のろとり「どうした?」
ロン「作品作る時って、何から考えて作ってるんだ?」
のろとり「作るときかぁ……最初はまず主人公だな。『こんなのがいたら面白そうだな』というのを」
ロン「それで次は?」
のろとり「次はラストだな」
ロン「は?」
のろとり「異世界系で言うと『どうやってラスボスを倒すか』と言ったところだ。日常系は終わりがないから例外だけど」
ロン「……次は?」
のろとり「どう物語を展開していくかだな」
ロン「……だから、あんなにグダグダなのかよ」
ロン「……と、言うわけだ。分かったか?」
俺はココアに事情を説明した。
あのままにしていたら、面倒だろうからな。
ココア「それにしても、二人とも制服良く似合ってるよ!」
褒めてるのかよく分からないな……
言葉を少し変えればこうなるし。
『二人とも制服(スモック)良く似合ってるよ!』
となるからな。
ココア「ロン君たち含めたら五人だから、悪と戦うのも夢じゃないね!」
俺とラリトとチノとマヤとメグで五人か。
でも、本来は俺とラリトが悪役な気がするが……
マヤ「まじで!? 私、ブラックがいい!」
メグ「私ホワイト~」
ラリト「俺はイエロー。ロンさんはレッド!」
勝手に決めるなよ。
まぁ、二つ名としては合っているが。
チノ「何と戦うんです?」
ラリト「ふっふっふっ……出たな、悪の団員『虎尾阿 ロン』」
ココア「えっ!?」
誰が悪の団員だ。
そもそも、今の設定だと俺は味方だろ。いつ裏切った設定になったんだ……
メグ「キャ、キャ~」
わざわざ乗らなくていいぞ。
マヤ「悪の団員め、喰らえ!」
そう言って、マヤは俺に突進してきた。
かわせるけど、このまま勢いに任せて転ばれると困るな。
俺はマヤの突進に当たり、そのまま倒れた。
受け身はとったし、鍛えてるから大丈夫だが本気で突進してきたろ。
ロン「ぐわぁ、や~ら~れ~た~」
俺はそのまま数秒間倒れてままになった。
直ぐに起き上がらないと心配されるからな。
ロン「よっと……」
ラリト「まだ生きてた。喰らえ!」
ロン「ゴフッ!」
ココア「ロン君!?」
もう終わったと油断していた俺に、ラリトは突進してきた。
そうして俺はなす統べなく倒れた。
この野郎……!
俺はすぐさま起き上がり、ラリトにアイアンクローを喰らわした。
ラリト「ギャャャャャ!」
十秒近く続けて俺はラリトを放した。
床でうずくまってるが、気にしたら敗けだ。
マヤ「流石は悪の団員、強いね!」
誰が団員だ。
メグ「ラリトさん、大丈夫?」
ラリト「い、痛いよ……何て痛いんだ。血は出てないけど、涙が出てくる」
お前は平穏に生きるラスボスかよ。
あっちの方が痛い思いしてるがな。
マヤ「これじゃあ、まだボスは倒せないか~」
ロン「ボスは一体誰だよ。ティッピーか?」
俺がそう聞くと、マヤは首を横に振った。
じゃあ、誰だ?
俺がそう考えていると、マヤが大きな声で……
マヤ「紅き月(レッドムーン)!」
ロン「ブフッ!?」
俺の二つ名を言った。
予想外すぎて、吹いたよ!
ラリト「何でその名前が出てくるんだ?」
ラリトは痛みから復活したのか、頭を押さえながらマヤに聞いた。
特に警戒している訳でもなくただ単に気になっただけみたいだ。
マヤ「昔助けられたことがあるから!」
『え?』
ココア「前にチノちゃんが言ってたのは、マヤちゃんたちのことだったんだ!」
マヤから聞いた話を今北産業するとこうなるのか。
・都会行って、迷った
・紅き月、参上!
・案内してもらった
なるほど……少しずつ思い出してきたぞ。
前にココアが言ってたときに、何か引っ掛かると思ったら俺自身のことだったからか。
ラリトが目線をこっちに向けてきて『ロンさんのことか?』と言ってきたので俺は頷いた。
メグ「あの時は大変だったね~」
マヤ「だから、お礼とついでに戦おうと思って!」
チノ「どうして、そうなるんですか……」
大丈夫だ、マヤ。
その紅き月は悪の団員としてもう倒された。
そしてその仲間は、ふざけていてアイアンクローを喰らうというおかしな奴だ。
【マヤとメグの昔】
『 メグの誕生日なのでとある昔話』と『 第六十九羽 平和はずっと、いつまでも……』より。
前者が主な内容。後者がココアが知っていた理由。
前から考えていた内容。
【言い訳】
いや、そのあれですよあれ。
どうしても外せない話を書いていたら思ったより長くなりまして……
本当は今回で一話分終わらす予定でしたよ!
でも、でも……『スマ○ラ(wii)』と『星の○ービィwii』が楽しいのがいけないんだ!
ロン「チョイスが古いよ!」
うぅ……まぁ、それはそれとしてすいませんでした。