狩りの夜、狩人は何を想う   作:naapatbx

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処女作です。誤字脱字は多めに見てください

フリプで久しぶりに人が増えたので、便乗してオンに血特化灰連装で潜ったら、小説を書きたい衝動に駆られてしまってな・・・(ちなみに主人公は技量特化の予定です)


第0話 血を受け入れる

「ほう・・・青ざめた血ねぇ・・・」

 

 暗い病室の中に、車椅子の老人の声が響く。

 

「確かに、君は正しく、そして幸運だ。まさにヤーナムの血の医療、その秘密だけが・・・君を導くだろう」

 

 老人の言葉に血が騒ぐ。自分の目的が達成されることへの喜びか、それとも・・・

 

「・・・だが、よそ者に語るべき法もない。だから君、まずは我ら、ヤーナムの血を受け入れたまえよ・・・」

 

 その言葉に深く頷く。ここまで来て、手ぶらで帰れる筈もない。

 

「さぁ、契約書を・・・」

 

 契約書に必要事項を記入していく。とは言っても、書くことなど、名前と性別くらいなものだが。

 

 

 

「よろしい、これで契約は完了だ。それでは、輸血をはじめようか・・・」

 

 そこまで聞き、診療台の上に仰向けになる。もう、後には戻れないのだ。

 

「なあに、なにも心配することはない。何があっても・・・悪い夢のようなものさね・・・」

 

 麻酔が効いてきたのか、意識が薄れていく。そしてそのまま、眠りにつくのであった・・・

 

 

(・・・えっ、ここどこ?)

 

 気がつくと、暗い部屋の中、何か台のようなものの上に仰向けになっていた。

 

 まず見えたものは見知らぬ天上。足先のほうに目を向けると、小瓶などが入った棚が見えた。恐らくは医療関係だろう。そして首を傾け横を向くと、そこには大きな血溜りのようなものが見える。

 

(血?・・・というか、何か出てきたぞおい)

 

 その血溜りの中から、ざぶざぶと音を立てながら、4足歩行の獣のような何かが出てくる。体毛は血によって紅く染まり、体の肉は少なく、あちこちから肉や骨がむき出しになっているように見える。

 

(やばくない、これ。やばくない?)

 

 動こうとするも、体が動かない。首はかろうじて動くのだが、他は全く動かず、口を開くことも、匂いを嗅ぐこともできない。恐らく、麻酔のような何かが効いているのだろう。

 

 そんなことを考えている間に、獣がこちらへと歩み寄ってくる。歩くたびに聞こえる、血の滴る音が妙に生生しい。そして、その獣が眼前にまで迫ったとき、こちらに()()()()()()()()()

 

 次の瞬間、獣が突然燃え出した。眼前で炎に包まれた獣。しかし、こちらは別段熱くもなく、他の場所に燃え広がるということもなく、すぐに炎は消えた。そして、獣の姿もなくなっていた。

 

(ど、どうなっているんだ・・・)

 

 短い間に様々な出来事が起こりすぎて、自分の中で整理しきれない。

 

 何とか状況を整理しようとしていると、自分の足元、その付近から、何かが這い寄ってくる気配がする。そして、その気配のするほうに視線を向ける。

 

(・・・えっ、何?これ)

 

 ()()は白い小人のような姿をしているが、よく見ると肉付きは悪く、顔の形も不自然に歪んでいると、何とも形容しがたい姿をしている。

 

 一体()()が何なのかと考える間もなく、()()は自分の体を這い登ってきた。しかも気がつけば、自分の鳩尾の辺りから、さらに1体、這い上がってきた。

 

(待て、待て待て待て待て待て・・・!)

 

 気がつけば、足元からさらに1体、もう1体と次第に数を増やしていく。そして()()らが自分の体中に纏わりついてくる。

 

 そして、顔まで埋め尽くされそうになったとき、自分の意識が薄れていくのを感じた。

 

 

 

 

 そして、意識が完全に消える間際、女性の声が聞こえた気がした。

 

「ああ、狩人様を見つけたのですね」




操作開始前ということで、「0話」としました。
次回から、主人公の狩りが始まる・・・(はじまらない)
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