吉井明久に憑依してしまったので、原作みたいな扱いにならないよう、頑張る。   作:はやえもんさん

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書こうと思っても書けないので、そのうち作者は書くのを辞めた。


第十一問目/ある日のAクラス

「Aクラスの皆さん。午後の授業は他クラスによる試召戦争の為、自習となりました。特に課題などはありませんので、自習をしていて下さい。何か質問はありますか?」

 

僕達の担任兼学年主任である高橋先生がそう言うと、誰も手が上がっていない事を確認し、教室から出て行く。

 

そして、高橋先生が出て行く事を待っていたかのように、三人の生徒が教壇へと挙がる。

 

その生徒は右から優子さん、霧島さん、そして久保君といったようになっている。

 

久保君が片手に学園から支給されたノートパソコンを抱えている事から、彼はこれからの話し合いを行ううえでの、書記係である事がわかる。

 

優子さんが教壇の真ん中に立ち、久保君に指示を送ると教室の一番前にあるモニターと個人に支給されている小型のモニターに何かの資料と、個人の成績が書かれたものが映される。

 

「これは、みんな個人の成績とクラスの成績が載せられているものよ。前以って高橋先生にクラスの事を簡単にまとめた物をお願いしておいたの」

 

そう優子さんが言うとクラスから感嘆の声が上がる。

 

『いつの間に…』『すごいな』『さすが代表の補佐をしているだけはあるな…』『抱いて!!』

 

等々。かく言う僕もこの手際の良さには関心していた。

 

……最後のは聞かなかった事にしとこう。

 

「……静かにして」

 

ザワザワしていたクラスが、代表のその一言によって、あっという間に静かになる。

 

「なぜこれを配ったか、なんてのは言うまでも無いかもしれないけど、試召戦争の為よ。いつ宣戦布告されるかもわからないからね。大体の事は紙に書いてある通りで、幾つかののチームに別れて進めるから。自分の役割やチームのメンバーは、しっかりと頭に入れて置いてね。後一つ言って置くけど、このチームはあくまで試召戦争に慣れるまでの物だからね。慣れて来たと思ったら、チーム編成やら何やらして貰う事になるから、それでお願いね」

 

そう言ってモニターの電源を落とし、三人はそれぞれのデスクへと戻っていく。

 

僕は優子さんと席が隣というポジションにいたので、話しかけてみた。

 

「ねえ、優子さん。チームの割り振りって大体どんな感じのチームにしたの?」

 

「そうねえ、代表を除くクラスのトップの六、七人くらいは近衛兵って感じかな。で、残りは大体総合的にみて同じくらいに分けたけど…」

 

「なるほどね。それで僕はどこになるの?」

 

「明久君には突撃班で、隊長として指示を出してもらうわ」

 

「隊長?僕が?」

 

「そう。でも大丈夫。明久君的確に指示を出していたじゃない。文祭とかでさ。それにみんなが気付けない所にだって気づけるし、絶対向いてると思うのよ」

 

「優子さんがそう言うならそうなんだろうね。じゃあ一生懸命頑張るよ、優子さん」

 

「うん、期待してるよ。頑張ってね、明久君」

 

「もちろん!」

 

その後も何度か優子さんと話し合い、試召戦争の確認を続けて行く。

 

 

 

 

 

一通り優子さんとの会話も終わった所で僕自身の成績を確認をして見る事にする。

 

まとめるとこんな感じだ。

 

・文系科目は平均すると、大体340点。

 

・理系科目は平均で、大体360点。

 

・その他科目は平均で、大体320点と少し低い。

 

・全体の平均で、340位。

 

・総合だと、3400いくかいかないか位だ。

 

……まあ、こんな感じかな。去年の今くらいの時期と比べると差は一目瞭然なんだよね。

 

良くて200点代だったしね。

 

確かムッツリーニは頑張れば800くらい行っちゃうんだよね。……どんな化け物だよ。

 

まあ、いつか起こるであろう試召戦争に向けてもうひと頑張りしますか。

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

うーん、明久君と話し終えてから、明久君は資料をみて何か考え込んでるみたいだし、私もこのまま明久君の方ばかり見ている訳にも行かないから、他の誰かの所にでも行こうかしら。

 

私はそう思い誰の所に行こうか考えていると、誰かがやって来て私に話しかけてきた。

 

「何してるの、優子。裏若き乙女がぽけーっとした表情しちゃダメだヨ?」

 

「うん?あら愛子じゃない。どうしたの、急にきて?」

 

「いやねー、資料ばっかりみてても飽きてくるでしょ?だから、誰かとでも話そうかと思ってねー」

 

「いや、それにしたって自習中なんだから、勉強しなさいよ」

 

…私も話そうとしてたなんて言えない……

 

「別にみんな話しているし大丈夫だよん♪まったく優子は真面目なんだからぁ」

 

「わかってるわよ、そのくらい」

 

「だよねぇ。でさ、優子。担当直入に聞くけど、その後はどうなの?」

 

愛子はニヤニヤしながら、聞いてくる。

 

私はそんな愛子の急な言葉に内心ドキドキしつつも、答える。

 

「別にどうもこうも無いけど」

 

「ほんとうに〜?」

 

私がそう答えた後、更にニヤニヤしながら聞いてくる。

 

もうっ!愛子ったら、事あるごとにこの話題を聞いてくるんだから!

 

「本当よ。まったく愛子はそのことばっか何だから」

 

「えへへ〜、だって気になるだよね、2人のことがさ!みていて微笑ましいって言うか何て言うか、よくわかんないんだけどね♪」

 

「ふーん?そんなこと言う愛子はどうなのかしら?気になるお相手でも居るのかしら?」

 

「いやー、特にいないかな?僕的には、保健体育の実習相手なら全然OKなくらい何だけどね〜」

 

「はいはい。そう言うことは私じゃ無くて他の人に言ってよ?」

 

「もう、優子ったら連れないなあ」

 

「当たり前でしょ、大体私にそんな話しが通じるとでも思ってた?」

 

「…まあ、わかってたからいいんだけどねぇ。ハハハ」

 

まったく、愛子は油断ならないわ。でもまあ上手くかわせただけ、良しとしましょうかしら。

 

「そう言えば愛子。確か400点以上の教科があったわよね?」

 

「あるよ。保健体育だけどね」

 

「なら安心だわ。腕輪持ちが居れば居るほどこっちも気楽に試召戦争に望めるんだから」

 

「それもそうだね」

 

「ええ。何はともあれ、いずれ試召戦争をする事になるんだからね。そのときは精一杯頑張るのよ?」

 

「わかってるよ。じゃ、僕はそろそろ席に戻るとするよ」

 

「わかったわ。また後でね、愛子」

 

「うん!バイバイ優子!」

 

そう言い、愛子は自分の席へと帰って行く。

 

やっぱり、もう少しで試召戦争が始まるのかな。私的にはもう少しゆっくりしていたい所だけど……

 

考えていても仕方ないか。この事はまた本番を迎えてから考えましょ!

 

 

 

まあ、どんなクラスがこようと返り討ちにしてあげるけどね。




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