ラブライブ -思い出の風-   作:KatoGato

10 / 49
先輩たち
-09話- 優等生の劣等感


昼休みが終わる10分前、ひかるは予習をしている途中、先生に呼ばれた。間違ったことはなかったから当惑してするだけだった。そして先生が微笑んのでいいニュースを期待していた。

 

 

「ひかる、いいニュースがあるよ。」

 

「はい?」

 

「毎年、学期の初めに2年生の優秀な学生の合奏、知っているね?」

 

 

何の話しを聞くか予想したひかるの表情は明るくなった。

 

 

「まさか…」

 

「そうよ、ピアノはあなたが選定されたね」

 

「ありがとうございます!」

 

 

合奏は全校生徒の前ですることになる。この言葉は、生徒会長秋菜(あきな)、最高の人気を誇る滿月(みつき)に証明することができる機会であった。彼女たちに認められてたかったのでとても嬉しいひかるだった。

 

 

………………………………………………

 

 

昼休みが終わった後、次の授業はピアノ実習だった。ひかるは、担任の先生からいい話しを聞いたため、浮かれていた。同じクラスの学生が全部甘く見えた。

 

 

「私は2年生の代表だよ!」

 

 

自画自賛し授業内容どおりピアノを演奏した。すべての学生の声が混じったが、その中で自分の声が最も特別であると考えた。

 

授業がほとんど終わる頃、ピアノの先生は、満足したのか笑顔を浮かべた。

 

 

「みんな、今回の授業はよくやったね。さて、誰がいいかな。」

 

 

ひかるは笑って手を上げようとした。しかし、先生は平里(へいり)を名指した。ひかるの表情は悪くなった。

 

 

「黒田、君がしてみよ。」

 

「はい?!」

 

 

ちょっと逡巡した平里は呼吸を整えた。ひかるはその前のアイドルたちの舞台を思い出した。風花(ふうか)はもちろん、よくしたが、まだ未熟な1年生、レベル低いと思った平里が団結して期待以上のパフォーマンスを見せた。

 

 

「紛れだっだろう?」

 

 

と思ったが、平里は明らかに短期間に成長した。平里の演奏はまだ拍子もたまにミスがあり、音に力が足りなかった。しかし、以前よりは確実に成長した。

 

 

「おお!」

 

 

学生が拍手してくれて平里はそっと笑みを浮かべて頭を下げた。ひかるにはまだ信じられなかった。

 

 

……………………………………………

 

 

放課後、平里はアイドル部の創設計画のメンバーに会いに学校のベンチに向かった。今日は外で会議をすることにしたが、すでに風花、花乃(はなの)、嵐子(らんこ)は来ていた。

 

 

「平里おかえり!」

 

「こんにちは。」

 

「うん…始めましょう…」

 

 

少し遅れていたため平里は頭を掻いた。しかし、早く会議を進行したかった。今回の案件は、公演以降の関心であった。花乃と嵐子は1年生の関心を述べた。

 

 

「確かに関心が多くなりました。」

 

「うーん…たまに私たちを知っているか、そんな感じです。」

 

 

平里は喜んでする前に、二人に、次の質問を渡した。

 

 

「じゃあ、入部希望者は?」

 

 

この言葉には、二人は答えなかった。少し失望する平里、風花は彼女を励ました。

 

 

「大丈夫。まだ初めてだから。」

 

「じゃあ、公演をもっとするのがどうかな?」

 

 

三人は、この言葉に同意したが、準備した曲がまだなかった。すぐに公演を早めにすることはできなかった、さらに心音(ここね)が今回も助けてくれるかどうかは断言できなかった。

 

 

「六本木先輩がまた手伝ってくれるかしら?」

 

 

一人で考えに陥った平里、残りの3人も沈黙したが、風花が再び口を開いた。

 

 

「じゃあ、再びチラシを配って広報しましょう。そうしながら次の曲も準備しましょう。」

 

 

じっとうなずいた平里。彼女は悔しかった。最善を尽くしていたし幸せだった。しかし、目標であった入部希望者の一人を確保するには失敗した。一度、悔しさを押さえて、現実に忠実で未来を準備しなければならいた。

 

 

…………………………………………

 

 

一方、放課後の教室で一人で残って今日学んだことを復習していたひかるは、平里の机の上にあるノートを見た。予想外にボロボロたが、そのように平里が努力したことを知ることができた。ひかるは悔しかった。頭の中で再び平里の舞台が考えた。

 

 

「ありがとうございます!」

 

 

最後に響いた平里の声は幸せだった。そして1年生の時の平里も考えた。ぼうっとしたし後れた平里。

 

 

「そんな黒田が… 」

 

「ギッ」

 

 

突然教室のドアが開かれた。ドアを開いた人は他でもない黒田平里、ノートを探してきたのが確実だった。平里はひかるを見てびっくりした。

 

 

「平井?」

 

 

ひかるもちょっとびっくりしたが、てくてく歩いてノートを渡した。じっとそれを渡された平里は感謝した。

 

 

「ありがとう。」

 

「…」

 

 

しばらく沈黙するひかる、何かを言う雰囲気だったので平里はここを離れなかった。ひかるは平里の目を見なかった。

 

「黒田」

 

「うん?」

 

「私も君たちの公演を見た」

 

「あ、ありがとう平井」

 

「しかし…」

 

 

ひかるは悔しいような音を上げた。

 

 

「もっと練習しなさい!」

 

 

その後、ひかるは逃げた。平里はその言葉を聞いてショックを受けたが、ひかるはせっかく彼女を無視した。

 

学校の外に走ってひかるは心の中で繰り返して言った。

 

 

「私は全校生徒の前で演奏するよ! 3年生の先輩たちも私を認めるよ!」

 

 

ひかるは、息が切れたが、休まず走った。家に帰ってすぐにピアノを練習する必要があった。それ以外には、この機会を逃すから。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。