シャロ「このカップなんてどう? 香りがよく広がるの。こっちは、とっての触り心地が工夫されてるのよ」
チノ「カップにも色々あるんですね」
リゼ「詳しいんだな」
シャロ「じょ、上品な紅茶を飲むにはティーカップにもこだわらなきゃです! 」
チノ「うちもコーヒーカップには丈夫で良いものを使っています」
ロン「俺のマグカップも丈夫なものをつかってるぞ」
ココア「私のお茶碗は実家から持ってきたこだわりの一品だよ」
リゼ「......何張り合ってんだ。それに、ココアの場合はカップじゃないだろ」
確かにな。でも、あの茶碗はココアが前に割っていたような......
リゼ「でも、うちの店はコーヒーが主だからカップもコーヒー用にしないといけないな」
シャロ「え、そうなんですか! 」
シャロはリゼの言葉を驚いた後に悔しいような顔をした。コーヒー飲めないのか? それとも、ココアみたいに銘柄を当てられないのか?
ロン「コーヒー苦手なのか? 」
シャロ「苦手じゃないんだけど......カフェインを摂りすぎると異常なテンションになるみたいの。自分じゃよく分からないんだけど」
『コーヒー酔い!? 』
聞いたこと無いぞそんなの。仲間にもそんなやついないし。
ココア「......あ、このカップおしゃれだよ! 」
場の雰囲気を変えようと、ココアがカップを指差した。
ココア「と思ったら高い!! 」
値段を見たら5万円だった。
シャロ「アンティーク物はそのくらいするわよ」
リゼ「あれ、これって......」
リゼ「昔、的にして打ち抜いたやつじゃん」
『!? 』
なんでそうなった!? ......ってあれ?
ロン「これ、親父が昔に持ってたやつだな」
『!? 』
みんなに驚かれた......でもこのカップって、
チノ「ロンさんのお父さんはこのカップを持ってるんですか」
ロン「昔にな。今はもうないが......そうえば、こんなことがあったな」
ー回想ー
これは俺が中学の頃の話だ。
親父「ロン、このカップ良いだろ。五万もしたんだぞ」
俺がリビングで寛いでると親父がそう言ってきた。相手をするのがめんどくさかった俺はこう答えた。
ロン「あっそ」
そう言うと親父はカップを床に落として、半泣きした。そして数日後。
親父「ほれ、今度は100万のカップを買ってきたぞ。しかも、三個も」
もっと高いカップを買ってきた。
ロン「いや、そんなに高いのを買うんだったら貯金しろよ。会社に使えよ」
親父「......グスッ」
またカップを床に落として、今度はマジ泣きをした。それから親父が無駄金を使うことは無くなった。
ー回想終了ー
ロン「とまぁ、こんなことがあったな」
『............』
あれ、なんでみんな黙ってんだ。
リゼ「ロン、そこまで鬼畜だったとは」
ココア「ロン君のお家ってお金持ちなの? 」
リゼ「そこかよ!? 」
ロン「いや、金持ちかは知らない。親父は会社の社長をやってるみたいだが、何の会社か知らないしな。聞いたことなかったし」
ココア「そうだチノちゃん、お揃いのマグカップ買おうよ」
チノ「私物を買いに来たんじゃないんですよ」
ロン「そうだぞ。それに、前に割った茶碗の代わりを探さなくていいのか? 」
ココア「そうだった。お茶碗、お茶碗......」
そう言いながらココアは、店の中を探した。
ロン「いや、ここにはないからな」
......ん、リゼがカップを二つ持ってレジに行ってる。買うつもりなのかな。
ココア「シャロちゃんて、高いカップに詳しくてお嬢様って感じだね」
シャロ「お嬢様!? 」
チノ「その制服の学校は才女とお嬢様が多いと聞きます」
ココア「おまけに美人さんだしね」
ロン「まるで、完璧だな」
リゼ「......シャロにとってはこのカップも小物同然だろうな」
シャロ「ま、末代まで家宝にしますけど!? 」
ロン「これが、お嬢様ポーズ!? 」
なんか、シャロの隣に1、万2万......と謎の数字が上がっているように見える! これがお嬢様力か!? って何言ってんだろ。
チノ「シャロさんはお嬢様だから、やっぱりキャビアとか食べるんですか? 」
シャロ「え、えっと......そういうのはリゼ先輩に聞いた方が」
リゼ「ん、私がよく食べるのは、ジャンクフード? あとレーションのサンプルとか。即席で食べられるものっていいよな」
お、おう......リゼと俺たちでは色々とずれてんだな。
シャロ「分かります! 卵かけご飯とか美味しいですよね」
ロン「だけど、ちゃんと栄養をとらないといけないから気をつけろよ」
ココア「ロン君は大丈夫なの? 」
ロン「俺は料理できるから大丈夫だぞ」
『料理できるの(か)(んですか)!? 』
みんなに驚かれた。
ロン「そんなに意外だった!? それにこの前パン作っただろ!! 」
結局、カップは買わなかった。
シャロ
カフェインを摂りすぎると、異常なテンションになる。
自分ではよく分からないそう。
関係ないが、作者は楽しいことがあると、シャロの何倍もの異常なテンションになる......怖いな。
ワールド・オブ・ビジネス会社
ロンの父が経営している会社。
ロンは知らないが、どっかの中○財○位の金持ちで、大きい会社。
ご都合主義の固まり。実際のこというと、やり過ぎたと思う。というか、このご都合主義はいらないと思う。保険として、作っただけだが。だが、消す予定はない。
関係ないが、作者は「会社の名前、なんだっけ」と、忘れていた。
お嬢様力
ド○○○ボー○のス○○○ーで測れる戦闘力のようなもの。
測れる最大は三万。もう出てこないであろう。
というより、これが出てくる場所なくね?