剣創美食のファフニール   作:魔神オルタちゃん

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三行で説明しようッッッ!!!
1:謎の存在にお願いされ
2:現場を目撃して
3:現行犯逮捕(?)
4:ていうか説明いるかな?


竜園のミットガル②

眩暈を覚えた。昨日までいた世界との、あまりもの落差に。

雲一つない青い空、紺碧のの海、白い砂浜、風のそよがれ揺らぐヤシの木。

まるで絵に描いたような南の島の情景だ。

あまりに熱いので長袖の上着を脱ぎ、シャツ1枚になって海を眺める。

 

「夢でも見てんのかな・・・」

 

潮風の音を聞きながら俺は呟く。

疑いはすぐに確信へと変わった。

海から―――1人の少女が現れたのだ。

濡れた銀色の髪が眩い陽光を反射して輝く。透き通った白い肌を水滴が滴り、柔らかそうな曲線の上を流れ落ちる。

彼女は―――何も身に着けていなかった。生まれたての姿で砂浜に上がってくる。

見た感じ自分と歳はそう変わらないだろう。15,6といった感じだ。

同年代の女子を目にするのは()()()久しぶりで、どう反応すればいいのかわからない。

けれど、その白い裸体からは目を離すことができなかった。長い髪の間から覗くふくらみが、歩くたびに揺れるのを見て、思わず唾を呑んでしまう。

 

「あぁ・・・やっぱり夢か」

 

俺はため息を吐く。こんな景色が現実なはずがない(断言)。どうやら、俺は余程疲れているらしい。ならばせめて目が覚めるまで、この楽園を堪能しよう。夢が終われば、きっといつもの暗い世界が待っているのだから。そう考えた俺は全裸の少女をじっと見つめた。まるで妖精のような―――浮世離れした美しさだ。その姿に、ただただ見惚れる。視線に気付いたのか、少女がこちらを向く。

少女の動きが止まった。目が合ってしまった俺はドギマギするが、これが夢であるなら慌てる必要はない。俺はとりあえず片手を挙げて、彼女に軽く挨拶をした。

 

「よ、よう、いい天気だな」

 

少女の表情が引きつる。

 

「き・・・・」

 

「き?」

 

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

少女は顔を真っ赤にして叫ぶと、途端に肩に手のような感触を覚えた。

後ろをすぐに向くと金髪の腰まで伸びた髪に残念そうに自分を見つめる青い目。あぁ・・・夢が銀髪でけでは飽き足らずに金髪の子まで出してくるなんて・・・。

 

「はい、ストップ現行犯」

 

「はぁ!?ちょ・・・違いますって!!てか女の子が2人!?」

 

「むっ何を言うか俺は男だ」

 

「えっ?」

 

「ふぇ!?」

 

さすがにこれには少女もびっくりなのだろう、とういか全然夢らしくない。夢ならもっとこう・・・・ユメのある展開でもいいじゃないかと思うんだ。ということは、これはもしかして―――。

 

「この島も、君も・・・現実なのか?」

 

「・・・何を言っている?」

 

「な、なな、何のこと?えっ?女の子じゃななくて男の子?っていうか何でここに男がいるのっ!?しかも2人!?」

 

――――――――――――――――――――――――――――

 

何やらこいつはあの少女の裸体を拝んどいて夢と思ってるみたいだな・・・・。少女の言うには男が居てはいけないらしい・・がどういうことなのだろうか?

 

「あー・・・その、悪い。実は―――。」

 

「け、双翼の杖(ケリユケイオン!)!」

 

形のいい胸を片手で隠し、もう片手を使い天に掲げる少女。その手の平に黒い球体が生まれ白銀色の杖に変化する。

 

上位元素(ダークマター)の物質変換・・・!?」

 

「・・・何?上位元素だと?」

 

俺も彼も目を見張るが、すぐに驚くべきことではないことだと気付く。何しろミットガル(この島)にいる子供は全員、異能力者(謎の力)を所有する“Ⅾ”(女の子)なのだから(らしい)

 

「あ、あたしだってやれるんだら・・・侵入者2人くらい、やっつけてやる!」

 

少女は震えた声で杖の先端をこちらに向けた。

 

「ちょっ―――!?」

 

「下がっていろ」

 

「えっ?」

 

少女は所有しているであろうその異能で攻撃を行おうとしていることに気付く。彼がそこまで驚き、攻撃をやめさせようとするほどなのだろうか・・・。

 

―――ぞわり。

 

彼から恐ろしく、遅く、とても鋭い殺気を感じた。彼の顔から察するに戦闘時の自分と同じ感じで本能的に無意識に根付いていたモノが彼を動かしているのだろう。

状況的に彼の無意識が定めた敵はあの少女だろう―――が。

 

「ひっ!?」

 

今の殺気もあの少女は感じ取ったのか顔に怯えの色を見せたことにより、彼は我に返った。

 

「くっ・・・」

 

無理に行動を止めたせいか少しの間は動けないようだ。そんなことのために準備しておいたのさ!

