【凍結】ご注文は転生者ですか?   作:のろとり

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呪文カード『ご都合主義』発動!

このカードの効果で矛盾がおかしいところがあっても、あやふやにできる!

ロン「この作者は何を言っている……」


第六十一羽 試食

モカ「今日はお疲れ様!」

ベーカリー保登で手伝い初日。ラビットハウスよりは客が多かったが、少し疲れた程度で終わった。少し疲れた理由はモカさんが「お姉ちゃんって呼んで!」と何回も言ってきたり、ラビットハウスとは色々と違ったりしたからだ。ただ、仕事中に「お姉ちゃんにはタメ口で良いんだよ!」と言われたのでタメ口で話すにした。

 

ロン「そうだモカさん。一つ相談が」

 

モカ「ん、どうしたの?」

 

ロン「この店の宣伝方法を考たけど、聞くか?」

俺が説明すると、モカさんは驚いたような顔で賛成してくれた。ラビットハウスだと難しいが、ベーカリー保登……パンならできるだろうな。

 

ーーーーー

 

ロン「じゃあ行くぞ」

そうして翌日、時刻は10時。俺たちは街に来ていた。

 

モカ「試食いかがですか~!」

そう、試食だ。ラビットハウスのように、飲み物が基本の店だと冷めたりコーヒーが苦手などあるだろう。だが、パンなどの物なら簡単に食べれて皆食べれるからである。街に降りてるから、店は休みになるのが少しキツいな……

 

ロン「ほら、食べてみな」

一人の子供が遠くでチラチラと見ていたので、近づいて声をかけた。

 

子供「ありがとう!」

それがきっかけで子供たちが集まってきた。てか、不良の頭の周りに子供が集まってるって……あれか、俺にそんな雰囲気が無いからか。

 

ロン「モカさん、そっちはどうですか?」

そうして数時間ほど。試食用に持ってきていたパンが無くなったため、少し離れて同じく配っていたモカさんに近づいた。

 

モカ「こっちも終わったよ!」

俺たちは一旦店に戻り、明日の分の準備をした。これで客が集まればいいが……

 

ーーーーー

 

モカ「そろそろあけようかしら……」

三日目。モカさんが店を開けようと外に出ようとしたら、ニブニブニブニブとまるで地震のような音が店に響いた。

 

ロン「地震!? いや、これは……」

音にしては揺れが小さいことに疑問を思いながら、モカさんの代わりに扉を開けた。

 

ロン「」

店の外には沢山の人がいた。これは目の錯覚だな。そうだ、いくら保登ベーカリーのパンが旨いといっても一日でこんなに集まるものか?どこまで列が続いてるか見えないぞ。

 

モカ「……はっ! ロン君、お店開くよ」

 

ロン「あ……はい」

 

モカ「え、えっと……570円になります!」

店に入りきらないほどの客で動揺して、計算が遅れるモカさん。

 

ロン「ああ、袋詰めないと……」

沢山詰めすぎて、疲れてきてる俺。まさか、昨日だけでこんなにくるとは……あ、午後にも店開くからもしかしたら……そこを考えるのは止めるか。

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