今回はオイゲンさん。ログボで皆もらう頼れる盾役!
改造ほしいなと思うこの頃です。
今回ちょっとキャラ崩壊してるかも
ふぅん……あんたが指揮官?どこまで楽しませてくれるのかしら?期待してるわ
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今日の出撃を終え解散してから私は、何となく海辺に来ていた。特に何かあるわけでもないが最近はなぜかここに来てしまう。
今日も沈まなかった。誰も沈ませることなく帰投できた。何の問題も無いこの結果が何時まで続くのか不安になる。
ここに来てから暫くになるけど、私自身このぬるま湯の様なふわふわした日常に慣れきってしまった気がする。前の生では、そんなことありえなかったと言うのに。
あの時の戦争……今の人みたいな姿でなく、れっきとした船であった頃の私は……幸運艦なのか、死神だったのか。
あれ程の激戦の中、数々の仲間の死を見送り……戦争が終わってから戦争とは関係ない、核兵器というものの実験で沈んだ。
何の因果があったのかは知らないが、二度目の生をもらった以上あんな終わりはしたくない。少なくともここの仲間だけは……
「む、オイゲン。またここにいたのか」
「あら、指揮官こそここによく来るじゃない。お互い様よ」
「違いない」
「何をしにここに来たのかしら」
「別に何も。ただ……ぼーっとしてたいだけさ」
「サボり?」
「仕事は終わらせた。別に構わないだろ……」
そう言って指揮官は私の隣に座る。彼も何か悩んでいることがあるのだろうか、少し暗めだ。
「何があったのか知らないけれど、働きすぎよ」
「少なくともまだ過労になるほどの仕事はしていないんだがなあ……そういうことじゃなくてな」
「ふーん……他の女の子のことかしら?」
「違うからそんな冷たい目で見ないでくれ……装備のことだよ。不知火から仕入れた金色の装備箱から良いのが出なくてな」
「噂では紫色の箱を金色に塗り直してるだけの箱も混ざってるらしいわよ?」
「……詐欺じゃないか」
「そんな事で頭抱えなくても良いのに……」
深刻な話ではないようでホッとする。正直指揮官が気落ちしているとこっちまで影響してくるから……
「昔からオイゲンは頼りになるな」
「指揮官よりは船の時も含めて、色々な経験してるもの。指揮官はまだまだひよっこさんだものね?」
本当はもう私が頼りにしてるくらいなのだけれど。最初の頃とは比べ物にならないくらい、指揮官の実力は向上してきている。
高難易度では指揮官の指示のおかげで切り抜けたところも何度かある。私の使い方、他の皆の使い方を知り尽くして、その場で一番良い答えを出してくれる。
「オイゲンも……何か悩みがあるのか」
「どうしてそう思ったの?」
「君も何か物憂げな顔をしている。それくらいならひよっこにだって分かるさ」
「もう……なら指揮官。場所を変えましょう」
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「それで私の部屋に来るのはどうなのかね」
「こっちの部屋にはピッパーがいるからうるさくなるし、それなら指揮官の部屋しかないでしょう?」
「本当にそうか……?」
「とにかくそんな事はどうでもいいの。……私の話聞いてくれる?」
「お前のペースでいいからな」
「ふふっ、ありがと」
そして指揮官にぼんやりとした危機感から来る不安を話した。いつか誰か急に沈むのではないか、私は戦場ではないどこかで朽ち果てるのではないか、私は誰も守れずに一人だけ生き残るのではないか……
指揮官は、真剣な顔で聞いている。何度も頷きながら、私が話し終えてから少しして、口を開いた。
