ダンガンロンパ~黄金の言霊~   作:マイン

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仕事でうまくいかなかったので気分転換に連日投稿します。
筆が乗った時にはまたやるかもしれません


追撃のモノクマ

「………」

「………」

「………」

(…あ、アンタなんか言いなさいよッ!)

(ええっ!?俺に振るか普通よぉ~…?)

 別の道を探して歩く道すがら、こまる達は一様に無口であった。特に腕輪をした3人の顔には不安の色がありありと浮かんでいる。それも当然であろう。自分たちの腕についているのは、この街に縛り付けるための『首輪』であると同時に、いつ自分たちの命を奪うやもしれない『爆弾』でもあるのだから。しかしそれでも、微かな希望を求めて5人は歩き続けた。

 

 やがて、先ほど出てきたホテル前まで戻ってくる。

 

「どうしよう…ここから」

「こうなれば、街の中心部に向かうしかないだろう。この街は『塔和グループ』が支配する街だ。この混乱の中でも、あれだけの規模の企業ならばなんとか存続している可能性がある…」

「…可能性があるっつーんなら、それに賭けてみるほかねえなぁ」

「だ、だったら…確か、そのホテルの向こうから街中に繋がってる道が在った筈よ。そこを通っていけばいいんじゃない…?」

「…うし!だったら行ってみようぜ!」

 皆が同意し、腐川の見つけたという道から中心部を目指す。しばらく進み、やがて少し開けた交差点へと出ると、そこにはたった一つ明りの点灯した建物が存在した。

 

「…あ、あれ『交番』じゃない?」

「ホントだ!『サイレン』が光ってる!」

「珍しいな、『屋根の上にサイレンが点いた交番』など…」

「…ちょっと」

「ああ、分かってら…!お前ら気をつけろ、そのサイレンなんかやばいぜ!」

「え?」

 ホル・ホースの警告と同時に、交番の上のサイレンが『ひょっこりと立ち上がる』。

 

ウー…ウー…!

「え!?な、何!?」

「あ、アレは…!」

 やがて鳴り響くサイレン音とともに、そのサイレンは下へを降り立ちその全貌を明らかにする。

 

 

 

『大変だ大変だー!』

 本来なら黒の部分は『黄色と黒の縞模様』になっており、頭頂部には赤く明滅する『サイレン』、背中には広範囲に鳴り響かせるための『音響装置』のようなものを背負った、一見闘う武器を持っていないそれ、しかし人数の増えた今のこまる達にとっては最悪の存在、索敵と警報を目的としたモノクマ『サイレンモノクマ』の登場であった。

 

「な、なんだコイツ!?」

「ちょ、ちょっと…完全に嫌な予感しかしないんだけど…」

「奇遇だな、俺もだ」

 けたたましく鳴るサイレンに皆が冷や汗を垂らす間もなく

 

『それいけー!』

『キャッホーッ!』

『コラーッ!』

 サイレンモノクマの指示と共に交番の奥や建物の上から大量のモノクマが押し寄せてきた。

 

「きゃあッ!?ふ、増えた!?」

「やっぱりコイツ仲間を呼ぶやつか…!石丸、坊主!隠れときな!」

「わ、分かった!」

「済まない…」

「ど、どうしましょう!?」

「どうするもこうするも…やるしかないだろ!いくぜ腐川の嬢ちゃん!」

「…ああもう!分かったわよ!……ヒャッハーッ!虐殺タイムだ!」

 『皇帝』を抜いたホル・ホースと、腐川と入れ替わったジェノサイダーは襲いくるモノクマの群れへと躍り掛かる。

 

「嬢ちゃん!雑魚は俺とジェノサイダーでなんとかする!お前さんはさっさとそのやかましい奴を仕留めろ!…できるだけ早く頼むぜ?」

「わ、分かりました!」

 二人がモノクマを引き付けてくれている間に、サイレンモノクマを仕留めるべくこまるはハッキング銃を向ける。

 

「喰らえッ、『コワレロ』!」

ズギュン!

『あふう!』

「左目外した…もう一発!」

ズギュン!

