【凍結】ご注文は転生者ですか?   作:のろとり

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と、とうとうだせる。

連続で二話上げているため、今読もうとしている話が飛んでいる可能性があります。よく注意して読みましょう(前回までが図書館の話です)


第三十羽 ラリト(やっと)登場

ロン「ん......朝か」

俺は、目覚ましがなる音で目が覚めた。そうえば、今日はラリトが街に来るんだっけ。

 

ラリト「おはよう、ロンさん」

そうして、ベッドから起き上がるとラリトがいた。

 

ロン「なんだ、夢か」

俺は二度寝をし始めた。

 

ラリト「いやいやいや、夢じゃねぇよロンさん! 」

 

ロン「なんでテメェがここにいるんだよ!! 」

午後からくると言ってたのに、なんで午前中にいるんだよ!!

 

ラリト「遊びに行くと言っただろ」

 

ロン「お前、遊び行く、言った、午後。今、午前。オーケー? 」

 

ラリト「なんだそのカタコト......まぁいいや。ドッキリで午前中に来て驚かせようとな。あぁ、タカヒロ......さんだっけか。あの人にはきちんと話を通してあるんで」

 

ロン「なんだ、それなら良かった。ところで、どこに行きたいとかあるか? 」

 

ラリト「どこでもいいよ、俺はこの街のこと知らないから」

 

ロン「そうか、じゃあちょっと待ってくれ。今から準備する」

俺たちはラビットハウスを出た。そうえばココアたちがいないな。あ、今日はココアたち出掛けてるんだったな。

 

ーーーーー

 

ロン「まずはここだな、甘兎庵って店だ」

 

ラリト「へぇ、和菓子メインの店かな」

そんなことを話しながら店に入っていった。

 

千夜「いらっしゃい、ロン君と......ラリト君ね。ロン君から遊びに来るって聞いてるわ」

店を見てみると、千夜以外誰もいなかった。

 

ラリト「こんにちわ」

 

ロン「千夜、今日はこいつに食べさせようと思って来たんだ。ラリト、今日は俺の奢りだ」

 

ラリト「マジか、サンキューな」

 

千夜「そうなのね。ようこそ、甘兎庵へ」

そうして、席に案内されて座る俺たち。

 

ラリト「メニューは......へ? 」

ラリトはメニューを見て固まった......これが普通の反応だよな、ココアがおかしいだけだよな。

 

ロン「こんな名前だが気にするなよ。美味しいから」

 

ラリト「そう......か。なら、黄金の鯱スペシャルで」

 

ロン「じゃあ、俺も同じやつで」

 

千夜「分かったわ」

 

ロン「千夜。そうえば今日の服いつものと違くないか? 」

 

千夜「分かる? 」

 

ロン「急にそんな目立つ色をしてるの着てたら、千夜のこと知ってるやつはみんな気づくと思うぞ」

 

千夜「今はレトロモダン月間中なの」

そういうと、店の奥に消えていった。

 

ラリト「そうえばロンさん。仲間たちが何してるか気にならないか? 」

 

ロン「あ、それ気になる。どうなんだ? 」

 

ラリト「たまに喧嘩して建物破壊したり、体がなまらないように組み手(喧嘩)してたらするな。少なくとも、俺たちを倒そうとするやつや、パパラッチはいないから安心しろ」

 

ロン「喧嘩してることはいつも通りだから兎も角、喧嘩売ってくるやつがいないのはいいな」

パパラッチの方はまだいないみたいだが。警察の権力で何とか出来るだろうし、顔バレはしてないから大丈夫だな。

 

ラリト「それもそうか......そうえば最近、面白いことはあったか? 」

そうして、俺とラリトの雑談は甘兎庵を出るまで続いた。さて、次はどこに行こう。




仲間たち

やべ、1000文字いかない!
と思って無理矢理入れた話題。



先に二巻の六羽を入れた理由

1ヶ月程脳内で考えていたが、内容が思い付かなかった。
ココアたちが出掛けてる設定を作ったときに、「あ、確かこの話でも出掛けてたからそこと合体させよう」と思ったそう。

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