内容が頭に入らねぇ!
ロン「これは……大変だ!」
ラビットハウスで何時ものように働く俺たち。
俺はつい先日ラビットハウスに客を呼ぶ方法を提案した。
それを現在リゼに試してもらっている。
そんなとき、俺はある重大なことに気づいた。
ロン「おい、ココア居るか!」
ココア「ロン君どうしたの?」
チノ「ロンさんどうしました?」
おぉ、チノも居るのか。
いや、ラビットハウスに居るんだからチノが居るのは当たり前か。
ロン「ココア、チラシが誤字が沢山あったぞ!」
ココア「えぇ!?」
俺たちはラビットハウスに客を呼ぶため、チラシ配りをすることにしたのだ。
チラシを作ろうとしたらココアが「私に任せて!」と言うから任せたのだが、失敗だった。
チノ「ラビットハウスのスペルが間違っています」
ココアは間違えてラビットホースと書いたのだ。
誤字ってレベルじゃないぞ。もう高校生だろ……
ココア「じゃ、じゃあ看板に馬も付けたら解決」
ロン「しないからな!?」
ロン「それに『うぇるかむかもーん』てなんだよ」
歓迎にこいってか?
喧しいわ!
チノ「どうしてカッコつけて変な言葉使おうとするんですか……」
それにティッピーの似顔絵が気持ち悪い。
目がキラキラしてて、リボン付けてるとは……
ティッピーはもっと老人みたいに描かないと駄目だろ。
ココアは顔を真っ赤にして、チラシを回収するため外に走っていった。
やれやれ、俺たちも追うか……
なお、店はタカヒロさんに頼んだ。
迷惑かけてすいませんでした。
ロン「リゼ、チラシ配りストップだ!」
リゼ「えぇ!? 急にどうした!」
俺はスペルが間違ってることや、うぇるかむかもーんのことを説明した。
リゼは言われてチラシにミスがあったことに気づいたそうだ。
見落としてたと言ってるが、見落とすってレベルじゃないだろ。
え、俺ら?……はい、ブーメランですね分かります。
それはそうと、ここでシャロとラリトも一緒にチラシを配っていたようだ。
チノ「兎に角残りは書き直しましょう」
その瞬間、風が起こりチラシが空に飛んでいった。
まるでそれは雪のように綺麗だった。
わぁ、とても綺麗だなー
じゃねぇよ!早く回収しないと!
俺はチラシが飛んでいるところまで跳び、回収出来る限りのものを取った。
ココア「おぉ、ロン君凄い!」
ロン「とりあえず飛んでいった残りを早く回収しよう」
こんなところで転生特典が役に立つとは……
やっぱりこんなことにしか使い道はないのか。
ラリト「ロンさん、手伝うぞ」
シャロ「私も」
ロン「ありがとうな。俺とラリトは遠くに飛んでいったのを。
シャロたちはこの辺りにあるのを回収頼む」
そうしてチラシを回収し始めた。
途中大きなシャロの悲鳴が聞こえたので、見に行ったらウサギに驚いたそう。
驚かせないでくれ……何かあったのかと思って、ラリトを物理的に投げて不意討ちしようとしたじゃねぇか。
ココア「千夜ちゃん。今日はパン祭り来てくれてありがとうね」
翌日の夜。
パン祭りを無事に終えた俺たちはシャロにお裾分けすることにした。
だがシャロの家を知らないので、千夜に聞いてみることにした。
それはそうと、パン祭りは色んな人が来てたな。
異様に金髪が好きなこけし見たいな客とか、どっかのアイドルグループでリーダーやってそうな客とか。
あとラリトも来ていた。
リゼ「シャロの家知らないか? バイトで忙しかったみたいだからパンのお裾分けを……」
ココア「きっと赤い屋根の大きなお家に住んでると思うんだ」
そう話していると、千夜の家の横にある物置小屋の扉が開いた。
千夜のお婆さんか?と思ったが、出てきたのはシャロだった。
このとき、何だか何処かの吸血鬼が時間を止めたように何もかもが止まったような気がした。
え?お、おいまさか……
チノ「私たちは……」
リゼ「大きな勘違いをしていた?」
チノ「え、えっと……い、今まで勝手に妄想の押し付けを……お、お嬢様とか関係なく私の憧れなのでっ」
お、おおお落ち着けよチノ。
こ、こんなことでどどどっようしてたらだだだ駄目だろろろろろ。
ココア「ところで、シャロちゃんの家はどこ?」
シャロ「この物置よ!」
ココア、何も止めを刺さなくても……いや、普通に気づいてないだけだ。
リゼ「うちの学校に特待生が居るのは知ってたけど、シャロだったんだな」
事情が説明し終わり、落ち着いた俺たち。
実は俺たちが知る前にラリトも知っていたそう。
リゼ「フェアになるように私の秘密も教えよう」
シャロ「いっ良いんですか!?」
くっ、何故か頭に『リゼシャロ流行れ』という言葉が流れ込んでくる……!
シャロ「分かります! 私も人形の近くに小物の食器とか置くの好きです」
あ、聞こえなかった。
ぐぬぬ……リゼを弄る材料が増えたと思ったのに。
そもそもこんな静かにところで小声で喋ったら普通聞こえるだろ。
後日、ラリトにシャロのことを聞いてみたら、夕飯を買い忘れたので買いに行く途中家から出てくるシャロを見たそう。
シャロよ……バレたくないなら窓の外を見てから家を出た方がいいと思うよ。
そうして翌日。
シャロ「頼もーッエーイ☆」
何処の一方通行の台詞だよ。
何だか異様にテンションの高いシャロがラビットハウスに来た。
恐らくはカフェインを取ってテンションが上がったのだろう。
千夜「恥ずかしさに耐えられないって言うから……
ヤケコーヒー巡りを勧めたの」
「「もっと違うものを勧めろ」」
リゼも同じことを思っていたようだ。
そもそもお金は大丈夫なのか?
あとで聞いてみたら、千夜が払っているそう。
そういうところは良いと思うのだが……
千夜「見て、あの晴れやかな笑顔」
あら~^
って喧しいよ。百合百合な空間は居づらいから止めてくれ。
チノ「シャロさん……コーヒーが好きになってくれて嬉しいです」
「「ちょっと違うと思う」」
そうしてラビットハウスに居る時にカフェインが切れた。
その後のシャロは顔を真っ赤にしてカウンターに顔を埋めたのは言うまでもない。
ロン「ごちうさもそろそろ折り返しに入りそうだな」
のろとり「もう一年立とうとしてるのか……長かったなぁ」
ロン「あぁ。でも、そうすると後一年で俺の出番が終わるのか」
のろとり「……そうだな」
ロン「まぁ頑張りますか!」
のろとり「……ロンさんのことは気に入ってるからなぁ。自分でもよく分からないけど」