もし、それは避けたい場合は後にこの章を纏めた話をだす予定ですので、そちらをお楽しみ下さい。
そちらはギャグ100%しています。
感動を返せと言われる位の内容にする予定です。
最初の章に載ってあります。
ロン「ふぅ、木組みの街についた」
俺は一週間ぶりに木組みの街についた。さて、早くラビットハウスに帰るか。
ロン「……へぇ、そんなことが」
俺は歩きながら駅で買った新聞を読んでいた。誘拐事件が近くであったとか、戦車道やら、N氏が毎日投稿しようとしてすぐに失敗したなど載っていた。おっと、みんなは歩きながら読まないようにな!
千夜「あっ。ロン……君!」
ラビットハウスに着くと、店の前には千夜がいた。だが、様子がおかしい。肩で息をしながら途切れ途切れに喋っていた。千夜の体力が無いことは俺は知っている。和菓子作りとかは例外だが。その体力の無い千夜がこんなにも焦っているということは、何かあったのだろう。
ロン「どうしたんだ」
俺は千夜をラビットハウスの中に入れて、落ち着かせようとしたが袖を引っ張られて止められた。落ち着く暇も無いほどの用事なのか。俺はラビットハウスに適当に荷物を置いた。本来なら、自分の部屋に置いておきたいが今回は無しだ。
千夜「ココアちゃんたちが……」
ココアたちが?俺は突如、嫌な予感がしてきた。自然と息が荒くなっていたかもしれない。
千夜「誘拐されちゃった……」
千夜は目に涙をいっぱい浮かべてそう言った。なん……だと……!
ーーーーー
ロン「ラリト、今何処にいる!」
千夜とシャロは二人で買い物中にココアたちが誘われるのを見たそう。
ラリト『ロンさんこそ、今何処だよ!』
俺は出来るだけ人手を確保しようと、ラリトに電話した。タカヒロさんは遠くに買い出しに行っているため今いない。拐われたのは、ココア、チノ、リゼだそう。リゼも拐われるとは……どっちかが人質にされたのか?
ロン「単刀直入に言う。ココアたちを探せ」
ラリト『ロンさんもか! 情報が入ったら連絡する』
ラリトの方にはもう情報が回っていたようだ。おそらくは、千夜と一緒にいないシャロから情報をもらったのだろう。
ロン「どうやって探さばいいんだよ!」
俺は何処にぶつければいいか分からない怒りを口に出していた。跳んで探すことは出来ない。相手が建物の中や車にいた場合は意味が無いからだ。
ロン「あれは……」
俺は路地裏で何人かの男が話しているのが聞こえた。今はそれどころでは無いと、場を離れようとしたが……
男1「あの誘拐した子供はこれからどうするんだ?」
男2「知らない。それにしても、あの紫は危なかった」
男3「人質をとったらすぐおとなしくなったけどな」
俺は男1、2を気絶させて、男3に壁ドンした。恋愛アニメであるような生優しいものではなく、壁にヒビが入るほどの威力である。
ロン「そいつらは今、どこだ?」
男3は思ったよりあっさりと喋ってくれた。とりあえずラリトにメールをして、こいつらを警察につき出すか。もし、この情報が嘘だとしても警察の方でも動いてくれるだろうし。それと、あの警官。えっと……垣本さん?だっけか。あの人にも応援を頼むか(ロンさんが事情聴取を受けた警官Aである)
ーーーーー
ラリト「ロンさん、ここにいたのか」
警察に突きだして、情報の通りの場所に行こうとするとラリトが走ってきた。
ロン「ラリト、どうしてこっちに?」
ラリト「情報をシャロに教えたら『私は千夜と一緒に探しにいくから、ロンと一緒に来て! 私たちだと足手まといになるかもしれないし……』と言われてな」
ロン「……ラリト、シャロに電話してみてくれ」
俺は急激に嫌な予感がしてきた。外れていてほしい。そう思いながらシャロに電話が通じるの待ったが……
ラリト「繋がらねぇ」
千夜の方も試してみたが、通じなかった。おいおい、これはまさか……
ロン「シャロたちも、誘拐されたのか?」
俺は放心すると同時に怒りが沸いてきた。俺に……紅き月に喧嘩を売るとはいい度胸だな。