吉井明久に憑依してしまったので、原作みたいな扱いにならないよう、頑張る。   作:はやえもんさん

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第十問目/恐怖!!姫路弁当!!

「はぁ……」

 

お昼に起きるであろう事件のことを考えていた僕は、堪らずため息を吐いた。

 

僕は今、悩んでいる。それはもうとんでもないくらいに。学校生活のこと、これから起こるであろう試召戦争のこと、そして……今まさに僕が考えていた、今日の昼に食べる姫路さん弁当についてだ。

 

ちなみに言っておくと、90%が弁当についてで、残りが試召戦争とかについてだ。

 

正直に言いますと食べたく無い。てか、この学校内にすら居たくない。

 

雄二たちの様子をみると、どうやら一度も食べたことが無いようだった。というより食べた事があったら、こんな恐ろしいこと提案しないもんね、普通。

 

あーあ、こんなことになるなら最初から断っておけば良かったよ。

 

そんな僕の思い詰めた?様子をみかねてか、優子さんが話しかけてきた。

 

「ちょっと、明久くん大丈夫?十代の高校生がするとは思えない深刻な顔をしているけど」

 

「ああ、優子さんか。別に僕は大丈夫だよ。大したことじゃないんだ。ただね、今日で僕はもう優子さんと会えなくなるかもしれないから、何かを伝えようと思っていてね、考えていたんだよ」

 

一応、悩んでいた理由にはこれもある。だけど、こういうことを考えると本当に泣けてくるんですよね…

 

「そ、それってどういうこと?まさか、本当な訳無いよね…?」

 

優子さんは、頬を上気させ、微かに潤んだ瞳で此方を上目遣いにみてくる。

 

くぅ〜〜っ!こんな顔されたら本当のことだって言いづらくなるじゃないか!まさか、こんな信じるに足りないことを半信半疑ながらも、心配してくれるなんて!

 

ええ娘や!この娘、ごっつええ娘ですよ!こんなええ娘の優子さんの為にも絶対に生還しなくては!!

 

「HAHAHA!!何を言っているんだい、優子さん!こんなの嘘に決まってるじゃないか。優子さんのその驚いた顔がみたくてね。いや〜、それにしても優子さん、心配してくれた時はもう!それはそれはかわいい顔でしたよ!」

 

「………」

 

…よし!誤魔化しきれたな。これで取り敢えずは大丈夫そうだ。怒りのあまり、肩をぶるぶる震わしている姿が見える様な気もするが、気のせいだ。さて、これからどうするかなー。

 

「あ〜き〜ひ〜さ〜く〜ん?」

 

……これはこれで、死亡フラグなような。

 

「ご、ごめんなさい〜!!!」

 

「絶対に許さないわよーー!!」

 

説教は担任である高橋先生が来るまで続いた。

 

 

◇◆◇

 

ふう、色々あったためか、あっと言う間にお昼になりました。屋上に向かいましょう。

 

え?あんなに嫌がっていたのにどうしただって?

 

もうね、どうでもよくなっちゃった。別に、僕はみんなの飲み物でも買っていくことにして、食べなければいいやってことにしました。逆に姫路さんに弁当をそれとなく食べさせてあげますよ!

 

……ぐふふ。

 

 

〜〜〜

 

 

普段一緒に食べている優子さんや他の人達に、今日は他の人と食べることを伝え、急いで屋上に行きます。

 

屋上に付くと、どうやらメンバーは全員揃ってそうなので、一応確認を取って置きます。

 

「ごめんみんな。もしかして僕が1番最後?」

 

「そうじゃ」

 

「ごめんごめん、それよりさ、みんなもう食べ始めているの?」

 

「いや、わしらも今さっき着いたとこでの、ちょうど今から食べ始めるとこじゃ」

 

「なんだ、今からか。そうだ、僕はなんにもしていなくて悪いから、お茶でも買ってくるよ」

 

「なんだか悪いのぉ」

 

「いや、いいんじゃないか秀吉。こいつが行きたいって言っているし」

 

「……俺も同意だ」

 

「うん、それじゃ行ってくるよ」

 

「おう」

 

軽く挨拶などを済ませて僕は屋上から去る。

 

ぶっちゃけると、誰かが一口食べれば良いので、僕は時間を稼ぐ必要が無い。むしろ、弁当を完食されると困るのは僕なので、急ぐ必要がある。

 

なぜ急ぐ必要があるかと言うと、さっき僕が考えていたことを実際にしてみようと思ったからだ。この作戦は絶対に成功させなければならない。もし万が一成功しなかったら、優子さんに告げたことが現実となってしまうからだ。そんなことは僕だって避けたいしね。

 

まあ、詳しい詳細はその時にね。

 

 

〜〜〜

 

 

僕がお茶を買って帰るとそこには……

 

 

 

死体が一つ、転がっていました。

 

 

 

……

 

………ハッ!

