スーパーロボット大戦OGs~獅子の牙~   作:Mk-Ⅳ

16 / 41
Mk-Ⅳ「やっと、やっと投稿できたぞぉぉぉぉぉぉぉぉおおお!!!ヤハー!!ヤフー!!」
イサム「久々だからってはっちゃけ過ぎだろ…」
Mk-Ⅳ「書類と残業の合間をぬってやっとだぜヒャッハー!!」
イサム「お疲れって言うとでもおもったかぁ!!」
Mk-Ⅳ「うええぇぇぇぇぇぇぇぇえええ!?」
イサム「さあ、続きだ!続きを書けぃ!
Mk-Ⅳ「そんな殺生な!あ、アッーーーーー!!!」

※新しいオリキャラが出ます。


第十四話

スターバク島での戦闘後、医師から「こんな体で動けるとは、人間じゃない」という実にありがたい言葉と、絶対安静を言い渡されたイサム。

涙で枕を濡らしながら、心の傷も癒す為に数日寝込んだのであった。

 

ハガネ 食堂

 

「じゃあ、あなた達も一緒に戦ってくれるんですか?」

「おう!マサキ・アンドーだよろしくな!」

「オイラはシロだよ!」

「私はクロにゃよろしくね」

「僕はリョウト・ヒカワだよ、よろしくね」

 

驚異的な回復力で復活したをイサムは(再び医師からありがたい言葉を頂いたが)、新たに仲間となったマサキとリョウトにシロ、クロを加えて食事をとっていた。

 

「にしてもしゃべる猫っているんですね」

「正確にはファミリアって言うんだが、まあ使い魔って思ってくれ」

 

イサムが撫でると気持ちよさそうに唸るシロとクロ。

 

「あっさりと受け入れ過ぎる気もするが…」

「実際にいるんだし、いいんじゃね?」

 

今だ怪訝そうなライディースともう慣れた様子のリュウセイ。

 

「……」

「どうしたのリョウトくん?」

 

少し戸惑った様子のリョウトに声を掛けるリオ。

 

「その、DCにいた時と大分雰囲気が違うなって思ってさ」

「まあ、俺は民間からの出向でリュウセイさんは民間上がりですからね」

「俺も軍人じゃねえしな」

「マサキはここに来たばっかりじゃにゃいの…」

 

ボケをかますマサキに呆れながらツッコムクロ。

 

「艦長が度量が広いし、イングラム少佐もそこら辺うるさくないしな」

「そうね、でも意外と天然のけがあるわよねあの人」

 

ジャーダに同意するガーネット。

 

「個性が強すぎるだけとも言う」

「イサムにだけには言われたくないけどね」

「何か厳しくありませんラトゥーニさん?」

「手懐けるにはムチ打った方がいいってこの本に」

「”男を手懐ける百の方法”って何!?怖いんですけど!?」

 

ラトゥーニが見せる本に戦慄するイサム。

 

「カザハラ所長がくれたの」

「あのオッサンが…」

 

だからそそくさと伊豆に飛んでったのかと拳を握り締めるイサム。

 

「お前達、参謀本部からの指令が降りた」

「指令ですか?ハガネは現在アイドネウス島攻略を目指しているはずですが…」

 

やって来たイングラムの告げた内容に、疑問を感じるアヤ達。

 

「現在、コロニー統合軍がジュネーブへの降下作戦を実施すべく、地球衛星軌道上に部隊を展開中だ」

「それを叩いて来いって言ってきたんですか、上の連中は」

「そうだ。宇宙にいる”ヒリュウ改”との協同で作戦を行う」

「ヒリュウですか、無事だったんですね」

「ああ、通信衛星コルムナを奪還したのもその部隊だ」

 

イサムやライディースの問いに頷くイングラム。

 

「その流れに乗ろうって訳か、よっしゃぁやってやるぜ!」

「勢いに乗り過ぎて尻拭いだけはさせるなよ」

「何時も申し訳ありませんライディースさん」

 

ひたすら土下座するリュウセイ。

 