 

「あたし、負けないんだから!」

 

杖の先端付近に、複数の黒い球体が出現する。

彼が殺気を向けてしまった以上、少女は手加減してくれないだろう。()()()()()()()()()()()()()()()()()念のために。

 

不思議な理想郷(アヴァロン)!!!」

 

すぐさまに宝具を開帳し自分と彼を守る。あいつほどの守りはないとはいえ、なかなかの防御力をもつので安心だ。しかし―――。

 

ドォォォォォォォォン!!

 

予感していた攻撃は、()()()()()で起きた。

 

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」

 

―――ぼちゃん。

 

しばらくしてもなお上がってこない。

 

「少年!そこで待ってろ!すぐ上げてくる!」

 

「は、はい!」

 

俺は海に向かて走り出す。大した服は身に着けていないので脱ぐ必要もなく、澄んだ海水へ飛び込んだ。水の透明度が高いおかげで、沈んでいく少女の姿はすぐに見つかった。

流石に気を失っているらしくぐったりとしていた。脱力した人間というのは大抵重いものらいいが全然軽かった、てか筋力A++なめんなよー。

 

「・・・死んでませんよね?」

 

「爆風に吹っ飛ばされただけだ心配ない。外傷があれば治したのだがそれらしきものは見つからないものでな、多分大丈夫だろう」

 

脇腹辺りに痣を発見し、治療しようとしても一向に変化が見られなかった。

 

「これは・・・竜紋(りゅうもん)か・・・」

 

「ん・・・?この痣は何か特別なのか?」

 

*竜紋とは“D”が生まれながら持っているもの。位置はバラバラで上半身にもあれば下半身のどこかにある。

 

とりあえず息があるか確認しようとしたら少女が唐突に目を開けた。

 

「うん・・・?」

 

至近距離で視線が交わる。アヴァロンが俺の視線から少女の魂を見た。なぜこう働いたのか分からない、が今一つ言えるのは―――。

 

「(魂が)綺麗な色をしているな・・・・」

 

「なっ、ななな・・・」

 

わなわなと唇を震わせ、砂浜に横たわったまま顔を赤くする少女。だが、はっ我に返ると左手で胸を隠し、右手をこちらに向けてきた。

 

「そこまでだ。攻撃をするならこちらの方が早い、手を下げるがよい。」

 

「う、嘘つかないで!あたし、騙されないもん!ミットガルに男なんているはずないもん!」

 

「つ、連れてこられたんだよ!物資と一緒にコンテナに積み込まれてな!」

 

「段ボール箱をかぶって潜入したわけじゃあ?」

 

「ねぇよ!てか急に何を言い出すですか!?」

 

あの存在から助けが来たことしか知らず、知識も何を与えられずにこの世界に出されたのだから。

 

「コンテナに段ボールで忍び込むなんて・・・さてはあなた、へ、蛇の人?」

 

「待たせたな!(イケボ)って違うって・・・。詰め込まれたって言っただろ。それに、忍び込んだとしてもここのセキュリティを突破できるはずがない。世界で最も堅牢って噂の環状多重防衛機構(ミドミカルズ)がそんなに甘いものだと思うか?」

 

彼が冷静に説明しようとするが、少女はおれずに言葉を続ける。

 

「で、でも、人間には無限の可能性があるっていうしっ」

 

「どういう発想だよ!第一、俺が愛国者だったとしたら、呑気に砂浜でぼうっとしてるわけないだろ」

 

「そ、それも罠かもしれないじゃない。誰かをおびき寄せるための・・・はっ!?もしかしてあたし消される!?拷問で情報聞き出されて、最後には好き勝手に扱われて終わる運命なのぉ!?」

 

「だから話を聞け!消さないし、殺さないし、誰もそんなことしないから!」

 

「じゃ、じゃあまさか・・・・い、今?」

 

少女が顔を蒼から赤色に変わっていく。そんな反応されると流石に困る・・・。全くそんなつもりはないのだがこっちを見られても何もすることができないから・・・。

 

「だ、だから何もしないって・・・・」

 

「嘘っ!2人とも顔赤いもん!」

 

「何でそういうところは鋭いんだ・・・・」

 

彼は自分をつっこむ様に深く嘆息する。このままでは埒が明かないが、今の自分に何かを証明するようなものはない・・・。

 

「俺は、物部悠(もののべゆう)。アスガルにある軍事組織、ニブルに所属していたものだ。階級は少佐。今日付でミットガルへ異動になった。指令書もちゃんとある。」

 

「変わりに俺が潜って良かったな。物部悠、お前が潜ってたらダメになってかもしれないんのだから」

 

