ポンコツ 怪しい薬を飲んだら……   作:マインドルフ

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イムラ……魔物の中でも最弱なスライム(自分は気にしていない)

カク……角の生えた魔物・いつも仕事に愚痴っている・口が悪い

カツラギ……本来四天王の一人だが現在メンバーがいない・ナルシスト


ポンコツ 怪しい薬を飲んだら……

イムラとカク……持っていた万能アイテムが無くなり……カクが取りに行くことになった。

 

 

道具屋へ着くと万能薬の棚にあるはずのアイテムを探した

 

カク 「あっ、これかな?」

 

ニシノ「あぁぁ、それは……………毒だよ」

 

カク 「何で!?万能アイテムがある棚に毒が!?」

 

ニシノ「見える所に置いとかないと忘れちゃうからね……」

 

カク 「いや~、だからって万能アイテムの所に置くの止めて下さいよ… 俺が欲しいのは、いつもの万能アイテムなんですよ」

ニシノ「ああ、ああ、いつものね…いつもの万能アイテムは……作りたてホヤホヤのがあるよ……」

 

カク 「作りたてホヤホヤ?……」

 

ニシノ「そう…作りたてホヤホヤ………あとは毒もね」

 

カク 「いや、毒はいらないけど…その作りたての万能アイテムください」

 

カク は万能アイテムを貰い、イムラの待ってる所に向かった…

 

ニシノ「新しい毒………試したかったね……ん?ここにあった『赤い薬』が無い……………」

 

 

 

 

イムラ「遅かったじゃん、どうしたの?」

 

カク 「いつもの万能アイテムが無かったから、できたてホヤホヤのを貰ってきた」

 

イムラ「できたてホヤホヤって何だよ……まぁー有ったから良かったじゃん…早速だけど仕事行くよ」

 

カク 「えーーーーーーーーーーーーーー行くの!?」

 

イムラ「『えー』長いなぁ、でもアイテムも手に入れたし…」

 

カク 「あーだるい………んっ!この万能アイテムで、疲れが取れないかな?」

 

イムラ「えっ、そりゃあ万能アイテムだから疲れ取れるんじゃない……」

 

カク 「ん〜、よし1回試しに飲んでみるわ!」

 

イムラ「えっ飲むの?まぁ万能アイテムだから体に害は無いと思うけど……」

 

袋を開けると、黒の丸薬があり…その中に1つだけ色違いの赤い丸薬があった…

 

カク(何これ……この赤の………まさか毒?)

 

イムラ「何固まってんの?」

 

カクは咄嗟にその赤い丸薬を飲んだ…

 

イムラ「じゃぁもう飲んだし、行こうか」

 

カク 「……ちょっと待て…」

 

イムラ「何?」

 

カク 「飲んだのは飲んだけど……全然回復しないんだけど……」

 

イムラ「えっ?回復しないの?」

 

カク 「うん、全然……………!?」いきなり体が光り始めた…

 

イムラ「えっ!?えっ何!?カク?大丈夫?」

 

カク 「ん〜何だよもう、今のは…」

 

イムラ「えっっ?」

 

カク 「んっ?どうした?」

 

イムラ「ええ~っと、どちら様で?」

 

カク 「はぁ?何言ってんの?俺じゃん………んっ?」

 

声がいつもと違う……声が高くなったような……それと視界がいつもと違う……それに何だか胸が重い…気になって胸を見ると…………「な・な・な・なんじゃこりゃーーー!!」

 

驚くのも無理はない……カクの胸は大きく膨らんでいたのだ!「イ・イムラ~!お・俺の胸がぁ~でかくなってるぅ~……!?」

 

結構冷静なイムラ「カク、今お前……どういう姿になってるか……分かってないの?」

 

カク 「はっ?姿?」

 

イムラ「俺の体を鏡代わりにしていいから…見て」

 

カク 「えっ何、何が映るの……誰?この女は?」しかも、ヒト型の魔物になっている

 

イムラ「……………あなたですね……っていうか女になってるよ、お前……」

 

カク 「えっ?…いやいやイムラさん、それはあり得ないでしょう……あっっもしかして……」

 

イムラに万能アイテムの袋に中に入っていた赤い丸薬の話しをした。

 

イムラ「うん、まぁ分かった…赤い丸薬のせいでお前が女になってしまったのは分かった……うん…ここで待っといて」

 

不安そうなカク「はっ?イムラ何処に行くの!?」

 

イムラ「何処に行くって……ニシノさんの所に行って元に戻る薬をもらってくるんだよ…その姿で勇者とばったり会ったら……確実にヤバクなりそうだから……ともかくここで待ってて、すぐ戻ってくるから」

 

カク 「ちょっと・・・待てイムラーッ!?」

 

 

 

カクはイムラの帰りを仕方なく待つ…

 

カク「ここで待つしかないか……それにしても…でかいなぁ俺の胸は………」しみじみと見て、試しに揉んでみる(まさか初めて触る胸が自分の胸だとは……)

 

今、カクの着ている服はズボンと靴と腕鎖を付けているだけ…あとは裸「さすがにこれだと変態だな…胸だけでも隠すか…… よし手で隠そう、手ブラだ」

 

あれこれ遊んでいると、誰かがやって来た…目を凝らして見てみると(あれは!一天王のカツラギさん!?何でここに!?)

