ポンコツ 怪しい薬を飲んだら……   作:マインドルフ

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ポンコツ 怪しい薬を飲んだら……2

カクとイムラはもう一度ニシノのところへ、元に戻る薬はないか聞きに向かった

 

 

 

カク 「どうして、無いんだよ!?」

 

ニシノ「あれはねぇ…タマタマできた物だからね、そんなにすぐにはできないねぇ……」

 

イムラ「そこを何とかできないんですか?」

 

ニシノ「何とかね……まぁ~何とかやってみるけど……あっっ…」

 

カク 「何?何か思い付いた?」

 

ニシノ「新しい毒ならあるよ…」

 

カク 「もぅーー!毒はいいからーー!」ニシノの店を出た…「…あぁぁ~これからどうするんだよ…俺」

 

イムラ「まぁ今、悩んでいても元には戻らないから、これからの事を考えようよ」

 

カク 「お前さぁ、人の事だと思ってよくそんな事言えるな?」

 

イムラ「あーごめん」

 

カク 「・・・軽いな」

 

イムラ「まぁ明日休みだから、これからの事を話そうよ」

 

カク 「せっかくの休みなのに何でこんな事になったんだ…」と落ち込んでいる

 

イムラはカクをジッと見ながら「…もしかしてそのスカーフ1枚しか持ってないの?」

 

カク 「えっ?そうだけど…」

 

イムラ「いや…そうだけどじゃねーよ、他に着る物無いのかよ!」

 

カク 「だって、生まれてから1度も上の服なんて着たこと無いし…」

 

イムラ「じゃぁ明日、服屋に行って上の服買ったら……」

 

カク 「そんな事言っても……ゴールドが無い…」

 

イムラ「……仕方ないな、ほらっ ゴールド」

 

カク 「えっ!?いいのか!?」

 

イムラ「ただし、服買う以外は使うなよ!」

 

カク 「……えー」

 

イムラ「えーって、他に使うつもりだったのか?」

 

カク (カジノに使うとは言えないな……)「いや…そんなんじゃないけど」

 

 

 

 

次の日、カクは服屋に行った。

 

カク 「来たのはいいけど…どれを買えばいいんだ……やっぱり女物の服かなぁ~」

 

店員 「お客様、何かお探しですか?」

 

カク 「えっ?いやぁ~俺に似合う服を…」

 

店員はカクを上から下へ眺めると「はい…それでしたら、この服はいかがでしょうか?」

 

カク(うるさいんだよ…服くらい、自分で選ぶっつうの!)

 

店員は次々と色んな服を勧めてくる…

 

カク 「値段は…………たっ高い、こんな服が!?」(この店員…高い物ばかり見せてきやがって)

 

定員 「お客様気にいった物はありましたか?………消えた!!」

 

 

服屋から出ると「もうこんな服屋来ねぇ!つぶれちまえ!」と毒づいた…

 

カクは色々見て回ったが…段々面倒臭くなり(もういいや、家にある適当な布で胸隠そう…)

 

カクはイムラと待ち合わせをしている武器屋へ向かった…一番の近道は、大きな公園を横切って行くルートだ

 

歩いていると、どこからともなく声が聞こえてきた(ん?この声は……)ふとそちらを見ると(うわぁ~、ここで何してんの!)

 

カツラギは剣を振り回して「はぁ!はっぁ!はぁ!はっぁー!」

 

カク(こんな所で必殺技の練習をしてるのか!?)

 

カツラギはちょっと気取って「もうちょっと迫力が欲しいなぁ……」

 

カクはカツラギの後ろを静かに通ろうとした…すると、カツラギは剣を振りながら格好良く、くるっと回ろうとして「あっ!お前!?」

 

カク (…見つかった!?)

 

カツラギは体勢を戻し腕組みすると「また会ったな……私のスカーフを返しに来たのか、それとも私が必殺技ポーズを練習するのを見に来たのか…」

 

カク  「いやぁ~、ただの通りすがりで…」そっとその場を離れようとする……

 

カツラギは素早くカクの前に立ち塞がり「待て……」

 

カク  「な、何っ?」

 

カツラギ「私に言う事があるんじゃないのか…」

 

カク  「えっ?カツラギさん、まだ怒ってる?」

 

カツラギ「当たり前だ、知らない女に一天王と言われただけではなく、ひとりぽっちと……」いじられた事に腹を立てている…

 

カクは又も思わず「いやぁ、一天王は本当の事じゃん…それにさっきも1人で練習してたし…」

 

カツラギは怒ってカクの胸につけていたスカーフを掴み取った!

 

カクは慌てて胸を押さえて「ちょ、ちょっと!?返して!」

 

カツラギ「返して?何を言っている、このスカーフは元々私の物だぞ…それにお前、私の事を一天王と言ったな、そんなことを言う女に貸す義理は無いな!」

 

カク  「何だよ…四天王がそんな事をしていいのかよ!」

 

カツラギはカクの目と鼻の先に顔を近づけると「じゃあ…お前は四天王である私にあんな暴言を吐いていいのか?…私に謝るか、そのままの姿でいるかだ…どうする?」

 

カク  (あーもう!何で俺が!)「ごめん…」

 

カツラギ「ごめんなさい、四天王のカツラギ様だろう」

 

カク(うぜー)「…………」

 

カツラギはニヤニヤしながら「どうした…早く言わないと誰かが来てその姿を見られてしまうぞ…」

 

カクはうつむき小声で「………」

 

カツラギ「何だ、聞こえないぞ…」

 

カクはカツラギの胸ぐらを掴み引き寄せると耳元に近づき「ごめん…なさい…四天王の……カツラギ様……」

 

カツラギ「イィッ!?」カクはカツラギの首根っこを強く噛み、カツラギが持っていたスカーフを手に取ると、もの凄い勢いで走って逃げた!

 

カツラギはただ逃げるカクの後ろを黙って見ていた…噛まれた所を手で押さえると「ほぅ……舐めた、真似をするじゃ無いか…」

 

 

 

 

武器屋の前にいたイムラ「遅いなぁ……あっ来た」

 

カクは真っ青な顔でやって来た

 

カク 「………」

 

イムラはカクの服装が全然変わっていないのを見て「服、買わなかったの?……」

 

カク 「…イムラ…」

 

イムラ「ん?何」

 

カク 「俺…死ぬかもしれない……」

 

 

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