ただ思うところがあるのなら、新キャラ全員濃すぎて作品内で制御できる自信がない…。流石小高さんだわ、喰い気味でダンロン3編やろうかと思ったけどおとなしく放送が終わるのを待とう…
ところでPVで十六夜がクナイ持ってたり宗像が刀持ってるのを見てペルソナみてーと思いつつも、苗木君にもスタンドと吸血鬼ボディー以外の「武器」があってもいいかな?とも思うんですが…どうでしょう?
相性がグンバツにいいのはやはり「銃」ですが、確実にミスタのお株を奪ってしまう…。…いっそドイツ軍にでもトンチキ兵器を作らせようか…
「ふ、腐川さ…」
「シャオラァッ!」
「ッ!?きゃ…ッ!」
腐川に歩み寄ろうとしたところに投擲された鋏が足元に突き刺さり、こまるはその場に尻餅をついてしまう。
「気ィ抜いてんじゃあねーぞデコマル…!百万分の一秒でもボケッとしてるとそのエロボディ、パーツごとにバラしちまうぞ?」
「腐川さん…!?」
「お、おいふか…じゃねえジェノサイダー!テメェいい加減に…」
「おっと、貴方の相手は僕だよ…」
「あん…?」
ピィン…!
二人の間に割って入ろうとしたホル・ホースに、狛枝はポケットから小銭を取り出しそれを弾き飛ばす。
「コイン?…ッ!ヤベェ!」
一瞬なにかと思ったが、即座に狛枝の『スタンド能力』を思い出したホル・ホースは体を捻って倒れ込むように距離をとる。…直後
ボォンッ!
「どぉわッ!?」
狛枝の弾いたコインが爆発し、直撃は避けたものの爆風でホル・ホースは地面に叩きつけられる。
「ほ、ホル・ホースさん!」
「うぐッ…!そいつが、噂の『キラークイーン』かい…!?」
「ホル・ホースさん。貴方は今回は僕と同じ『見届け人』なんだよ。今まで彼女を守ってくれたことには感謝してるけど、邪魔されるのはいただけないんだよね…。だから…どうしてもって言うなら、僕が相手になるよ」
張り付けたような笑顔のまま、狛枝はホル・ホースに向き合い己のスタンドの『キラークイーン』を出現させる。
「抜かせ小僧…!俺はキャットファイトは大好物だが、マジの殺し合いはノーサンキューなんだよ。ジジイだからってなめてっと…?」
痛む体をなんとか起こして『エンペラー』を構え、狛枝に照準を合わせたホル・ホースは、視線の先の『キラークイーン』に『違和感』を感じた。
(…なんだ?アイツのスタンド…なんだって『左腕がない』んだ?確かにアイツの左腕は怪我でもしてんのか使いモンにならねーみてーだが、だからってスタンドのビジョンにはそんなことは影響しねえ筈だ。実際、ポルナレフの野郎がディアボロに下半身を持っていかれた後でも、『シルバー・チャリオッツ』の下半身は動かねえだけでそのままだったっつー話だ。なのに何故アイツだけが…)
「…どうしたの?こないんだったら別にいいんだけど…」
「…チッ、考えるのは後か。お望みどおりやってやるよッ!」
ドォンドォンッ!
狛枝目掛け放たれた『エンペラー』の銃弾に対し、当の狛枝は避けようともせずその場に立ったままであった。
「避けない…!?なんの真似だ…」
「貴方のスタンド能力はもう知っている。『変幻自在に変化する弾丸』…精密な動きはできないみたいだけど、それでも簡単に避け切れるものじゃあない」
「…けど、『キラークイーン』は既にその『石畳』に触れている…!」
「何…ッ!?」
「点火!」
ボォンッ!
