あの人、どうして酔っぱらってるのにあんなに頭が回るんだ……
ロン「で? 俺を呼んだ理由はなんだよ」
数ヶ月ぶりに自宅に帰ってきて、その懐かしさを楽しんだりせず俺は親父に聞いた。
親父「ココアちゃんの母親が手を捻ってモカさん一人だと大変だろうから、お前に店を手伝ってもらおうと……」
そんなことかよ……まぁいい。こう言ってるってことはココアの母親に頼まれたんだろうし。なお、モカさんと言うのはココアの姉だ。
ロン「しょうがないな……今戻ったところで、ココアたちには挨拶したばかりだし、学校は休みをとったからな」
だが後で親父にはキン○バスターをかけてやろう。俺は軽く支度をして、ココアの家……ベーカリー保登に向かった。
親父「……本当は別の理由で呼んだけどな」
俺には親父のその呟きは聞こえなかった。
ーーーーー
ロン「ふぅ、一年ぶりだな」
俺は山の中の自然に囲まれてるベーカリー保登についた。モカさんたちは元気にしてるか?
ロン「こんにちは~」
俺が店のドアを開けると……
モカ「あっ……」
店に飾り付けをしていて俺の視線の先には俺が来たことを祝うメッセージが大きく書いてあった。俺はそれを確認した後、そっと扉を閉じた。
ロン「さて……帰るか」
俺は飾り付けが終わるまで家に居ようと帰ろうとしたが、モカさんに肩を掴まれる。
モカ「ま、待って! ロン君待って!」
ロン「俺をあんなに警戒してた人を待つつもりはありません」
俺の言ったことは本当で、モカさんに初めて会ったときは『あなたにココアは渡さないわ!』と言われた。この言葉を聞いた後にココアから聞いたのだが、ココアが小さい頃に『私の好きな人(友達として)』と言ったのを『私の好きな人(異性として)』と勘違いしたそう。
モカ「あの時は悪かったって! だから……ちょっと待って!」
ーーーーー
ロン「……では、店を開けますよ」
モカさんと話が終わり、店を開けることにした。モカさんは俺が来るまで店を開けるのを待っていたそう。それは嬉しいけど、店を開けるためには飾りを取らないといけないような……
モカ「ここから先は……お姉ちゃんに任せなさい!」
モカさんは袖を捲りながらそう言った。それにしても、ラビットハウスよりは客は多いけどそこまで多いとは言えないな。
ロン「モカさん、俺はなにをすればいいですか?」
モカ「ロン君はレジ打ちをお願い!」
ロン「分かりました」
ラビットハウスでやろうと思っていたことと、あれをやってみたら客が増えるかな?こんなに美味しいのに客が少ないなんて、悲しいからな。
モカ「それと、仕事中は私のことをお姉ちゃんて呼んでね」
ロン「呼ばないから大丈夫です」
ココアと似ている……やっぱり姉妹だな。協力な遺伝子を感じるよ、ココアのお母さんもそうだし。
【キン○バスター】
キン肉○ンが使っている必殺技。
回を重ねるごとに弱点がどんどん分かっていった。
作者としては7人の悪魔○人編のバッファ○ーマン戦が好きだそう。