C₁₀H₈   作:リフォン

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1年ぶりです、お久しぶりです。
良かったら見ていってください(震え)

あ、あと多分久しぶりなので書き方変わってます。少なくとも指揮官別キャラになってます。すみません、別の似たようなキャラのとり方をした母港だと思っていただけると幸いです。




ユニオン 駆逐艦 グリッドレイ

はじめまして、指揮官! グリッドレイだよ。サラトガちゃんの護衛なんだ〜! 彼女って超かわいいんだよ!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「指揮官! 今日も良い撮影日和だね!」

 

「撮影日和って何だよ……」

 

「良い写真が撮れそう日だってことだよ!」

 

 今日はすがすがしい晴れの日! サラトガちゃんを撮るには最高のコンディションだよ~

 

「そうだ、写真で思い出したんだが」

 

「ん? どうしたの指揮官」

 

「いつもお前は誰かの……主にサラトガの写真を撮ってるがお前自体は撮ってもらったことはあるのか?」

 

「えっ? いや、少しならあるけど……」

 

「ほう? 少ないけどあるのか、それらも俺に見せてくれよ」

 

「わたしが写ってる写真よりサラトガちゃんの写真を見てよ!」

 

 わたしなんか写ってても何も変わんないし……どうでもいい写真ばっかりだし指揮官にはあまり見せたくないなあ。

 

「それは見飽きてるぞ……俺はお前の写真が見たいんだ。何で見せてくれないんだ?」

 

「じゃあこういったほうがいい? 見せたくないから見せないの」

 

 しつこい男の人は嫌われるよ?全く…サラトガちゃんの可愛い瞬間を教えてくれるのは助かるけどこういうところは駄目かな。

 

「取り付く島もないな……分かった分かった、この件は無かったことにしよう。じゃあグリッドレイ、一緒に他の写真を撮りにいかないか?」

 

「他の写真って?」

 

「サラトガちゃんだけじゃなくて他の子も撮りに行こう、ということだ。お前の写真フォルダほぼサラトガだけだろ?」

 

「そんなことはないよ! 約9割はサラトガちゃんだけど他の子もいるよ!」

 

「ほぼじゃねえか! それなら尚更連れていきたくなった、拒否はさせんぞ。上官命令だ」

 

「横暴だ……と言いたいところだけどいいよ、指揮官がそこまで言うならついていってあげるよ」

 

 指揮官は面白いしね。なんだかんだネタを提供してくれるし、面白い写真撮れるかも!

 

 まあ……指揮官の写真もどこかで撮りたいな。一、二枚でいいから。 

 

「そうと決まればさっそく出撃だ。行くぞグリッドレイ、自慢の俊足はもう廃れたか?」

 

「速さでわたしに勝てると思わないでよ指揮官! そっちこそ置いてかれないようにね〜!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「待って、すまん悪かったから待ってくれ」

 

「あーあー聞こえないなあー指揮官の声なんて聞こえないなあ」

 

「聞こえてるだろそれ!」

 

ふふん、速さでわたしに勝とうと思うなんて百万年早い! 指揮官もこれに懲りたら勝負なんて挑まないことね〜

 

「はぁはぁ……と、とにかく本題に入ろう。取り敢えず港に来てみたがあそこにいるのは……クリーブランドか?」

 

「釣りしてるみたいね。大声出すと魚が逃げちゃうから、あっちに言ってから声かけよう?」

 

 ある程度近づくとクリーブランドも気づいてくれたようで手を振ってくれる。挨拶を済ませてからバケツを見ると……結構いる。釣り上手いのかな?

 

「指揮官とグリッドレイとは珍しい組み合わせだな。何か用か?」

 

「こいつにサラトガだけじゃなくて、色々な写真を撮らせたくてな。引っ張り出してきた」

 

「サラトガちゃんしか撮ってないわけじゃないって説明したじゃない!」

 

「約9割ならサラトガしか撮ってない様なものだろ……まあそんな訳で艦隊の皆を撮ろうとな」

 

「なるほどなあ……よし、面白そうだし私もついていくよ」

 

「楽しくなりそうだから別に構わないけど、釣りはいいの?」

 

「これだけ釣れてれば十分だろ? これらはあとで比叡に頼んで料理にしてもらえればいい」

 

「あの人の料理美味しいよね!」

 

 わたしは、料理そこまで上手じゃない……うーん、やっぱり指揮官は料理できる子のほうが好きかな?

