてと、会計行くか…」

「ん?会計って?」

「ん、ああ。食いもんを食べるには金がいるんだよ。ちなみに通貨はJだ。金がないと食べれない。それは洋服、本でも同じだ。じゃねぇと万引きになっちまう。」

 

なるほど。確かにこんな素敵なものをただで食べさせてくれる人間なんているわけがない。そのために金があるのか。だが、ここで少し疑問がある。

 

「あのさ、ギルダーツ…」

「なんだ?」

「お金ってどうやったら手に入るの?」

「あ?あぁ。んなの簡単だよ。働けばいい………そうだ、それだ!」

「え!?」

 

いきなりギルダーツが声を上げる。すると私に向かって目を輝かせてある一言を言った。これが私の運命の歯車が動き出す瞬間だった。

 

「お前、妖精の尻尾(ファアリーテイル)に来ないか?」

 

 

 

 

 

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