サンズは提督になるようです   作:三十路の学生

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遅くなってすみません。
どうも筆が乗らなかったのです。
それと、イーヴィルティガの技を確認するために本編見てたらガチ泣きしました。
ウルトラマンティガはいいぞ(布教)
ごゆるりと。


覚悟-ultraman-

 よう。オイラはサンズ。スケルトンのサンズだ。

 数日前、大本営から勅命(ちょくめい)が来たんだ。内容は『ブラック鎮守府の提督を一掃してくれ』との事。オイラ、そう対して攻撃力高くはないんだがなぁ。

 頼まれたんならやるけど。

 それと、不穏な噂が聞こえた。

 今回オイラが視察(という体で殺しに)に行く鎮守府の提督がマフィアに依頼したらしい。

 ……マフィアか、きな臭い話になってきたぜ。

◇◆◇三人称視点◇◆◇

「で、報酬はいくらなんだい?」

「殺してくれたらば、わたしは幾らでも出そう」

「分かった。オレに任せてくれ」

 葉巻をくゆらす男性。いや、骨か。彼は一つ息をつく。

「期待しているぞ?」

 軍服を着た男性は、その骨を見据えた。

「Mafia!sansよ」

◇◆◇サンズ視点◇◆◇

 さて……

 今回も今回で視察に来たところはブラックだ。

 しかも前回よりもまずいかもしれない。

 艦娘達を『幾らでも湧く兵器』とし、捨て艦戦法を取るとのことだ。

 艦娘達に聞いたところ、「話せない」との事だった。箝口令でも敷いてんだな、きっと。

 LOVEも21。殺すしかないだろう。

「なるほど、あなたの考えは理にかなっていますね」

 あー、コイツが軍人で上官じゃなかったら今頃BADTIMEだぜ。

◇◆◇

「今日はお疲れ様でした。失礼いたしました」

 視察を切り上げ、帰るふりをする。

 刹那、オイラは殺気を感じた。

 背後から、何かが超高速で近づいている!それに気づいたオイラはショートカットを使用し、回避した。

「外したか」

 そこにいたのは、リボルバーを担いだオイラだった。

「よう、オリジナルのオレ。てめぇを殺せって依頼なんだ。死んでくれ、報酬のために」

「上等だぜ、マフィア野郎!」

 オイラは胸ポケットから明石謹製の黒い水晶の棒らしきものを取り出す。名前はどうするか。イーヴィル・スパークレンスにでもしよう。

 オイラは重力操作をしてマフィア野郎を地面に這いつくばらせてから、両腕をクロスし、腕を大きく回してイーヴィル・スパークレンスを空に掲げた。そして、

「ティガァァァァ!」

 もう一人のウルトラマンティガ(イーヴィルティガ)が、鎮守府に降り立った。

◇◆◇

 小手調べってことで、骨の弾幕を張っておく。その中には、小さい光弾を混ぜている。

「はっ!」

 オイラは弾幕を発射した。

 マフィアなオイラは手に持ったリボルバーで、なんと弾幕を撃ち落とした。

 だが、()()()()()()()

 オイラは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 怒りによる変身で塵と共に闘う戦士(暴走した正義を振るう殺人者)の力を得たオイラは、今は力が段違いだ。

 リボルバーが破損した。

「しまった……ッ!」

 マフィアなオイラは困惑しているようだ。

「なっ、何事だ!?」

 ここの提督がお出見えだ。

「簡単さ、オレはお前らを殺しに来た。なんせオレは、悪魔の力を得たウルトラマンティガ(イーヴィルティガ)だからな」

「それがどうした?一人で殺れるとでも?それに、お前に悪魔を使いこなす覚悟はあるか?」

「とうの昔に、オイラは魂を悪魔に売ったんだよ!……それに、ここに居るのがオレだけだと思ったら大間違いだ!」

 鳴り響く銃声。副砲の発射口から煙が出ている。

「貴様か、ウチの提督を殺そうとし、艦娘達に不当な労働をさせている輩は」

 Tendyne。

 今回は護衛として付いてもらった。これは実はパピルスの発案で、『兄ちゃんに何かあったらこの鎮守府が立ち居かなくなってしまう……ッ!』って言ってくれたからだ。全く、お兄ちゃん思いな弟を持って幸せだ。

「人間よ、いや、貴様が人間とは程遠い何かだとしても、私は貴様を抹殺する。さあ、覚悟しろ!」

「へっへっへ……今日は最悪な天気だ。海は荒れてるし、花は枯れてる。こんな日こそ、お前らみたいな悪党共は……」

「そう易易と倒せると思うな!抜錨するっ!」

地獄で燃えてしまえばいい(Should be burning in HELL)。ヂャッ!」

◇◆◇三人称視点◇◆◇

 サンズは提督に、TendyneはMafia!sansに闘いを挑んでいた。

 サンズはローキックや正拳突きで敵提督を圧倒。戦い方は未熟ではあるが、掌底でアッパーカットを食らわせるなど善戦していた。

 だが、提督も軍人だ。

 軍の格闘術は生半可なものではない。掌底アッパーカットを捌き、その一瞬の隙を突いて顔面に正拳突きを食らわせた。

「ーッ!」

 しまった、とサンズは思った。距離をとる。

 とある技を出すために、彼は相手に重力をかけた。

 サンズは両の拳を引き、八の字になるように開き、力を貯める。

 一方、TendyneはMafia!sansを圧倒していた。

 肩の関節を極め、槍で手足を砕き、再起不能にまで追い込んだ。

 そしてTendyneは全砲門にエネルギーを溜め、発射した。

 それと同時に、サンズは両腕を内側にクロスさせ、L字に組んでイーヴィルショットを放った。

「くそっ……!オレは……!オレはぁあ……!!」

「嫌だァァァ!まだ死にたくない!わたしは……!わたしは……ッ!」

 ただ、幸せになりたかっただけなのに……

 言い終わるや否や、Mafia!sansは生命活動を停止し、提督は爆発四散した。

 Tendyneは艤装を解除し、サンズは変身を解いた。

◇◆◇サンズ視点◇◆◇

 疲れた。

 それにしても、彼奴はなぜ、オイラに『覚悟は?』と聞いたんだろうか。

 ……考えてもしょうがない。

「提督、早くしろー!」

 今は、

「……ああ、今いくぜ」

 この平穏を守りたいだけだ。




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