前回は風でダウンしていたので、前書きを少しいじっただけですし。
では、本編どうぞ!
ココア「もうすぐ父の日だねぇ」
いつもの通り客が少ない……というかいないラビットハウス。暇なのでココアとチノとで世間話をしていた。そうえば父が来るな……
チノ「今年は何を贈りましょうか」
俺は去年、親父に忘れてて何もあげなかったらマジ泣きしていたな。あれが大の大人がやることかよ……結局は母さんに止められていたが。そう話していると……
リゼ「明日から私は短期で他店でもバイトをすることにした」
倉庫から戻ってきたリゼがそんなことを言った。
リゼ「シフトを少し変えてもらったからよろしく」
なん……だと……
ココア「リゼちゃんが軍人から企業スパイに!」
チノ「スパイなんて頼んでませんよ」
ロン「リゼ、一体どうした。ラビットハウスに客が全然来ないことにうんざりしたのか?」
俺がそう言うとティッピーが睨んできた。お、おう……一体どうしたんだよ、ティッピーは。
リゼ「違う! 実は昨日……親父のコレクションのワインを一本台無しにしてしまったんだ」
へぇ、親父さんのねぇ。今頃落ち込んでるか?
リゼ「だから父の日に親父が飲みたがっていたヴィンテージワインを贈って、罪滅ぼしがしたい!」
あの親父さんなら許しそうだけどな。見た目怖いけど。それにしてもまだ親父さんとの距離は縮まらないのか、この父の日を使って縮ませた方がいいかもな。
ココア「そんな高い物を!?」
あれ、でも……
ロン「普段は失敗しないリゼがワインを台無しにするなんて……なにかあったのか?」
リゼ「実は……」
<リゼロードショー>
リゼ「ふっ……ふっ……」
私はこの前、チノに教えたパトリオットサーブの練習を庭でしていたんだ。
リゼ「パトリオット……サーーーーーブ!」
私が放ったパトリオットサーブは威力が強すぎてハネと同時にラケットも一緒に吹っ飛び、庭に生えている木にぶつかって、とある部屋の窓を割ってしまったんだ。
リゼ「ど、どうしよう……」
私がその窓を割ってしまった部屋につくと親父のワインが割れていたんだ。私は慌てて破片を片付けたりと証拠を消したんだ。だが、その後も罪悪感が残っていてな……とりあえずは同じワインを買って許してもらおうとしたわけだ。
<リゼロードショー 完>
リゼ「と言った訳なんだ」
ロン「そうなのか」
これは親父さんに少し聞いてみるか。大切にしていた物なら無くなったのに気づくだろうし、そもそもあの人ならリゼが割ったことに気づいてそうだし。俺はそう思い、リゼにバレないようにリゼが他店のバイトでいない翌日。親父さんに電話をかけた。
早くマヤとメグを出したいです。
特にマヤとロンでやりたいことが色々とありますし。