狛枝の合図と共に足元の『石畳』の一部が爆発し、その爆風はちょうど『真上』を通り過ぎようとした『エンペラー』の銃弾を巻き込み吹き飛ばした。
「ぐおおッ!?」
『エンペラー』は『弾丸』も含めてスタンドである。当然弾丸が喰らった熱と衝撃はホル・ホースにもフィードバックされホル・ホースはその場に崩れ落ちた。
「く、クソが…ッ!」
「おや、『弾丸へのダメージ』でも効果があるのか。それは知らなかったなあ。ミスタさんの『セックス・ピストルズ』とはまた一長一短の欠点だね…」
「…テンメェ…ッ!」
「おっと、無理しない方がいいよ。フィードバックとはいえ結構なダメージが…」
「知るかよ…!オッサンにもな、『意地』があんだよ…。オメーみてーな…『ダチ』から『目を背けちまった』ヤローになんざ負けてたまるかってんだ…!」
「………」
「…今、なんて言った?」
「あん?」
ホル・ホースの悪態を聞いた瞬間、狛枝の張り付いたような笑みが剥がれ落ちた。
「僕が、目を背けた?『彼』から…?」
「…おうよ。実際そうだろうが。ダチが苦しんでるときに、テメーらは傍に居てやろうともせずに『絶望』なんかに堕ちやがって…。んな薄情モンなんざに負ける訳には…」
「…にがッ、分かる…ッ!」
「はぁ?」
「お前に…何が分かるって言うんだッ!!」
『狂気』から一変、『激情』を瞳に宿した狛枝は一目散に駆け出しホル・ホースに殴り掛かる。
ドゴッ!
「ぐふッ!?」
「お前に僕たちのなにが分かるッ!?」
バキッ!
「おう…ッ!」
「かけがえのない『友達』が、自分自身すらも失くしてしまうそうになっている時に、何もできなかった僕の気持ちが分かるか!?」
ゴスッ!
「ぐが…ッ!」
「『絶望』が自分を蝕んでいくのを感じながら、それでもなけなしの『希望』を信じて抗おうとした僕の気持ちが分かるのかッ!?」
メキャ…ッ!
「う、おお…ッ!」
「やっとの思いで『希望』を手にしたのに…その『希望』に裏切られた、僕の気持ちが分かるか…分かってたまるかァァァァッ!!」
…ガシッ
「ッ!」
馬乗りになってホル・ホースを滅多打ちにしていた狛枝の拳を、寸でのところでホル・ホースの手のひらが受け止める。
「知る…かよ…ッ!テメエに何があったのか、何がテメエを『絶望』させたのか…んなことはどうだっていい。だがな…俺だって黙ってオヤジ狩りされるほど甘くはねえんだよッ!」
ドムッ!
「ぐはッ!?」
狛枝の腹を蹴飛ばして引きはがすと、ホル・ホースは立ち上がり起き上がった狛枝にファイティングポーズをとりながらニヤリと笑う。
「一度言ってみたかったんだよな。…こいよ若造、スタンドなんか捨ててかかってこい!」
「…どういう、つもりだい?」
「何、『こっち』の方が性に合ってるんでな。…それともなんだ?こんなオッサン相手に喧嘩するのが怖いか?…『薄情モン』」
「…ッ!違う…、僕は…僕は、『彼』を見捨ててなんかいないッ!見捨てるわけが…あるもんかぁぁッ!!」
ホル・ホースの挑発に再び激昂した狛枝はまたもスタンドを使うことなくホル・ホースに殴り掛かっていった。
「ホル・ホースさん!」
「嬢ちゃん、こっちは気にすんな!お前さんは…その『バカ』をなんとかするんだッ!」
「なんとかって…言っても…」
ホル・ホースの様子を見ていたこまるであったが、そう言われて再び目の前のジェノサイダーに視線を戻す。
「…腐川さん」
「ふーん…あの似非まー君があんな見え透いた挑発に乗るなんてねえ。あの白髪頭もなーんか『事情』があるっぽいけど…ま!そんなことはどうでもいーけどな!肝心なのは…テメーが今ミンチになるかどうかってことだろ、デコマル…?」
「なんで…なんでこんなことになっちゃったの…!?」
「いつまでもゴチャゴチャと弱音吐いてんじゃあねーぞ。今のアタシはテメーの『敵』だ。今迄通り、死にたくなけりゃ死ぬ気でかかってきな。…アタシはあのガキ共みてーに『油断』なんかしねーぞ」
「……!」
覚悟を決めたように、こまるはハッキング銃の銃口を腐川へと向ける。
「…やっとその気になりやがったか」
「分からないよ…。なんでこんなことになっちゃったのか、どうして腐川さんと戦わなきゃいけないのか…全然分からないよ…!けど…、今は戦うッ!腐川さんをやっつける為じゃなくて、腐川さんを『信じる』為に、私は戦うッ!」
「ハッ!抜かせクソガキィ…」
「『イン・ア・サイレント・ウェイ』ッ!!…『ズドン』と『フキトベ』ッ!!」
「ッ!?」
再びこまるに飛び掛かろうとしたジェノサイダーであったが、こまるがスタンドを展開すると同時に放った『コトダマ』に素早く身を捩って躱す。
ズドォンッ!