「最近の戦闘の激しさは前と比べ物にならないからな……直接肌に感じている君たちにとっては今更な話だが」
「指揮官は、どうなの? そういう不安はない?」
「昔からずっと考えてるさ。君たちをKAN-SENとして仲間に迎え入れた、あの時から」
「指揮官ってよく最初の話をするわよね。それだけ昔に何か思い入れがあるの?」
「最初だからこそ思い入れがあるんじゃないか」
「そういうもの?」
「初心にいつも立ち返る。新しい子が来たり、新たな敵が来たとしても基本は初めの頃から変わらない。君たちを指揮して、勝利を刻む」
「本当に指揮官は勝ち続けられると思っているの? 誰も失うことなくセイレーンを倒す事ができる……と?」
私には分からない。私達も強くなってきてはいるが、それは敵も同じ。いつも勝ち続けられるわけじゃない。
私は火力が出ないから、敵を殲滅するのは他の子に任せるしかないのが歯痒い。出来ることと言えば他の子に弾が行かないようにこの身で守るのみ。
これが私の役割と理解している。それでも仲間も敵も強くなるのに、この役割だけじゃ足りない。力をつけれないのならまた私は……置いていかれる。
「出来ると信じている……わけではない。私は神ではないからな」
「そう……」
「だからといって立ち止まるわけにはいかない。守るべきものがあるからな」
「守るべきもの……」
「私たちは人間とKAN-SENである前に、軍の人間だ。であるならば……民間人を守るのが使命だ」
「……それだと私たちが沈むのは仕方ないと取られそうね」
「ああ、そうだ。……私は君たちを沈めると分かっていても出撃させるだろう。救うべき人がいるならば」
「酷い指揮官ね」
「だが……そんな事態を起こさせないように努力するのは私の仕事だ。そしてそれを手伝ってくれるのは君たちだ。違うか?」
「……そう、そうね。私は……そのために生まれてきた」
ちょっと弱気になり過ぎてたのかもしれない。私たちが沈む時、それは歩みを止めた時だ。成長しなくなった時だ。
私たちが守るべき人を守りきれないなんて事態を起こさないように強くなるのだ。仲間を犠牲にする必要が無くなるくらい……
船の時、私が最後に参加した作戦だって、市民を助けるための戦いだった。最後まで抵抗し続けたのは守りたいものを意地でも守るため。
「……どうやら、少しは納得のいく答えを出せたようだな」
「ええ、ありがと指揮官。お陰様でマシになったわ」
「これくらい別に構わない」
「そうだ、この後一緒にお酒でも飲まない?」
「……お前そんなに酒に強くないだろう」
「いいじゃない、酔っちゃっても」
味方が沈む心配をして私が弱いだなんて嘆いても、結局今は変わらない。だったら私に出来ることを尽くそう。指揮官と出来ないことについて相談するのはそれからでも遅くない。
私の得意なことは誰かを守ること。ならば、何者にも破られぬ盾でいよう。後ろにいる誰かのために敵を誰も通さない、そんな盾に。
「仕方ないな、少しだけだぞ」
「話がわかるじゃない」
あんたは
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「指揮官~もう一杯♪もう二杯♪もっと飲んじゃえ~」
「もう酔ったのか……」
「何よそんな顔して、ほらさっさと飲む飲む!」
「ええい押し付けるな酒が溢れる」
やっぱりお酒はいいわね〜飲んでると、さっきまで悩んでたのが馬鹿らしくなってきたわね。皆が沈んでしまうかもしれないとか我ながら悲劇のヒロインにすらなれないわ。
……お酒に関しては正月に重桜のお酒を飲んでからはまってしまったのだけどこういうのは鉄血にはあまりないから好きよ〜指揮官と飲めてるから更に美味しいのかもしれないけど!
