千夜「キャー、ごめんなさい!」
練習を始めてから一時間ほど。休憩を挟みながら練習していた。ラリトがなんとかラリーが続けられる程度に成長することが出来た。そんな中、千夜の打ったボールがココアの頭に当たった。
ロン「ココア、大丈夫か!?」
俺はボールが頭に当たったココアを心配しながら、近づいた。
千夜「私、周りに迷惑かけてばっかり……」
ラリト「千夜、気にするなって。ボールが人に当たること位普通だからな」
ココア「でも、さっきから私にしか当たってないよね」
ラリト「…………」
オイコラ目をそらすな。
チノ「だとしたら、それは『愛』です」
百合てきな?いや、違うか。
チノ「ココアさん……私に華麗なる顔面レシーブを見せてください」
リゼ「よし、みっちり鍛えてやるからな!」
あれ?でもココアの出る競技って……
ロン「確か、ココアの出る競技ってドッチボールだよな」
そうだ、忘れてた。千夜の練習を手伝ってるから、ずっとバレーボールかと思ってた。
ココア「……あっ、私ドッチボールに出るんだった」
本人も忘れていたみたいだ。
シャロ「千夜~、お婆さんが帰りが遅いって心配してたわよ」
声がした方を向くと、シャロがいた。そうえば、バイトが上がった時点で少し空がオレンジになっていたな。俺は今さらながら思い出した。
リゼ「シャロもちょっとやってくか?」
シャロ「リゼ先輩!?」
そうえば、シャロはお嬢様だけどそういう服も着るのか。いや、そう言ったら俺は親父が社長で、リゼは親父さんが軍人だから似たようなものか。
ココア「シャロちゃんもやろうよ! 被害s……人数は多い方が楽しいよ」
今被害者って言いかけたろ。
シャロ「ん、被害者?」
シャロにも怪しまれてるぞ。そんなこんなで、チノが審判でバレーボールが始まった。
ーーーーー
ラリト「俺とココアとシャロがチームか」
別れた結果『ラリト&ココア&シャロ』チームと『俺&千夜&リゼ』チームに別れた。
ココア「シャロちゃん、今こそアレを使うべきだよ!」
ココアはこのメンバーで勝てないと思ったのか、試合が始まる前にシャロが使うと言ってないのに『アレ』を買ってきた。
シャロ「volleyballDA☆I☆SU☆KI」
『アレ』とは、コーヒー……つまりカフェインである。まぁ、これでいい勝負が出来るかな。ラリトがバレーのルールを把握しているか心配だけど。
チノ「カフェインでドーピングしましたね」
そうして、ラリトのサーブから試合が始まった。
ーーーーー
ラリト「それじゃあ、行くぞ」
ロン「俺はラリトがルールを分かってるか、心配なんだが……」
ラリトはボールを空高く投げ、そのままラリトも体制を空中で横にして、回転しながらそのボールと同じ位跳んだ。そうして、回転するたびに炎を纏っていく。ま、まさかこの技は……
ラリト「ファイ○ー○ルネード」
そのままサッカーのように、俺たちに向かってボールを蹴ってきた。超次元かよ!?