『いや~ん!』

ヒラリ

「躱された…!」

 短時間で仕留めるべく弱点の『左目』を狙うが、それが災いしてかあちこち逃げ回るサイレンモノクマを捉えきることができない。

 

「何してんだ姉ちゃん!そんなやつさっさとやっつけちまえよ!」

「無理もない…。訓練された警察官ですら生死がかかった状況で動く的を撃ち抜くのは至難の業だ。加えて苗木さんは全くの素人…そううまくはいかんよ」

「ちぃ…!嬢ちゃん早くしてくれ、おいちゃんそろそろくたびれてきたぜ…」

「そ、そんなこと言ったって…」

「ちまちまやってねーで『止まったところをズドン』と片付けちまえよッ!」

「そんな簡単に……」

 ジェノサイダーの言葉に、なにかを閃いたようなこまる。

 

「そうだ…止まらないなら、『止めればいい』!」

 こまるはハッキング銃をサイレンモノクマではなく『道路』へと向ける。

 

「これでどうだ!?『ピタリ』!」

 こまるの声と共に放たれたのは、通常の『コトダマ』ではなく『イン・ア・サイレント・ウェイ』の能力が籠められた『スタンド弾』。そしてそれは道路に命中し、一瞬光ったかと思うと…

 

『すたこらさっ…はれ!?』

「こ、コイツは…!?」

「う、『動けねー』!?」

 その一帯で道路に足をつけているもの全てをその場に文字通り『ピタリ』と釘付けにしてしまった。

 

「動きが止まった!今だ!」

ズギュン!

『また来週~…』

ドガァン!

 サイレンモノクマが足を止められつんのめったところを、すかさずハッキング銃を構えて『左目』に『コトダマ』を撃ちこみ破壊する。

 

「能力お終い!…こっちは終わったよ!」

「…やるじゃねえか嬢ちゃん!おじさんもこれで…ラストだ!『皇帝』!」

「『メタリカ』!針グマの刑だぁぁぁぁッ!!」

『うぎゃあああ~!』

 すぐさま能力を解除したことによりモノクマより一瞬早く動いた二人により、残ったモノクマも全て撃破された。

 

「お、終わったのか…」

「…ッツハァ~、しんどかったぁ~…」

「すっげぇなこまる姉ちゃん!スタンド能力ってあんなこともできるんだな!…っくぅ~、俺もスタンド使いだったらなぁ~!」

「アハハ…」

「……ハァ、やれやれね。それよりほら…交番の奥に道があるみたいよ」

「…あ、ホントだ……って、誰か来るよ!?」

 一息ついたのも束の間、腐川が指差した交番の奥から、誰かが走り寄ってくる。

 

「…あ、アイツ…!」

「あの仮面は…奴らの…!」

 やって来たモノクママスクの子供は、警戒する一同を気に掛けることなくこまるの前にやって来ると、こまるの手にしたハッキング銃を指差す。

 

「……」

「…またこれを貸してほしいの?」

「…(コクッ)」

「うん、いいよ…」

「お、おい!大丈夫なのか!?」

「だ、大丈夫ですよ、多分…。この間もこんな風に弾の補充とかしてくれましたし…」

「こいつらが?なんで…?」

「さあ…?」

 そうこうしているうちに、以前と同じようにメモリーチップをハッキング銃に挿入し、電子音が鳴るとそれを取り出して再び銃をこまるへと返すと、子供は無言で走り去っていった。

 

「…行ったな」

「なにが目的だったのだ?」

「…また弾が補充されてる……あ」

「どうしたんだ?」

「…『コトダマ』が増えてる」

「え?」

 こまるが確認している画面には、今までの『コワレロ』と『ウゴケ』の他にもう一つ、新たに『オドレ』という『コトダマ』が表示されていた。

 

