き、君が...ハーメルン...!あれ、君とはどこかで会ったのかもしれないな...。
試験などで大幅に遅れました。すいません。
浅田「来なくていいと言ったのだが。このサド野郎」
女「あら、別にいいじゃない?可愛らしい女の子もいて後輩とも久しぶりに会えて一石二鳥よ。何かあったんでしょう?ここはお姉さんに頼りなさいな」
そんな恩着せがましい事をほざきながら慣れた手つきで戸棚から煎餅を取り出し食べ始める。
浅田「いやそれ俺の」
女「ま、いいじゃない。これでもあなたが撃たれた時に奔走したのよ?」
浅田「それを言われるの何も言い返せんな」
痛い所を突かれる。この先輩は昔から自分が言われると嫌な所を的確に突いてくる。これが彼女の昔からの性格であり厄介な所だ。
七瀬理央。俺が中学生の時の部活の先輩だ。幽霊部員だった自分にも随分とよくしてくれたのだが。
七瀬「あ、美味しいわねこのお煎餅。後でこれお持ち帰りしてもいい?そこの可愛い子たちと一緒に」
浅田「人の嫁と住人になんて事を!」
配偶者の目の前で堂々とお持ち帰り宣言する人とか初めて見たぞ。
七瀬「え、この中にお嫁さんいるの?嘘でしょ?まさか小さい子が好きなの...?」
浅田「重ねて失礼だな!」
瑞鳳「いや、大丈夫だよ。うん....」
浅田「気遣いありがとう瑞鳳。とりあえず涙拭けよ」
七瀬「あら、泣いてる顔もまた....」
浅田「はいちょっと黙っててください!!」
大の大人の大喧嘩が貧相な家に勃発した。
閑話休題。
浅田「で、何ですか。貴方の事だからそんなおふざけで来るはずは....あった...」
七瀬「ここら辺で一回人格矯正が必要なようね?」
浅田「すんません、何でもないです」
七瀬「よろしい。それでこそ私の狗....後輩ね」
瑞鳳(今絶対狗って言った....)
七瀬「........貴方、原川っていう奴がいたの覚えているかしら?」
浅田「あ、いましたねそんなヤツ」
原川 正。俺の一つ上で七瀬先輩と同級生だった人だ。昔から奇人とか変人とか呼ばれていたが何かあったのだろうか。
七瀬「いや、アイツ官僚になったらしくてさ。ほら、警察と仲悪いじゃない?」
浅田「まぁここだって警視庁の管轄内ですからね。官僚だって中央に勤めてりゃ会う機会はあるでしょう。で、どうしたんですか」
七瀬「今官僚で何だかキナ臭い事やってるらしいのよね〜?」
浅田「........。どう考えても官僚ってタマじゃないでしょうあの人」
七瀬「不思議なこともあるものよ。本当に...」
やれやれ、と言った感じで七瀬先輩が首を振る。
まぁ今はどうでも良い。気にかけることが一つ増えただけだ。
取り敢えず俺のすべき事はその金剛の働くスーパーに電話をかける事だ。他のことに気を揉ませるべきじゃない。
瑞鳳「....幸治郎は大きい方が好きなの?」
浅田「先輩ィィィィィ!!今すぐ謝って下さいッ!!」
瑞鳳「あとロリコンがどうとか」
浅田「待て!別にそんな訳じゃ....!」
その後の弁解は裁判時と同じレベルだったと後世の歴史学者は語る。