「ひたすら突撃してるからなリュウセイさん」

「そうだよね、イサム」

「いやね、俺はちゃんと考えてですね…」

「そう、じゃあもう援護しなくてもいいよね?」

「すいません。何時も感謝しておりますラトゥーニ様」

 

強い口調で釘を刺すラトゥーニにひれ伏すイサム。

 

「そういやイルム中尉は?」

「何でもラトゥーニとイサムを迎えに行った時に負傷したらしい」

「負傷って大丈夫なのか?」

「何かに脅えてみたいだけど少佐の話では次の作戦には問題無いそうよ」

「ラトゥーニも話してくれないしね」

「一体何が…」

「天罰でも下ったんだろう」

「まあ、自業自得って奴か」

 

さほど心配していないリュウセイ達であった。

 

 

 

 

大気圏を離脱し衛星軌道上で、ヒリュウ級汎用戦闘母艦ヒリュウ改と合流したハガネ。

ハガネから機動部隊がヒリュウ改の格納庫へ収納されていく。

 

ヒリュウ改 格納庫

 

「ここの造りってハガネと同じなんだな」

「スペースノア級の基となった艦ですからね。他のところも似てると思いますよ」

「確か初の外宇宙調査艦だったんだよな?」

「ええ、冥王星宙域でエアロゲイターに襲われて大破したのを改修したんですよ」

 

各々の機体から辺りを見回しながら呟くリュウセイに、隣を歩きながら説明するイサム。

すると見知った顔が目に止まる。

 

「あっキョウスケさーん、ブリットさーん」

「イサムか。久しぶりだな」

 

その人物の名を呼びながら手を振ると、それに気が付いたキョウスケと共にいたブルックリン・ラックフィールドが歩み寄って来る。

 

「イサムすまない。先生を守ることが、出来なかった…」

「ああ、お爺ちゃんのことなら大丈夫ですよ。その内ひょっこり現れますって」

 

ブルックリンが頭を下げて謝るが、気にしていない様子で笑うイサム。

 

「でも…」

「ほら、後悔するより前を向きましょうって」

 

ブルックリンを励ますように背中を叩くイサム。

 

「つーか、エクセ姉は?」

「お前を探しに真っ先に飛び出したぞ。目が危なかったな」

「うわぁ…」

 

その姿を想像し冷や汗が流れ出るイサム。

 

「イサム、この人達は?」

「前に話したATXチームの人達ですよ」

「ちなみにキョウスケさんはあなたが乗っているラプターの、テストパイロットだったんです」

「あ!じゃあ奇跡の大脱出したパイロットてあんたのことか!」

 

イサムの説明に興奮気味になるリュウセイ。

 

「脱出してないです」

「え」

「脱出出来ずに、そのまま墜落したんですよ」

「何で生きてんだあんた…?」

「……」

 

話し合っているとイサムの背後に人影が忍び寄る。

 

「ゲッチュー!!」

「ぬぎゃぁ!?」

 

エクセレンがイサムを抱きしめ撫で回す。

 

「ふふふ、この感じ肌触りこれぞイサム君よぉ!」

「ちょっエクセ姉やめてよぉ!」

「よいではないかぁ、よいではないかぁ」

「うにゃぁ!?くすぐったいよぉ」

 

突然の事態に固まるリュウセイに慣れているのか呆れているキョウスケとブルックリン。

 

「はにゃ!?」

 

ただならぬ気配を感じて振り向くとそこにはラトゥーニが立っていた。

 

「ら、ラトゥーニさん?」

「何かなイサム?」

「いや、怒ってる?」

「別に怒ってないよ」

 

笑顔だが眼鏡が反射していて見えないが、恐らく目は笑っていないだろう。

 

「じゃあ、私はこれで」

「あ、待ってよぉラト~!!」

 

立ち去っていくラトゥーニを慌てて追いかけるイサム。

 

「わお、これぞ青春?」

「お前は反省しろ」

 

可愛らしく首を傾げるエクセレンの頭に、キョウスケのツッコミが入る。

 

 

 

 

ヒリュウ改 通路

 

「待てよラト!」

「……」

 

一向に止まらないラトゥーニの腕を掴み、振り向かせるイサム。

 