目標を失ったコトダマはそのまま神社の周りの林に突っ込み、擬音の通り『ズドン』と大きな音を立てて林の一部を吹き飛ばした。
「…ほー。いつの間にかそのハッキング銃とスタンドの『合体技』を使いこなしてんじゃん。モノクマよりは歯ごたえがあるカンジ?」
「いくら腐川さんでも、ふざけてると本気で怪我するよ…!もう手加減なんてしないんだからッ!」
威勢よく啖呵を切るこまるであったが、内心では今の一撃をジェノサイダーが避けてくれたことに安堵していた。
(…お、思ったより凄い威力だった…。でも、そう簡単には当たらないよね。けど…『それでいい』。腐川さんは、ジェノサイダーさんと交代できるのは『5分』だって言ってた。ジェノサイダーさんは無理だけど、腐川さんなら私一人でも止められるかもしれない。今はとにかく強い『コトダマ』を見せて、腐川さんに戻るまで時間を稼がなきゃ…)
「…おいデコマル。まさかお前、アタシがあの根暗に戻るまで時間稼ぎするとか、甘いこと考えてんじゃあねーだろうな?」
「ッ!!?」
「ハッ!やっぱ図星かよ!甘甘甘甘!甘ェーんだよテメーはよ!んな中途半端な『覚悟』でアタシを倒せると思ってんのか?」
「…でも、それでも私は…ッ!」
「…ハン。だったら、そんな下らねえ考えなんかできねえようにしてやんよ!」
「え?」
「見せてやるよ…、まだテメエに見せたことのねえ『メタリカ』の能力をよ!」
スゥゥ…
そう言った瞬間、ジェノサイダーの姿が足元からまるで消しゴムで擦ったかのように『消えていく』。
「ふ、腐川さん!?」
「覚悟しろよデコマル…。もうこれでお前は、アタシを『見つけられない』」
フッ…
やがて完全にジェノサイダーの姿が掻き消え、彼女の姿はこまるの視界から消失した。
「え…え…!?ど、どうなってるのッ…!?腐川さんの能力って、『鉄分を操る』んじゃ…」
ザクッ!
「う゛あッ…!?」
混乱するこまるが辺りを見渡していると、突如飛来した『鋏』がこまるの太腿を浅く切り裂く。
「い、痛い…ッ!?今のって…腐川さんの鋏?一体どこから…」
ヒュンッ!
「ッ?!」
ガキンッ!
微かな風切り音に咄嗟に注意を向けると、またもどこから飛んできた鋏を『イン・ア・サイレント・ウェイ』が弾き飛ばす。
「あ、ありがと…。でも、またどこかから…!どうなってるの…!?腐川さんは『どこ』から攻撃を…」
と、そこまで言ってこまるはふと考える。
(…『どこ』から?違う…。いくら腐川さんでも、私から見えないような場所から鋏を投げて私に当てるなんて無理に決まってる…!つまり、腐川さんは『私の視界のどこか』に居る!でも、どうして見えないの?…『透明』になってる?でもお兄ちゃんが言うには、スタンドの能力はお兄ちゃんみたいな『例外』を除けば『一人につき一つ』。腐川さんの『メタリカ』は『鉄分を操る』能力だから、『透明化』なんて能力は無い筈…)
「…あれ、待って…。確かなんかのアニメで見たような…」
「嬢ちゃん…!?何やってんだ!腐川が『あの能力』を使ってるときに棒立ちなんざ、狙ってくれって言ってるような…」
「よそ見なんかしてんじゃあねェーッ!!」
「うぐおッ!?」
口調まで粗暴になった狛枝と殴り合いを続けるホル・ホースの目の前で、再びどこからともなく鋏が出現し、こまるめがけて放たれた。
「…なら、このコトダマなら…ッ!」
「嬢ちゃんッ!避け…」
ブシュゥッ!!
