【凍結】ご注文は転生者ですか?   作:のろとり

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ふざけたくなって、ああなった。反省はしている、後悔はしていない。

前回のあらすじ

ロン、リゼに不良のことをばらす
気にすんな的なことになった
ラリトという、人物が今度街に来ることを話した
メチャクチャ強くて、二つ名があることは教えてない


第十六羽 赤色がいい!......え、ないの

ココア「このお店のカップって無地だよね」

甘兎庵に行ってから数日。リゼとの距離が少し縮まったような気がする。ラビットハウスで働いてるとふと、ココアがそんなことを言った。

 

チノ「シンプルイズベストです」

 

ロン「確かにな。無地は何にもないから見てて心が落ち着く」

俺がそういうと、ティッピーも頷いた。そういや、ウサギって人の言葉がわかるんだな。

 

ココア「そうえば、この前面白いカップ見つけたんだ」

 

リゼ「へぇ、どんなのだ」

 

ココア「真ん中にろうそくを立てて、いい匂いがして......」

 

ロン「それはアロマキャンドルだと思うぞ」

 

ココア「へ? ま、まぁ新しいカップを今度探しに行こ! 」

そうして数日後、俺たちはカップを見に行くことにした。

 

ー数日後ー

 

リゼ「お、あの店良さそうだな」

 

ココア「わぁ、かわいいカップがいっぱい! 」

赤いカップは......さすがにないか。俺は紅い月(レッドムーン)という、二つ名をつけられてから赤いものが好きになり始めた......あれ、洗脳されてる!?

 

ココア「......あ、これなんていいかも」

そう言って、ココアの手と別の人の手が丁度カップに触れ、互いを見た。こういうのって、よく恋愛に発展する漫画が多いけどそうそうないんだよな、現実だと。この世界でも。そう考えてると、ココアがその人のことを見てもじもじし始めた。いや、困ってるからやめてあげような。

 

リゼ「あれ、よくみたらシャロじゃん」

ん、リゼの知り合いか......ってよくよくみたら原作キャラだったな。転生してから十年以上たってるし、あまり原作知識ないからなぁ。

 

シャロ「天々座(てでざ)先輩!? 」

 

リゼ「リゼでいいよ」

 

チノ「知り合いですか? 」

 

リゼ「私の学校の後輩だよ。ココアたちと同い年」

 

ココア「え、リゼちゃんって年上だったの? 」

 

ロン「え!? ココア気づいてなかったのか」

俺は一回会っただけで分かったから、ココアも分かってるのかと思ってた。

 

シャロ「どどど、どうしてここに? 」

ん、リゼのまえだと緊張しちまうのか? 体が震えてるし。

 

リゼ「喫茶店で使うカップを買いにきたんだよ。シャロは欲しいものあったか? 」

 

シャロ「いえ、私は見てるだけで十分です......この白くすべらかなフィルム......ハァ~」

シャロはカップを指でなぞったりしながらそう言った......これは自分の世界に入ってるな。

 

ココア「それは変わった趣味ですな」

 

ロン「いつもチノを妹って言ったり、もふもふしてたりするお前には言われたくないと思うぞ」

 

チノ「......そうえば、二人は学年が違うのにいつ知り合ったんですか? 」

 

シャロ「私が暴漢に襲われそうになった所を助けてくれたの」

 

ロン「おぉ......」

 

リゼ「あれ? 」

 

ココア「かっこいいね。......それって、こんな感じ? 」

 

 

 

<ココアロードショー>

 

細い路地裏にいる暴漢と壁を背にして立っているシャロ。

 

シャロ(だ、誰か助けて! )

 

シャロは追い込まれて暴漢に襲われそうになった......が!

 

リゼ「失せろ!! 」

 

リゼが後ろの壁から跳んできて威嚇射撃をした。そして、シャロの前に着地すると、

 

リゼ「この私が断罪してくれる! 」

 

暴漢に向けて銃を向けていつでも打てる体制をして―――

 

リゼ「......って、違う違う! 」

 

<ココアロードショー 終了>

 

 

 

面白くなりそうなところでリゼに止められた。

 

ロン「じゃあこんな感じか? 」

 

 

 

<虎尾阿ロードショー>

 

リゼ「あっ、シャロ」

 

シャロ「天々座先輩!? ど、どうしたんですか? 」

シャロは休日にリゼを見かけて、声をかけた。

 

リゼ「あ、あぁ。少し予定があって」

 

シャロ「用事って何ですか? 」

 

リゼ「ま、まぁ色々とな」

リゼがそう言って、シャロと別れようとすると、

 

お巡りさん「ちょっといいかな」

声をかけられた。

 

シャロ「どうしました? 」

 

お巡りさん「ここで本の万引きが起きたと聞いてね。女性の持ち物を見るのは気が引けるが、確認させてくれるかい? 」

 

シャロ「別にいいですよ。ねぇ、天々座先輩」

シャロがリゼの方を見ると、自分のバッグを大切そうに抱えていた。

 

シャロ(いやーーーっ!! なんで大切そうにバッグ持ってるんですか!? )

 

リゼ「す、すまないが私は急ぐんでな。さようなら!! 」

リゼがそう言って、走ろうとするとバッグから本が二冊落ちた。

 

お巡りさん「ん、これは......」

お巡りさんが本のタイトルを確認しようとすると、

 

リゼ(お......おっおお、おおぉおお!! )

リゼはお巡りさんの鳩尾にチョップをくり出して怯ませた後、拳銃を出して撃った。(ギャグシーンなので、大丈夫です。無傷です)

 

シャロ「天々座先輩、落としま......」 

シャロが落とした本のもう一方を確認しようとすると、リゼがこの世の終わりのような顔をして......

 

リゼ「............」

近くにあった建物の屋根に素早く登り......

 

リゼ「フンッ! 」

ムーンサルトをくりだした。このとき、リゼが持っていた本はちゃんと買ったやつで題名には「かわいい動物大全集(上)(下)」と書かれていた。

 

リゼ「だから、全然違う! それにロンの回想だと私が人をやってるじゃないか! 」

 

<虎尾阿ロードショー 終了>

 

 

 

リゼ「本当はな......」

 

シャロ「あっ、言っちゃ駄目です!! 」

 

ー回想 下校中ー

 

シャロ(不良野良ウサギ!? 噛まれる、怖い、通れない!! )

 

リゼ「あ~また通行の邪魔してるな。しっしっ」

 

ー終了ー

 

チノ「............」

チノは黙ってシャロの方をジット見る。

 

ココア「............」

ココアも同じくシャロをジット見る。俺も同じことをする。

 

シャロ「う、ウサギが怖くて悪い!! 」

顔を真っ赤にしながらシャロはそう言って......いや、悪くないけど意外だと思って。




虎尾阿ロードショー

ロンロードショーだと、しっくり来ないので苗字で。
若干、○曜ロードショーに名前が似ているような。
内容の元ネタは日○から。



紅い月(レッドムーン)

忘れている人がいるかもしれないので、軽く説明。
ロンの二つ名。以上。
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