 

本来ならば四天王だが、この時はカツラギ1人だけの一天王である…カツラギはそれを ひどく気にしていた

 

カクは急いで木の陰に隠れた、(そのまま通り過ぎろ!)

 

カツラギは通り過ぎるどころか、その場で止まった「気配がする……そこに隠れているのは分かっている……おとなしく出て来い!」

 

カク(バレた!?) 

 

木の陰から覗いてみると岩に向かってしゃべっている…「上手く隠れたと思ったか!!はははっははははっ!!馬鹿め!」

 

カク  「いや、お前が馬鹿だよ…」

 

カツラギ「どうした、びびって出て来れないか…………」

 

カツラギは岩の後ろを見た…そこに居たのははウサギだった…

 

カク(うわぁぁ~、カツラギさんのあんな冷めた顔は初めてだ…)そう思っていると突然、風が強くカクに当たった

 

カク  「ハ、ハクション!!」可愛い声でくしゃみをしてしまった…

 

カツラギ「後ろかーーーー!!」すごい早さでカクの居る木へ移動して来た

 

カク  「ヤバイ!逃げろ!」しかしすぐに腕を掴まれた!

 

カツラギ「捕まえたぞ……女?…」

 

カク(ヤバイ、捕まった!)

 

カツラギ「お前……なぜ、服を着ていない?」

 

カク  「えっ?……」

 

カツラギ「お前……変態か?」

 

カク  「違う!その……着る物が、無いんだよ!」

 

カツラギ「はっ?………まぁ何だ、そんな格好してたら話しずらい…取り合えずこれを使え…それで胸を隠せ…」そう言って首に巻いていた赤いスカーフを渡した

 

カク  「あ、ありがとう」と言って胸に巻き着けた(ん!待てよ、カツラギさん俺がカクってことわかってないなぁ……そうだ!)「痛いー!いつまで…腕を掴んでるんですか~」

 

カツラギ「あっ!ごめん」

 

カク  「あ〜〜もしかしたら腕の骨が折れたかも~」(これは慰謝料だな…)

 

カツラギは眉間にしわを寄せながら「ちなみに、どのくらい痛いんだ?」

 

カク  「え?……えーと……石につまずいて転んだくらいかな」

 

カツラギ「ほー、なるほどな…」と言ってカクに近付く

 

カクは後ずさりしていくと木にぶつかり…「ちょっ何を!?」抵抗しようと腕を振り回した

 

カツラギが目の前まできた「腕が折れているのなら、なぜ、そんなに動かせるんだ?」

 

カク  「あっっ…」(しまった…)

 

カツラギ「はっはははっはは!嘘が下手だな…」

 

カク  「……」

 

カツラギ「しかしまぁ、お前みたいな間抜けな女初めて会ったぞ!」

 

カク(いつまで喋っているんだよ…)

 

カツラギ「四天王であるこの俺を騙せると思っていたのか、馬鹿め!」

 

カクは段々イラついてきた「うるさい!、何が四天王だよ!この一天王!ひとりぽっち!」

 

カツラギ「……は?……」 今迄とは違う怒った顔になり

 

カク(ヤバイ、つい出ちゃったよ)

 

カツラギは勢い良く木に手をつくとカクの顔を覗き込み「お前……今俺の事…なんて言った?…」

 

カク  「いや……あのー……」

 

その時イムラの声が聞こえてきた

 

イムラ 「おーい!戻ってきたぞ!何処行った?」

 

カク  「……イ…イムラ…」

 

カツラギ「チッ!」

 

カクに顔を寄せ耳元で「今度会ったら、それ返せよ…」と言い離れて行った…

 

カクが憔悴しきった様子で草むらから出て来た…

 

イムラ「どこ行ってたの………あれ?その赤いスカーフどうした?」

 

カク 「イムラ………………お前遅いんだよ!遅い!」

 

イムラ「いきなりどうした!?」

 

カク 「ったく……それより戻る薬は?」

 

イムラ「それなんだけどね………無いんだって………」

 

 

カク 「…………………………………………はぁ?」

 

 

 




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