「「!?」」
「うう、あ…ッ!?」
避けろと叫ぶ間もなく、放たれた鋏はこまるの『二の腕』に深々と突き刺さった。
「じょ、嬢ちゃんッ!」
「う、う…い、痛い…ッ!本当に、痛いよ…ッ!」
「クソが…ッ!テメエジェノ…」
「…でも、『これでいい』ッ!これで『分かった』!」
「…な、何ぃ…!?」
「前にアニメで見た事が有る…『光学迷彩』って言ったっけ…?周りの光を『屈折』させて辺りの景色と『一体化』する…腐川さんがやってるのはそれでしょ?細かい『鉄の粒』を集めてそれで光を屈折させてるんだ…」
「……」
「反則だよ腐川さん…。そんなマンガみたいなこと本当にやるなんてさ、そんなの私じゃどうしようもないよ。…けど、この『ハッキング銃』と私の『イン・ア・サイレント・ウェイ』ならそれができるッ!」
「…!?」
「さっき『シビレロ』のコトダマと一緒に使えるようになったこのコトダマ…!どう使えばいいのかさっぱりだったけど、今なら使い方が分かる!そして、今の鋏の飛んできた『方向』で、『場所』も分かったッ!」
腕の痛みを堪えながら、こまるは鋏の飛来した方向にハッキング銃を向ける。
「『キラキラ』を…『カンサツ』ッ!」
パァァ…!
ハッキング銃から放たれたのは今までのような『弾丸』のコトダマではなく、懐中電灯のような『光線』であった。
「『カンサツ』のコトダマ…!多分これは、『見えない物を見る』コトダマ!けど、これで照らしただけじゃすぐに逃げられちゃう…。だから、『イン・ア・サイレント・ウェイ』の能力でコトダマに『キラキラ』の音を付け足した!そうすれば…」
やがて光線の中で、『人の形』の輪郭をした奇妙な輝きが現れる。
「コトダマで照らしたものに『キラキラ』する光をくっつけた!これなら、ずっと照らさなくても居場所が分かるッ!もうその技は通用しないよ!」
「…まさか、オメー如きにこんなあっさり攻略させられちまうたーな。ちょっとばかし見くびってたぜ、デコマル…!」
その言葉と共に光の輪郭を塗りつぶす様にジェノサイダーが姿を現した。
「テメーのそのゲーム脳…クソの役にも立ちぁしねえと思ってたが、こんな形で驚かされるとは思っても無かったぜ。アタシとしたことが、あの『天然ゲーマー』のことを知っときながらマヌケだったぜ…」
「私もこんなところで『マンガ好き』の趣味が生きるなんて思ってもなかったよ。…けど、これで『互角』だよ!『次』で…終わらせる!」
「…互角ぅ?デコマル…テメーたかが『メタリカ』の『潜入用』の能力を見抜いた程度でイイ気になってんじゃあねえだろうな?同じ『スタンド使い』でも、アタシには『超高校級の殺人鬼』としての『経験』があんだぞ…!それを踏まえても…まだ『互角』だなんてぬかすんじゃあねえだろうな?」
「…そうだよ!もう腐川さんは、私と『互角』だよ!『互角の条件』で戦うしかないんだよッ!」
「…ッ!?」
自信たっぷりに言い切るこまるに怪訝な表情を浮かべたジェノサイダーが一歩後ずさる、と…
バジバジッ!
「アガッ!?」
足の裏を貫く『痺れ』に思わず真横に飛び退く、が
タン、タタタン、タン…
「な、なんじゃこりゃ!?体が、勝手に…」
意志に関係なく勝手にステップを踏み始めた自分の体に、さしものジェノサイダーも同様を隠せない。
「私だって、ずっと何もしてなかった訳じゃあないんだよ!」
「あんだと…ッ!?」
ジェノサイダーが足元を見渡すと、いつの間にかこまるとジェノサイダーを取り囲むように辺り一帯に『擬音の文字』が張り巡らされていた。ちなみに先ほど自分が痺れを感じた場所には『シビレロ』の文字が、そして今現在自分が居る場所には『オドレ』の文字が書かれていた。
「なるへそ…『コトダマの地雷』ってワケ?アタシにダメージがあったのは『イン・ア・サイレント・ウェイ』の能力で創ったコトダマだからってことね」
「『あっちの腐川さん』が、『メタリカ』で罠を作ったのを見て思いついたんだよ。…これで腐川さんと私の『射程距離』と『移動距離』も互角になった。あとは、『どっちが先に攻撃できるか』だよ…!」
「…つまり、こう言いたいワケか?西武劇のガンマン風に言うなら…『抜きな、どっちが素早いか勝負』…ってヤツ?」
「…うん!」
ようやく体の自由が戻ったジェノサイダーとハッキング銃を構えるこまるは、睨みあったままその場を動かない。しかしこまるには、この勝負に置いて『勝機』があった。
(腐川さんは今手に鋏を持っていない…。つまり、私に攻撃するには『鋏を作ってから投げる』必要がある…。でも私はもう『コトダマ』を装填し終わっている…!あとは引き金を引くだけ…なら、私の方が腐川さんよりも速い筈…ッ!)
