【凍結】ご注文は転生者ですか?   作:のろとり

70 / 94
思い付いたので。
なお、今回はきららファンタジアの話を本編で少しだけしていますが、ネタバレにならないようにしてあります。


第六十三羽 木組みの街では……

ココア「……はぁ」

こんにちは、ココアです!ロン君が実家に帰ってから数日が立ったんだけど……

 

チノ「ココアさん、元気ないですね……」

 

リゼ「そういうチノも元気ないだろ」

私……いや、私たちはロン君がいない寂しさで元気が出ません。リゼちゃんもいつも通りに振る舞ってるけど、カフェラテに絵を描くのを失敗したり、上の空?みたいだし。

 

ココア「……ロン君」

いや、駄目だよ!ここはお姉ちゃんが頑張らないと!私と同じ能力(お姉ちゃんオーラ)を持っているロン君にも負けないようなしないと。でも、ロン君はお姉ちゃんオーラというより……お兄ちゃんオーラ?

 

ティッピー「……はぁ」

 

ココア「みんな! 寂しいのは分かるけど、こういうときはお姉ちゃんに頼っていいんだよ!」

 

『…………』

あ、あれ!?てっきり、抱きついてくると思ったのに!?

 

ティッピー「……はぁ」

ティッピーにさえ、ため息をつかれたよ!

 

ラリト「やぁ。遊びに来たぞ」

あっ、ラリト君が遊びに来た!と言っても、今はバイト中だけどね。

 

ラリト「アイスココア一つ、お願いな」

 

ココア「分かった! チノちゃん、アイスココア一つ!」

 

チノ「分かりました」

そう言って暫く待つと、飲み物が出てきたんだけど……

 

ココア「……チノちゃん、アイスココアってこんなに黒かったっけ?」

私はまだ、味を理解出来ないけどアイスココアとコーヒー位の見た目は分かるよ!

 

リゼ「チノ! それはアイスココアじゃなくて、コロンビアだ!」

コロンビア……?確かにメニューにあったような。私はメニューを確認すると、コロンビアというコーヒーが載っていることに気づいた。よくチノちゃんもリゼちゃんも分かったね。ってあれ!?

 

ココア「チノちゃん、一体何杯作ってるの!?」

私が気づいた頃にはカウンター一杯のコロンビアがありました。

 

チノ「……はっ! すいません、少し考え事してました」

これじゃあ仕事にならないよ!

 

ーーーーー

 

ココア「んっ……よく寝たぁ」

この後、仕事中に日向ぼっこしてたらいつの間にか眠っちゃってたみたい。

 

ココア「エトワリアかぁ……」

私はさっきまで見ていた夢を思い出していた。夢の中の話だけど楽しかったなぁ。あ、ロン君から電話だ!でも、今仕事中だし……いいや!限界だよ押すね!今だよッ!私は急いで店の奥に行き、電話に出た。

 

ロン『もしもし、ココアか?』

 

ココア「あっ、ロン君? どうしたの」

 

ロン『特に用事は無いが……そっちは大丈夫か?』

 

ココア「特に、これと言ったことは無いよ」

あるといったら、私たちが寂しくて元気が無い位だね。

 

ロン『そうか』

 

ココア「そうえば、この前エトワリアって世界に行った夢を見てね―――」

早く帰って来ないかな?




ロンとの絡みが作りやすいキャラクター
マヤ、ココア、リゼ

さてさて、今年もそろそろ終わるのか……
一年前が懐かしく感じる(映画)
あ、こみっくがーるず作ってない!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。