女性キャラクターエディットに貧乳・美乳・巨乳の選択肢がある事ー。作者は当然巨乳を選びます。
作者がこんな変態ですみません。
そんなわけで今回はとある女ハンターが主役です。例の盾蟹も登場します。
今回からダイミョウザザミ期に突入しますが、せっかくなので名前をつけてみました。
日間ランキング一位を取れました!皆様本当にありがとうございます!
10/31:文章修正(段落付け・文章一部改定など)
人々の暮らしが落ち着き、徐々にその地域特有の文化が栄えるようになり、村にユクモという名がつけられた頃。
ついに、大陸を渡ってきたハンター達がこの大陸の自然に挑む時が来たのである。
しかし村は、周辺に強力なモンスターが入ってこないよう、村の安全の為に有力なハンターまたはギルドを雇わなければならない。
かといって発展途上であるユクモには大勢のハンターを雇えるほどの資金は無く、警備に加えて探索にも派遣に出せるほどの要員も多く無い。
ではどうするのか―――それは新米ハンターを主なターゲットとした、狩猟よりも探索や採取を主とした依頼を発注することである。
職がある以上、成り立ての新人が現れ、いずれ玄人となるべく経験を積むべく働いていくのは当たり前。
ならば賃金が低くても、生存率が高く、土地勘を身につけ、自然に関する知識を生かすことができる依頼は必要不可欠とも言える。
ユクモ村で中心となっている探索関連の依頼は、新米ハンターにとってはまさに渡りに船。新たな地で己の名を広め、より広大な地に足を踏み出すべく、新米達はこぞってユクモへと旅立っていくのである。
新たな狩猟、新たな生き甲斐、新たな旅、新たな夢を求めて。
今回からは、そんな新たな地での狩猟生活を送る、とあるハンターの成長もお見せしよう。
―――――――――――
砂漠特有の灼熱の日差しに負けず、黙々と歩き続けている1人の人間がいた。
片手に飲み干したクーラードリンクの瓶を持っていたがそれを懐に仕舞い込み、代わりに双眼鏡を手に取った。
その双眼鏡で砂漠周辺を見渡すその顔は、好奇心と警戒心が程よく入り混じっていた。
ハンターシリーズと呼ばれる、ハンターなら一度は世話になるであろう防具を身に纏うその人物は、やはり成り立てのハンターだった。
ただ、その人物が装備している防具は一般の物とは少々……いや、だいぶ形状が違っていた。
―ズバリ、胸辺りの膨らみ方がヤバい。
そう、このハンターは紛れもない程にグラマーな女性だったのだ。
ヘルメットからはみ出る程に長くストレートに伸びる、黒に近い蒼色の髪。
双眼鏡を離すことで見せる、眼鏡ごしでもわかる優しさと鋭さを思わせる切れ長の紅い眼。
そしてなんといっても特徴的なのは、その魅力的な体だ。異性なら必ずしも振り向きたくなるほどにグラマラスな身体は、彼女の型に合わせた特注の装備を用意せねばならないほど。
ハンターではなく受付嬢だったら間違いなく人気者だったろうに……なんて思わせるかもしれなくもない。
彼女の名はアザナ。こうみえても成り立てほやほやの18歳である。
20歳にも満たずしてハンターになり、彼女の故郷である雪山の村から海を渡って新天地に辿り着いた。
若くして大陸を渡った理由。それは彼女の父にあった。
忘れもしない、あれは彼女が18歳になった誕生日の出来事……かつてハンターだった父曰く。
「娘よ、今日から世界を見て来い!」
……と言って、旅の荷物と共にその身体を無理やり入れられ、ユクモ村に行く貨物船に積まれ送り込まれた。
昼飯にドスファンゴを狩って焼いて持ってくる程に豪快で無茶苦茶な父だと知っていた彼女でも流石についていけず、二重の意味で流されてしまった次第だ。
アザナは思い出しただけで溜息を漏らす。あんな奇行に比べれば軽いと、見ず知らずの土地でハンターの登録や住居の確保などをこなせてしまった自分が恐ろしい。
だが、旅立ち方はともあれ、旅立ち自体は彼女にとって好機には違いなかった。
幼少の頃から逞しい父の背を見て育ち、ハンターとしての心構えや知識を身につけてきた。
父の教育を生かし、憧れてきた大自然の世界を見るということに憧れてきたのだから、結果としては無問題だった。
厳しい環境であるはずの砂漠ですら、双眼鏡越し見る彼女の眼には、何もかもが目新しく楽しさですら覚える。
しかし今後この大地と向き合い続けなければならないのだから、気は緩めない。そういった自制にも長けていた。
現在の彼女の任務は、砂漠周辺の探索がてら、ジャギィを一定数狩ること。既に孤島地域を探索し、採取や戦闘の仕方をある程度学んだ彼女にとっては軽い仕事だ。
だが、彼女の故郷で言えばドスランポスに近いドスジャギィの眼を掻い潜り、その手下であるジャギィを討伐しなければならない。
孤島で初めてめぐり合ったドスジャギィは、ドスランポス以上に賢い鳥竜種なのだとその身を持って知った。
