滿月(みつき)は久しぶりに一人で学校のスタジオを使用した。何が起こったのかキーボードピアノもなくカセットだけだ。練習服も着て汗を流した。彼女は練習がほとんど終わる時、水を飲んだ。
「ふぅ…」
濃い赤色の髪、おでこと首筋にがついた汗で濡らした。今の滿月の姿は一人で見るに惜しいぐらいだが、まだ早かった。
彼女のことは、すでに学校にうわさが広まった。3年生トリオとしてではなく、真鍋滿月(まなべみつき)としてのステージは久しぶりだ。だから学生たちの間で話題だった。また、今まで雲の明で見せてくれたことはないステージを準備中であった。
………………………………………………
1週間学校が滿月の単独公演で騒々しかった。彼女が2年の時、単独の演奏を何度したこと以外は初めて、しかも今回は、他のスタイルになるという噂もあった。
全校生徒がその噂に心が浮き立ていたが、例外的に茄穂(かほ)だけはそうなかった。すぐに明日が公演なのに噂を知らなかった。彼女はただ小さな音楽室にギターとアンプを持って演奏するだけであった。
一人だけの空間と時間、音楽でそれを埋めたが心の中は埋めることができなかった。誰に示すが孤独だった。
「…」
「パチパチパチ」
誰かが入ってきて拍手をした。どこかで見たことがある顔、灰色に近いベージュ色の髪の小林風花(ふうか)だった。彼女はスネアドラムとスティックを持ってきた。
「すごいすごい」
「何ですか?」
「すごいのは知っていたけど、近くで見たかったよ。」
でも風花が持ってきたドラムが目に入れた。他の目的があるのが明らかだった。質問する前、風花がドラムを演奏した。
「じゃあ、始まるよ。」
風花は楽しくドラムを打った。性格のまま大胆な打法が一品だった。拍子もずれていなかった。強弱も完璧、誰でも見れば、驚くほどの実力だった。しばらくの間、楽しく演奏していた彼女は茄穂を見て笑った。
「どうだった?」
「確かに私にうるさくした人たちよりは良かったです。」
「うん〜心に完全に入るレベルではなかったな?」
茄穂は言葉を無視してエレキギターに集中した。風花は茄穂を動くように作りたかった。
「即興もできるだね?」
「もちろんです。」
「それではよろしく」
茄穂は黙ってギターに手を動いて風花はそれを見てスティックをつかんだ。
素敵な音が混合された。風花の打法と茄穂の優れた感覚が完全に混ぜ合わせた。時には遅くながら穏やかに、時には速く激しく演奏したが、流れは自然だった。初めて会ったが完璧なハーモニーであった。
汗が二人のおでこと頬に流れたが演奏の終了後に気づいた。風花は手の甲で汗を拭いた。
「ふう…すごいね。 1年生の時、この曲、カリキュラムにないのに」
茄穂はただ風花を眺めるだけだった。しかし、風花の目には前より嬉しそうに見えた。
「いつも一人で練習する?」
「中学校3年間、一人でした。」
「だから、ギタリストとして有名人になったね」
「はい。」
再び孤独な目つきで戻った茄穂、風花は明るく微笑んだ。茄穂が望むのが何かを少し気付いた。
「前回は譲歩してくれてありがとう。」
「ただ瞳が動いたからでした。」
この言葉に希望の手がかりを見つけた風花、しかし、茄穂に直接言うのは早かった。彼女が動けば、十分だった。
「真鍋滿月と知っている?」
「聞いたことあります。」
「今回の単独公演があるよ。見に行ってみるのはどう?」
「なぜですか?」
「世界は広いよ。雲の明の最強を見たくない?」
ちょっと沈黙した茄穂は、再び口を開いた。
「サークルを膳部行ってみたが、私を満足させた人はいませんでした。」
「それはその人も同じだった。判断は見てからしても遅くないよ」
なぜが風花の言葉が気になった。茄穂は、雲の明に来たことを後悔したくなかった。
………………………………………………
いよいよ滿月の単独公演がある日、心音(ここね)と星羽(ほしは)は舞台の後で滿月を見ることができた。その二人は滿月の衣装と舞台構成を見て驚いた。楽器は一つもなかくて衣装もポップにふさわしい衣装。ショートジーンズとブーツ、華やかな黒上衣を着た。
緊張したのか、三人の間には何の言葉もなかった。
一方、茄穂は観衆の中にいた。いくら有名な茄穂であっても、今日は注目されなかった。茄穂も沈黙し舞台を眺めた。
アイドル部の場合には、5人が並んで座っていた。特に来てもらうお願い受けた。観衆の数が膨大したから平里は周囲を見て回った。
「単独でもこの程度だったね。」
しばらくして、照明が消えたし会場は静かになった。皆が期待していた中、突然ステージに照明が明らかになり、強烈なポップ音楽が鳴り響いた。
「わああああ!!」
準備してきた曲には、雲の明のカリキュラムではない、様々な楽器の音が絶妙に混合であり機械音で強調した。滿月はこの時までの姿とは全く異なる姿だった。派手な振り付けと強烈なポップ音楽に合わせて魂が混ざった声を吐いた。それとともに表情には余裕があふれて観客に向けた手振りはみんなを捕らえた。
茄穂はいよいよ瞳が動くであり平里は目の前の光景が信じられなかった。アイドル部の5人は言葉を詰まらせた。
「あれが、真鍋先輩…」
平里は微動もしなかった。舞台が終わるまで、滿月のカリスマに圧倒され、完全に。
……………………………………………
舞台が終わった後、拍手と歓声がすごかった。舞台の後に向かって滿月を迎えてくれる人たちは心音と星羽だ。二人とも滿月が、このようなスタイルもできるのを知らなかった。星羽、心音の順に語った。
「驚いた」
「すごい滿月!」
滿月は呼吸を整えた。アイドル部を処置するために、あまりにも大きな剣を取り出した感じもあったが、彼女たちと同じようなジャンルを見せなければならなかった。彼女は二人に条件を言った。
「アイドル部に伝えて」
星羽はもちろん心音も緊張した。
「この程度の観客を集めると伝えて。そして君たちが手伝ってくればだめ。」