少女は目を丸くし少年が出した書類をマジマジと見る。

 

「モノノベ、ユウ・・・・本当に・・・軍人さん?変質者じゃなくて?じゃ、じゃあそっちのあなたは?」

 

「とりあえず助けてと言われ、この世界に放り出されたものだ。」

 

「ほ、放り出された?」

 

「その前にこれを着るがいい」

 

そういいこの子を簡単に覆うことができるタオルを創って渡した。

 

「あ・・・うん、ありがと・・・」

 

「イリ、スだっけか?そういえばなんで何も着ずに泳いでたりしたんだ?」

 

「えー?いくら女の子しかいなくても、あたしたちは裸で泳いだりなんてしないよ?そんなの、はしたないもん」

 

俺たちは顔を合わせ彼女が何も身に着けていなかったことに眉を寄せる。

 

「俺たちの見間違えでなければ、イリスは水着なんて着けていなかったと思うんだが・・・」

 

「ああ、それはね水着が流されちゃったの。泳いでるいる間にいつの間にか脱げちゃってて・・・どこに引っかかってないか潜って探していたんだよ」

 

あっけからんと話すイリス。先ほどの爆発といい、水着といい。この少女―――。

 

「―――イリスはうっかりさんなのだな」

 

「う、うっかりさんじゃいもんっ!あたし馬鹿でも天然でも落ちこぼれでもないもん!!」

 

どうやら地雷を踏んでしまったらしい。

馬鹿で、天然で、落ちこぼれか―――か。なんとなくだが今のイリスを理解することができた。外見は違うのに、真っすぐなところはあいつに似ている。

 

「ふえっ!?」

 

「どうしたんだ?」

 

突然イリスをから奇妙な声が上がった。

 

「あ、あなたが急に笑い出すから・・・」

 

・・・何故笑っただけで顔を赤くするのだろうか。

 

「そ、そういえばあなたの名前を聞いてませんでしたね」

 

「うん?・・・ああ、確かに言っていなかったな。俺の名前は・・・そうだな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――竜赤アルマだ。まぁ多分すぐに真名をおしえることになるだろうよ」

 

「真名って何?」

 

「そのままの意味だな」

 

イリスが首を傾げさらに聞いてくるので、俺は強引に話を変えることとする。

 

「―――それよりその恰好は不味いだろ。出来れば自分の服を着て、そのタオルを返してほしい(消したい)のだが」

 

見た目ではそうゆう風には見えないがタオル一枚の少女に、男2人というなんとも誤解されそうな展開となっている。

 

「ええっ!?あたしが着たものをモノノベに!?無理!無理無理無理!絶対ヤダ!匂い嗅いで、ぺろぺろしたあとにご馳走様するつもりなんでしょ!?」

 

これはひどい。

 

「んなことしねぇよ!!その発想が怖いわ!!てか何で俺なんだよ!」

 

「痴漢モノノベ!変態モノノベ!ありがとうアルマさん!あれ?そういえばモノノベっ苗字、あの子と同じじゃ――」

 

こちら()の言い分を聞かず、顔を真っ赤にして喚いていたイリスが、ふと我に返った様子で首を傾げた。涼やかな声が俺たちの会話に割り込んできたのは、ちょうどその時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「イリスさん――人の苗字であまり痴漢、変態と連呼しないでくれますか?私のことではないと分かっていても、あまりいい気分ではありません」

 

俺たちは同時に声のある方へ顔を向けた。砂浜と道路に高く隔てる防波堤に、制服姿の少女が立っている。長い黒髪を靡かせながら、少女はゆっくりと砂浜へ続く階段を下りてきた。

 

「まさか・・・・」

 

「・・・・?」

 

彼の顔は、懐かしい人物を見て驚いているような感じだけではない。その人物がこんなところに居ないはずだと思っているような顔だ。そんな空気をぶち壊すかのようにイリスが言い始める。

 

「あっ!み、ミツキちゃん!ご、ごめんねっ・・・そういえばミツキちゃんの苗字もモノノベだったよね。いつも名前で呼んでいるからド忘れしてえ・・・・」

 

「深月・・・」

 

「少年?」

 

彼が声を絞り出すかのように、彼女の名前を呼んだ。彼女が俺たちの前まで来ると、スカートの端をつまんで優雅に一礼し、こう言った。

 

「お待ちしておりました。三年ぶりですね―――兄さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

そして、異世界からきた人、ようこそ」




一話一話最低3000文字!!!ていうかなんかそうしないと話数が少なくなりそう・・・。
何が3000文字だ・・・!これ5000文字行ってるし!!ま、いっか(適当)
てか流れでイリスを落とすような流れになっちゃたけど急いでくれないと話が詰まっちゃう・・・・
ヒロイン困っちゃう!!!モノノベ君・・・深月ちゃんと結んじゃいそう!!誰か助けて!!|д゚)
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