 

「まあ着いてくるにせよ、ここで一枚撮っておこうか。グリッドレイ、タイマーセットするからカメラを貸して」

 

「え? あ、うん」

 

「グリッドレイ、こっちに並んで」

 

 3人で撮った海辺での写真。普段ならこういう組み合わせで取らないだけに貴重な一枚……

 

「さあ次へ行こう。寮舎辺りに行くか?」

 

「私もそれがいいと思う」

 

「わたしも賛成〜!」

 

 3人で雑談しながら話す。最近ロイヤルと重桜の子たちが増えてきたので少しくらい私達ユニオンの仲間が増えてほしいな、エセックス来ただろ、もっとどーんと増えてほしいの……なんて話をしてたら到着した。

 

 いつもの様に各々がリラックスしてるこの寮舎は指揮官が重桜出身だからか、和室の作りをしている。まあ他の所属の子もこの落ち着く雰囲気は気に入ってるそうね……

 

「さーて、写真に付き合ってくれそうな子は……」

 

「あら、指揮官さま?それにクリーブランドにグリッドレイも、ご機嫌よう」

 

「珍しい3人だな。何しているんだ?」

 

「エンタープライズさんにイラストリアスさん! こんにちは!」

 

「写真を撮って回ってるらしいぞ。私は港から合流してる」

 

 わたし達の艦隊で空母の出撃率1、2の2人は仲が良いらしくよくお茶会をしているそうなんだよね。私も御馳走になったことがあるけど楽しかったよ!

 

 ちなみに雷と電が可愛い衣装を着てたので隠れ撮りしてたのは秘密。指揮官に食べられちゃう、って言うのはよく分からなかったけどね?

 

「それなら、私達でも撮りませんか? 珍しい組み合わせで撮るのも悪くありませんわ。」

 

「同感だな。私達で早速……」

 

「ちょーっと待ったー!」

 

 5人で撮る準備をするとチャールズ・オースバーン…長い! オースバーンちゃんがビーバーズ隊を引き連れてやってきていた。

 

「せっかく写真を撮るならここにいる人で撮りましょ! そっちのほうがより正しいわ!」

 

「そうだそうだー! オーリックたちも混ぜろー!」

 

「あの、2人とも……注目集めちゃってるよ……」

 

「面倒い……帰っていい?」

 

「こんなに人がいるなんて……いたずらし放題だよね!」

 

 最後の子はいらないかなあ……いや嫌いってわけではないんだけどなんかこう……ね? うんまあ端的に言ってしまうとイタズラ自重して。

 

「おお、大所帯が来たな。指揮官どうする? 」

 

「どうするも何もオースバーンの言うとおりにしたほうが良いだろう。グリッドレイも、それで構わないな?」

 

「うん、みんなで良い写真撮れるならね!」

 

 確かに今回は皆とたくさんの写真を撮ることが目的だけど、たくさんだからといってきれいに撮れてないなんて許せない。そこは妥協するわけにはいかないのだ。

 

「わたしが中央ね!」

 

「どうでもいいから早くしよー……」

 

「指揮官さん、隣いいー?」

 

「ス、スペンスも……いいですか?」

 

「構わないぞ。ほら、サッチャーも大人しくしてな。」

 

「そんなー……よし、じゃあ指揮官。ほらだっこして!」

 

「んな無茶な……ちょっとイラストリアス、少し離れてくれ。その……」

 

「その……何ですか?」

 

「そこら辺にしておけリアス。指揮官が困っているだろう?」

 

「あらあら、仕方ないですね。」

 

「私もあれくらいあれば……って何を考えているんだ私」

 

「早く準備しないと間に合わないよー?」

 

 なんだかんだ言って撮った写真はきれいにみんな写ってた。確かに、指揮官の言ってた通りこういう写真をわたしが撮ることは少ない。

 

 その後もいろいろなメンバーで撮った。ポートランドさんは相変わらずインディちゃんを推してて一緒に写り込んできたり、鉄血のドイッチュラントさんがエイジャックスと一緒に指揮官を弄りに来たり、鳳翔さん、祥鳳さんとのんびりしたり……

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「大分写真も増えてきたな」

 

「そうだねー! こんなに撮ることになるとは思ってなかったよ!」

 