「何怒ってるんだよ」

「怒ってない」

「そういうのを怒ってるって言うんだ。お前のそんな顔は見たくないんだ」

「……あの人と付き合ってるの?」

「え?違うけど」

 

恐る恐る尋ねられた内容に一瞬呆気に取られるも、すぐに否定するイサム。

 

「本当?」

「ああ、あの人は北米にいた時にお世話になった人であって姉みたいなものさ」

「そう、なんだごめん」

 

申し訳なさそうに俯くラトゥーニの頭に手を置き、優しく撫でるイサム。

 

「いや、判ってくれたならいいよ。それに拗ねてるラトも可愛かったし」

「~~」

 

顔を赤くして俯くラトゥーニの手を引き歩き出すイサム。

 

「そろそろブリーフィングの時間だから行こう」

「うん」

 

微笑みながら手を握り返すラトゥーニであった。

 

 

 

 

アイドネウス島から打ち上げられたシャトルが、統合軍の艦艇の中を進んで行く。

シャトルの座席に座っているケンは、流れていくをじっと見ていた。基幹艦隊の中心へ近づくとやがて旗艦アルバトロス級マハトがのハッチが開き、アリオールがスラスターを吹かしながら宇宙空間へ飛び出す。

今回ビアンから与えられた指令は、連邦の心臓部であるジュネーブへの統合軍の降下作戦、”オペレーション・ユグノー”の支援である。

やがて旗艦アルバトロス級”マハト”が視認出来る距離までシャトルが接近する。

更に接近するとマハトのハッチが開き、ガイドビーコンに従いシャトルが格納される。

 

「ふむ、やはり軽く感じるな」

 

シャトルから降り無重力を感じながら、愛機であるアリオールの搬出作業を眺めているケン。

 

「おーいケーン!!」

 

声のした方を振り向くと、一人の女性が抱きついて来る。

 

「久しぶり!ご飯にするお風呂にするそれともワ・タ…」

「ブリーフィングだ」

 

言葉を遮りながら女性を引き剥がすケン。

 

「チッ」

「お前は相変わらずだなエール」

「そういうアンタは恋人に再会したんだから、もっと喜べよ」

「あー嬉しい嬉しい」

「……」

 

投げやりに答えるケンにヘッドロックを決めるエール。

メキメキと骨が軋む音が鳴っているが、喰らっている当人は涼しい顔をしている。

 

「落ち着けハグぐらい後でいくらでもしてやるよ」

「本当!?絶対だかんね!」

 

呆れた様子で告げるケンに腕を放して喜ぶエール。

 

「ん、あれは零式か」

 

そんなエールを置いて、格納庫に格納されている”グルンガスト零式”へ視線を向けるケン。

 

「そういやアンタ前はテスラ研にいたんだっけ」

「ああ、パイロットは元教導隊だったか」

「そうだ」

 

零式を見て複雑な表情をしているケンに、一人の男が歩み寄って来る。

 

「アンタがゼンガー・ゾンボルトか。」

「ああ、よろしく頼む」

 

握手を求めるゼンガーに応えようとしないケン。

 

「…ジジイ達から俺のことは聞いていないのか?」

「いや、聞いている」

「ならば…」

「裏切り者と言うならば俺も同じこと。今は志を共にする同士だ」

「…そうか。なら、よろしく頼む」

 

ゼンガーの意思を読み取り手を取るケン。

 

「では、また後で会おう」

 

そう言って立ち去っていくゼンガー。

 

「ハグまだー」

「せっかち過ぎだろ、戦闘が終わってからにしろ」

「ぶー」

 

頬を膨らませて不貞腐れるエール。

 

「それより、お前の機体を持って来たから後で確認しておけ」

「お、マジで改造したバレリオンじゃ物足りなかったんだよねぇ」

 

喜び勇んでコンテナに向かおうとするエールの首根っこを掴むケン。

 

「だーかーらーブリーフィングだってんだろ!」

「あーそっか」

「たっくこのアホは」

 

そのまま引きずっていくケンであった。

 

 

 

 

 

ヒリュウ改 格納庫

 

「本艦はまもなく戦闘宙域へ突入します。機動部隊格機は出撃準備に入って下さい」

 

