人というものはあまり賢くはないようだ。
朝7時のニュースを見ながらそう思った。
先日の孤児院の件が報道されて2日が経った。
誰1人としてあの政党が悪いとは言わない。むしろ現政権の管理体制がなって居ないというのだ。
別にそんな世論はどうでもいい。唯ずっと文句ばかり言い続け、何もしない頭脳の持ち主が嫌いなだけだ。きっと奴らの頭は山羊頭でその少ない脳の中に煩悩がたっぷりとつぎ込んであるのだろう。
光があれば、影がある。
それをまるでこの世の絶対的真理であるかの様に偽善者たちが振り回す。自分たちが光の安全無害な立場にいて、影の住人になったもの達を弾劾しながら。
弾劾されると何もできなくなる。本当に何も。人畜無害な家畜として生きるより他には。
それで、何も出来なかったから、何も成せなかったから。何でも出来るようになろうと思ってこの職業についた。
一度だけ、前に瑞鳳になぜ探偵になったのか聞かれたことがある。その時、こういうことを言おうとした。
だがそれはココロの中に。
彼女は彼女の荷物を背負っていて忙しい。自分のくだらない身の上話なんて二の次だ。
そんな自分語りは置いといて。
浅田「で、瑞鳳。なぜ俺は君と買い物に来てるのか説明してくれよ」
瑞鳳「え?だってケッコンしてるんだし当たり前でしょ?」
何故か瑞鳳を連れて近所の大規模商業施設に来ていた。訳分からん。ケッコンするとそういう事をしなければならないのか?結婚した人というのが親戚に存在しないからよく分からないのだ。ホームドラマとかも見ないし。
瑞鳳「そんな感じだよ。普通の夫婦って。ほら、早くどっか行こうよ」
浅田「あ、あぁ...」
こうなればなる様になれ、と思い瑞鳳に任せた。
_____
瑞鳳「うん、すごい美味しい!」
浅田「お、おう、喜んでくれた様で嬉しいよ」
凄まじい速度でアイスを口に運ぶ瑞鳳。心なしかキラキラしてる様に見える。完全に無邪気な子供そのものの屈託の無い笑みで食べられるとこちらまで幸せになる。
瑞鳳「ん、幸治郎も食べりゅ?」
浅田「...........一口」
瑞鳳が運んで来たアイスを一口食べ、再び本に目を落とす。ブックカバーで覆った本に目を通す。
艦これ攻略本。
別にあまり前まで気にはなっていたが買う気は無かったのだ。だが彼女達のこともよく分からないのでちゃんと理解しようと思い買った。
鋼材と弾薬と燃料とボーキサイトで出来るってなんだ。何かの決戦兵器かよ。
一応敵みたいなのはいるんだな。流石に軍艦作ってそのまま放置、とかクソゲーなのだろう。深海棲艦?とか言うらしい。バケモノみたいな奴らだ。何で出来ているかは不明。俺も知りたい。
さて、俺は今までの話で気づくべきだったのかもしれない。艦娘という光があれば闇もあるという事に。