「……」
「……」
ほんの数秒、その場に沈黙が流れ…
「…ッ!」
「ッ!『ビリビリシビレ…』」
ジェノサイダーの指が僅かに動いた瞬間、こまるは引き金を引こうとし…
ズド…ッ!
「ロあ゛…ッ?!!」
『背後から』飛んできた鋏を肩に受け、引き金に手を掛けたまま倒れ込んだ。
「な、なん…で…!?」
「…デコマル、忘れてんじゃあねーぞ。アタシの『メタリカ』は『鉄分を操る』能力だ。それはつまり、『磁力を支配する』っつーことなんだよ。鋏を作れるのはあくまで『応用』…メタリカの真骨頂は『凶器を作れる』ことじゃなく、『作った凶器を自由に操れる』ってことだ。つまり…さっき『弾かれた鋏』を『引き戻す』ことぐらいどうってことねーんだよ」
罠に掛けられていたのは『自分だった』、肩の痛みと共にその事実を痛感するこまるにジェノサイダーはゆっくり歩み寄る。
「…体内時計で『4分38秒』ってトコか。惜しかったなーデコマル、もう少しで思い通りになるところだったのによぉ?」
「ふ…かわ…さん…!」
「安心しな、殺しゃしねーよ。…ちょいとテメーの頭の鉄分を弄って『貧血』になっては貰うけどよ…!」
どこかつまらなさそうな表情でジェノサイダーはこまるの頭に手を伸ばそうとする。
「い…やだ…ッ!」
「あん?」
その手を振り払うように、こまるは痛みを堪えて起き上がろうとする。
「私は…嫌だッ…!こんな形で終わりなんて…そんなの嫌だッ!絶対に負けない…何も分からないまま終わりなんて、そんなの…嫌に決まってるよッ!」
「…チッ、ガキみてーに駄々こねやがって。テメーがどんだけ嫌だろうが、終わらせてやるよ…!」
呆れたようにぼやくジェノサイダーをけん制するようにこまるは顔を向け…ふと固まった。
「…あ、れ…?」
視線の先はジェノサイダーではなくその『後ろの地面』、先ほど自分がばら撒いた『コトダマの地雷』が、グニャグニャと不自然に『蠢いていた』。
「え…?あ、れ…は…」
「んじゃ、お休みデコマル…」
ヒューン…
バチャ!
「あん?」
ふと何かが当たったような感触をジェノサイダーが感じた瞬間
タン、タタタタタン…♪
「おっ、おおッ!?こ、これは…ッ!?」
再びジェノサイダーの体が意志と関係なく『踊りだした』。
「ん…んなバカなッ!アタシはこいつのコトダマを踏んでなんか…」
「…違う…!」
「は?」
「コトダマを『踏んだ』んじゃあない…!コトダマが、向こうから『跳んできた』…!」
「跳んで…?オメー何言って…ッ!?」
そこまで言いかけ、ジェノサイダーもまた気が付いた。
先ほどまで自分たちを取り囲んでいた『コトダマの地雷』が『神社の石畳ごと』消え失せており…
代わりにその『コトダマの文字』を背負った『カエルのような物体』に取り囲まれていることに。
「な、なんだコイツら…ッ!?」
「…『イン・ア・サイレント・ウェイ』」
「何…!?」
「変わった…ううん、きっとこれが『イン・ア・サイレント・ウェイ』の『本来の使い方』!音を『物質や生き物』に『くっつけてぶつける』…『神社の石畳』にくっついた音が『形』になった!」
「…だからってなんで…ッ!石畳があんなヘンテコリンなカエルみてーになってんだよ…ッ!?」
「…それは、きっと…」
「…私が、『苗木誠の妹』だからじゃないかな?」
「…ッ!!」
にやりと笑ったこまるを合図とするように、『擬音のカエル』はジェノサイダーへと一斉に飛び掛かった。
ビリビリビリビリッ!
ズドンズドンズドン!
ドカァーン!
「ギョエエエエエエエッ!!」
いくら反応できようとも、体が言う事を聞かなくてはどうにもならず、ジェノサイダーは断末魔をあげそのコトダマを全て喰らったのであった。
「イン・ア・サイレント・ウェイ」の能力が原作であまり明確に描写されなかったから、正直手探りで能力を応用させてるんですが…どうでしょ?
それとやっつけでダンロン3編の予告も作ったのでついでにどうぞ。…ちょっとネタバレですけど