「『オドレ』って…なんだろ?」

「そのまんまなんじゃあねえか?モノクマを『踊らせる』弾なんじゃねえの?」

「…何故踊るのかは分からんが、うまく使えば敵の動きを止められるのではないか?」

「だったら、さっきみたいなときは役に立つんじゃないかな?」

「…それならアレとやるまえに渡しなさいよね。ホント気が利かないガキ共ね…」

「アハハ…まあ役に立ちそうだからいいんじゃあないかな?とにかく今は先に進もうよ!」

「そうだな…。あのガキが来たってことはあの交番の先がどっかに繋がってんだろ。とりあえず行くとすっか」

 こまるに促され、皆は交番の奥からその先へと進む。奥を抜けると、開発途中の区域に出ることになり、足場の悪い道を協力して乗り越えながら街の方へと向かう。

 

「あだだだッ!…あ、アンタ重いんだから早く登んなさいよッ!」

「お、重くないよッ!これでもクラスじゃ痩せてる方なんだよ!」

「遅っせぇなあ。これぐらいパパーッと登ればいいのに」

「君と比べても仕方ないだろう」

「うおっとっと…、ハァ、俺もトシだねぇこりゃあ…」

 乱雑に積まれたコンテナ街を上り下りしながら5人は先に進む。

 

「…はぁ、何でアタシが踏み台にならなきゃいけないのよ。白夜様なら喜んで踏まれるけど、なんでアンタみたいなお子様を…」

「…そういや思い出したんだけどよ、十神の坊主がこの街に来たのって匿名の情報が入ったからなんだよな?」

「え?そうだけど…」

「つーことはだ、その情報の送り主が誰かは分からねえが、そいつは少なくとも『この街にいた人間』ってことなんだよな?」

「…そうね。じゃないとこいつらがこの街にいることを知ることなんてできっこない訳だし…」

「そこなんだよ、俺が気になってんのは」

「え?」

「どういうことですか?」

「嬢ちゃんたちは、どっかのマンションに閉じ込められて外の情報なんかまったく知らなかったんだろ?」

「あ、ああ…。確かにあのマンションでは生活する分には問題の無い物資はあったが、外の情報を得る機会など全くと言っていいほど無かった」

「それがなんだってんだよ?」

「よく考えてみろ、『中にいる奴が外の事を分からない』ってんなら、『外の奴が中にいる奴のことを知らない』のが普通なんじゃあねえのか?しかも『要救助民』全員がそのマンションに閉じ込められてたってことは、そのマンションはお前らを閉じ込めてた奴らが『管理』していたってことだ。…その状況で、どうして他の奴がマンションの中にいる奴のことを知ることができる?」

「あ…!」

「それだけじゃあねえ、未来機関がこの街に到着したのを見計らったみてーに、モノクマによる暴動が始まった。偶然にしちゃあ出来すぎだと思わねーか?」

「…と、いうことは」

「俺たちを閉じ込めたのも、その未来機関ってのに情報を流したのも、全部ガキ共の『罠』だったってのか!?」

「…その可能性は捨てきれないわね」

「で、でもなんでそんなことを!?ていうか、なんで子供たちが未来機関のことを知ってたの?未来機関に恨みでもあるの?」

「さあなぁ…。ま、あくまで可能性だ。もしかしたら本当に『善意の協力者』ってのが居て、そいつに対する報復としてガキ共がモノクマを放っただけかもしれねえ。…とはいえ腐川の嬢ちゃんの言うとおり、その可能性を捨てきれねえのも事実だがな」

「ううう…もう面倒事は嫌だよぉ…」

「安心しなさい、あのガキ共と関わった以上面倒事なんて勝手に増えていくわよ」

「ふぇええ~ん…」

 またもや増えた頭痛の種に頭を悩ましながらも5人は先へと進んでいく。やがてコンテナ街を抜けると、少し開けた広場のような場所へと出た。

 

「さて、ここはどのあたりなのだろうか…」

「この街って東京より入り組んでるからワケ分かんねーよ。なにか『目印』みたいなもんとかないかな?」

「目印……あ!あれ!」

「ん?」

 こまるが指差した先にあったのは、『地下鉄の出入り口』であった。

 

「成程、地下鉄か…!」

「そうですよ!あれなら今どこにいるのかも分かりますし、電車に乗れば他の駅に…」

「馬鹿、この状況で電車が動いてる訳ないでしょ」

「あ…」

「…だがよ、線路に沿って歩けば他の駅には行けるんじゃあねーか?」

「あ、そっか!」

「だったら早く行こうぜ!」

 喜び勇んで出入り口へと向かうこまると朝日奈。しかし…

 

 

『ジジ…ジッ…!』

「…ッ!!嬢ちゃん、坊主ッ!そこから離れろォッ!!」

「「え?」」

 ホル・ホースの叫びに二人が思わず足を止めた瞬間、

 

『シャギャアアアアッ!!』

ズドンッ!