ヒリュウ改の艦首に鎮座するレオーネ。そのコックピット内で、オペレータであるユン・ヒョジンの通信を聞きながら機体のチェックをするイサム。

 

「にしても本当に二隻だけでやることになるとはな」

「まあ、他の部隊がいても焼け石に水ですしね。上の方も余計な損害は出したく無いんでしょう」

 

ヒリュウ改の前面に展開している”ジガンスクード”のパイロット、タスク・シングウジのぼやきにしょうがないと言った感じに答えるイサム。

今回立てられた作戦は、ハガネとヒリュウのブレイクフィールドを、ジガンスクードで束ねて盾とし、敵の攻撃を凌ぎながら敵陣を突破し途中で二手に別れる。

その後、ハガネは降下部隊をヒリュウは旗艦マハトを叩くという、傍から見れば無謀と思われても仕方の無い作戦である。

 

「向こうさんの歓迎が始まったか」

 

イサムがそう呟くと、進行方向から無数の輝きが迫って来る。

敵艦隊からの砲撃であり、フィールドにぶつかる度に衝撃がコックピットを揺らす。

 

「これは…!グルンガスト零式来ます!!」

 

砲撃が止むと一筋の光が迫って来るのが見えた。

徐々に近づいて来るにつれて、その姿が浮き彫りとなってくる。

PTの倍以上の、見るものすべてを威圧せんが如し漆黒の体を持ち、グルンガストシリーズの祖となる機体グルンガスト零式。

なにより目を引くのは、その手に持っている自身の体をも上回る巨大さを誇る、”零式斬艦刀”である。

すべてを一刀のもとに切り伏せるべく、イサムの養祖父リシュウによって生み出された刃が、ヒリュウへと向けられる。

 

「タスクさん、頭部借りるぞ!!」

「おう!頼むぜ!!」

 

ジガンスクードの頭部に飛び上り、シシオウブレード改を構えながら勢いをつけるべく、回転し始めるレオーネ。

零式も斬艦刀を構え、ジガンスクード目掛けてさらに加速して来る。

 

「G・テリトリー収束!!グラビティ・スラッシャー!!!」

「斬艦刀!!疾風怒涛!!!」

 

互いの刃がぶつかり合い激しい閃光を散らす。

 

「「うおおおおおおォォォォォォォォォオオオオオ!!!!」」

 

相打ちとなりジガンスクードの頭部から弾き飛ばされ、甲板を転げ回るが直ぐに体制を立て直すレオーネ。

零式も体制を立て直し追撃しようとするが、零式を抑える為に出撃したキョウスケが駆る”アルトアイゼン”と、エクセレンが駆る”ヴァイスリッター”に阻まれる。

 

「イサム君大丈夫!?」

「問題無い!このまま突き進め!!」

 

心配するユンに答えている間にも、敵の防衛線を突破しマハトを捉えるヒリュウ改。

 

「重力衝撃砲ッ撃てッ!!」

 

艦長のレフィーナ・エンフィールドの号令と共に、重力衝撃砲が放たれるも身を挺した護衛艦に阻まれてしまう。

 

「防がれたか!」

「敵砲艦来ます!」

「このまま進めェェェェェェエエエ!!!」

 

迫り来るビーム砲艦をジガンスクードが弾き飛ばす。

 

「PTカタパルト開放!サイバスタースタンバイ!」

 

開放されたカタパルトからサイバスターが飛び出す。

 

「アァアカシックバスタァァァァァァアアアア!!!!」

 

魔方陣を展開して、サイバードに変形し魔方陣を潜ると炎に包まれるサイバスター。

マハト目掛けて突進するも、直援のガーリオン部隊のソニックブレイカーとぶつかり合い、相打ちになる。

 

「まだまだ!!」

 

その隙を突き、レオーネが続いてマハトへ突撃する。

 

「グラビティ・スラッシャーpart2!!」

 

マハトの艦橋へと、シシオウブレード改を振り下ろそうとした瞬間、影が割って入る。

 

「ブレイク・フィールド収束!ソニックスレイヤー!!」

 

割り込んだ影、アリオールの持つシシオウブレードが青く輝き、シシオウブレード改を弾く。

 

