かお○先生と、ウィング○○が好きですね。
千夜「お待ちどうさまー」
ココア「来たぁ! 」
千夜「リゼちゃんは海に映る月と星々ね」
白玉栗ぜんざいか。
千夜「チノちゃんは花の都三つ子の宝石ね」
ふむ、餡蜜に団子が刺さってるのか。
千夜「ロン君はかまくらの中のカラフル色ね」
大きめの器に小さめの半球型になってるバニラアイスが複数周りにあって、その中にフルーツがあるのか。......かまくら=バニラアイス。カラフル色=フルーツ。ってことか?
千夜「ココアちゃんは黄金の鯱スペシャルね」
デカ!? 思った以上にでかいものが来たぞ、上にたい焼きが乗ってるし。しかも、ココアがスゲェ目を輝かせてよだれ垂らしてるし。
リゼ「鯱=たい焼きって無理がないか? 」
それは、言ってはいけないと思う......
千夜「あんこは栗羊羮ね」
あんこがたべたそうにこちらをみている。たべさせる?
▼はい
いいえ
ココア「しょうがないなぁ、ちょっとだけだよ。その代わり後でもふもふさせてね」
ココアがそう言ってスプーンで一口取ってあんこの方に手を伸ばしていくと......
『本体まっしぐら!! 』
あんこはスプーンの方ではなく、本体を食べ始めた。それにココアと隣に座っていたチノが驚いた。ココアはしょうがなくスプーンに乗ってるものを食べ、あんこのことを諦めると此方にスプーンを伸ばしてきて―――
ロン「......ココア、人のを勝手に食べようとするなよ」
俺のを食べようとしていた......しょうがない。
ロン「食べたかったら一言ぐらい言えよな」
ココアにあげた。
千夜「......そうだわ! ラビットハウスさんとコラボするのはどうかしら? きっと盛り上がると思うの。例えば......コーヒーあんみつとか」
ティッピーがコラボって聞いたときは驚いていたけど、コーヒーあんみつって聞いた瞬間にらみ始めた!? コーヒーあんみつになにかあんのか?
ココア「タオルやトートバッグなんてどうかな」
チノ「私はマグカップが欲しいです」
ロン「俺としては、あんことティッピーのツーショット写真を撮ってそれを広告に使うのが良いと思うな」
俺がそう言うと、ティッピーがガクブルと震え始めた......あぁ、さっきあんこに追いかけられたばっかりだもんな。......あれ、千夜とリゼはなんでそんな不思議そうに顔してんだ?
俺がそう考えてると、チノがいつの間にか元の場所に戻っているあんこに近づいていた......触ろうとしてるのか?
ココア「触らないの? 」
リゼ「チノはティッピー以外の動物が懐かないらしい」
ロン「そうなのか......」
俺は前に不良みたいなウサギに頭突きを喰らったことがあったな。同じ不良どうしなにか分かるのか? 俺は全然分からないが。
俺がそう考えてる間にもチノはあんこに慣れようとしていた。チノは耳を少し触ったり、撫でたりしてそうして、ゆっくりと頭にあんこを乗せた。
ロン「おぉ......! 」
ココア「もうこんなに仲良く!? 」
リゼ「頭に乗せなきゃ気がすまないのか? 」
~三人称side~
ココア「千夜ちゃんまたね~」
ロン「また学校で」
ココア「......昔はこのお店とライバルだったんだよね」
ココアがラビットハウスに帰る途中でそんなことを聞いてきた。
チノ「今はそんなこと関係ないですけどね」
ロン(......そうだな。ライバルでも、因縁の相手だったとしても、そんなこと関係なく仲間にしてたな)
ココア「私たちもお客さんに満足してもらえるように頑張らなきゃね」
ロン「そうだな......ってチノ、頭に間違えてあんこ乗せてるぞ!? 」
『!? 』
チノも他のみんなも気づいていなく、驚いていた。
ロン「ちょっと交換してくる! 」
ロンはあんこを持ってさっきまでのを戻っていった。
リゼ(......よし! )
リゼ「チノ、ココア。すまないが、ロンに聞きたいことがあるんだ。少しここで待っててくれ」
ロンが来たさっきまでの道を戻って数分後、リゼも後を追った。
~三人称side out~
~リゼside~
私は前々からロンのことを怪しいと思っていた。
ラビットハウスで初めてあった日の普通ではない気配。
銃弾......本物ではないが(本当は本物)避けたり、私の拳も避けたりしたからな。
この前、親父に聞いてみたら驚いていて、何処かに電話をかけてたな。その後、此方でも調べると言っていたが。
兎に角、これは誰にも聞かれずにロンに聞くチャンスだ!
私がそう考えながらさっきの道を歩いてるとロンが戻ってきた。
ロン「あれ、リゼ。ココアとチノは? 」
リゼ「あ、あぁ。ロンに聞きたいことがあって、二人にはさっきの場所で待ってもらってんだ」
落ち着け私。平常心だ、平常心。
ロン「聞きたいことって? 」
リゼ「ロン、お前は普通の人とは違う気配がする。お前は何者だ? 」
私は、そう問いただした。
かまくらの中のカラフル色
考えるのに、時間がかかった。
かまくら=バニラアイス。カラフル色=フルーツ。という、設定。
因縁の相手
中学時代の話。これを描いてるときに思い付いたが、ラリトの設定......というか、ラリトは名前出てるだけで本編に出ていないという。
リゼ
ロンにとうとう聞いてみることにした。ぶっちゃけると、そろそろ一人ぐらい知ってる人物が欲しかった。どうなるかの展開は、完成している(来週分)。関係ないが、作者は最近どうしてもボケないと落ち着かなくなってきた。