 今日だけで何十枚も撮ることになるとは思ってもみなかった。こうやって一つ一つの写真を見てみると……皆本当に良い笑顔で笑ってる。

 

 サラトガちゃんには勝てないけど、それでもすっごくかわいい笑顔。

 

「どうだ? こういう写真も悪くないだろ」

 

「うん。なんで今まで撮ってこなかったのか不思議なくらい……綺麗な写真ばかりだよ」

 

 でもこれらの写真ってちょっと違う。9割サラトガちゃんの写真なんてわたしは言ってたように、実際私も今まで他の子の写真を撮ってこなかったわけじゃない。

 

 他の駆逐艦の事は何度が撮ったことあるし、クリーブランドさんやエンタープライズさんをユニオンの集まりで撮ったことだってある。他の子もそう。

 

 もちろんその写真でも皆笑ってる。ただ、今日撮った写真はその笑顔がまた違うのだ。本当に……それぞれ似合う自然な笑顔。

 

 写真を撮るからとかそういったこと関係無しの、皆のいつもの日常を切り取ったような笑顔。良い写真ってこういう事を言うんだろうか。

 

 サラトガちゃんを撮っている時とは違う興奮。自分の好きな子の可愛いところを見つけるために追いかけてるいつもとは違う興奮を本当は、今まで何度か経験してたはずだ。誰かがいないと、物足りない気がしただけで。

 

「さて、最後の写真を撮ろうか」

 

「えっ、誰の?」

 

「決まってんだろ、お前だよ」

 

「わ、わたし? いやそんなの……」

 

「お前が写ってる写真見せてくれないからな、俺が撮ることにした」

 

「そんなことしなくたって良いのに」

 

 ……ほんと指揮官はこういう所は駄目だ。わたしなんかいいって言ってるのに、言うことを聞かずに私に色々してくる。わたしは可愛くないって言ってもそんなことないって言ってくる。

 

 サラトガちゃんがいなかった最初期の頃、わたしは他の子よりやる気無かっただろうし、実際それは態度に表れてたはずだ。それでも指揮官はわたしをこき使って出撃させる。

 

 それでちょっとぶつかった事だってある。サラトガちゃんが来るまでわたしは働かないよ、なんて言った時には『じゃあサラトガ呼ぶから待ってろ』

 

 そんなすぐ出るわけ無いじゃんと思って建造を見に行ってみたらものの見事に当ててきてドヤ顔してくる。……あの顔思い出したらムカついてきた。

 

 でもやっぱり、指揮官に沢山心配かけていたとは思う。一番心に残っているのは、何回か出撃して慣れてきた時。敵の弾を避けきれずに被弾してそれを無視して暴れ回って敵を倒して文句は言われないでしょって帰ってみれば怒鳴られた。

 

 『傷ついたなら無茶をせず仕切り直せ、そもそもお前の速さを活かすには無傷で戦場を駆け回る位にならなければいけないんだよ』

 

「ほら、笑えよ。顔が固いぞ、さっきまでの笑顔はどうした」

 

「やっばり一人で写るなんて耐えられない! ほら指揮官も一緒に!」

 

「俺が? いや俺は……」

 

「つべこべ言わずに、ほら撮るから! 笑って!」

 

 だから誰にも追いつかれないだけの速さと相手を観察することを覚えた。指揮官に無茶振りを振られた事だって一度や二度じゃないけど、全部乗り切ってきた。わたしの自慢の速さで。

 

 わたしは写真が好きだ。どんなに速くてもその一瞬を切り取ってそのままに出来るから。自分の好きな一瞬を追いかけるために速くなる必要はないから。

 

「……うんうん、よく撮れた! じゃあ早く現象してきて、一人一枚だよ~」

 

「分かった分かった。というかお前も一緒に行くぞ」

 

「仕方ないなー……分かったよ!」

 

 わたしはどれだけ速くなったとしてもあなたと同じ速度で歩きたいの、指揮官。サラトガちゃんだけじゃない、沢山の綺麗な写真をあなたと撮りたい。沢山の綺麗な笑顔を、このカメラに収めたい。

 

 きっとこの母港はこれまでも、これからも笑顔で溢れてるだろうから。





1年間放置してました……待っていた方はいないでしょうがすみません……

ただ投稿ペースが安定するとは思えません。次回いつ投稿するかはやる気次第です。すみません。


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