「うわっ!?

「ひえっ!?」

 怪鳥のような雄叫びと共に二人の前に何かが飛来する。

 

「な、何…!?」

 思わず尻餅をついたこまるの眼前に居たのは

 

 

 

『ギャオオオオオーッ!!』

 胴体から伸びた蜘蛛のような長い手足で地面を這いまわる不気味極まりない存在。つぶらだった右眼は醜く潰れ、飛び出た眼球はぎょろぎょろとせわしなく動き回る。ところどころひび割れた体から体液のようなオイルを撒き散らしながら叫ぶそれこそ、『モノクマ版フランケンシュタイン』とでも言うべき怪物、『ジャンクモノクマ』であった。

 

「ひいいいいいいいいッ!!?」

「ふ、二人ともッ、早く逃げろッ!」

「ね、姉ちゃん早く…!」

 若干腰を抜かしながらもこまるの手を引き逃げようとする朝日奈に

 

『シギャアアッ!』

「う、うわあッ!」

 ジャンクモノクマが地を這う蜘蛛のように迫り、その鋭い牙で噛みつこうとする。思わず目を瞑る朝日奈、その時

 

 

 

 

 

 

「…『オドレ』ッ!!」

ズギュンッ!

『ギャオッ!?』

 ちょうど懐に潜り込む形になったこまるが至近距離から『コトダマ』を撃ちこむ。撃ちこんだ『コトダマ』は『オドレ』、その信号にハッキングされたジャンクモノクマは…

 

 

『…♯@+%$*h?』

「…へ?」

 糸の絡まったマリオネットの様にその場でちぐはぐなダンスを披露することとなった。

 

「今のうちッ!」

「う…、うん!」

 ジャンクモノクマが踊っている隙に、二人は急いでその場から腐川たちの元へと引き返す。

 

「だ、大丈夫かね?」

「なんとか…こまる姉ちゃんのおかげで助かったよ、サンキュー!」

「やるじゃあねえか嬢ちゃん、あの状況で反撃するたぁなかなかできることじゃあねーぜ」

「えへへ…」

「…アンタ、あんな悲鳴あげといてよく撃てたものね。思ったより胆が据わってんじゃあない…」

「あ…。あれは…その、あんまり怖すぎて、一周回って逆に落ち着いたって言うか…」

「…前言撤回よ、やっぱアンタただのおバカだわ」

「そんなぁ…」

 互いの無事を確認し合っていると、『オドレ』のプログラムから解放されたジャンクモノクマが奇声を上げて皆へと迫る。

 

『ギャガァァァァァッ!!』

「うおっ!もうお目覚めかい、思ったより効き目が短けーなぁ…」

「ど、どうしよう腐川さん!」

「どうするもこうするも…殺るっきゃねーに決まってんだろーがァァァッ!!」

「や、やっぱりそうなるの…?」

「腹括りな嬢ちゃん、来るぜ!お前らは下がってな!」

「わ、分かった!」

「ううう…!」

 非戦闘員の二人を下がらせ、3人はジャンクモノクマを取り囲む。

 

「いいか嬢ちゃん、やたらめったら撃つんじゃあねえぞ!一人にヘイトが集中するのを避けろ!お互いの攻撃の合間を埋めて、間髪入れず叩き込め!」

「は、はいっ!」

「あーあー、ごちゃごちゃメンドクセェなあコンチクショウッ!!」

 ホル・ホースの指示の元3人は互いに攻撃のタイミングをずらしジャンクモノクマの注意を拡散させその場に釘付けにする。時折再び『オドレ』の『コトダマ』を撃ちこんだりもして反撃を許さなかったが、そう簡単にはいくわけではなかった。

 

『グギャアアアアッ!!』

「こ、この野郎…どんだけタフなんだよッ!もう『エンペラー』3セット分は撃ちこんだぞこのバケモン!」

「えいっ、えいっ!…うう、まだ倒れないのぉ…」

「泣き言抜かしてんじゃあねぇッ!さっさとぶち殺しやがれぇ!」

 結局、悪戦苦闘の末約3分かけてどうにかジャンクモノクマを撃破することができたのであった。

 

『グガガ…ガ…』

チュドォォン!