 

いけない、いけない。つい放心状態になってしまった。

 

いやでも、仕方ないよねこんなカオスな状況。そりゃ前世?でみた時はゲラゲラ笑ってみてましたけど、リアルでこんなんみさせられたら卒倒しますよ。今だって、全身のガクブルが止まりませんし。

 

そんな感じで、屋上のドアの前で突っ立っている僕に気づいた秀吉が、こっちへ来いと手を振ってきました。

 

………仕方ない行きますか。はぁ…

 

「遅れてごめん、みんなお茶買ってきたよ。あれ?ムッツリーニはなんで寝ているのさ?(わかりやすく三行でこの状況を伝えて欲しい)」

 

僕は去年修得した、アイコンタクトを雄二に飛ばす。

 

「ああ、どうやら昼飯を食って眠くなったらしい。

(姫路の料理が

暗黒物質で

ムッツリーニ撃沈)」

 

「すぐ、寝ちゃうなんて感心しないなあ、全く(…OK、よくわかったよ。取り敢えずここは僕に任してくれない?)」

 

「ああ、全くなあ(お前だけが頼りだ、頼むぞ明久!)」

 

よし、ここまではOKだ。問題はこの次だ!…と、その前に女子2人の様子をみておくか。

そう思った僕は女子2人の様子を伺った。

 

「?どうしたんですかね?そんなに眠かったんですかね?」

くそっ!気付いてない!気付いていたなら、こんな面倒臭いことしないのに!

 

し、島田さんは?!

 

「…………!!」ガクガクガクガク

 

きょ、恐怖を必死に押し殺してる!?

こいつぁ、気付いているな!なら今から僕がすることにも問題あるまい!

 

よし!覚悟を決めろ!男を魅せろ!明久!!行けっ!!

 

「ね、ねえ姫路さん。せっかく姫路さん、自分で作ったんだから、一口くらい食べなよ。僕は姫路さんが食べてから食べるからさ」

 

「なっ、おまっ……」

 

雄二が口を挟んでこようとしたけど、僕は睨みをきかせ、雄二をけん制する。

 

「で、ですけど…「せっかく姫路さんが作ったんだからさ、一口くらいは食べて欲しいんだ。ほら、僕たちは一度食べだすと止まらないからさ。そうなる前に食べて欲しいんだよ」

 

「…そうですか?じゃ、じゃあ、すいませんけど頂きますね」

 

「うん、召し上がれって、僕が言う立場じゃ無かったね」

 

彼女は僕の口車に乗せられるがままに、おかずをてきとうにとり、摘む。

 

そして……

 

「う、う〜ん、これ…は…」

 

彼女は台詞を言い切ること無く気絶した。

 

……や…った……のか?

 

念の為息があるか確認する。うん、どうやら気絶しただけのようだ。体育で習った、気絶とかの確認方法が役立って良かったよ。

 

ていうか、今はそんなことより、喜ぶべきだよね!!

 

やったーーーー!!!!これで死亡フラグ一つ減ったよ〜、後、平和な学校生活に向けてもね!!

 

取り敢えず島田さんに、姫路さんのフォローと、料理についての説明をして貰おう。特に料理については、入念に。

 

さて、僕は挨拶でもして午後の授業に備えるかな!

 

そこまで考え、僕がなんて言おうか考えていると急に声を掛けられた。

 

「おい、明久、ちょっといいか」

 

「なんだい、ゆうj…グハッ!

 

「いや、料理の危険性を本人に伝えてくれたのは助かる。だが、もう二度と食えなくなる前に、お前で試して置きたくてな。大丈夫だ、授業前には起こすから。寝てろ」

 

くそっ、こいつめ!最後の最後にやりやがったな!てか、そんなことより口の中オーバーヒートなんですけど!!死ぬ!!たすてけ!!

 

 

「ぎぃぃぃやあぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

 

 

 

 

その日から数日間、弁当をみるだけで吐き気を催したことは言うまでもない。




みなさん、久しぶりです。人災です。最近はどうも調子が悪くて、あまり、書けませんでした。本当に申し訳ないです。

そして今回なのですが、読者の皆さんの中にはこう思った人が多い筈です。

(…あれ?姫路、島田空気じゃないじゃん。嘘乙www)

と。これに関しては、私が書いていく中で重要になる(はず)のでそれとなく察して下さい。また、たまにこう言う事が多々起きます。

そして、今回の目玉である、姫路料理ですが、そのフラグはバッキバキに折らせて貰いました。この事について、賛否両論色々あると思いますが、私自信が原作を読んでいて、何これワロエナイ状態だったことと、時には伝える事も優しさの内だと思ったからと言うのが主な理由です。

まだまだグダグダが続くと思いますが、よろしくお願いします。



…これからは、いろんなキャラの掘り下げ頑張りたいなぁ。
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