ロン「熱ッ!?」
俺はレシーブ(手を前に出す)をしようとするが、熱くて近づけなかった。俺と同様にリゼと千夜も近づけない。そうして、サーブ(シュート)が決まった。
チノ「今のは無しです」
そりゃあそうだ。ラリトにルールを説明し、改めて試合を始めた。
リゼ「よっ」
リゼがレシーブをしてボールをあげ、
ロン「そぉい!」
俺がシュートをしてボールをかえしている。
シャロ「やぁ!」
相手も負けておらず、シャロとココアがボールをあげて、
ラリト「月○の鬼コーチ侍!」
ラリトが俺たちにかえしている。そのセリフは怒られる気がするからやめようか。それはそうと、誰か忘れてるような……
千夜「フレー、フレー」
『あれ!?』
あ、千夜のことを忘れてた。そもそも本来は千夜のためにやっていたような……
ロン「ほら、千夜もボールをかえしな」
千夜「わ、分かったわ」
ラリトも空気を読んだのかゆっくりとしたボールをかえしてきた。
千夜「ふんっ!」
千夜は弱々しくながらも、ボールを相手のコートにかえせた。
ロン「おぉ!」
リゼ「やったな、千夜!」
ラリト「よくやったな」
チノ「やっとトス出来るようになりましたね!」
あれ?ココアとシャロは……あ、息切れしてる。やっぱり千夜にはあっちの種目の方が良いか。だとしたらココアに相談するとして……後でチノに『必殺技』を教えるか。
ーーーーー
ココア「球技大会勝ったよ!」
数日後。俺たちのクラスは球技大会で勝った。
リゼ「嘘!?」
ロン「そこまで否定されるのか……」
リゼ「千夜とラリトは、大丈夫だったのか?」
ココア「千夜ちゃんだけ私と種目を変わったんだよ。避けるのだけは上手くてね、ボールが全然当たらないの」
あの千夜を当てるのは俺でも難しい気がする……あれ、もしかして最強なのは千夜なんじゃ……
ロン「ラリトの方は俺とのダブルスで、俺が色々とフォローしたんだ」
あれは大変だったな。ラリトがネットを突き破ろうと、強力なスマッシュをネットに打ち込んでたし。そのせいでネットが破けて変えるのが大変だった……
ロン「……そうだ。チノ、俺が教えた必殺技は上手くいったか?」
チノ「はい。リゼさんにも必殺技を教えてもらって勝ちました」
そう、俺とリゼはチノの試合があるまで練習にずっと付き合っていたのだ。まぁ、結果して勝てたから良かったな。
ココア「え!? なんの話!」
……あ、ココアは千夜の特訓方でいなかったから言ってないんだ。この後、ココアに凄く問い詰められた。今仕事中だろ……客は誰もいないけど。これは本当になにかしらの方法で宣伝した方がいいかもな。
【オマケ】
こんにちは、チノです。私は今授業でバトミントンの試合をしています。
チノ「ロンさんに教えてもらった必殺技でまずは一点を取ります」
あくまで初見殺しな必殺技と言っていたので、序盤しか通用しないみたいですけど。
マヤ「どんな技なんだ!」
そうして、試合が始まりました。
チノ「よっ……と」
私はサーブとして、相手のコート一番後ろギリギリに打ちました。相手も負けじと打ちかえしてきます。それが何回は続け、相手がコートの外辺りまで下がりますと私は相手のコートの手前にハネを打ちました。相手は反応しましたが、追い付かず、一点を取りました。
チノ「や、やりました!」
マヤ「お~、凄いじゃんチノ!」
メグ「チノちゃん凄いね~」
マヤさんとメグさんも驚いているみたいです。しかし、試合はまだ始まったばかりです。
ーーーーー
チノ「はぁ……はぁ……」
試合は進み、ロンさんが教えてくれた必殺技は相手に効かなくなってしまいました。しかし、後一点取れば勝てます。こうなったら、あのサーブを使うしかありませんね。
チノ「リゼさんが教えてくれたこのサーブ……受けた人はラケットごと吹っ飛ばされます」
確か、名前は……
リゼ『チノ、これから教えるサーブはとても強力なサーブだから一回しか使えないと思っとけ』
チノ『はい!』
リゼ『……で、これをこうすれば』
ロン『チノ。そのままサーブをすると、高さが足りないから、こうすれば……』
リゼ『よし、完成したな』
チノ『はい!』
ロン『リゼ、どうせなら名前をつけようぜ』
リゼ『名前か?なら、このサーブの名前は……』
チノ「パトリオットサーブ!」
パトリオットサーブは相手のコートとまで飛んでいき、得点が入りました。嬉しいですけど……
メグ「反動で吹っ飛んでる~」
このサーブは威力が強すぎて、体をきちんと鍛えてないと反動でダウンしてしまう欠点があります。ですけど、勝てて嬉しかったです。
マヤ「チノ、大丈夫か!?」
チノ「勝てて……嬉しかった……です」
そうして、私は気絶しました。後で、マヤさんが前から考えていた勝利のポーズをやることになりました。マヤさんは楽しそうですね。
今回はバトミントンで活躍したチノに後書きを頼みました。
ファイ○ー○ルネード
とあるサッカーの必殺技だそうです。
バレーボールには関係ないですね。
月○の鬼コーチ侍
きららファンタジ○というゲームだそうです。
まんがタイムきららの人気キャラクターたちが出てくるそうです。
私たちはまだ出番は来ないんですかね?
では、次回まで待っていてくださいね。