(凍結中)UNCONTROL SWITCH BLACK・HAZARD ヤベーイ………(白目)   作:神崎真

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2話連続投稿の2話目です。


速さが足りない

あの勧誘(迫真)から数日、夜の公園。友達と俺は、烏の翼を生やした男、すなわち堕天使と対峙していた。

 

 

「我が名はドーナシーク────」

 

 

色々長い自己紹介すっとばして、すっかりお馴染みになった、作者の手抜………箇条書き状況説明、始まるよー(白目)。

①夜、俺コンビニ行く。

②買い物帰りに、友達と会う。

③友達、堕天使に追われていた。

④何故か俺まで目をつけられる。

⑤一緒に逃走。

⑥公園まで逃げ込む。

⑦堕天使さん渾身の自己紹介。

←今ここ。

 

正直、俺一人なら切り抜けられる。マドンナ先輩曰く、友達は自分が悪魔である事をまだ知らない。その為、足手纏いでしかない。

 

 

「逃げろ、ここは俺が引き受ける」

 

 

ビルドドライバーは使わない。暴走したら止められる気がしないからだ。

ならどうするか?こんな事もあろうかと、用意していた、スクラッシュドライバーを下腹部に押し当てる。

 

 

《SCRASH DRIVER!!》

 

 

このスクラッシュドライバーは、ビルドドライバーの中に入っていたデータをもとに、俺が作った物だ。

特典であるビルドドライバーと違い、持ち歩きが不便なので、携帯しておらず、前はハザードフォームになったが、俺も学習したのだ。

 

 

「お前はどうすんだよ!」

 

「いいから行け!行って助け呼んで来い!!」

 

 

友達を突き飛ばすと、決心したのか、やっと逃げてくれた。

ポケットから、赤い兎が書かれたスクラッシュゼリーを取り出して、キャップを回転させる。

 

察しのいい方なら分かるだろうが、ラビットスクラッシュゼリーである。フルボトルの力を凝縮して、生成するスクラッシュゼリーは、本来東都のボトルではドラゴンしか生成できなかったが、この世界では何故かラビットしか出来なくなっていた。言うなれば、オリジナルスクラッシュゼリーである。

 

 

「逃すと思うか?」

 

「まぁ、待てよ。

ドーナツシェイクつったか?俺が相手してやるよ」

 

「人間風情が何を言うかと思えば、直ぐに始末して、あのはぐれを追うとしようか」

 

 

堕天使の行く手を塞ぎ、ベルトにラビットスクラッシュゼリーをセットする。

 

 

《RABBIT JELLY!》

 

「変身」

 

 

スパナを押し込み、ラビットゼリーを圧し潰す。

 

 

《潰れる!流れる!溢れ出る!》

 

 

こんな物あるなら早く使えって?実はこれにもデメリットがあってな。まず、ラビットゼリーを介して成れる、仮面ライダービルドチャージは、他のスクラッシュドライバー勢程の力は無い。なんなら、ラビットタンクにもパワーは劣る。ただ、少し速さに特化しただけのクソ雑魚フォームだ。

 

 

《RABBIT IN BUILDCHARGE!! 》

 

 

このスクラッシュドライバー、本家とほぼ同等の効果を持っている。変身すると────クソ雑魚の好戦的なスピード馬鹿が出来上がるのだ。

 

《BUUURRRRRRRRRRRA!!!》

 

 

………ぶらぁっ(白目)

 

 

▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽

 

 

ビルドに変わる一連の流れを見ていた、男の堕天使は吠える。

 

 

「貴様、神器使いか!」

 

 

だがビルドは答えない。

堕天使との距離を一瞬で詰めて、拳を繰り出す。威力は無いが、凄まじいスピードで繰り出されたパンチの衝撃で堕天使は殴られた場所を抑える。

 

 

「ぐっ!貴様ァ!!…ッ!」

 

 

堕天使は数瞬前まで眼前に居た、ビルドを見失い、キョロキョロ辺りを見渡す。

 

 

「こっちだ」

 

 

背後から聞こえたビルドの声に、慌てて振り返る。

 

 

「………ウスノロ」

 

 

ビルドは、堕天使が攻撃する前に、ハイキックを繰り出す。堕天使は吹き飛び、地面を転がる。

 

 

「どうした?人間風情の俺を殺すんじゃなかったのか?

………はっきり言ってやるよ」

 

 

好戦的となった、ビルドは分かりやすい挑発をする。

 

 

「────勝てんぜ、お前は」

 

「ッ!!殺す殺してやる!!」

 

 

見事に挑発に乗った、堕天使は頭に血を登らせ、ビルドに不用意に接近する。

 

 

《TWIN BREAKER!!》

 

 

左腕に装着された装置、ツインブレイカーが起動され、二連装のビームが堕天使を直撃して、動きが止まる。

 

再度ベルトバックルのスパナを押し込み、自嘲的に呟く。

 

 

「勝利の法則は決まった!………てか?」

 

《SCRAP BREAKE!!!》

 

 

堕天使の周りを、赤い閃光が駆け回る。

 

 

「ハァッ!!」

 

 

ビルドは堕天使の背後から飛び蹴りが放ち、再び周りを駆ける。

ビルドチャージの攻撃力は低い為、必殺技を食らっても、堕天使は倒れない。

 

 

「ハァッ」

 

 

蹴る。駆ける。

 

 

「ハァッ」

 

 

蹴る。駆ける。

 

 

「ハァッ」

 

 

例え、攻撃力が低くても、何度も何度も繰り返せば───

 

 

「ハァァァァァァァァァァァァァッッッ!!」

 

「ヅヅヅ!!グァァァァァッッッ!!!」

 

 

 

いつかは斃せる。

堕天使はトドメの一撃を喰らって、吹き飛ぶ。しかし、辛うじて死にはしなかった、堕天使にビルドは歩み寄る。

 

 

「命が惜しければ、失せろ」

 

「ッ?!フッ、まぁいい目的は達した」

 

「はぁ?何言って………グッ!!」

 

 

致命的な隙を見せたビルドのガラ空きなボディに、光弾が直撃して仰け反る。その隙に堕天使は飛び去る。

 

 

「くっ、待て!………チッ」

 

 

追いきれないと悟り、変身を解除する。すると、ベルトは跡形もなく崩れ落ち、ラビットゼリーが地面に落ちる。ビルドドライバー内に存在した、スクラッシュドライバーのデータをもとに作成された、この世界のスクラッシュドライバーは、一度の使用しかベルトが耐えらない為に、使い捨て仕様だ。

 

 

「………ヅヅヅ!ッッッ?!」

 

 

突然走った痛みに、膝をつく。

スクラッシュドライバーには、力と引き換えに、変身中は常にアドレナリンが供給され、体に負担を強いられる。

 

────つまりは、調子に乗った罰だ。

 

 




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