東方伝龍録〜Legend Dragon Recording〜 作:Kurokodai
場所が変わって、ここは幻想郷。
現代の日本の裏側に存在すると言われている世界。
ここは、現実世界で忘れ去られた妖怪、神等の人外が住人として住んでいる。
一応人間もいるが、数は妖怪達よりも少ない。
おまけに妖怪にとって、人間は食料である為、人里と呼ばれる人間の居住地を出た人間は忽ち食われてしまう。
さらに、この世界では『異変』と呼ばれるが忽ち起きている。
『異変』とは、幻想郷内で起こる怪事件や怪現象などをそう呼ばれている。
それは、危険なものがあれば、あまり危険ではないものがあった。
そんな異変を解決するのが、博麗神社の巫女である『
彼女は、あらゆる異変を解決してきた実力者である。
その為、彼女は良い称号では「幻想郷最強」を持ち、悪い称号では「鬼巫女」を持っている。
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ここは博麗神社。
博麗霊夢が営む神社である。
しかし、神社でありながら、参拝客は無い。
その理由は、まずこの神社から人里まで距離はかなりあり、さらに神社は新鮮な場所である筈なのに、妖怪が集まる様になっている為、人間は恐れてこの神社に来るどころか近づく事もなかった。
そのおかげで、『貧乏神社』として馬鹿にされるのは珍しくなかった。
しかし、参拝客は来なくとも、生活に対してはあまり苦労している様子はなかった。
まず霊夢は巫女である為、偶に妖怪退治の依頼が来たりする。
霊夢はその稼業も解決し、多額の報酬を受け取っている。
そして、霊夢の後ろには『支援者』が存在している為であった。
その為、霊夢は貧乏でありながら生活面では苦労はしなかった。
今の季節は冬の終わり頃。
博麗神社にある桜の木に僅かであるが、桜が咲き始めていた。
そんな中、幾多の異変を解決して、平和な日々を過ごしている霊夢。
いつもの様に縁側でお茶を啜りながら、神社で戯れている妖怪や妖精達を見ていた。
と霊夢が啜っていると、何かの気配を感じたのか、啜っていたお茶を横に置いた。
実は霊夢は『勘』がいい。
数多の異変を解決して来た霊夢は、この勘のお陰で、異変の真相に辿り着くことができていた。
その霊夢が、この神社に『何か』がものすごいスピードで接近しているのが感じた。
普通の人なら警戒をするのだが、霊夢は警戒をせずに「また来た」という感じでため息をついた。
その『何か』はやがて霊夢の目の前に現れた。
そこにいたのは、リボンのついた黒い三角帽子を被り、白エプロンがついた黒エプロンを身につけ、手には箒を持っていた。
その姿は、現代の人が見れば、魔女又は魔法使いの様であった。
?「よっ霊夢、遊びに来たぜ」
霊夢「相変わらずね、魔理沙」
その人物の名前は『
霊夢とは腐れ縁的な存在であり、霊夢と同じく幻想郷の実力者の一人であった。
魔理沙「何だよ、せっかくお前の親友である私が来てやったってのに」
霊夢「私はあんたのことを親友だとはひとつも考えてないから。あと賽銭しなさいよ」
魔理沙の発言に否定しながらも、賽銭しろというほど、霊夢の性格が、守銭奴というのがわかってくる。
その発言を聞いた魔理沙は「やれやれ」とため息をする。
魔理沙「まったく、相変わらずだな」
霊夢「うるさいわね、こっちはイライラしてるの」
魔理沙「はっ?何かあったのか?」
すると霊夢はお茶が入った湯のみを横に置くと、霊夢は話し始めた。
霊夢「此の所、変な
魔理沙「変な奴らって何だよ」
霊夢「変な黒い球体の体を持ったちっさい奴らよ。そいつら、倒しても倒してもキリがないからもうストレスがやばいわよ」
魔理沙「へぇ、そんなのがいるのかよ」
霊夢「しかもそいつら、妖怪に似て、しかし異なる力を持っていたから、退治するのに手間がかかったのよ」
どうやら霊夢は、謎の存在に苛立ちを覚えていたそうだ。
魔理沙はその謎の存在が一体何なのか興味を持ち始めていた。
とその時!
ドガーン!!
突如、どこからか爆発音が聞こえた。
と同時に、地響きが起きた。
霊夢「!?」
魔理沙「なっ!?何だ!?」
暫し地揺れは続いたが、すぐさま治った。
魔理沙「いっ今の地揺れはまさか天人か?」
かつて博麗神社が天人により崩壊させたことがある為、この地揺れも、また天人が起こしたのかと思ったが、すぐさま霊夢が否定した。
霊夢「いや、これは地揺れじゃないわ」
魔理沙「はっ?どうしてなんだ?」
霊夢「今のと同時に、
ドカーン!
再び爆発音が響いた。
今度は煙が平原あたりで立ち昇るのが霊夢達の肉眼でも確認できた
霊夢「あそこだわ!」
魔理沙「よし!行くぜ!」
二人は、新たな異変と思い、爆発が起きた平原へと向かって飛び始めた
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平原にたどり着き、そこにいた者に驚愕していた。
そこにいたのは、黒い塊でできた巨大な体で、顔辺りには鋭い目がある化け物であった
『ガアアアアアアアアアアアアアァァッ!!』
続く