「はぁはぁ…や、やっつけた…んだよね?」

「……どうにかね。けど面倒極まりない奴だったわ…。もうあんなのは御免ね…」

「んな甘くはねえと思うけどなぁ…」

「と、ともかく!これで邪魔な奴は全部やっつけたんだよな?じゃあ早く地下鉄に行こうぜ!」

「うむ…」

 増援が来る前に、5人は急いでホームに入ろうとする。が…

 

「…え!?嘘…」

 いざ入ろうとしたホームの入り口にはシャッターが下りており、入れなくなっていた。

 

「ふぎぎぎっ!…だ、駄目だ、鍵が掛かってる…」

「なんということだ…」

「そんな…また引き返さなきゃだめなの…!?」

 悲観するこまる達。そこに、腐川が遠慮がちに声をかける。

 

「…開けるだけならなんとかなるわよ」

「え!?」

「ま、マジか!」

「アタシの『メタリカ』は『鉄分を操る』スタンドだから、その気になればその辺のガラクタで『合鍵』を作ることぐらい訳ないわよ…」

「あー…、そういやそんなこともやってたな」

「じゃ、じゃあ腐川さん!お願いしていい?」

「わ、分かったわよ。仕方ないわね…」

 腐川はその辺に落ちていた金属片を拾い上げると、シャッターの鍵穴にあてがい『メタリカ』を発動させる。すると、金属片はまるで粘土の様にグニャグニャと曲がり、やがて鍵穴にぴったりと嵌り込み、腐川がそれを捻ると

 

カチャリ

 いとも簡単にシャッターが開錠される。

 

「…開いたわよ」

「よっしゃー!…ふんがーッ!」

 朝日奈が力強くシャッターを引き上げると、今度はあっさりとシャッターは開き、その先へと続く階段が姿を現した。

 

「これで、この階段を下りて地下鉄に行けば、助かるんだよね?」

「そうであって欲しいが…」

「そ、そんなの分からないわよ…。むしろ、逆に危険に巻き込まれる可能性だって…」

「じ、じゃあ…やっぱりやめた方がいいのかな?」

「何言ってんだよこまる姉ちゃん!助かるかもしれねえなら、危険でも行ってみるべきだろ!ここでうだうだ言っててもしょうがねえって!」

「ま、そういうこったな。どの道先に進むしか選択肢は今のところねえんだ。だったらいっそ、罠と承知でも飛び込んでやろうじゃあねーか。日本のコトワザでも言うだろ?『虎穴に要らずんば虎児を得ず』ってな。男は度胸、なんでもやってみようじゃあないの」

「アタシたちは女なんだけど…」

「女もそうさ。肝っ玉がでかい女の方がモテるんだぜ?」

「で、でも…」

「…ああ、もう!イライラするわね、行くのか行かないのかハッキリしなさいよッ!」

「……他に行くところもないんだよね?…うん、行ってみよう!」

「…最初からそう言いなさいよ」

「よし来た!んじゃ行ってみようか?」

「そうだな」

「うっしゃあ!」

「うん、行こう…!」

 危険を承知の上で、こまる達は階段へと足を踏み入れて行った。

 




執筆中に「もし希望ヶ峰小学校に【超小学生級のリーダー的存在 たけし】がいたら…」なんて妄想が湧いてきた
知ってる人しか分からない上にすんげーキャラ崩壊起こすかもしれないけどまず間違いなくハッピーエンドになるかもしれない

誰か書いてくれないかなぁ…(チラッチラッ)
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