「チィッ!」

「ハッハァ!いい機体だなぁこれなら楽しめそうだ!!」

 

そのまま打ち合いを始める両者。

 

 

 

 

「おーおー、殺ってるねぇ」

 

レオーネとアリオールのぶつかり合いを、離れた場所で見つめる人型に搭乗しているエール。

 

「エール聞こえるか?」

「ユーリア隊長、聞こえてますよ」

 

そこにトロイエ隊のユーリアから通信が入る。

 

「そこからヒリュウを狙えるか?」

「モチのロン。この”ディバイソン”ならね!」

 

そう言ってバックパックと一体かしている17門突撃砲を構えるディバイソン。

 

「んじゃぁ、艦橋を吹き飛ばしますか」

 

密接しているマハトを傷つけないように、ヒリュウ改の艦橋を狙撃すべく17門の内の2門を起動させトリガーを引こうとするエール。

その瞬間飛来してきたビームが直撃し、明後日の方向にビームを打ち出すディバイソン。

 

「痛っぁ…。って機動部隊を出してきた!」

 

ヒリュウ改から出撃した部隊が、敵の追撃を阻むように展開される。

 

「ビームキャノンに耐えるとは、ビームコーティングされているのか!」

 

ディバイソンを砲撃したライディースが思わず舌打ちする。

 

「全隊散開ここで敵機動戦力を阻止する」

『了解』

 

「敵部隊を突破する!全機続け!」

『了解』

 

ヒリュウ改を追撃しようとするようとするトロイエ隊と、それを阻もうとするヒリュウ・ハガネ部隊の攻防が始まる。

 

「クソッなんだコイツ効いてないのか!?」

 

ヒリュウ改所属、オクトパス小隊隊長のカチーナ・タラスクの搭乗する赤色の量産型ゲシュペンストMk-IIが、ディバイソンへマシンガンを放つも、機体に届く前に何かに弾かれてしまう。

 

「中尉!あの機体ブレイク・フィールドを長時間展開できるようです!」

 

僚機の量産型ゲシュペンストMk-IIに乗る、ラッセル・バーグマンが解析内容を告げる。

 

「お返しってね!」

 

ディバイソンの両腕に保持しているジャイアント・ガトリングから、大量の弾丸が吐き出される。

 

「うおッおぶね!?」

 

慌てて回避するカチーナ機、ラッセル機。

 

「もういっちょ!」

 

装甲の各部が開きミサイルが打ち出され、突撃砲から高出力ビームが発射される。

 

「ッその声、この間の弾幕女か!」

「あの時はどうも!お礼に纏めて吹き飛ばしてやるよ!!」

 

余りの弾幕に防戦一方になるカチーナ、ラッセル機。

 

「いけ!リープ・スラッシャー!!」

 

カチーナ機らへ攻撃している隙を突き、リョウトの搭乗するヒュッケバイン009が、扇型のブーメランをディバイソンに射出するも、装甲に弾かれてしまう。

 

「攻撃の間はフィールドを張れない見たいだけど、なんて堅牢なんだ」

「だったら俺に任せろ!ファイナルビーム!!」

 

グルンガストが胸部から高出力ビームをディバイソンへ撃ち出す。

 

「なんのぉ!」

 

突撃砲一斉射で迎撃しビーム同士がぶつかり合い閃光を放つ。

 

「もらったぁ!計都羅喉剣!」

 

閃光の中を突き進み、肉薄し計都羅喉剣を振りかぶるグルンガスト。

 

「させないわ!」

 

レオナの搭乗するガーリオン・カスタムの、ソニック・ブレイカーで弾き飛ばされるグルンガスト。

 

「エール!」

「OK!」

 

ディバイソンの突撃砲の先端からビーム状の刀身が形成され、刀身以外の機体全面がブレイク・フィールドに包まれる。

 

「ぶっ潰れな!クラッシュ・ホーン!!!」

 

そのままグルンガストへ突撃するディバイソン。

 

「っ!スパイラル・アタック!!!」

 

ウィングガストへ変形し機体をエネルギーフィールドで覆い、機体をバレルロールさせながら迎え撃つ。

互いのフィールドがぶつかり合い弾き合う。

 

