カク 「……………」
カツラギはコタツの中を覗いた「おいっ!」
カク 「うわぁあ!」
カツラギ「貴様、いつまでコタツの中に隠れてるつもりだ?」
カク 「別に隠れたわけじゃない…あれだよ…コタツの中が一番落ち着くんだよ」
カツラギ「さっきは『もう大丈夫ですから』と言ってたが?」
カク 「カツラギさんいきなり抱きついてくるんですもん、びっくりしますよ」
カツラギ「あれは、貴様が怖がっていたから」
カク 「落ち着くどころか驚きますよ」
カツラギ「驚いた…なるほどな、そういう事か……私がイケメン過ぎて驚いたのか」
カク 「はい?」
カツラギ「無理もない…こんなイケメンに抱きつかれる事なんてないだろうからなぁ……イケメン過ぎて嫉妬する奴等もいるからな、そいつらの始末が大変だ…まったく私はイケメンで困ってしまうなぁ……って!おいっ 何処に行った!?」
カクは風呂場に行っていた
カツラギもすぐに風呂場へ向かい「何をしている!」
カク 「うるさいなぁ、風呂掃除してたんですよ…カツラギさん話長いんですよねー」(イケメン、イケメンてうるさいんだよ!本当のイケメンは自分から言わないし!)
カツラギ「私の話を最後まで聞け!」
カク 「はいはい、イケメンですね〜……これでいいですか?」
カツラギ「貴様 ……もういい、冷蔵庫の中を見るぞ」
カク適当に答える「はいはい………えっっ!?」
カツラギが冷蔵庫の中を覗き込む「冷蔵庫の中は……酒とツマミか……いつも何を食べている?」
カク 「勝手に見んなよ!」
カツラギ「何を食べているかと聞いているんだ…答えろ!」
カク 「うっっ…俺…基本料理とかしないんで、いつもはコンビ二弁当買って食べてますけど……」
カツラギ「貴様作った事ないのか!料理しないのは日頃だらけている証拠だ、反省しろ!」
カク (カツラギの一天王!俺の勝手だろう!)
カツラギ「わかった…もういい…貴様は風呂でも入ってろ」
カクが風呂から上がると、コタツの上に何やら料理が並んでいた
カク 「これ…カツラギさんが作ったんですか?…」
カツラギ「四天王である私が、料理くらいできなくてどうする…それに私は料理が趣味でな」
カク 「まぁ、とにかくいただきます」(自分は料理ができる自慢話か)
カツラギ「野菜も食べろ」
カク 「はいはい…うっ!?………美味い…」
カツラギはニヤリとして「当たり前だ、私が作ったんだぞ美味いに決まってるだろう…… さて、風呂に入って来る…その間残さず食べろ」
カク 「あ~、出来たら明日の朝も作ってもらえません?」
カツラギ「それくらい自分で作れ!馬鹿め!」と風呂に行った
カク 「なんだよあの言い方…」(ってか俺の許可も取らないで普通に風呂に入ってるし…)
カクは食べ終わると、冷蔵庫からビールを取り出した
カク 「ちょっと遅いけど風呂上がりはやっぱりこれだよなぁ…ゴクッゴクッ……ブハァー、やっぱりビールは最高だわ!」
風呂場からカツラギの声が聞こえた「おいっ、バスローブはどこだ?」
カク 「バスローブ?そんなのあるわけないですよ~」(えっ…カツラギさん家ではバスローブ…)
カツラギ「なっ…貴様、私に何を着ろと言うんだ!?」
カク 「もう適当にバスタオルでも体に巻いとけば良いんじゃないですか~」
ちょっとするとカツラギが出てきた
カク(うわぁあ!本当にバスタオルを巻いて出てきたよ…)
カツラギは怒ってる様子…
カク(あっ…これはマズイなぁ…)「カツラギさん、ビール飲みますか?」
カツラギ「ビール?貴様ビールを飲むのか?」
カク 「ええーまぁ…これが楽しみですからね…」
カツラギ「仕方ない…そんなに進めるなら飲んでやろう」とカクからビールを取る
カク(誰も進めてねぇし…俺のビールだぞ……)「そのビール結構強めですけど…」
カツラギ「関係ない…これでも酒には強いぞ…それと戦闘もな」
カク 「戦闘は知らないけど…」
カツラギは一口飲むと「……安物だな…この酒は…」
カク 「…安物で悪かったな!返せ!」(カツラギいつも何を飲んでるんだ?)
カツラギはニヤリとして「貴様普通に飲んでるが…そこの飲み口、私が口にしたところだぞ…」
カクはむせった………目をテンにしてカツラギを見た
カツラギ「おいっ どうした?大丈夫か…」
カクは頭からコタツに潜り込み布団で唇を拭いた(うわぁー引くわーー)
すぐにコタツから出て新しいビールを開けた…ゴクッゴクッと勢い良く飲んだ
横でカツラギが「おいっ…貴様そんなに飲んで大丈夫なのか?」
カク 「ほっといてよ」
カクは酔ってクドクド言い始めた……
カク 「まったくスマホを届けてくれたのは良かったのに、なんで上がり込んでるんだよ…それに公園の時といい、さっきの事も…セクハラだーセクハラ!」
カツラギ「公園の時は貴様が失礼なことを言ったからであって…それにさっきの事は私が飲んでいたのに勝手に取り上げたんだろう」
カク 「へぇ~…もっともらしいことを言いますねぇ~他人には『イケメンだから』とか『四天王とか』言ってますけど…所詮は一天…」言おうとした瞬間…カツラギがカクを後ろに倒した…
カツラギ「それ以上言ったら、何をするか分からないぞ……」
カクは体中が震え固まってしまい、酔いが一気に醒めた…
カツラギは首すじに顔を近づけると「キレイな首すじだな、貴様にはもったいない…」
カクは我に返り「ちょっ…!何を!?…早く離れろ!気持ち悪い!」
カツラギはカクの首すじに強く噛みついた!「いっ、痛い!?………」血がにじんで…首すじに痕が残った
柔らかい頬を優しく掴む……カクは右手で顔を殴ろうとしたが、カツラギに手を抑えられてしまった
カツラギは静かな声で「もうその口で、一天王と言えないようにしてやるから…覚悟しろ…」
カツラギの唇がすれすれまで近づいてくる…
カクは大声で泣きわめき始めた「うわぁ〜〜あ〜〜〜!!」
カツラギは慌てて「おっ・おいっ・静かにしろ……」
カクの唯一の魔法『泣きわめく』を使った!
あまりにもうるさくて「分かった何もしない…だから泣きわめくな!」と耳を抑える
カクは少しずつ静かになっていった「うっ…う…ヒック…」
カクは泣き疲れて眠ってしまった…そしてその横にはカツラギがいた…