巧みに子分を使って追い込み、挙句の果てにハンターが踏み込めない地点へと逃がしてしまった強敵だ。
その依頼で知り合った先輩ハンターは、あのドスジャギィは相当歳を重ねている規格外な奴だと言っていた。
それでも、彼女は過去を経験に生かすタイプ。現在の武装でドスジャギィを相手にするのは難しいと判断し、こそこそとジャギィを手堅く仕留めることに専念するのだった。
そうこうしている内に、目標数まで残り1匹。その残り1匹を探して双眼鏡で周囲を探しているのだが……これが中々見つからない。
双眼鏡で見渡しながら、本来ならこんな用途ではないのだが、手に持っていた盾を団扇に見立てて扇ぐ。
―ふと、アザナの身体は何かの存在を感知し、双眼鏡はある光景を目撃した。
「地中から何かが這い出てくる……?」
ふと眼で見た光景を言葉として漏らしてしまうが、幸いにもここは砂原から遠い地点。その正体が飛竜種だったとしても、そう簡単にはこちらの姿を見つけることはできない。
心おきなく双眼鏡でその様子を見ていると、ようやく砂煙で見え辛かったその姿を捉えることができた。
その姿は、かつて父が大好物だった故に「鍋にしよう」と狩って来たモンスターに酷似していた。
丁度そのモンスターも、こんな砂漠が主な生息地としていたはずだ。
だから、その姿を見た時は驚いた。そのモンスターは、この地には居ないはずだったから。
「盾蟹……?」
鋼色をしていて、モノブロスの頭蓋骨の代わりにボルボロスの頭蓋骨を背負っている四足の巨体。
多少違ってはいても、地中から這い出たモンスターの姿はダイミョウザザミにそっくりだった。
この地域に居ないはずのダイミョウザザミだが、アザナは心当たりがあった。もしかしなくても、あれが砂漠地域付近の村に古くから知られていたモンスターだろう。
―曰く、そいつはボルボロスの頭突きを食らってもビクともしない鋼鉄の身体を持つ。
―曰く、そいつは毒を吐き、麻痺液を吹き、疲労させる濃霧をも放つ。
―曰く、そいつの鋏はとてつもなく硬くて力が強く、地面を叩けば地震を起こす程。
―曰く、そいつからの被害はほとんど無く、村人を襲った記録はまったく無い。
―曰く、そいつは中々姿を見せず、生態が謎に包まれている。
そんな力を秘めた盾蟹の変種。ユクモ地域で唯一の、そしてただ一匹の甲殻種。
ダイミョウザザミにしてダイミョウザザミにあらぬ猛々しさは、むしろ荒武者の名に相応しい。
戦国の時代を生き抜き、鎧姿で刀を振るって戦い続けた、荒く武き者。故に荒武者。
―故にその名は……アラムシャザザミ。別名「
そんな鎧蟹だが、目撃例は少なく、長く砂漠付近で暮らす村人でもほとんど見かけないという。
遠くからとはいえ、ハンターとして鎧蟹を発見したのは自分が初めてかもしれない。
新たな出会いに興奮していたのも束の間、そこへ別の影を目撃することとなる。
ごろごろと鎧蟹の後方から転がってくる赤い玉。
ユクモで手に入れた書物で見たことがある。確かあればラングロトラと呼ばれる牙獣種だ。
知ってはいたが、こうして実物を見るのは初めてだった。
そんなラングロトラはアラムシャザザミに気づかず、またアラムシャザザミも後方からの存在に気づかなかった。
アザナがあっと声を漏らすよりも早く、二匹は激突。アラムシャザザミが平然としているのに対し、ラングロトラは逆に跳ね返されてしまう。
突然の邪魔者に腹を立てたのか、起き上がって威嚇の姿勢を見せるラングロトラ。
―しかし、それよりも先にアラムシャザザミが動いた。
条件反射だったのか、ぶつかってすぐにぐっと四足に力を込めて、一気に後方へと跳ぶ。その勢いは通常のダイミョウザザミのバック攻撃の比ではなかった。
ボルボロスの頭突きの如く跳んできたアラムシャザザミが、ラングロトラの腹部に直撃。
痛々しい音を立てて吹っ飛んだラングロトラは、そのままごろごろと転がっていき、谷間へと落ちていった。
―強い……。
それがアザナから見た、アラムシャザザミの感想だった。
余談だが、この後で背後からジャギィに襲われ、思わず返り討ちにしてしまったことでクエスト終了。
依頼主に早急に報告しなければならなくなり、アラムシャザザミの観察を終えるしかなかった。
アザナは噂以上の情報を引き出すことが出来ず、残念な気持ちでしかなかったという……。
―完―
おや?ブシザミのようすが……?
おめでとう!ブジザミはアラムシャザザミに進化した!
同じネタを二度も繰り返すような作者ですみません。
大名よりもかっこいい名前がいいなぁと思い、思いついたのが荒武者という言葉。
そんなわけで彼の名前はアラムシャザザミとなりました。よろしく!
段々とオリジナルっぽくなってきてますが、基本的にはダイミョウザザミと同じです。