「オイゲン、さっきから瓶を開け過ぎだ……そろそろお開きにするぞ。」
「しょうがないわね〜なら指揮官、おんぶして部屋まで送って」
「そんな事できるわけ無いだろう。というか君歩けるだろ」
「やる気が出ないの。ほら早く」
「ピッパーにまた怒鳴られるのか……」
そう言いながらも指揮官は私を背負ってくれる。……暖かい。背中はこんなに広かっただろうか。とても安心する背中。
「匂いを嗅がないでくれ、恥ずかしい」
「私は恥ずかしくないし、この匂いは少なくとも私は好き」
「素面に戻ったときが大変だなこれは……」
もっと彼に甘えたい。今は私だけを見てほしい。そう思って私は更に彼にくっつく。あててんのよ、なんて。
「急にどうした。落ちないような背負い方にしてる筈だが」
「離れたくないの。それくらい察しなさい」
「んな無茶な……」
二つの鼓動を感じる。私のものと、指揮官のもの。私のものはかなりの速さで打っているのに、指揮官はあまり変わってなさそう。ずるい、ドキドキして欲しい。
首筋に顔を埋める。彼の匂いで満たされる。それで私は幸せになっちゃって、安い女だな等と頭の片隅で思いつつ、やめられない。
「これはもう部屋に送れないな……仕方ない、ここのベッドを使いなさい。私は」
「あんたもここで寝るの。当たり前でしょう〜」
「その当たり前大分おかしいな?」
何時から指揮官のことを気になり始めたのか……そうだ。
指揮官は頑張ってるのに貴方ときたら……なんて言われちゃったから、どれだけ頑張ってるのかこの目で見たくなったのよね。
ちょっと不器用だけれど、やりやすい方法を模索し続けてる姿がちょっと可愛くて、それ以降気分が乗ったときに手助けしてて……
私から沢山の事を教えたつもりだったけど、同時に指揮官にはたくさんのことを教えられた。そのせいで私がただのプリンツ・オイゲンではなく、指揮官のプリンツ・オイゲンになった。
ここが私の新しい場所で……わたしの守るべき場所なのだと心に刻んだ。それと同時に指揮官は私の心に入り込んできたのだ。特別な存在として。
「じゃあおやすみ指揮官〜離れちゃだめよ〜?」
「分かった分かった、おやすみオイゲン」
だから私も彼の心の中に入り込めてたら嬉しい。本当に私が一番守りたいものは……あなたなのだから。
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「ん……あら、もう朝なのね」
窓から少し日差しが入り込んでいる。隣を見れば結局何もせず寝たままの指揮官がそこに……はあ、私って魅力ないのかしら。
私は酔ったりはするが、それでも意識はあるし記憶もある。ちょっと心の中で思ってることが口に出やすくなるだけで酔った私が誘っているのはただ本心を明かしてるだけだ。
それでもこの理性の塊はまったく……好きな人じゃないと手を出さないのは分かっているのだけれど、女心を分かってほしいわね。
「寝顔を見ていられるのは幸せなんだけれど」
どうしたらこの好意は伝わるのかしら。好きってはっきりいうのは負けた気分になるから嫌なのよね……なんて、こういうことを考えている今が私は好きだ。
船だった私が、普通の女の子みたいに誰かを好きになってどうしようか悩んでるなんて……誰が想像しただろうか。
きっとこれからも悩み続ける。どんな結果になるかは分からないけれど、それでも私は歩み続ける。指揮官と共に。
今は鉄血の仲間だけじゃない、沢山の仲間がいる。共に、この幸せを守ろうとする人がいる。今度は絶対に負けない、例え弾も燃料も尽きようとも私は生き延びよう。
「うん……もう朝か、おはようオイゲン」
「おはよう指揮官。まったく、あんたは男なのかしらね」
「朝から何の話をしているんだ、ほら支度するぞ」
「分かってるから……その前にこっちを向いて?」
彼が振り向くと同時にその唇を奪う。こんな大胆な行為を朝からするなんて、まだ酔っ払ってるのかもしれない。
でもさっき思いついてしまったのだから仕方ない。私という存在を指揮官に残すにはもう言葉だけでは足らないと思ったから。
「オイゲン、お前……」
「したくなってしまったの。嫌だったかしら?」
「……君は構わないのか?」
「構うはずないじゃない。ここまで来て分からないなんて言わせないわよ」
「昨日我慢してた私が馬鹿らしい、狙ってたな?」
「気づくのが遅いのよ鈍感」
そんな鈍感を好きになってしまった私も私だ。だからこれからはもうちょっと素直に甘えてみよう。お酒を飲んでいるとか関係なく。
前から変わってしまったと思った私だが、もっと変わる必要があるんだと思うと少し笑えてくる。まだまだ満足するには早いんだなって。
「鈍感な指揮官には、しょうがないから私がついてあげるわ」
「頼むぞオイゲン。これまでと同じように、これからも」
「当たり前よ。だから離れるんじゃないわよ?」
ゆっくりでいい。ちょっとずつ歩み寄るだけでいいのだ。この先の道はまだ誰にも決められないのだから。
このやる気がいつまで続くかによってこの小説の運命は変わるな……
あと主人公の感じや話のまとまりのなさは作者の文才の無さが原因です。ごめんなさい