千夜「ごめんなさい」
千夜とシャロを大雨の中、ラビットハウスに運んだ俺たち。というか、チノ以外はみんな雨にあたったのか......風邪、引かないかな? 大丈夫か?
シャロ「いつの間にびしょ濡れに......」
ロン「千夜がシャロを背負って帰ろうとしたら直ぐに力尽きただけだから、気にするな」
シャロ「ジッ~」
あっ、千夜のことをじっと見てる。
千夜「......ススス」
千夜は目を逸らした。
チノ「えっと......今日は泊まってってください。それと、二人は先にお風呂どうぞ」
千夜「お言葉に甘えちゃうわね」
リゼ「私まで泊まってよかったのか? 」
チノ「構いませんよ」
ロン「こんな天気で帰らせるのも気が引けるし」
ココア「リゼちゃん緊張してるの? 」
リゼ「いや、親父の部下に誘われたワイルドなキャンプしか経験したことないから。こんなの初めてで......」
ココア「ワイルド? 」
リゼ「そうえば、ロンはワイルドなキャンプとかしたことあるのか? 」
リゼがそんなことを聞いてきた。なんか目で『あるよな、あるよな! 』ってすげぇ言ってくる。
ロン「いや、したことな......」
瞬間、俺は中学の頃にキャンプしたのを思い出した。仲間に無理矢理連れていかれたこと。キャンプしに行ったところにピンク髪の高校生や、小学生にしか見えない高校生がいたことを。キャンプの帰りに道に迷って丸1日、ワイルド(想像にまかせます)なキャンプをしたこと。ワイルドなキャンプをしてるときに夢の中で飛ぶテントを見たことを。
ロン「......ナ、ナイヨ」
リゼ「今の間はなんだ!? 」
ロン「まぁ、俺は部屋で着替えてくる」
そうして俺は逃げた。
ーーーーー
ロン「さてと、ラリトに電話掛けるか」
俺は自分の部屋で着替えて、スマホでラリトに電話を掛けた。
ロン「......もしもし、ラリトか」
ラリト『おぉ、ロンさんか。こんな夜にどうした? 』
ロン「ラリトが来る正確な日にちを知らないから確認を」
ラリト『ちょっと待ってな。ふむ......一週間後だな』
一週間後か。それまでに、色々と準備しないと。
ロン「それとラリトに報告がある。良い話と悪い話。どっちから聞きたい? 」
と言っても、悪い話はリゼにバレたこと。良い話は、リゼは秘密を守ってくれること。ってことだがな。
ラリト『両方パスで、じゃ』
ロン「え、ちょまっ! 」
俺はラリトを止めようとしたが遅く、次に帰ってきたのは返事ではなく電話が切れる音だった。そこは乗ってくれよ。
ロン「......アイツが此方に来たらドロップキックすればいいか」
そう、ラリトに対する罰を考えてると部屋のドアが開いた。
ココア「ロン君」
ロン「ん、ココア......か!? 」
俺はココアの返事がしたため、振り替えったらココアがチノの制服を着ていた。
ココア「じゃ~ん! チノちゃんの制服着てみたよ! 」
ロン「違和感無さすぎて中学校に行っても大丈夫じゃないのか? 」
ココア「えへへ~リゼちゃんにも言われたけどホント? なら今から行ってくるよ」
ロン「ココアちょっと待て! 外は大雨だ!! 行くなら明日にしとけ!」
ココア「そっか。なら明日にするよ」
ふぅ、これで制服が雨に濡れることはないだろ。
リゼ「そういう問題じゃない! 」
今度はリゼが部屋に入ってきた。
リゼ「ほらココア、戻るぞ。全く、私が『違和感なくて心配』って言ったら、ロンにも聞いてくるって言ってたのに、どこに行こうとしてんだよ」
リゼはココアの腕を掴みながら部屋に戻っていった。そして、なにもすることなくベッドに転がってると、
タカヒロ「ロン君、すこしバーの仕事を手伝ってくれないか? 君に会いたいって知り合いもいるし」
タカヒロさんが部屋に入ってきた。俺に会いたいやつか、誰だろ。まぁタカヒロさんが言うなら大丈夫かな。バーの仕事にも興味あるし。
ロン「いいですよ。今から着替えます」
丁度暇してたしな。俺はいつも着ている仕事用の服を着てからバーに向かった。
中学の頃にキャンプ
リゼが『ワイルドなキャンプ』と言っていて、『キャンプ』......あっ、これは使えると思って書いた。
予想がついた人がいると思うが、ゆる○ャン△である。
これは○るキャン△を、少しだけでも出したかったために書いた話であるため、この話をストーリー化することはないだろう。
ラリト
いつ頃かに、あと5羽程で登場すると言っておきながらまだ登場しない。
ここまで長引くとは思わなかった。
ラリトが登場(きちんと)するのは単行本の『九羽』が終わってからの予定。どんな話にするかは殆ど決まっていない。
違和感なくて心配
チノが『外は大雨です』と言う前にロンの部屋に遊びに来たという設定。
本編で分かりやすくしようと思ったが、無理だった。