「やるなお嬢ちゃん、敵にしておくには惜しいぜ!」

「あはは!何、口説く気?悪いけどアイツ以外の男には興味無いから!」

 

ディバイソンの突撃砲が火を噴き、その弾幕の合間をトロイエ隊が進軍する。

 

「一機でいい!ヒリュウ改に取りつけ!!」

 

ユーリアの搭乗するガーリオン・カスタムのアサルトブレードと、ビルトシュバインのサークル・ザンバーがぶつかり合う。

 

「お前が指揮官機か」

「邪魔だ!どけぇい!!」

 

互いの獲物が何度もぶつかり合い、ユーリア機が左手でバーストレールガンを構えるが蹴り落とされてしまう。

 

「まだだぁ!!」

「これ以上は構ってやれん」

 

右手のアサルトブレードで刺突しようとするが、右腕を切り落とされた後、胴体を両断され爆散するユーリア機。

 

「ゆ、ユーリア隊長ぅ!!」

「っ!マハトが、沈む…」

 

ユーリア機が撃墜されるのと同時に、マハトがヒリュウの重力衝撃砲に貫かれ爆発し、大気圏に突入していく。

 

「マイヤー総司令!!」

「駄目!レオナ!」

 

マハトに向かおうとするレオナ機を押さえ込むディバイソン。

 

「離して!総司令が、マイヤー伯父様が…」

「あなたは生きなきゃ駄目よ、あの人もユーリア隊長もそれを望んでいるから」

 

泣きじゃくるレオナの機体を牽引しながら、他のトロイエ隊と共に撤退を開始するディバイソンであった。

 

 

 

 

 

「マハトが沈んだか…」

「俺達の勝ちだケン」

 

互いに距離を取り、大気圏に突入していくマハトを見据えるイサムとケン。

 

「だな、今回はここまでとするか」

「逃がすかよ!」

「慌てるな。続きは地上でだ」

 

アリオールへ迫ろうとするレオーネだが、別方向から飛来したビームに阻まれる。

 

「ケン!」

「ああ」

 

合流したディバイソンらと共に撤退していくアリオール。

 

「…地上、アイドネウス島、か」

 

眼前に広がる地球を見つめるイサムであった。




イサム「時間が掛かった割には短いと思った方はぜひ、作者を罵って下さい」

ヤメテクダサイ、シンデシマイマス。

イサム「多分、これが今年最後の更新になると思います。どうか来年もよいお年を」

クリスマスナンテナインヤー。

イサム「おら、さっさと書けや」

アッー!リアジュウバクハツシローーー!

新キャラ&機体設定

エール・エンフェリート
・種族:地球人
・出身:アメリカ
・性別:女
・年齢:20
・身長:166cm
・所属:ディバイン・クルセイダーズ
・階級:特務中尉

北米のスラムで暮らしていた時に、テスラ研を去った後のケンと出会い、何も無い退屈な日常を変えてくれそうという理由で共に行動することを選んだ女性。

弾幕を張って相手を圧倒するトリガーハッピーなスタイルを好む。敵を纏めて吹き飛ばすのに快感を得る等ケン同様常人とは違った感性を持っている。

ケンとは出会った当初は一方的に恋人を自称し、ケンは否定していたが時間と共にうまくやっているようである。




ディバイソン
・分類:改良型アーマードモジュール
・機体カラー:モスグリーン
・型式番号:DCAM-006VD
・全長:27.5m
・重量:130.8t
・動力:プラズマ・リアクター
・基本OS:LIEON
・開発者:ビアン・ゾルダーク

エールー専用機としてアリオールと共に開発され闘牛をモチーフにしている。

バレリオン以上の装甲とビームコーティングに両腕にジャイアントガトリング、装甲各所にミサイル、バックパックに17門ものキャノン砲と装甲と火力に特化されている。

プラズマ・リアクターから得られる出力によって、ブレイク・フィールドを従来機よりも長時間の展開が可能。キャノン砲からビームの刀身を形成しブレイク・フィールドを纏い突撃するクラッシュ・ホーンによる接近戦もこなせる。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。