艦娘アパート   作:リバプールおじさん

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新章突入、です!実は1章と同じくらい書きたかったのがこの2章です。僕の友人にこれに引っかかって人が変わった人がいたのでそんな人を減らしたいと思い、その一心で書きました。ご一読を。


第2章 ブラック・バイト編
第16話 バイトの求人には気をつけろ


 

金剛「テートク!わたしバイトやってみたいネー!!!」

 

バン!とちゃぶ台を引っ叩き金剛が叫ぶ。と言うか提督になった覚えはないのだが。

 

浅田「何を急に。あと俺はお前らの提督になった覚えはない」

金剛「ト・二・カ・ク!働いてみたいんデース!!」

 

再びちゃぶ台を引っ叩く。ミシリ、と嫌な音が鳴る。

 

浅田「ちょ、分かったから落ち着けって。ちゃぶ台が壊れる。...で、流石に正社員として雇ってもらうのは無理があるからバイトにしたと」

金剛「Yes!この前正社員になろうとして会社に押しかけたら怒られたネー」

浅田「お前何やらかしてんの!?」

 

しばらく目を離していたすきになんて事を仕出かしてくれてるんだ。そこの社長さんには警察沙汰にして貰わなかった事に敬意を表したい。

 

溜息をつき、目の前の彼女を見る。おそらく彼女は本気だ。何故働きたいかはよく分からないが。

 

金剛「ちゃんとオネエチャンとしてmy sister 達を楽にしてあげたいんデース!」

浅田「少し泣く」

 

やべえ、すごい良い子だこの子!女神か何かかよ。妹に慕われる姉の面目躍如、と言ったところか。

 

金剛「と、言うわけでアルバイトtry しても良いですカ?」

浅田「止めたって聞かねえ癖に。いいぞ、頑張れよ」

金剛「Yes!頑張るネー!」

 

 

 

 

それから暫くした時の事。

 

浅田「金剛型の部屋がうるさい?」

朝潮「はい。前までは幾ら騒いでも11時前には静かにしてくれていたのですが...1ヶ月程前からすごく夜中に生活音がするようになって」

浅田「生活音」

荒潮「ええ、何だかお湯を沸かしている様な音がして...なんかあったのかしらね〜...」

満潮「とにかく!大家としてアンタにちゃんと言ってほしいのよ!」

浅田「分かった、分かったから興奮するな。暑い。...........なんだろ。少し金剛型を呼んで見るか」

 

 

 

浅田「...と言うことがあってだな。お前らを呼んだんだが.....」

榛名「はい、どうしましたか?」

 

 

浅田「なんで件の金剛がいないの?」

 

4つ座布団を用意したはずなのに3つしか埋まっていない。おかしいな、真っ先に乗り込んでちゃぶ台を破壊しかけて妹に止められるいつもの茶番劇を期待していたんだが。

 

比叡「金剛お姉様ですか?お姉様なら...」

榛名「えっと、その。なんと言いますか...」

霧島「仕事に行っています」

浅田「え、どれ位?」

榛名「朝の8時から夜の11時ごろまでですね」

浅田「あいつはいつから正社員になったって言うんだ!」

 

どう考えても勤務時間がバイトにしては黒い!正社員の域に突入してるぞそれ!

 

比叡「それを週に6日です」

榛名「時々週5日の時もありますが」

霧島「あ、あと正社員ではありませんよ。『バイト受かりましター!!』と、喜んでいたので」

浅田「あいつ週休の罠に引っかかりやがった!!」

 

 

週休の罠。

求人広告などで『週休2日!!』等と言われているが1ヶ月、つまり4週間の全てが2日休みになる訳ではない。そうなるのは『完全週休2日』であり、『週休2日』だと1ヶ月の内、1週につき2日休みになる週が一度あればいいのだ。

 

 

詰まる所。

 

 

浅田「完全にブラックバイトだな...。仕事が増えちまったじゃねえか!」

 

 

 

 

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