(凍結中)UNCONTROL SWITCH BLACK・HAZARD ヤベーイ………(白目) 作:神崎真
友達にネタバラシした日から、数日が過ぎた今日は休日である。クラスメイトの遊びの誘いを蹴って、ラビットタンクスパークリングの開発に没頭する。没頭………する。
「ダァァァァァッ!!無理だろコレ!!」
徹夜しても完成はおろか、10分の1も進まない作業に嫌気がさし、本日5本目のエナジードリンクを開ける。
作業が進まない理由は、大きく二つ。一つは、あの男の置き土産の書類、所々に穴が空いている事だ。もう一つは、原作でラビットタンクスパークリングを作る時に、パンドラボックスの力の残滓を使ったが、俺の手元に、パンドラボックスが無い事。
だが、後者については、代替案がある。それはボトルに含まれる、パンドラボックスの残滓を抽出する事だ。色々試した結果、ボトルにはそれぞれ、同一の力の残骸が有り、俺はそれをパンドラボックスの残滓と睨んでいる。それを使えば、事足りるのだが………
「はぁ。せめて、東都のボトルだけでも全部揃っていたら……」
ボトルの総数はおそらく60本。おそらくと言うのは、俺がビルドの東西代表戦前に死んで、転生した為に、知らないからだ。ただ、東都のボトルが20本。パンドラボックスがバラバラになって出来たパンドラパネルは、四角形の面数的に6枚。一枚のパネルに入るのは10本のボトル。10×6で60本だ。
俺が転生した時に特典として願ったのは、仮面ライダービルドの力。その際、貰ったボトルは60本中、35本。その内、東都のボトルは18本。
話を戻すが、何故東都のボトルがいるかというと、スパークリングボトルに必要な、残滓を秘めたボトルの数が、計算上20本必要で、東都、西都、北都のボトルの残滓をバラバラに集めようとすると、拒絶反応が起きてしまう。その為、残滓の抽出は、同都のボトルが好ましいのである。だが、どの都のボトルも20本揃ってない。だから、昨夜から徹夜で、抜けたボトルの代替案を模索してるのだが、結果は芳しくない。
糖分を補給する為に、チョコが入った袋に手を伸ばす。
「………って、チョコもうないのかよ!」
徹夜で、フラつく体を叱咤し、財布を手に立ち上がる。天才の脳を働かせ続けるには、糖分が必要なのだ。
外に出ると、太陽さんが歓迎(白眼)してくれた。
「クッ、忌々しい太陽め」
手で日光を遮り、空を見上げると、白い布が飛んで来たので思わずキャッチする。前世では、野球を嗜んでいたので、この程度造作もない。
勉強が出来てスポーツも出来る。フッ、俺はあれか?天 才 なのか!(徹夜テンション)
『あの、すいません』
前から聞こえてきた、異国の言葉を咄嗟に日本語に変換できる辺り、やはり俺は天・才だな(深夜テンション)。手に持つ布から顔を上げ、声の主の顔を見て、固まる。
眼前には、金髪の美しい少女が立っていた。
『?』
「……あ、ああ。すまない、君に少し見惚れてしまって」
俺の馬鹿!今時ナンパ師でもこんな事言わねえよ!………ん?なんで何も言わないんだ?
ああ、そういえばこの娘、さっき外国語を話してたな。
『日本語は分かります?』
『い、いえ』
ふー。取り敢えず、さっきの言葉の意味は分からなかった訳だ。それは良かった。
この娘の視線が俺の掌の中の、布に向けられている事から、この布の持ち主と判断して、差し出す。
『ほら、次は落とさない様に気をつけてね』
その美しい手(吉良吉影並感)に布を握らせる。さて、クールに去るぜ(スピードワゴン並感)
いやー、いいことしたなー。
『すいません、待ってください!』
呼び止められたので、素直に立ち止まって、振り返る。
『あの、突然で申し訳ないのですが────』
な、なんだってぇぇ!!(落とし所が思いつきませんでした)
今日のビルドを見て。
かずみん
Are You Ready?
「出来てるよ」
うちの主人公
Are You Ready?
いい訳ないだろ!!
これが格差か(白目)